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         【掲載順はランダムです】



[・] 字幕表示の研究

DVDの字幕だけ気にしていて、Closed Caption(クローズドキャプション)を忘れていました。Closed Captionというのは同時通訳風に画面の音声を字幕に変換して見せてくれる機能で、聴力障害者を持つ家のTVで見たことがあります。「面白いな」とは思いましたが、私には不要の機能だと考えていました。

最近DVDで英語字幕を表示させて見るようになり、TVやVHSで観る映画に字幕が出せなくて欲求不満を感じるようになりました。当家のTVではClosed Captionは表示出来ないと思い込んでいたのと(ちゃんとマニュアルを読まない症候群)、VHSのテープにはClosed Captionを録画出来ないと思い込んでもいました。どちらも間違いでした。

ある時、ふとTVのリモコンの見慣れぬ色の"Menu"ボタンを押してみたら、突如「Closed Caption設定」というメニューが現われ「ハーレー!」とたまげました。様々な表示設定が選べます(普通は表示なし)。全部ではありませんが、ほとんどの番組(映画、ニュース、スポーツ中継からCMまで)の英語音声が字幕表示されます。実際の音声よりかなり遅れるのが玉に傷ですけど。

VHSデッキも試してみました。デッキ本体には「Closed Caption設定」というメニューはないのですが、Closed Captionで放送されている番組を録画したものは、ちゃんとTVに字幕が出ます。残念ながら、DVDのように停止させてゆっくり字幕を読むということは出来ません。VHSプレイヤーはデジタルではないので、一時停止すると字幕は消えてしまうのです。

DVDの中には聴力障害者用英語字幕が無いものがあります。先日、あるDVDをレンタルしたら、インデペンデント映画ではなく大手の映画会社の作品なのに、メニューに「英語字幕」が見当たりませんでした。たまたまDVDプレイヤーが不調になり、仕方なくコンピュータで続きを観始めると、なんと無い筈の英語字幕が表示されるではありませんか。私がコンピュータのDVDプレイヤー・ソフトの環境設定で「クローズドキャプションを表示」を「オン」にしていたせいなのです。手持ちのDVDを調べてみますと、「英語字幕」がメニューにないものもコンピュータでなら字幕を表示出来るものがいくつかありました。これは朗報です。字幕をお望みなら、この方法を試してみるといいでしょう。

(March 20, 2008)

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[・] 日本原産

『研究社 リーダーズ英和辞典第二版』には、"Japanese"が付く言葉が40も登録されています。これらは英米に無い日本特産であることが解ります。これらについて話す時、もし"Japanese"を省略してしまうと英米人との間に誤解を生じる恐れがあるわけです。

Japanese andromeda〔植〕アセビ
Japanese aralia〔植〕ヤツデ
Japanese beetle〔昆〕マメコガネ(米国では農作物・芝生などの害虫)
Japanese barnyard millet 〔植〕Japanese millet
Japanese Bobtail 三毛猫
Japanese cedar〔植〕スギ(杉)
Japanese cherry〔植〕サクラ(桜)
Japanese Chin〔犬〕チン(日本原産の愛玩犬)
Japanese crested ibis〔鳥〕トキ
Japanese cypress〔植〕ヒノキ(檜)
Japanese deer〔動〕ニホンジカ
Japanese flower 水中花
Japanese gelatin 寒天(agar)
Japanese iris〔植〕ハナショウブ、カキツバタ
Japanese isinglass 寒天(agar)
Japanese ivy〔植〕ツタ
Japanese lacquer うるし、漆
Japanese lantern 提灯
Japanese laurel〔植〕アオキ
Japanese leaf〔植〕リョクチク
Japanese macaque〔動〕ニホンザル
Japanese maple〔植〕イロハモミジ、イロハカエデ
Japanese medlar〔植〕ビワ
Japanese millet 〔植〕インドヒエ
Japanese mink〔動〕イタチ、イタチの皮
Japanese oyster〔貝〕マガキ
Japanese paper 和紙
Japanese pepper〔植〕サンショウ
Japanese persimmon〔植〕柿、柿の実
Japanese plum〔植〕スモモ、ビワ
Japanese print (江戸時代の)木版刷り
Japanese quail〔鳥〕(ニホン)ウズラ
Japanese quince〔植〕ボケ、ビワ
Japanese river fever〔医〕ツツガムシ病
Japanese rose〔植〕ノイバラ
Japanese silk 日本産の生糸
Japanese slipper 【マレーシア】ゴムぞうり、ツッカケ
Japanese spaniel "Japanese Chin"の旧称
Japanese spurge〔植〕フッキソウ
Japanese wax tree〔植〕ハゼ、ハゼノキ

(January 10, 2008)

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[・] DVDレンタル(Netflix)

日本にも似たようなシステムがあるかも知れませんが、とても感心した方式なので紹介します。

Netflix(ネットフリックス、http://www.netflix.com/)についてはずっと前から知っていました。DVDプレイヤーを購入した時に、「一ヶ月無料」のパスワードが付いて来たのです。しかし、アクセスすると「クレディット・カードの情報を入力して下さい」と云われたので、「無料の筈なのに、なんで?」と、そこでストップしてしまったのでした。

