Golf Tips Vol. 61

自分に囁く

飛距離増のためのおまじない。ティー・ショットのためのプレショット・ルーティーンの最中、次のように自分に語りかけます。「お前さんが結構飛ばすのは誰でも知っている。何も又それを証明する必要はない。適当な距離に真っ直ぐ飛べばいいじゃないか」

最初の「お前さんが結構飛ばすのは誰でも知っている」は自信を植えつけます。次の「又それを証明する必要はない」は最も重要なポイント。ゴルファーはつい飛距離や寄せの上手さ、パットの上手さを証明したがります。一度では足らず、何度も、何度も。Ben Hogan(ベン・ホーガン)がワン・ラウンドで満足出来たショットは精々4〜5回あるか無いかだったそうですから、我々が完璧なショットを連続出来るわけがありません。ですから、証明しようとするのは無駄なのです。証明する必要が無いなら、まで飛ばそうという力みが消えます。最後の「適当な距離に真っ直ぐ飛べばいいじゃないか」は、自分の能力に見合った安定したプレイをしようという気にさせます。私の場合、このおまじない全体が、コンパクトなバックスウィングを導きます。注意しているのは左肘を伸ばすことだけ。これらによって実際には惚れ惚れする飛距離がもたらされます(当社比:-))。

まあ、マンネリになるといつか効き目がなくなるかも知れません。でも、それまでだっていい思いが出来るのですから、やらないテはありません。これもお試し下さい。

(October 05, 2001、改訂May 31, 2015)


パワーをつける

'Power guaranteed!'
by Art Sellinger with Russ Pate('Golf Tips,' April 2000)

Art Sellinger(アート・セリンジャー)は全米ロング・ドライヴ選手権に二度優勝した人。彼の開発したプログラムは、11種の練習と6種のストレッチングという内容で、これを二週間続けると15ヤード飛距離が増すそうです。数人の生徒で実験した結果が掲載されていますが、駄目な人で10ヤード、最大31ヤードの増加があったそうです(平均16.5ヤード)。

鍛錬法のほとんどは結構ポピュラーなものです。ここでは上記テスト参加者に好評だったとされるものだけを紹介します。くれぐれもやり過ぎに注意。身体を壊しては元も子もありません。

・箒を振る(1セット25回で2セット、慣れたら1セット20回で4セット。隔日)

 箒を縦に構える。急がず、完全にテークバックおよびフォロースルーを実施することに集中する。これはスウィングを丸くする効果がある。

・手首のコック(1セット10回で2セット、慣れたら1セット15回で3セット。隔日)

 クラブを一本か二本持ち、胸の前で中段に構える。両肘はお腹に付けて保ち、手首だけを使ってクラブヘッドを顔の前に持ち上げる。

・左手回転(1セット10回で2セット。三日に一度)

 左手だけでクラブを振る。インパクト後に掌が上に向いていることをチェック。左手は胸の近くに保持する。フィニッシュでは腕時計(あるいは手袋のロゴ)が地面を向いていることを確認する。

もう一つは「飛距離を伸ばすトレーニング」で紹介した手首の鍛錬。(1セット12回で1セットのみ。三日に一度)

(October 14, 2001)


グリーン上のアリス

私の知り合い達がグリーン上で"Nice try, Alice." "Thank you, Jane."などとやりとりをするのを聞いたことがあります。どちらも男です。大きくショートするのは“女々しい”、“臆病者”という風に考えられます。"Nice try, Alice."と云うのは、アリスという女性名を使うことによって“女々しい”ことを暗示しているようです。しかし、これにはちゃんと出典があり、実はアリスは女性の名前ではなかったのでした。

スポーツ心理学者Dr. Bob Rotella(ボブ・ロテラ博士)の情報。

'Putting Out of Your Mind'
by Dr. Bob Rotella with Bob Cullen (Simon & Schuster Source, $23.00, 2001)

「語源は"Nice try, Allice."(Lが一つ多い)で、初めて使われたのはイギリスのプロ(現TV解説者)Peter Allice(ピーター・アリス)に対してだった。彼はBritish Openで何回かパットをショートした。観衆の一人が冷やかし気味に"Nice try, Allice."と云った。これがアメリカに伝わる迄には"Nice try, Alice."となり、ショートした女々しさを表す言葉となった」

