Golf Tips Vol. 80

Annika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム)の寄せ

 

先ずはゴルフ・ライターRon Sirak(ロン・シラク)の賛辞。

'Ready, Willing and Able'
by Ron Sirak ('GolfWorld,' March 26, 2004)

「Annika Sorenstamの寄せは現在最高に素晴らしい。それは昨年のColonial(コロニアル)で、男子プロたちにまじってプレイするための準備をしている時に始まっていた。

Annikaは云う。『バック・ティーから打っていたら、自然にチッピングが上手くなった。バックからだと、否応なくチップしないわけにはいかないから』

Safeway(セイフウェイ) 2004ではチップ・インのイーグルを決め、他のコースのグリーンサイド・ラフからピンを直撃したことが二度ほどある。これらは、それまで何本ものクラブを用いていたチッピングを、60度ウェッジ一本で寄せることにした変化によるものだ。『Colonialで、男子プロたちがそうやっているのに気付いた。一本のクラブだと感覚と自信を得やすい』とAnnikaは云う」

以下はAnnika自身が執筆した記事。

'What I learned from the guys'
by Annika Sorenstam with Dave Allen ('Golf Magazine,' June 2004)

「Colonialトーナメント以前は、ピンまでの距離により様々なクラブを用いる転がしでプレイしていた。Colonialのための練習でTiger Woods(タイガー・ウッズ)とラウンドした時、彼は主にロブ・ウェッジを使い、カップに向かって飛ばすようなショットをしていた。私もやって見ることにし、それ以来ロブ・ウェッジのチッピングを続けている。

この方式は誰にでも勧められるものではない。これはかなりの練習を必要とする。異なる距離へスウィングの長さを調節しなければならないし、セットアップ方法も一様ではないからだ。

 

私は転がす時は後方の足先にボールを置き、ハンドファーストに構える。ボールを上げる時は、スタンスの中心から前にボールを置き、この場合は両手をボールの真上にセットする」

実は私はここ十年以上60度ロブ・ウェッジ一本槍です:-)。

(June 02, 2004、改訂June 01, 2015)


ロブ・ウェッジ使用禁止地域

'Avoid the Lob Wedge on Uphill Chips'
by Barry Goldstein ('The Meridian Star,' April, 2004)

「ロブ・ウェッジは素晴らしいチッピング用のクラブだが、プロたちはそれが登り坂には向いていないことを知っている。

盛り上がっている地形では、着地したボールは急停止してしまって転がらない。登り坂へのチッピングではこれは有り難くない現象だ。ピッチング・ウェッジかサンド・ウェッジを使おう。登り坂ではロブ・ウェッジは引っ張り出さないように」

60度ロブ・ウェッジ一本槍の私ですから、私は登り坂でも使っていました。反省。

【参考】「入射角、反射角」

(June 02, 2004)


もう少し距離が欲しい方へ

'Golf for Teachers and Their Students'
by Stanley L. Shapiro (Stanley L. Shapiro, 2002, $19.95)

Stanley L. Shapiro(スタンリー・L・シャピロ)は、PGA of Americaとは別の組織であるUSGTF(U.S.ゴルフ教師連盟)に属しているコーチ。

「先ず、距離が出ない原因をおさらいしよう。

・グリップがあまりにきついと、クラブヘッド・スピードを減じ必然的に距離も出ない。
・グリップがあまりにゆるいとスライスしがちで距離を失う。
・過度なストロング・グリップを採用していると、両手の返りが早すぎて激しいフックとなり、距離を損なう。

・ボール位置があまりにスタンス後方だとトップして距離が出ない。
・ボール位置があまりにスタンス前方だとてんぷらとなって距離が出ない。
・ボール位置があまりにスタンス前方の場合、ボールの中心を叩いて、飛距離が出ない結果になり易い。