最近、カミさんが私に一年間の会費をギフトとしてくれました。アクセスすると、また「クレディット・カードの情報を入力して下さい」と云われましたが、今回は「ギフトなので、あなたに料金は請求されないが、トラブルがある場合に備えての身分証明として必要」という説明がありました。

会員の種類は四つあります。

種類 一ヶ月 二ヶ月 三ヶ月
一回につき一枚レンタル(月二枚限り) $4.99 $9.98 $14.97
一回につき一枚レンタル(枚数無制限) $8.99 $17.98 $26.97
一回につき二枚レンタル(枚数無制限) $13.99 $27.98 $41.97
一回につき三枚レンタル(枚数無制限) $16.99 $33.98 $50.97

こういう感じで12ヶ月前納も出来ます。入会金など不要なので、入・退会は随時可能です。

カミさんがくれたギフトは、「一回につき一枚(枚数無制限)」のタイプでした。観たいDVDを題名やジャンルなどで探し、自分なりの希望リストを作成します。すると上から順番に送られて来ます。貸し出し期限はないので、好きなだけ手元に置いておけます。沢山の映画を観たければ、観たらすぐ返送します(切手不要)。交換に次の希望ディスクが送られて来ます。「無制限」というのは、DVDをすぐ送り返し、郵送のトラブルさえなければ毎月何枚でも鑑賞出来るという意味です(後段参照)。

全米の州都にデポ(配送所)があるようで、私のところへは主にミシシッピ州の州都Jackson(ジャクスン)からと、ルイジアナ州の州都Baton Rouge(バトン・ルージュ)のどちらかから送られて来ます。近いので、観終わったものを送り返しデポに届いてから、週末を除き大体二日で次のディスクが手元に届きます(後段参照)。

DVDに傷があったりして視聴不能の場合は、オンラインで手続きすると手元のディスクを返却する前に、即刻デポから代替品が発送されて来ます。当然のこととはいえ、いいポリシーです。

こちらが返送したDVDをNetflixが受け取った時、Netflixが次のDVDを発送した時には電子メールで知らせてくれます。ウェブサイトにアクセスする必要はありません。

で、肝心のDVDの所蔵内容ですが、これが凄い。私の町のレンタル店には絶対に置いてない古い映画が沢山あります。私は姉妹サイト『アメリカ映画 南部もの大全集』で220本近くの映画を鑑賞し紹介を書いて来ました。「もう南部ものは見尽くした」と思っていたのですが、何のなんの。すぐに20本近くの“南部もの”を発見しちゃいました。なお、Netflixは劇映画ばかりでなくドキュメンタリーやハウツーもののDVDも揃えています。日本を含む外国映画も豊富。無いのはXXXムーヴィだけです。

新聞にNetflixの善し悪しが掲載されたことがあります。「無制限なのに、なかなかDVDが届かないので結局沢山は観られない」という利用者の不満がありました。実はNetflixの「無制限」は「無制限」ではないのです。DVDの送付・返還が無制限に度重なれば郵送料の費用も馬鹿にならず、大赤字になってしまうでしょう。Netflixも馬鹿ではありません。私の返送があまりにも早いと、彼らは次の送付を遅らせます。どうやって?「御希望のDVDはお近くのデポにはないので、○○州から送付します」と云って、私の住まいからは遠く離れたコロラド州とかワイオミング州などから四日〜一週間もかけて送って来るのです。明らかに私が「無制限」視聴を狙っているのを察知し、それを阻止しようとするトリックなのです。私が主にレンタルするのは「アメリカ映画南部もの」なのですから、それらは南部諸州のデポに揃えているべきものであり、コロラド州とかワイオミング州にしかないというのは信じられません。Netflixは一ヶ月のレンタル枚数の上限を設定していながら、知能犯的にそれを押し隠してわれわれに「無制限」という夢を見せ、密かにレンタル枚数をコントロールしているのです。

とは云え、レンタル店だと一枚$5.00前後取られるわけですから、その二枚の料金に満たない額で最低四枚観られるというのは魅力です。一度、この快適さを味わうと、抜け出すのは容易ではないようです。

(October 20, 2007)

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[・] Waltzing Matilda

アメリカではなくオーストラリアの話題。私が初めてこの曲を聴いたのは映画'On the Beach'『渚にて』(1959年)という、当時の近未来のパニックものでした。パニックものと云っても『タイタニック』のような騒々しいものではなく、核戦争で北半球全体が汚染されて人々が死に絶え、祖国に帰還不能となった米潜水艦乗組員と科学者たちの、静かな恐怖を描いたものでした。まだ汚染されていないオーストラリアが主な舞台だったため、オーストラリア民謡'Waltzing Matilda'が何度か流れました。静かな恐怖と朗らかな民謡の対比が秀逸でした。