なお、"Thank you, Jane."が一般的応答かどうかは知りません。多分、即興で出た言葉でしょう。

(October 14, 2001、改訂May 31, 2015)


飛ぶボール

数日前、シニア・ゴルファーが多い市営ゴルフ場のプロ・ショップに「Pro V1入荷!1ダース$44.00+Tax」という貼紙が出されました。私の常用ボールはTop-Flite XL 2000 Extra Longですが、これは15個で$15.10、期間限定のおまけで3個のStrata Professional Distanceの試供品まで入っています。全部で18個ですから、1個あたり84 cents($1.00=¥121として\102)。Pro V1は1個$3.67(¥444)で四倍弱もします。私には高嶺(高値)の花です。

最近、やたら打ち込んで来る老人が目立つようになったのですが、それがPro V1使用者なのかどうかは不明。今度打ち込まれたらボールを拾い上げて銘柄を確認し、持ち主の方に50ヤードほど打ち返してやるつもりです:-)。

そんな矢先、丁度タイミングよくThe Golf Channelで'Golf Ball Debate'(ゴルフ・ボール討論)という番組がありました。ボール・メーカーからTitleist、Spaldingの代表、USGAのシニア・ツァーの技術責任者、そしてコース設計家の代表という顔ぶれ。実は、“討論”というほど口角泡を飛ばしてのやりとりは無く、しごく落ち着いたものでした。ただ、いくつか面白いデータ、情報が提示されました。

・Driving Distance

		 PGA平均			         リーダー
2001		279.4ヤード		305.9ヤード (John Daly)
1991		261.4ヤード		288.9ヤード (John Daly)
1981		259.7ヤード		280.1ヤード (Dan Poh)

The Golf Channelは「この20年で約26ヤード飛距離が増えた」と解説したのですが、討議参加者から「これはクラブの改良もあるので、ボールだけが原因ではない。データとしてJohn Daly、Phil Mickelson、Tiger Woods、David Duvalなどだけ抜き出すのは疑問である。200人近いプロのうち、半分以上はそんなに飛距離が無い筈だ」という反論がありました。これは尤もだと思います。また、「良く飛べばスコアが良くなるものでもない」という意見も出されました。

・Driving Distanceが格段に飛躍した年

          増加距離             
2000-2001     6.2ヤード
1997-1998     3.0ヤード
1980-1981     2.9ヤード
1995-1996     2.8ヤード

The Golf Channelは「この一年だけで6.2ヤード増えたというのは凄い!」とコメント。これに対しボール・メーカー側は、「最近になってマルチレイヤーのボールが増えたこともあるが、プロ達が最適の打ち出し角度について学んだりした成果でもある」と説明。

PGAからMark Brooks(マーク・ブルックス)とBrian Chamblee(ブライアン・シャンブリー)も別コーナーで参加していましたが、Mark Brooksは「こういうデータはラウンドの中の2ホールだけの計測でまとめられているので、本当に実態に即しているかどうか疑問。私は使用中のクラブとの相性もあるから、20ヤードの飛距離増に魅力は感じない。コース・マネジメントで勝負するタイプなので、真っ直ぐ飛ぶボールの方がありがたい」と発言。

・Tom Kite(トム・カイト)のドライヴァーの平均飛距離

       飛距離				順位
2001		283.6ヤード		5位(Senior PGA Tour)
1991		259.5ヤード		103位(PGA Tour)
1981		257.3ヤード		102位(PGA Tour)

The Golf Channelが「Tom Kiteの最近の飛距離増は目を見張るものがある」と云うと、Brian Chambleeは「Senior PGA Tourは地面を固くしてランを多くしていると聞いている(PGA Tourと比較すべきではない)」と暴露。

結局、Pro V1の飛距離の真偽は分りませんでしたが、マルチレイヤー全盛が飛距離増に繋がっていること、打ち出し角度が重要であることが理解出来ました。

(October 21, 2001)