クラブ・シャフトも重要な要素である。

・8番アイアンで常時150ヤード飛ばす人はスティッフ・シャフトがお薦め。
・7番アイアンで常時150ヤード飛ばす人はレギュラー・シャフト。
・5番アイアンでやっと150ヤード届く人はシニア・シャフトが適切。

フレックス・ポイントは滞空時間に関係する。キック・ポイントが低いシャフトは高めのショットに結びつく。MidおよびHighフレックス・ポイントは、もともと高めのボールを打つ人に相応しい。

普通より長いドライヴァーは、ワイドなスウィング弧とそれに伴うクラブヘッド・スピードをもたらし、飛距離増につながる。しかし、正確度が犠牲になり易く、フラットなスウィングになるのが欠点。

遠くに飛ばしたいならスウィングのテンポを上げることだ(ただし、リズムはそのまま)。どんな歌でもスローなテンポ、ミディアム、クイック・テンポなどで歌えることは御存知の通り。同じリズム(拍子)でも速いヴァージョンを使ってスウィングする。グリップ・プレッシャーをソフトにリラックスさせ、両腕もゆったりさせれば、スウィング・スピードの増加によって距離の増加につながる。もし、クラブの中心でボールを捉えられないとかフィニッシュでバランスが崩れるなら、テンポを遅くしなくてはならない。

ドライヴァーを使う場合、スタンスを広げること。ボール位置は左足かかとの前方、ティーはやや高めに。スウィング弧を大きく保つ。トップでクラブが垂れ下がるようなオーヴァー・スウィングはしないこと。John Daly(ジョン・デイリィ)以外、垂れ下がったクラブはコントロール出来ない。

もう一つの選択肢はドローを打つことである」

(June 04, 2004)


パットのミスを防ぐ

'Putting Tips & Drills'
by Kevin Sprecher ('Golf Illustrated,' June/ July, 2004)

「練習グリーンで、自分の影を見ながらストロークしてみよう。頭が動いていないだろうか?これは、パター無しで、壁に頭をつけながら練習することでマスター出来る。

下半身を静止させることも重要である。簡単にこれを実行する方法は、内股(両方の爪先を内側に向ける)でアドレスすることだ。【編者註:昔の御殿女中が内股で歩いていましたね】

ストロークの間にフェースを回転させてしまう人がいる。これは両手が正しく握られていず、過度にフィンガー・グリップをしている人に起り易い。

パッティングの際に緊張し易い人は、右手一本によるパットの練習をするとよい。ストロークは手首ではなく、肩で行う。右手は軽く垂らし、パターの重さを感じながらストロークすること。

ストロークするかしないかのうちにボールを目で追いかけるのはショート・パットの敵である。それはパターヘッドを減速させ、手首を折り、パター・フェースをひねり、スウィート・スポットでないところでボールを打つなどの障害を引き起こす」

(June 06, 2004)


目玉には薪割りショット

'Try the "hatchet shot" on buried bunker lies'
by Rocco Mediate ('Total Golf,' Time-Life Inc., 1998)

「目玉になったら、ウェッジを砂に突き刺し、その反動でボールを出す。そのため、ピッチング・ウェッジか縁の薄いサンド・ウェッジを用いる。

クラブフェースはターゲットにスクウェア。

クラブをアップライトに急角度に上げる。クラブヘッドは右肩の上に位置するように。

クラブを薪割りのように急角度で振り下ろし、インパクト直後でスウィングを止める(フォローは無し)。

このショットのためには薪割りほど力を入れる必要はない。ボールにはバックスピンがほとんどかかっていないので、かなり転がるからである」

(June 08, 2004)


ブレイクによってボール位置を変える

Tom Watson(トム・ワトスン)による、ラインの曲がり具合とボール位置の関係。

'Change ball position to play enough break'
by Tom Watson with Nick Seitz ('Total Golf,' Time-Life Inc., 1998)