当時、私はJimmy Rogers(ジミィ・ロジャース)という歌手のシングル盤を購入して、歌詞カード片手に暗唱しようとしました。この歌手は'waltzing'を「ウォールスィング」と澄んで発音していて、踊りの'waltz'(ウォールツ)しか知らなかった私は面食らいました。それだけではなく、歌詞のほとんどが意味不明でした。今思えばそれら解読不能の単語全てがオーストラリアの方言で、高校生が使うような辞書には全く出ていなかったのです。

その後、15年ほど経ってから、私は二度オーストラリアに行くことが出来、本屋で'Waltzing Matilda'の歌詞に絵がついた小型本を見つけ、購入しました。驚いたことに"waltzing"はワルツを踊ることでもなく、"Matilda"は女性の名前でもなく、快活な曲調とは裏腹にその内容は凄く暗いものなのでした。

日本語のWikipediaでさえ「ワルチング・マチルダ」という表記にしているほどなので(本当はワルチングとは発音しない)、まだまだ日本でもこの歌は完全に理解されていないようです。詳しくは英語版Wikipediaを御覧頂きたいと思いますが、そのごく一部を御紹介したいと思います。

Once a jolly swagman camped by a billabong,
Under the shade of a coolibah tree,
And he sang as he watched and waited 'til his billy boiled
"Who'll come a-Waltzing Matilda, with me?"

あるとき、陽気な渡り職人が川の淀みのほとりでキャンプした
そこはユーカリの木陰だった
彼は湯沸かしの水が煮立つのを見守りながら唄った…
「合切袋を背に、おれと一緒に旅するやつは誰かいな?」

"swagman"というのは「渡り者」だそうですが、やくざや浮浪者ではなく大工仕事(羊の毛を刈る仕事も?)などを求めて各地を転々とする男。"swag"は、そういう男たちが携えていた合切袋。彼らは顔に群れようとする蠅を追うため、無数のコルク(ワインの栓)をぶら下げた帽子をかぶることが多かったそうです。オーストラリアの海辺の大都市は問題ないのですが、一度内陸部に入ると蠅の多さに驚きます。羊の排泄物で育つのではないでしょうか。私も砂漠地帯で撮影をする時は、コルクがぶら下がった帽子をかぶりました。ふと同僚の背中を見ると、シャツに滲みた汗を吸いにびっしりと集まった蠅で真っ黒になっていてたまげました。当然、私の背中も同様です。シドニーの土産物屋に、背中に沢山の蠅が止まっている超リアルな図案のスウェット・シャツがあり、記念に買いました。これを日本で着ると、「品がない」、「汚らしい」と嫌われましたが、砂漠ではまさにその図案の通りだったのですがねえ:-)。

"Matilda"は上記の"swag"(合切袋)の優雅な云い方で、"Waltzing Matilda"と組になると「合切袋を背に(ゆらゆらさせて?)旅する」という意味だそうです。

物語はこの後、次のようになります。

渡り職人は水を飲みに来た一頭の羊を発見。躍りかかって捕まえ、食いもの袋に押し込んでしまいます。そこへ、迷い羊を探す牧場主が警官三名と共に馬でやって来て、「その食いもの袋の中の羊は誰の物だ?」と尋ねます。渡り職人は川に跳び込んで沈んで行きながらこう云いました、「おれを生け捕りには出来ないよ」。今でも、その流れの辺りを通りかかると、幽霊の声が聞こえるかも知れない、「合切袋を背に、おれと一緒に旅するやつは誰かいな?」と。

オーストラリア人はこの歌を愛しており、一時は国歌にしようという動きまでありました。オーストラリアはもともとイギリスの罪人が流刑された島ですから、羊泥棒を悪く思ったりしないのかも知れません。しかし、「羊泥棒の流れ者が投身自殺してしまうという歌を国歌にするのは、あまり格好よくない」という意見もあったようで、別の国民的愛唱歌'Advance Australia Fair'(アドバンス・オーストラリア・フェア)が国歌に制定されたそうです。

(August 30, 2007)

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[・] 機械翻訳

私は20代の青年に日本語を教えています。その一人が簡単な日記を日本語で書いて、電子メールで送って来ました(英語の原文付き)。

彼の日本語の作文にあまりにもひどい部分があるので、私は彼がインターネットの翻訳サイトを使ったのではないか?と推測しました。で、http://www.excite.co.jp/world/english/ ほかの、いくつかの無料翻訳サイトで彼の英文を日本語に変換してみました。

1) This morning I ate soup and crackers.
機械翻訳はこれを「今朝、私はスープとクラッカーを飲みました」としました。彼は急いでいたわけではないので、何もクラッカーを飲み込んだわけではないでしょう。翻訳プログラムが「スープ」と来ると「飲む」で受けるような仕組みになっているようです。

2) I ate subway for lunch.
彼は、最近日本でも店舗が増え始めたSubwayサンドイッチを食べたのです。しかし、機械翻訳は「私は昼食に地下鉄を食べました」と回答を出しました。

ちなみに、青年の日本語訳は"Watashi wa subway ga hiru gohan o tabe mashita. "というもので、最初の「私は」を除いた後半は、「地下鉄が昼御飯を食べました」となり、機械翻訳といい勝負です。