ギャラリー効果

1998年に何度か書いたことがあるのですが、tipとは云えないのでArchives(書庫)には収録しませんでした。一口で云うと「見物人(あるいは同伴競技者)がいるといいプレイが出来る」という状態を指す造語です。

「単なる見栄じゃないの?」と思われるかも知れませんが、実はそう簡単ではありません。

1) 初心者と廻る場合、こちらとは実力の差がありますから、彼から見れば私は名人に見えるので、誉め言葉を連発してくれます。これは気持ちのいいもので、折角尊敬されているのだから幻滅させないように頑張ろうという気になります。これは見栄というよりも先輩としての責任感に近いものです。

2) 似たようなハンデでも相手の調子が悪い場合、これも組としてのプレイ・レヴェルを落とさないためと、相手を発奮させる意味も兼ねて頑張らねばなりません。これも責任感です。

3) あまり好きじゃない同伴競技者と廻る場合、いいプレイを見せつけて落胆させるために頑張ります:-)。これは見栄ですね。

先日のラウンド、OUTで偶然一緒に廻ることになったDarren(ダレン)は30歳ぐらいの長身の男。以前どっかのショート・ホールで私がワン・オンさせたのを遠くから見て、クラブハウスで褒めそやしてくれた人物。彼はティー・ショットはまあ人並みですが、寄せもパットもまるで下手くそ。聞けば、ゴルフを初めて二ヶ月なんだそうで。上の(1)がそっくり当てはまるように、私の寄せに目を丸くして驚嘆、賛嘆してくれます。これに力づけられて、OUTでは五個の寄せワンでパーが得られました。私も笑みを隠せませんでした。これは最高の「ギャラリー効果」です。

そのDarrenは私との前に既に18ホール廻っていたので、「もう十分だ」と帰ってしまいました。ギャラリーを失った私は途方に暮れましたが、そこへ顔馴染みのDoug(ダグ)が登場。55〜58歳ぐらいの男で、仕事もしているようですが、二日に一度はプレイしているようです。このDougもゴルフは今年の6月に始めたそうですが、回数がモノを云ってもう90を切れる域には到達しています。

上の(2)は「似たようなハンデでも相手の調子が悪い場合」でして、「相手の調子がいい場合」には「ギャラリー効果」はありません。競争心が激しい人なら競う意味で頑張るでしょうが、それは「ギャラリー効果」ではありません。「競争相手」は「ギャラリー(見物人)」ではないからです。Dougとの9ホール、パー逃しの2パットが多く、寄せワンはたった二回。逆に、私を追い抜けそうで気分を良くしたDougに「ギャラリー効果」をプレゼントしている感じになりました。

上の(1)〜(3)に続いて(4)として「自分より上手い人とのラウンド」というのがあるべきですが、私は依頼心が強いのか、この場合「責任感」が醸成されず野放図になって崩れることが多いのです。もう一つ、「俺だって結構出来るんですよ」というところを見せたくて(結果に囚われる)緊張し過ぎて崩れます。いずれにしても、上級者はこちらのプレイの「ギャラリー」にはなってくれず、こちらを「ギャラリー」にしてしまいます。

ギャラリーの本来の意味の「見物人」の影響ですが、この場合も「いいところを見せよう」と思うと失敗します。非常に日本人的ですが「恥をかかないように」と慎重になるといい結果になります。私の場合、「距離はそこそこでいい、フェアウェイ真ん中に飛ばそう」と念じて3/4スウィングで打つと、その日一番のショットになったりします。英語で"Less is more."という言葉があります。「控え目が逆に大きい成果を上げる」という逆説的な文句ですが、この場合はギャラリーの重圧がうまく作用するケースです。慎重に…と云っても、縮こまってしまって肩は廻さない、左肘は折れ…というスウィングは駄目で、正式のスウィングを3/4にするだけ…ということを忘れると失敗します(よくやるのです)。

(October 24, 2001)


今日のテーマ

スポーツ心理学者でシングルでもあるDr. Dorsel(ドーセル)のtipに、ワン・ラウンドの間「ヘッドがボールが通過する様(さま)を見る」ことに集中したら、自己ベストを大幅に更新する抜群のスコアを記録したというものがあります。