「パッティングの際の一般的なボール位置は、スタンス中央より若干ターゲット寄りである。

・スライス・ライン
 さらに1インチ(2.5cm)ターゲット寄りにボールを置く。

・フック・ライン
 標準位置より1インチ(2.5cm)後方にボールを置く」

(June 08, 2004、増補June 01, 2015)


'Tour Tempo'(ツァー・テンポ)

週刊朝日別冊『ゴルフ2004春』の拙稿『リズムとテンポの研究』において、「恐らくテンポの説明というのは誰にとっても至難の技なのでしょう。だからといって、本格的に誰かがリズムとテンポについて本やヴィデオを出してくれるまで待っているわけにはいきません」と書きました。遂に出たのです、テンポに関する本が…。CD付きで、QuickTime movieによるスウィングのお手本やテンポを指示するオーディオ・ファイルが入っています。

[TourTempo]

'Tour Tempo'
by John Novosel with John Garrity (Doubleday, 2004, $25.00)

先ず著者のJohn Novosel(ジョン・ノヴォセル)ですが、もともとは発明家という感じで、いくつかのゴルフ練習道具を製作・販売している人。共著者John Garrity(ジョン・ギャリティ)は'Sports Illustrated'の編集者。

序章はJohn Garrityが書いています。「Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)は『遅過ぎるスウィングというものはない』(=出来るだけ遅くしろ)と云った。これは間違いだ。現在のツァー・プレイヤーのテイクアウェイからインパクトまでの所要時間は0.93〜1.20秒の間であり、これはホットケーキをハネ上げて裏返す時間に匹敵する。Bobby Jonesはというと1.17秒、Tiger Woods(タイガー・ウッズ)は1.06秒である。結論:アマチュアのほとんど誰もが、クラブをゆっくり振り過ぎている。

ゴルフに関するどの本もグリップから始まる技術的な内容である。テンポについて書かれたものはない。この'Tour Tempo'の副題:"Golf's Last Secret Finally Revealed"(ついに明かされるゴルフの最後の秘密)は誇大広告のようだが、テンポに関する科学的理解に基づいたものである」

どうです?面白そうでしょ。ここからは本論です。

「アマチュアにクラブを速く振れと云うプロはいない。Bobby Jonesを初めとして、セオリーは『ゆっくり振れ』、『トップで間(ま)を置け』、『低くゆっくり』と相場が決まっている。何故か?アマチュアの滅茶苦茶なリズムのスウィングは(本当は遅いのに)コーチには速く見えるのだ。だから彼らは遅くしろと命ずる。もう一つ、コーチたちはスウィングを段階的に分解して教えようとする。音楽家が音符を先ずゆっくり演奏し、慣れたらスピードアップするように。しかし、20ヶ所ものチェックポイントがあっては、いいテンポなど得られない」

2000年夏、著者John Novoselは、カンザス州の自宅でLPGAプロJan Stephenson(ジャン・スティーヴンスン)のスウィングのヴィデオを編集していました。さしたる理由もなく、彼は彼女のスウィングの齣数を計りました。彼女のドライヴァーは、バックスウィイング(スタートからトップで一旦静止するまで)が27齣、クラブが方向を変えてからインパクト(ボールに接するまで)が9齣で、3:1の比率でした。

著者がたまたまTiger Woods(タイガー・ウッズ)がThe Masters 1997で優勝した時の8番アイアンのスウィングを分析したら、何と、これまた27齣と9齣で、3:1の比率ではありませんか!