3) I went to books a million after work.
彼はアメリカ南部一帯にチェーンを持つBooks-A-Millionという書店に行ったのです。日本生まれの翻訳ソフトはそんなことは知りませんから、「私は仕事の後に第100万巻に行きました」という結果を出して来ました。

私が"I went to Books-A-Million after work."とハイフンを追加すると、翻訳は多少改善され「私は仕事の後にBooks100万に行きました」となりました。

機械翻訳ソフトは固有名詞まで無理矢理訳そうとし、また「地下鉄を食べる」というようなナンセンスをチェックし再考する機能はないようです。

アメリカの青年は翻訳ソフトでカンニングしたわけではなく、独力で作文をしたことが分りました。現在の彼の能力では機械翻訳と似たような間違いを冒すものの、あと数ヶ月もすれば、機械には勝てるでしょう。何せ、20代ですし。

(July 30, 2007)

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[・] アメリカ版DVDの利点

DVDは著作権保護のため、プレイヤーもディスクもRegion(リージョン=地域)が限定されています。アメリカで購入したDVDは日本では再生出来ず、逆も真です。一般に売られているプレイヤーでなく、特殊な「オール・リージョン」のプレイヤーを購入すれば、どこの国のDVDでも再生出来ますが。

【註】今書いているのは、あくまでも市販の映画やミュージック・ヴィデオなど、コピー・プロテクトされたDVDに関してです。個人的にDVDレコーダーやコンピュータで焼いたディスクは日米双方で問題なく観られます。

私にとってアメリカのDVDの欠点は、リージョンが異なるため日本語字幕というものがない点です。アメリカのDVDの字幕はフランス語とスペイン語が標準。英語の字幕があるものは、英語の勉強のために役に立ちます。英語の台詞を聞きながら、英語の字幕を表示させると、台詞廻しが早かったり長かったりして、「えっ?何だって?」という場合、少し場面を戻して字幕を読むことが出来るからです。この方法だと、映画館ではよく分らなかった物語の背景説明や俗語や語呂合わせなどの言葉がよく理解出来ます。

【註】メイジャーな映画会社の作品ではない「インデペンデント系」と呼ばれる低予算のものは、DVDも手抜きのことが多いようです。英語字幕もSpecial Features(特典)すらも無かったりします。

英語のDVDになぜ英語の字幕がつくかは、DVDの以下のようなメニュー項目が教えてくれます。
Type A) English for the deaf and hard of hearing.
Type B) Captioned for the hearing impaired.
つまり、聴覚障害を持つ人へのサーヴィスなんですね。英語の勉強のためではありません。事実、画面上で喋られている台詞と字幕が、多少異なる場合もあります。

しかし、私には勉強のためと、映画をより楽しむために役立っています。皆さんにもお勧めしたいのですが、余分なお金を出して「オール・リージョン」のDVDプレイヤーを買い、アメリカからDVDを取り寄せるのは大変です。日本の映画通の方にお尋ねしたところ、日本のDVDでも英語字幕付きの映画があるそうです。ただ、結構ヒットした有名な映画でも中小の輸入元が作成・販売するDVDには英語字幕は無いことが多いので、大手の輸入元の映画をチェックすべきだそうです。

(June 30, 2007)

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[・] アメリカの雑誌購読

私はゴルフの月刊誌を二誌、コンピュータの月間雑誌'Macworld'を講読しています。少し前までは二ヶ月おきに発行されるゴルフの雑誌を二誌、ゴルフの週刊誌一誌も講読していたのですが、財政難のためやめました)。その経験からノウハウをお伝えしようと思います。

"No obligation. Free four-issue trial."などという雑誌の宣伝メールが届くことがあります。「タダで四冊も見本を読めるの?四冊読んでキャンセルすりゃタダ読み!」これで失敗したことがあります。宣伝は嘘ではないのですが、四冊届いたところで請求書が送られて来ます。その四冊を含めた一年分の料金が書かれています。「冗談じゃない。タダの筈だろ?」と請求書を無視していると、どんどん雑誌が配達され続け「支払って頂けないと告訴しますよ」という脅しの手紙が届きます。よく聞くと、請求書を無視してはいけなくて、その請求書の中にある「キャンセル」という項目をチェックして(バッテンをつけて)返送すれば、無事タダで四冊読めたのです。私はその手続きを怠ったので、雑誌社は「講読希望」と解釈したことになります。この時は配達された分の雑誌代を払って、やっと無罪放免されました。

一年分の雑誌代を前払いしてあるのに、年の半ばにまた請求書が届くことがあり、「あれ?」と思うことはしょっちゅうです。そういうのは「今あと一年分追加予約すれば格安価格!」というもので、要するに先行してどんどん定期購読させようというものです。これらの多くは、実は当の雑誌社がやっている営業活動というより、請け負った第三者の企業がやっているものです。手紙をよく見ると、雑誌のロゴではなくただのフォントによる誌名なので分ります。

