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公開:1996
監督:Joel Schumacher
地域:ミシシッピ州
出演:Matthew McConaughey、Sandra Bullock、Samuel L. Jacksonほか
範疇:原作もの/ドラマ/人種問題/法廷もの
私の評価 :☆
【Part 1】
'The Firm'『ザ・ファーム/法律事務所』、'The Pelican Brief'『ペリカン文書』、'The Client'『ザ・クライアント/依頼人』に続く、ミシシッピ州生まれで弁護士あがりのJohn Grisham(ジョン・グリシャム)原作の映画化。実はこれは彼の最初の小説だそうです。
ミシシッピ州中央部にあるCanton(キャントン)という町で、10歳になる黒人の少女が二人の白人青年に残虐に暴行される。青年達は少女を殺したつもりだったが、命をとりとめた彼女の証言により白人青年二人は逮捕される。
少女の父Samuel L. Jackson(サミュエル・L・ジャクソン)は、どうせ黒人に味方する裁判は無いと、機関銃を持って裁判所に出向き青年二人を射殺してしまう。家族に別れを告げた後、彼はおとなしく逮捕される。
青年弁護士Matthew McConaughey(マシュー・マコノヒー)にSamuel L. Jacksonの弁護の話が来る。Matthew McConaugheyの事務所は仕事が無く、電気代も払えない状態であった。さらに貧しいSamuel L. Jacksonには900ドル以上の弁護料を払えないことが分るが、娘を持つ親の立場から引き受けることにする。
ヴェテラン検事のKevin Spacey(ケヴィン・スペイシイ)は、殺人事件を扱ったことがないMatthew McConaugheyを最初から呑んでかかっていたが、さらに陪審員を全部白人で占めるという幸運に恵まれ、もう結果は見えたと笑みが隠せない。
一方、殺された青年の兄弟は、長く水面下に潜んでいたK.K.K.に入団し、Samuel L. Jacksonを殺すこと、彼の弁護をする者にもダメージを与えることを誓う。間もなく、Matthew McConaugheyの家には燃え上がる十字架が投げ込まれ、彼は家族を親元に避難させ、単身裁判に取り組むことになる。
彼のもとにボストンで法学を専攻しているSandra Bullock(サンドラ・ブロック)が現われ、天才的な調査能力によってMatthew McConaugheyを助ける。裁判は彼等に有利に展開するやに見えたが、したたかな検事の巻き返しにより一転絶望的雰囲気が漂う。裁判所前には「無罪」を連呼する黒人達、「有罪」を叫ぶK.K.K.がつめかけ、州軍隊がかろうじて衝突を抑えているという状況になる。
(February 27, 2001)
【John Grishamもの一覧】
・'The Firm'『ザ・ファーム/法律事務所』(1993)
・'The Pelican Brief'『ペリカン文書』(1993)
・'The Client'『ザ・クライアント/依頼人』(1994)
・'A Time to Kill'『評決のとき』(1996)
・'The Chamber'『チェンバー 処刑室』(1996)
・'The Rainmaker'『レインメーカー』(1997)
・'The Gingerbread Man'『相続人』(1998)
Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
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