これは、実は私が週刊朝日別冊『ゴルフ2004春』に執筆した『リズムとテンポの研究』と同じ手法です。私は“大発見”のように謡い上げなかったせいで、さしたる反響も得られなかったのですが、John Novoselの場合は本を出版し、“ゴルフ界に革命をもたらす”という勢いです。ここが大きな違い。ま、私の計算法では3:1にならなかったのですが。

彼は他の古今のプロのスウィング映像を集め、片っ端から齣数を計りました。彼は一齣は許容範囲として、次の四つのグループに分けられるとしています。(本当は三ページにわたるデータですが、代表例のみ抽出)

21/7グループ:
Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)21/7
Nick Price(ニック・プライス)21/7
Hank Kuehne(ハンク・キーニ)21/7
Annika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム)20/7

24/8グループ:
Sam Snead(サム・スニード)24/8
Phil Mickelson(フィル・ミケルスン)24/8
Fred Couples(フレッド・カプルス)25/7
Ernie Els(アーニィ・エルス)24/9

27/9グループ:
Tiger Woods(タイガー・ウッズ、1997)27/9
Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)26/9
David Toms(デイヴィッド・トムズ)26/9
Michelle Wie(ミシェル・ウィー、2003年8月)27/9

30/10グループ:
Se Ri Pak(セリ・パク)31/9
Michelle Wie(ミシェル・ウィ、2003年春)30/10

それぞれのグループ名の比率は全て3:1になることに御注目。著者John Novoselはこの3:1のテンポを"Tour Tempo"(ツァー・テンポ)と命名しました。放送用のヴィデオは1秒に30齣の割合で変化します。一齣は1秒の約33/1000だけスクリーンに映されます。それから計算すると、21/7グループは0.93秒でスウィングし、24/8グループは1.06秒、27/9グループは1.20秒が所要時間ということになります。

著者John Novoselは、自分も3:1の"Tour Tempo"(ツァー・テンポ)でスウィングしてみることにしました。彼はTiger Woods(タイガー・ウッズ、1997)やMichelle Wie(ミシェル・ウィー、2003年8月)の27/9タイプ(一番遅いスウィング)を選び、コンピュータのBeep音をカセット・レコーダーに録音しました。最初のBeepでスウィングをスタートし、0.90秒後に別のBeep音がします(これがトップのシグナル)。0.30秒後にまた別のBeep音(インパクト)。

「こりゃ速え!」というのが第一印象でした。とても追いつけないほど。自宅に数人の友人を招び、“発見”について説明し、実際にBeep音に合せて振って貰いました。彼らも「速い!」と驚きましたが、しかし、段々スムーズに振れるようになり、一人が「数ホール廻って来る」と裏のコースへ出掛けて行きました。ヘッドフォンでBeep音を聞きながら振ろうというわけです。30分後、彼はニコニコして戻って来ると、バナナ・スライスを持病とする彼が「真っ直ぐ飛んだ!」と報告しました。

著者John Novoselとその長男が教えている生徒7人の、'Tour Tempo'以前・以後の比較が「ケース・スタディ」として紹介されます。(以下は代表例のみ)

・52歳・男性(ハンデ9)

この男性はテンポが44/11(4:1)と遅く、プレッシャーに弱いスウィングでした。飛距離(キャリー)は5番アイアンが148ヤード、ドライヴァーが208ヤードでしたが、27/9の'Tour Tempo'に合わせた後は、5番アイアンが178ヤード、ドライヴァーが247ヤードになりました。

・50歳・男性(ハンデ17)

この人はスライサーで、スコアは50台前半か40台前半でした。24/8の'Tour Tempo'を習得した結果、一年後には33-38の71という自己ベストを記録しました。

・57歳・男性(ハンデ22)

この人のテンポは44/11(4:1)と非常に遅かった。スウィング自体はいいのだが、こう遅くてはフェースをスクウェアに出来ない。27/9の'Tour Tempo'に合わせ、数週間後にこの人のハンデは16になった。

・36歳・男性(ハンデ9.4)

この人のテンポは25/10でした。ダウンスウィングが遅過ぎました。24/8で練習し、数週間後には三回も80を切り、77という好スコアも出て、今では安定して70台で廻っている。

・12歳・男性

この少年のテンポは39/11で、距離が出ていなかった。27/9の'Tour Tempo'を聞きながら、彼のテンポは28/11となり、5番アイアンで20ヤードの増加をみた。一年後、この少年はフロント・ティーから70台半ばで廻るようになり、最近は自己ベストの73を記録した。