雑誌の新規講読の手続きには時間がかかるようです。あるTV会社の月刊誌の講読開始までには三ヶ月もかかりました。こちらの雑誌の郵送は封筒に入れたりせず、表紙に宛名が印刷されていて、雑誌は裸で届きます。雑誌社が印刷所に宛名印刷の指示をし、印刷所のプロセスに新規購読者の宛名が登録されるまでに時間がかかるようです。

講読継続は新規に較べて簡単なようですが、それでも五ヶ月前ぐらいには雑誌社から「講読継続申し込み書」が送られて来て、それを小切手と一緒に返送するか、「請求書を送ってくれ」という欄にチェックして返送するよう書かれています。私は切手代が勿体ないので、雑誌社の無料電話の番号に掛けてクレディット・カード払いにしています。なお、こっちが忘れたと思うのか、前年より高い購読料を云って来る会社もありますので、チェックする必要があります。「昨年と同じ購読料でなければ、もう止める」と宣言したら、「講読継続申し込み書」の料金より安くなったことが何度もあります。

その「講読継続」ですが、「慌てる乞食は貰いが少ない」と云う諺が当てはまることがあります。ぐずぐずしていると、一ヶ月ぐらい前になって「切れ目なく講読する最後のチャンス!」などという手紙が届きます。中には「この客は他の雑誌に鞍替えする気ではないか?」と焦るのでしょうが、講読料金がディスカウントされている場合もあるのです。ですから、ぎりぎりまで申し込みを待つのはやってみるべき価値があります。

慌てて継続申し込みをしない方がいい理由第二弾。10〜11月ぐらいになると、各誌から(全部ではありません)「ギフト・サーヴィス」みたいな請求書が届くことがあります。これは私が二年分予約すると、私が指定した友人が一年分タダで講読出来るといったもの。一度これを利用しましたが、私の友人は読まずにはいられなくなり、翌年からは自費で講読を始めました。習慣性というか中毒症状を利用した雑誌社の営業政策が見事功を奏したことになります。この「ギフト・サーヴィス」を期待するなら、早めに講読継続申し込みをしない方がいいわけです。

講読をやめると決意し、支払いをしない場合でも、数号にわたって雑誌を送り続けて来る雑誌社もあります。「料金を請求されたらたまらん」と電話すると、「顧客サーヴィスです」という返事。好意というより、「講読をしないでいたら、こういう記事を知らずにいたのですよ」とこちらの再考を促す意味があるのでしょう。また、講読を中止して数ヶ月後、"Come Back to ****!"(****は雑誌名)などという見出しの手紙が届いて、見ると通常の一年分の購読料から$8.00もディスカウントされた料金が提示されていたりすることがあります。雑誌社にとって、いかに定期購読者が不可欠であるかが分ります。

(June 10, 2007)

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[・] 度量衡・詳説

アメリカでは、毎年10月の10日(十進法を象徴している日付)が含まれる週は "National Metric Week"(全米メートル法週間)です(日本では4月11日がメートル法記念日)。アメリカの学校では子供たちにメートル法を教えているようですが、実社会ではまだマイル、インチ、フィートやパウンド、オウンスなどが入り乱れています。現在、完全にメートル法に移行していない国は、ミャンマー、リベリア、そしてアメリカ合衆国の三ヶ国だけだそうです。アメリカも法的にはメートル法を採用しており、国の機関はメートル法で表記しているようですが、まだ一般には浸透していません。

メートル法はフランス革命直後にフランスで開発されたそうです。米国議会がメートル法使用を採択したのは1976年だったそうですから、随分昔のことなのに一般のアメリカ人はメートル法を毛嫌いしているようです。無理矢理国民にメートル法を強制しようとすると、また南北戦争かなんかが起るんでしょうかね。

しかし、習慣的度量衡と公式度量衡があるというのは間違いの因です。1983年のカナダにおけるボーイング767機の墜落事故は、燃料の換算ミスが原因だったそうですし、1999年のNASAの火星探査機の失敗は異なる度量衡を用いたコンピュータ・プログラムのバグが原因とのこと。何でも合理的に見えるアメリカの、合理的でない最大のものはメートル法を一般化出来ない国情にあるようです。

食品のパッケージに表示されている重量は、oz(オウンス)とlb.(パウンド)であり、g(グラム)の表示は普通ありません。日本のレシピで料理するには換算表が必要です。私は料理用のデジタル計量器を買いましたが、lb.とgの表示を切り替えられるので便利です。

長さはマイル、ヤード、フィート,インチです。"1 foot"("1 feet"と云うのは間違い)は男性の足の長さが基準で、11〜14インチの間。インチは男性の親指の幅が基準。"1 yard"(ヤード=日本語の「ヤール」)は伸ばした手の指先から鼻までの長さ。ゴルフという競技は車で時速60“マイル”で走ってゴルフ場へ行き、ドライヴァーでボールを260“ヤード”飛ばし、二打目を旗竿から5“フィート”横につけ、カップ(穴)の3“インチ”右を狙ってパットするという、色んな尺度を総動員するゲームです。