[Theme]

私もそういう「一つのテーマを追究するラウンド」を志したことはあるのですが、途中が好調ならテーマを忘れ、不調でもカッカとしてテーマを忘れる…ということで、本当に集中出来た試しがありません。

そこで、写真のように「今日のテーマ」を書いてカートに付け、乗り降りする度に目に入るようにしました。これだと無視することは可能ですが、忘れることは出来ません。以前、クラブ別注意事項をシャフトに貼り付けるという「標語」なる記事を掲載しましたが、「今日のテーマ」は「標語」を越えるもっと大きな課題です。

 【参照】「標語」「日替わり標語」

現在用意されているテーマ:

1) 「重力を感じる」(クラブの戻りを待つ)
 ティー・ショットでもアプローチでも、はたまたパットでも、自分からダウン・スウィングを開始するのではなく、重力によってクラブが戻り始める動きを捉え、こちらはそれを補佐するといい結果になることは経験で分っています。しかし、これも毎ショットで実行しているかというと、ホンの時たまでしかありません。

重力を感じ、クラブの動きを助けた場合、「トップの間(ま)」を含めたテンポはとてもスムーズに感じられます。これを利用しないテはありません。

2) 「ヘッドがボールが通過する様を見る」

 結果を見ようとして顔(そして上体)が動くと、フル・ショットではルックアップになり、パッティングではフェースがオープンになったりします。「パットの結果は音で知れ」という格言がありますが、これも実行が難しく、大概ボールを見送ってしまいがちです。しかし、練習してみると、見送らないパットの正確さに驚きます。ですから、このテーマの追究は全てのショット、ストロークに共通なのです。

 【参照】「Dr. Dorselの一意専心」

3) 「3/4スウィング + 肩を十分廻す」

 現在、飛距離の自己記録を塗り替えているのは3/4スウィングです。3/4スウィングで失敗する場合は十分に肩を廻していない時です。トップの手の位置が右肩の高さはいいとして、左肩が顎の下に来るまで捻転しないといけません。この時、左肘は理想的に伸び、スウィング・アークが大きくなります。

 【参照】「Liselotte Neumann(リセロッテ・ノイマン)のコンパクト・スウィング」

4) 「上がってナンボ」(のぼせるな。くじけるな)

 ティーショットがいいと二打目をしくじったり、二打目も良くても寄せでチョンボしたりします。いいショットが続くと、すぐ内心で天狗になるのが私の悪いクセです。ファイン・ショットが出てもボギーではしょうがありません。

 また、何度かミスが続くと、つい「もう今日はスコアは期待出来ない」と投げたくなります。しかし、上がってみると42だったりするのですから、ミスに挫けないで頑張っていれば39になったかも知れません。

 まさに、どちらの場合も「上がってナンボ」なのです。


以上のどれかを「今日のテーマ」に選びます。アメリカだと日本語で書いてあっても誰も読めないのでいいのですが、日本だと一寸恥ずかしいかも知れません。なお、Dr. Dorselは達成率の記録を取るそうで、「ヘッドがボールが通過する様を見る」の時は86%の達成率だったそうです。

(November 10, 2001)


[Seniors]アメリカ南部のシニアのゴルフ

メリディアン市営ゴルフ場Lakeview G.C.(レイクヴューG.C.)の月水金の10時前、シニア・ゴルファーが集合します。顔ぶれは毎日入れ換わりますが、平均15人ほどが昼前からNo.1とNo.10の間の木陰にカートを並べて屯(たむろ)し、お喋りします。各自名前を書いたボールを芝の上に置いて、9時45分の〆切りになるとそこからAクラス(上級)のゴルファーを選び、そのAプレイヤー達が順にBクラス、Cクラスからチーム.メンバーを選びます。1チームの各自4人が普通にストローク・プレイをし、その中の最もいいスコアをチームのスコアとして記録して行きます。4人のベストを集めれば3アンダー、5アンダーなども珍しくありません。各自の“エントリー・フィー”は2ドルで、仮に4組16人参加したとして、優勝したチームは一人6ドルの賞金を貰えます。