3:1なら何でもいいか?著者John Novoselは、生徒には27/9以下の(遅い)テンポは教えないそうです。理由はPGAツァーの標準テンポ('Tour Tempo'の由来)ではなくなるから。「36/12はあまりにも遅過ぎる」と云っています。

しかし、彼自身が最近ドライヴァーで260ヤード先のフェアウェイにボールを飛ばした時は、33/11のテンポだったとか。彼は21/7で練習し、27/9で振りたいと願っているが、年齢とあちこちの身体の故障でうまく行かないとこぼしています。「しかし、3:1の比率を維持する限り、結構うまくボールを打てる」とのこと。

共著者の原稿の中に、「John Novoselの個人レッスンは、カンザス州の著者を訪ね、二日間で$5,000」とありました。ヴィデオを撮って貰い、ヘッドスピードを測って貰ったり、色んな要素が加味されているとしても、$5,000はベラボーです。それに較べれば、CD付きで$25.00のこの本はタダみたいなものです。

【おことわり】画像はamazon.comにリンクして表示させて頂いています。

(June 16-20, 2004)


手打ちの弊害

'Tour Tempo'(ツァー.テンポ)の著者John Novosel(ジョン・ノヴォスル)による手打ちの戒め。

[TourTempo]

'Tour Tempo'
by John Novosel with John Garrity (Doubleday, 2004, $25.00)

「90%以上のゴルファーが手打ち病を患っている。これはインパクト時のフェースの向きにより、軽度のスライス、強いプル・フック、ダフり、トップなどの原因となる。

手打ちは早期にコックをほどいてしまうため、クラブヘッドのスピードを失う。手打ちはインパクトでフェースをスクウェアに保つことが不可能なので、正確さも失う。手打ちはクラブヘッドのロフトを変えてしまう(例:5番アイアンが7番アイアンとなってしまう)ので飛距離をも失う。

・手打ちの証明・1
 ダウンスウィングで両手が肩の高さに下りて来た時、クラブヘッドが垂直に近い(プロのクラブヘッドはまだ首の後を越えていない)。

・手打ちの証明・2
 ダウンスウィングで両手が右太股に近づく頃、コックは完全にほどかれている(プロのシャフトは、まだ地面と平行にもなっていない)。

・手打ちの証明・3
 インパクト時、左腕とシャフトが一線になっていず、若干掬い上げるような形になっている」

著者John Novosel (ジョン・ノヴォスル)は、自分も若い頃は手打ちで、しかもハンデ6まで行ったと告白し、手打ちでもいいゴルフが出来ないわけではないとしつつ、以下のような理由で手打ちを根絶することを勧めます。

「・手打ちを続けると、狙ったよりも10〜20ヤード、ショートしたり、オーヴァーしたりする。
・手打ちを続けると、一つか二つの腹の立つようなショットで、いいラウンドが台無しになり易い。
・手打ちを続けると、練習場のいいスウィングをコースに持ち込めない。
・手打ちを続けると、可能な限り遠くへボールを飛ばせない。これは年齢と共に悪化する一方である」

著者はいくつかの練習道具の功罪を挙げています。
・Greg Norman's Secret:フルスウィングをすると手の内側を痛める。間違った角度で固定される。手打ちは治らない。
・Medicus:シャフトが折れないように振ろうとすると、超スローのスウィングをするしかない。これでは'Tour Tempo'にならない。
・LazerGuide:非常にいいが、屋外ではレーザー光線が見えにくいし、速いスピードのスウィングではレーザー光線は消え失せてしまう。

ケース・スタディに登場した「36歳・男性(ハンデ9.4)」の場合も、最初は25/10とか、25/11というダウンスウィングの遅いテンポで、明らかに手打ちでした。この人はボールを打たない練習器具を使って“振り抜く”スウィングを繰り返した後、24/8のテンポによってクラブヘッド・スピードを増大し、それまで平均飛距離230ヤードだったドライヴァーで260〜270ヤード飛ばすようになったそうです。