ガソリンなどの液体はギャロンで量りますが、私はいまだにバケツにどの程度が1ギャロンなのか知りません。車の燃費もmpg(mile per gallon)で云われます。

日本の台風とこちらのハリケーンやトーネイドなどの風速の表示が異なるので失敗したことがあります。アメリカの風速は時速のマイル(mph=mile per hour)で表示しますが、日本では秒速のキロメートル(km/sec.)で云います。それを忘れてこちらのハリケーンを時速のキロメートルで書いて日本の人々と話が混乱したのです。またもゴルフの話で恐縮ですが、クラブを振る速度もアメリカではmph、日本ではm/sec.です。《mphをm/sに換算するには0.447を掛ける》ということを覚えました。

(May 10, 2007)

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[・] 字幕の話

日本人はどんな国の映画でも翻訳し、字幕にして鑑賞して来ました。おかげでドイツ、北欧、フランス、イタリア、スペイン、インド、中国、韓国、ブラジルなど、あらゆる国の映画が楽しめる環境になっています。字幕は吹き替えに較べれば製作経費も安く、観る方も俳優のオリジナルの喋り方が聞けるので、これはいい方法だと思います。

アメリカにも外国映画は輸入されていますが、非常に数が少ないようです。特に私の住む小さな町の映画館に外国映画がかかることは滅多にありません。数年前、『臥虎藏龍』(英題'Crouching Tiger, Hidden Dragon'、邦題『グリーン・デスティニー』、2000年公開)がアカデミー賞にノミネートされた時に珍しく上映され、私としてはそれがアメリカにおける字幕初体験でした。

その頃私は英語の読み・書きにも慣れ、映画鑑賞にもさほど不便を感じていませんでした(ま、それでも70%理解出来ればいい方だったでしょうけど)。この『臥虎藏龍』の映写がスタートし、それが英語字幕版であることに初めて気づきました。そしてショックを受けました。字幕を読んでいると俳優の演技が見られない。字幕を読み切れていないうちに消えてしまうことがある。私の英語力ってこんな程度のものだったのか、と愕然としました。後に、この映画のDVDを購入しましたが、英語吹き替えで観て、やっと物語の細部が理解出来、映画として味わえた次第でした。

最近、レンタルのDVDで『我的父親母親』(英題'The Road Home'、邦題『初恋のきた道』、1999年公開)を観ました。これも中国語に英語字幕。また同じ経験を繰り返しました。そして、私は悟ったのです。私の英語力が優れていないのは確かだが、それだけではない。文字の違いが原因であると。

日本語の漢字は表意文字です。カタカナ、ひらがなは表音文字。これらを混在させて字幕が作られます。一度に表示される字幕は20文字までが基本だそうで、一行あたりの文字数は、かつては13字だったが現在では10字程度だそうです。漢字の使用によって、文字を詰め込めるという作用もさることながら、読む方にとっては表意文字の特徴によって瞬間的に理解出来る作用も見逃せません。

翻って、英語の表記は表音文字です。日本語に較べて長くなります。単語を最後まで読み取らないと意味が解りません。例を挙げましょう。
・歯痛、toothache
・朝食、breakfast
・週刊誌、weekly magazine
・大学生、university student
ね?日本語(漢字)は見た一瞬で意味が理解出来ますが、英語の場合最後まで文字をフォローしないと意味が取れません。

私が日本語字幕であれば字幕を読み、なおかつ俳優の演技も楽しめるのに、英語字幕だと読み取ることさえままならなかったのは、二つの言語(文字)の大きな違いがあったのでした。

アメリカ人の私のカミさんでさえ「外国映画は字幕を読み続けなければならないので、気が抜けず疲れる」と云います。日本人は外国映画とは常にそうやって付き合って来たので、「洋画は疲れる」とは云いませんよね:-)。

アメリカで字幕が流行らないのには、英語を話し・聞くことは出来るが文字を読めない人々が多く存在するという理由もあるそうです。私がこちらで黒澤映画や宮崎アニメの英語字幕版を観た感じでは、字数の制限でやはり大幅にはしょった翻訳がなされていて、台詞の完全理解は得られないと思いました。どちらの点からも、英米では吹き替えがベターということになるようです。

(April 10, 2007)

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[・] 語呂合わせ

アメリカの新聞・雑誌には数限りなく語呂合わせが登場します。人名と慣用句を組み合わせたもの、最新の出来事を古い映画や歌の題名に引っ掛けたもの、あるいは記事の内容に合わせて既存の単語の一部を無理矢理変えたものなど。以下はゴルフ関係ばかりで恐縮ですが、TV・雑誌などに登場し、今でも覚えているものです。

・"Just in Time": あるゴルフ雑誌の記事の見出し。Justin Leonard(ジャスティン・レナード)というアメリカの若手プロがあるトーナメントで優勝した時のリポート。"Justin"という名前と"in time"(タイミング良く)という慣用句を合成したフレーズです。