このゴルフ場はフェアウェイが狭いのですが、対面交通になっているせいで、ショットがブレても両隣のフェアウェイに行くだけでOBにはなりません。全体に短い(5,674 yards、Par 70)こともあって、シニア好みのコースです。

ここで頻繁にプレイするなら会員になった方が断然得です。会員になるには入会金$50.00を払わなくてはなりませんが、シニアの月間会員権はたったの45ドルです。毎月約4,000円出せばやり放題(カート代は別)。これは安い。

そうしたシニアの大半は電動カートを購入し、毎月20ドル払ってゴルフ場の車庫に預けます。20ドルは保管料+充電代です。毎日カートを乗せて道路を運転せずに済みますし、積み下ろしの手間もかからないので、20ドルはそう高くありません。年輩者ですから、毎年数人は病気などでリタイアする人が出ます。そういう人から中古カートを安く譲って貰うわけです。

シニアのゲームは"Best ball"(ベスト・ボール)と呼ばれるストローク・プレイです。しかし、実際には個人の記録はどうでもよく、各チームとしてのベスト・スコアだけが問題です。OBを出したり大叩きした人は、そのホールを諦め、カートから出ないで仲間の寄せやパットを寂しく見物します。バーディ・チャンスがあると、他の三人が熱烈な応援の言葉を掛けます。プレッシャーが高まるので、本当は逆効果なのですが:-)。

このゲームはヘボ・ゴルファーの願望を叶えてくれるものです。チームへの貢献度だけ考えればよく、大叩きやミスは無視出来るからです。他の三人がボギーの時にパーあるいはバーディを出せば、それだけでチームに貢献したことになります。Aクラスのプレイヤーはチームの牽引車ですから責任が重いですが、他の三人は気楽なものです。こういうゴルフですから、彼等にはハンディキャップなどありません。

この市営ゴルフ場は大きな湖に面しており、数十羽の野生の鴨が棲みついています。彼等がいくつかのグリーンに脱糞するので汚いのですが、シニア達もコースを汚します。彼等は人はいいのですがレッドネックの集団ですから、口が汚くて"Shit!"(糞!)を連発するのです。鴨の糞(ふん)とシニアの「糞!」にまみれたゴルフ場と云えましょう。黒人だと"fuckin'"も盛大に登場します。

ゴルフ場で年寄り達がカートで駆け巡っている姿は、昔の腕白坊主共が野原で戦争ごっこをやっているのに似て、いつまで経っても子供のままという感じです(人のことは云えませんが)。

少なくて3組、多くて4組の参加がある昼のトーナメントですが、最終組がフィニッシュするまで掛け金の行方は分りません。フィニッシュした最初の組は木陰にカートを円く並べてお喋りしながら待ちます。ビールを呑んで待つ人もいます。後続部隊もフィニッシュすると寄って来てスコアの比較。これが最終組まで続き、勝った組のメンバーが十数ドルを手にします。トップ・グループがタイ・スコアだと、全体にチャラで勝負無しになります。仲良しグループによっては、町の軽食堂に集まって更にコーヒー一杯でお喋りをするとか、口直しにもうハーフ廻る組などに分れます。

賭けゴルフに興味がなく、健康のためにゴルフをする人々も当然います。そういう人は手引きカートで徒歩で廻ります。シニアですから18ホールは歩けず、大概9ホールで終るようです。女性のシニア・ゴルファーも結構見掛けますが、あまり上手いようには見えません。彼女達も賭けはしないようです。

シニアの組織があり、その年会費は10ドルです。毎年、町のレストランでクリスマス・パーティが開かれます。バフェ形式の食事が出て、年会費10ドルはその食事代に当てられます。奥さんや友人は一人10ドルで同伴出来ます。

(November 13, 2001、改訂May 31, 2015)


80を切る食事

'100 Must-Have Skills for the New Millennium'
by Instruction Panel ('Golf Tips,' Jan/Feb 2000)

「プレイ前、プレイ中の食事はあなたの実力発揮に大きく影響する。脂肪と糖分の多い食品は、首尾一貫したプレイに必要な養分を供給するものではない。そういうものを避け、たんぱく質と炭水化物を含んだバランスのとれた食事を選ぶように。これらは糖分、カフェイン、脂肪が引き起こす極度の高揚と虚脱の状態を防ぐ役目もする。もし、コースのメニューが不確かであれば、自分のお弁当を持って行くこと。