「手打ちの一般的な原因は、不適切なテンポによるものである。あまりにも遅いバックスウィングは手打ちを引き起こし易い。'Tour Tempo'を学び始めた生徒は、手打ちからも解放されている」

…というわけで、「3:1のテンポは七難隠す」という結論になるようです。

(June 23, 2004、増補June 01, 2015)


3/4スウィングの誤解

この項は'Tour Tempo'とは関係ありません。

'25 Shots'
by Tom F. Stickney III, G.S.E.D. with Mike Chawasky ('Golf Tips,' July 2004)

「3/4(スリー・クォーター)スウィングは、ゴルフの中で最も誤解されているものの一つだ。

もし、中間のクラブが必要になったら、大きいクラブを短く持ち、通常のスウィングをすること。これ以外に何もしてはいけない。スウィング弧が小さくなるので、必然的に距離が短くなる。

多くのゴルファーが間違えるのは、さらにソフトに打とうとすることだ。これはスウィング・スピードを減速させ、ダフるかチョロになり易い」

(June 25, 2004)


低いボールは曲がらない

Johnny Miller(ジョニィ・ミラー)が紹介するゴルフの真理の一つ。これは覚えておいて損はありません。

'Be the Ball'
by Charlie Jones and Kim Doren (Andrew McMeal Publishing, 2000, $14.95)

この本は100数十人のゴルフ関係者にインタヴューし、内容を「内面的ゲーム」、「最初のティー」、「視覚化」、「ショートゲーム」その他に分類してまとめたものです。ほとんどが一頁か二頁なので、非常に読み易い。

Johnny Miller(ジョニィ・ミラー):「Lee Trevino(リー・トレヴィノ)は、高いボールは大きく曲がるが、低いボールは曲がる率が低いと云う。だから、私はナーヴァスになり始めた時は、ボールをややスタンス後方に置き、低めのボールを打つ」

(July 01, 2004、改訂June 01, 2015)


手打ちはなぜ起るか?

「手打ちの弊害 」のほとんどは私のゴルフに当てはまるもので、ショックでした。

・10〜20ヤード、ショートしたり、オーヴァーしたりして安定しない。
・一つか二つの腹の立つようなショットで、いいラウンドが台無しになる。
・練習場のいいスウィングをコースに持ち込めない。
・可能な限り遠くへボールを飛ばせない

この通りです。素振りで確認したところ、いくつかの手打ちの原因が掴めました。

「レイト・ヒットの研究・解明篇」で“解明”した筈の「ダウンスウィングの開始で、右肘は右腰骨の上の落ちる」をすっかり忘れていました。前方、右脇腹寄りになっていました。

・上の現象は早期に左肩を振りほどいてしまい、エネルギーを失う。

[Uncock]

・「レイト・ヒットの研究・特訓篇」に掲載したBen Hogan(ベン・ホーガン)のイラスト(右に再掲)の辺りでは、私のシャフトは良くて水平線と平行(緑線)、悪くて水平線の下(赤線)になっています。俗に云う「タメがない」という状態です。コックは解(ほど)かれ、鞭(あるいは梃子)の作用を失っており、極端に云えばボールが飛ぶのはヘッドのスプリング効果だけによるという感じ。

「アマチュアは素振りはプロ並みだが、ボールを打つ段になると途端にダッファーになる」と云われます。これが手打ちの原因を追及する手掛かりになると思いました。私の推論は、我々はあまりにもボールにとらわれている。クラブヘッドがボールにちゃんと戻るかどうか不安でたまらない。それが「当てに行く」=「手打ち」に繋がる…というもの。