・"Full Monty":Collin Montgomerie(コリン・モンゴメリ)というイギリスのプロがいます(彼の愛称は"Monty")。あるTV会社が彼にインタヴューした時の宣伝文句。1997年製作のイギリス映画'The Full Monty'『フル・モンティ』は、失業中の鉄鋼労働者たちが男性ストリップで金を稼ごうと企てる物語でした。プロも映画もイギリス産ですし、名前もずばりMonty。そしてインタヴューで彼を“裸にする”という意気込みも篭められていて、まさに三拍子揃っています。

・"Choi to the World":世界的に有名な「マスターズ・トーナメント」のTV中継で、韓国の男子プロK.J. Choi(K.J.チョイ)が素晴らしいショットをした時にCBS-TVのあるアナウンサーが発した言葉。'Joy to the World'『諸人こぞりて』という賛美歌に引っ掛けた洒落で、K.J. Choiが世界的レヴェルに達した技術を持っていることへの賛辞と、それを目撃出来たことの喜びが伝わって来ます。

・"Cool Hand Luke":イギリスの若手プロLuke Donald(ルーク・ドナルド)が優勝した時の雑誌の見出し。元はPaul Newman(ポール・ニューマン)主演の有名な映画。その主役Lukeとプロの名前を引っ掛けたもの。映画の邦題『暴力脱獄』しか知らないと、この洒落は解りません。

・"Oh, Henry!":2006年のRyder Cup(アメリカとヨーロッパのトップ・クラスが対抗戦を行なうゴルフの人気イヴェント)で、若手のJ.J. Henry(J.J.ヘンリィ)というプロが目覚ましい活躍をしました。中継担当のNBC-TVのアナウンサー二人が、J.J. Henryの妙技に対して"Oh, Henry!"と云いました。作家名"O. Henry"に掛けただけのもので、高度な語呂合わせとは云えません。

・"The son also rises":あるゴルフ雑誌が有名プロの息子(やはりプロ)を紹介したコラムの見出し。Hemingway(ヘミングウェイ)の'The Sun Also Rises'『陽はまた昇る』の「太陽」を「息子」に変えた洒落。

・"Ai and Mighty":女性向けゴルフ雑誌が日本の女子プロ・宮里 藍のスウィングを特集した時の見出し。元の言葉"high and mighty"は「傲慢な」という意味で、John Wayne(ジョン・ウェイン)主演の映画'The High and the Mighty'『紅の翼』(1954)もありました。ここでは「藍は身体は小さいけどパワーがある」という意味を象徴しています。

日本ですと、上の数例などは“駄洒落”と蔑視されるでしょう。たまに新聞の見出しで語呂合わせが使われることもあるようですが、アメリカに較べれば段違いに少ないようです。

英語にも"poor pun"という言葉があり、「下手な語呂合わせ」を指します。しかし、英詩の多くが韻を踏むことを原則にしているように、またShakespeare(シェイクスピア)にも語呂合わせが沢山あるように、英米では語呂合わせそのものは軽蔑に値するものではないようです。

その語呂合わせを理解するには、かなりの教養(雑学?)が要求されます。古今の書物、特に『聖書』とShakespeare作品の題名と有名な文句、英米の著名な故事来歴など。これらを知らないとニンマリ笑うことも出来ず、「何なんだ、これは!」と途方に暮れることになります。

いい本を御紹介しましょう。

『アメリカ英語背景辞典』
渋谷彰久著(小学館、1995)

この本には古今の名言や逸話、人気TV番組、有名コマーシャル、フィクション・ノンフィクションの人名、歴史的宣伝文句などが沢山含まれています。これを読んでおけば、アメリカのジャーナリズムの語呂合わせの30%は理解出来るでしょう。「たった30%?] そうです。そのパーセンテージを上げるには、アメリカの月刊誌を購読したり、ヒットしている映画、TV番組や歌の原題を知っておく、アメリカの政治・経済・社会のキー・ワードをおさえておくことなどが必要です。そうした努力なしでは語呂合わせを味わうことは出来ません。こうなると、もう“駄洒落”などという範疇ではなく、高度な“言葉遊び”と云えます。

(February 28, 2007)

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[・] RSVP

"RSVP"はフランス語"Répondez s'il vous plait"の略で、"Please respond"(お返事をお願いします)という意味です。

当市の商工会議所のある催しのお知らせの末尾に"Please RSVP"とありました。私は、商工会議所の秘書だったらカレッジぐらい出ているでしょうに…と呆れました。"RSVP"の中に既に"please"が含まれているわけですから、これだと"Please please respond"という、冗長というよりも滑稽な表現になるからです。「大きな大河」、「高い高山」みたいなものです。アメリカ人は"RSVP"の原型も知らず、辞書を見ることもしないのだろうか?と思いました。

ある親子からプロゴルフ・トーナメント観戦の招待を受けました。90分ほどの長いドライヴです。親は70数歳の退役将校ですが、歴史や故事に関する知識が豊富で、ローカル紙に時折コラムを執筆しています。息子は30代の弁護士。私は車中の話題として、商工会議所の"Please RSVP"について触れました。当然二人は"Please RSVP"のナンセンスに笑い転げると思ったのです。ところが、一向に笑いは起きず、シーンと静まってしまいました。二人とも"RSVP"の原型を知らなかったか、知っていても"Please RSVP"を見慣れて不思議とも思っていないか、どちらかのようでした。私が知識人と目したこの二人が平然としているようでは、アメリカ人の大半は"Please RSVP"を笑わないだろうと思われました。