次のメニューはお薦め品の昼食とそうでないものの比較である。特にたんぱく質と脂肪の値に注目。塩分の取り過ぎも脱水症状を招くので、この値も見逃してはいけない。

公認候補 非公認候補
・ツナ・サンド
(全粒小麦粉製パン)
・ホットドッグ
・バナナ ・ポテトチップス
・水 ・ビール
カロリー 328.29 カロリー 772.04
たんぱく質 34.16 g たんぱく質 18.72 g
脂肪 4.6 g 脂肪 36.59 g
塩分 598.46 mg 塩分 1,308.64 mg
飽和脂肪分 1.22 g 飽和脂肪分 20.95 g

ピーナッツ・バターとジェリーのサンドイッチも、たんぱく質と炭水化物がよくミックスされた食品である」

満腹状態でプレイすることが愚かであることは知っていますので、ハンバーガーより軽めに見えるホットドッグを食べていました。ところが、それがこんな悪者だったとは知りませんでした。クラブハウス食堂が出すホットドッグは非常に塩辛く、調理担当の女性に「塩はかけないでくれ」と頼んだら、「あれは買った状態のままグリルしてるのであって、塩や胡椒はかけてない」とのことでした。保存料として含まれている塩なんでしょうね、きっと。桑原桑原。

(November 18, 2001)


フィットネス運動のコツ

'Explosive Golf'
by Machael Yessis, Ph.D. (Masters Press, $18.95, 2000)

・ゆっくり始める
 永続的な成果を獲得するには、急速に行なってはいけない。

・自分に合わせたプログラムを組む
 自分のペース、体力に合わせる。他人をモデルにしてはいけない。

・Just Do It
 人間は口実を作るのが上手い。ぐずぐずして「後で」と云いたがる。一日や二日サボっても遅れを取り戻せるが、それ以上だと難しくなる。サボると自尊心も傷つくから、いいことは何も無い。

・日記をつける
 進歩の後を評価するのに便利である。

・運動を感じる
 単に身体的だけでなく、メンタル的に運動によって変わりつつあること、いいフィーリング、結果などを感じ取る。

・完璧であろうとするな
 フィットネス活動そのものに喜びを見い出すこと。フィットネスであるレヴェルに到達するとか、ゴルフのスコアを目的にしないこと。

・半分でもやらないよりマシ
 常に全プログラムに必要な時間を取るのは難しい。フレキシブルに考えること。

・6〜8週間待て
 新しい習慣を構築するにはこの位時間がかかる。また、運動の結果として生理学的変化が起るにも時間がかかる。【編者註】筋肉を鍛錬する場合、筋肉の組織細胞を成長させるための休みの日が必要だそうです。

・変化をつける
 毎日(あるいは一日おきに)同じことを続けると厭きやすい。いくつかの運動を混ぜるのはいい方法だ。

・同じ食事をしない
 正しい栄養成分を得るのはいいが、同じものばかり食べては害になる。ヴァライエティ豊かに摂取すること。

・現実的目標を設定する
 現実的であれば達成可能である。

・ベストを尽くせ
 運動もゴルフも、能力を伸ばすのは大変なことである。自分自身に、やっていることの価値、恩恵を語りかけよ。

・先ず始めよ
 運動もスポーツも最初の一歩が難しい。一旦始めてしまえば、不安は去るものだ。始めることが継続に繋がる。

・楽しくやれ
 楽しくないと継続しない。アクティヴであることが鍵だ。

・「私にも出来る!」と云いなさい
 自分に宣言することは、継続と改善への強力な武器である。

・未来を見据える
 数カ月後、あるいは数年後のゴルフ・スウィング(あるいはフィットネス運動)のレヴェルに焦点を合わせる。長い期間の目標の方が成功し易い。

・成功を視覚化する
 上達した自分をイメージすることは自信に繋がる。自分に見えて、信じられるのであれば、それは現実のものとなる。

(November 26, 2001)


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