初めて練習場へ連れて行かれた時の回想:私の場合は会社の先輩が連れて行ってくれました。周囲では大勢がボカスカ派手に打ちまくっています。先輩の見守る中、私もボールをセットし、クラブを一閃。空振り。次も空振り。その次も空振り。こんな恥ずかしいことはありませんでした。これがトラウマとなり、「とにかくボールに当てよう!」と決意します。それからウン十年経っても、そのトラウマは消えていません。「空振りだけはしないように」、「ボールに当てる」…それが自分に対する至上命令になっているように思えます。ある先輩(結構上手いゴルファー)が、コンペのトップバッターで空振りしたのを見たことがあります。そういう記憶もトラウマを生々しく蘇らす一因になっているでしょう。

「ボールにとらわれない」、「ヘッドにとらわれない」、「ヘッドをボールに当てることにとらわれない」ということが大事だという気がします。とらわれると手打ちを引き起こし、結果としてスウィング・スピードを遅くしてしまう原因になると思われます。Annika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム)など、何も心配せずにヘッドアップしているではありませんか。

コックを解かない方法としては色々な云い方がされています。
1) グリップエンドをボール目がけて引き下ろす。
2) ダウンスウィング開始では左肩を顎から離す。(=Ernie Elsの方法)
3) 上半身を置き去りにして下半身からダウンスウィングを始める。

練習法としては「レイト・ヒットの研究・特訓篇」にDavid Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)が推奨するものがあります。もう一つ、《ダウンスウィングからフォロースルーまでコックを解かない》という練習法があります。コックを解かないわけですから、ボールにもマットにも地面にも接触しません。この練習法の趣旨は、「ボールが目の前にあれば自動的にアンコックし、ちゃんと打てるから心配するな。この練習法で最大限のレイト・アンコックを体得せよ」というものです。これはもう大分前に読んだものなのですが、こんなものをマスル・メモリに記憶させたら見事な空振りになるのではないか?という恐れがあり、真剣に試すことはしませんでした。しかし、今はこれがいいのではないか?という気になっています。ボールにとらわれず、手首に最後までコックを死守することを教えるのが正解なのではないか。もう、いい加減に空振りの恐怖を克服してもいいのではないか?

で、二日ほど家の中でコックを解かない練習、グリップエンドをボール目がけて引き下ろす練習を繰り返しました。三日目、コースの練習場へ行き、「コックを解かない練習」をした後でもちゃんとボールを打てることを確認しました。いくらコックを解くまいと思っても、ヘッドの重みと重力によって、最後にはコックは自然に解けてしまうのです。

ヴィデオを見ると、シャフトは大半が上の図の水平の位置(緑線)でした。赤線は無くなったので悪くはありませんが、緑線ではBen Hoganに及ばず不満ですし:-)、距離も伸びていません。レイト・ヒットへの道はまだまだ遠いようです。もっとも、三日でレイト・ヒットがマスター出来るんなら、世間にごろごろしているレッスン・プロは皆失業ですよね:-)。

なお、今回のテンポはバックスウィングが平均22.8、ダウンスウィングが11.9という、昔と変わらぬ2:1のテンポでした。'Tour Tempo'の著者に倣って、24/8というワン・ランク速いテンポを聞きながら打ち、結果として27/9というテンポの達成を期待したのですが、そうは問屋が卸しませんでした。レイト・ヒットと'Tour Tempo'の二兎を追っているわけですから、うまく行くとは思っておりませんでしたが。

(July 03, 2004)


コックを解かない方法

「手打ちはなぜ起るか?」の中で「コックを解(ほど)かない方法」の一つとして、次のものを挙げました。

1) グリップエンドをボール目がけて引き下ろす。

これは駄目です。ダウンスウィングで、もし両手がまだ肩の当りとして、ここでグリップエンドをボール目がけて引き下ろすとしたら、とんでもなく早めにアンコックする結果になってしまいます。やってみて下さい。腰から下の部分でならいいですけど。

[Down]