その後、かなりの数のアメリカ人に同じ話をしましたが、"Please RSVP"が可笑しいと考える人間には今まで一人も出会っていません。"RSVP"のフランス語原型を知らないという人もいますし(返事が必要だという意味は知っている)、原型を知っていても"please"を付けた表現に何の抵抗も感じなくなっている人もいます。中には「"please"を付けて何が悪い?」とムキになる人すらいました。アジア人から英語に関する誤用を指摘されたのが我慢出来なかったのかも知れません。

もし、これを読んでいるあなたがネイティヴ・スピーカーとおつきあいがあるなら、"Please RSVP"について聞いてみて下さい。どう反応するか、楽しみではありませんか:-)。

(January 30, 2007)

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[・] SAL便

日本からアメリカに小包を送る場合、航空便だと早い(8〜10日)ですが送料がベラボーに高くなります。船便だと安いものの、到着までに90日以上かかります。二つの中間の方法として、意外に知られていないものにSAL便というのがあります。

SALとは"Surface Air Lifted"(航空路によって運送される平面路郵便物)の略だそうで、正式名称は「エコノミー航空(SAL)便」と云うようです。SAL便は日本国内とアメリカ国内では船便扱いですが、太平洋を渡る時は航空輸送されるシステムで、航空便より安く、船便より早く14〜18日ほどで着きます。

・国際郵便料金一覧 http://www.post.yusei.go.jp/fee/simulator/kokusai/koku_kodu.html
 1 kgまでの小包を北米に送る場合、航空便ですと3,350円ですが、SAL便では2,700円、船便では1,800円となっています。【2007年1月現在】

・国別のリスト http://www.int.post.japanpost.jp/index.php?page=guidance/sal/s_list
 SAL便はアメリカだけでなく、ヨーロッパ,アジア、中南米、アフリカなどの国々へも利用出来ます。

(January 10, 2007)

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[・] 鰐も色々だワニ

こちらの子供達が別れ際にふざけて云う言葉に、鰐に関した語呂合わせがあります。一人が"See you later alligator."と云い、もう一人が"After a while, crocodile."と返します。"Alligator"(アリゲーター)も"crocodile"(クロコダイル)も鰐ですが、では二つの鰐はどう違うのか?と云われると見当もつきませんでした。

[gators]

1999年、私はフロリダ南部にある国立公園Everglades(エヴァーグレイズ)を紹介するTV番組の撮影に行きました。エヴァーグレイズには先ほどの二種類の鰐が棲息しています。アリゲーターはエア・ボート(空中プロペラで推進する平底の観光船)に乗った客が見られる淡水域の湿原に棲み、クロコダイルは海水が混じった地域に棲むそうです。棲む場所以外の相違点は、
・アリゲーターは鼻が太く、クロコダイルは細い。【右図参照】
・口を閉じた時、アリゲーターは上の歯だけが見え、クロコダイルは上下両方見える。

アリゲーターはニューオーリーンズなどにもいますが、クロコダイルはフロリダ半島南端でしか見られず、現在数百頭という絶滅寸前の種だそうです。鰐の習性ですが、大口を開けていて舌に何か触ると凄い速さで口を閉じるそうです。これはアリゲーター・ショーの実演で見せてくれます。漫画に、鰐の口に棒切れを挟んで難を逃れるという場面がありますが、あれは実際に可能だそうです。

エヴァーグレイズでは珍しいシーンを撮影出来ました。ある海辺の湖の夕刻、海から鳥たちがねぐらとする茂みに帰って来ます。なぜか、そのうちの一種類の大群が水面上をぐるぐる飛び回り出しました。魚の群れを発見したのかも知れません。と、突如グワッと鰐が水面から跳び上がり、大口で鳥の群れを襲ったのです。鰐にこんな敏捷な動きが出来るとは思ってもいませんでした。

ニューオーリーンズの動物園には突然変異の白いアリゲーターがいるそうです。繁殖していないので、現在の鰐が死んだらそれでお仕舞いだそうです。

ニューオーリーンズの西の湿原地帯を巡る観光船で、アリゲーターが見られます。先ず、船着き場で洗面器の中に小さな鰐の赤ちゃんを飼っていたりします。30センチほどの鰐ですが、それでも獰猛です。「クワッ!」と口を開けます。観光船とは云っても只の漁船で、船長一人が操縦し、説明し、鰐を呼び出します。船長が「オンオンオンオン!」と叫ぶと、どこからか鰐が数頭寄って来ます。船長はマシュマロを投げ与えます。何のことはない、餌付けしてあるわけです。何故マシュマロかと云うと、これは水に浮かびますから、鰐が水面に出て来て大口を開けるところを客に見せられるからです。

(November 20, 2006)

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