Ben Hogan(ベン・ホーガン)の本やヴィデオを見ていて、愕然としました。彼は「グリップエンドをボール目がけて引き下ろす」のでなく、「グリップエンドは、出来るだけ身体から離れた飛行線後方を目指して引き下ろされている」のです。写真を御覧下さい。明らかにグリップエンドは(前方のボールではなく)後方に引っ張られています。これがアンコックを遅らせ、左腕を十分に伸ばしたダウンスウィングを達成する秘訣に思えました。

'Hogan vs. Snead'
by PGA Tour Productions (the booklegger, 60 min., $29.95)

このヴィデオをチェックすると、Ben Hoganのトップはかなりフラット目で、全体に小さいことに気付きます(十分コックされて、シャフトは水平になっていますが)。最初からフラット目であれば、ダウンスウィングの開始で右肘が右腰に引きつけられても、トップとの落差は少ないことになります。以前のSergio Garcia(セルジオ・ガルシア)の、アップライトに上げて突如フラットに下ろす二段構造とは違うわけです。

(July 04, 2004)


ハイブリッド・クラブの寄せ

'25 Shots'
by Tom F. Stickney III, G.S.E.D. with Mike Chawasky ('Golf Tips,' July 2004)

「グリーン周りでハイブリッド・クラブを使う際は、パッティングのようにセットアップする。コントロールを重視するため、シャフトは短か目に持つ。帚を使うようにクラブの底で地面を掃く。この時、手や手首の動きを封じること。こうすれば、ボールはパットのように転がる。この方法はライが悪い場合に非常に役に立つ」

(July 06, 2004)


レイト・ヒットの練習法

インストラクターDavid Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)によるレイト・ヒット修得の秘訣。

'Faults and Fixes'
by David Leadbetter with John Huggan (HarperPerennial, 1996, $19.95)

「クラブをクロスハンデド・グリップで握る(左手が右手の下になる)。右手のナックルが少なくとも三つは見えるように。

バックスウィングを進めるにつれ、右手首が折れ曲がる。そのコックを可能な限り長く保持しながらダウンスウィングに移る。コックはインパクト・エリアで解(ほど)かれる。

これが正しく行われると、あたかもグリップエンドがダウンスウィングをリードしている感覚を味わうと共に、インパクトでクラブヘッドが鞭のように動作することが分るはずだ」

(July 11, 2004)


Annika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム)の ラインを読む

'Be the Ball'
by Charlie Jones and Kim Doren (Andrew McMeal Publishing, 2000, $14.95)

Annika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム):「私はカップの後ろからもラインを読むが、およそ90%は他の場所へ行く。大きいブレイクがある場合、私は常に低い側へ行く。高い方へは決して行かない。ブレイクは必ず低い側から見る。

ボールの後ろから見る時は、スタート直後の1/3の距離に注目する。カップの後ろから見る時は、最後の1/3に注目する」

(July 11, 2004)


顎を上げてアドレスせよ

Ernie Els(アーニィ・エルス)の顎を上げるべき理由。

'How to Build a Classic Golf Swing'
by Ernie Els (HarperCollins Publishers, 1996, $27.50)

「"Keep your head down"(頭を下げ続けろ=ヘッドアップするな)という言葉は、役に立つよりも悪影響の方が十倍も大きい。こう云われた人は顎を胸に埋めるようにしてアドレスしがちなので、バックスウィングで左肩が廻って行く空間を塞いでしまう。肩が廻らなければパワーは生まれない。

"Keep your head down"という言葉は永遠に忘れてほしい。代りに"Keep your chin up"(顎を上げろ)という言葉を覚えて貰いたい。ドライヴァーを持ってアドレスしたら、胸から顎を5cm持ち上げよう。ほとんど鼻を透かしてボールを見る感じ。最初は違和感を覚えるだろうが、これは習得する価値がある。

顎を上げることによって左肩が廻り込んで来る空間を用意し、同時に正しい体重移動をも助ける。両方相俟ってパワーが生まれ、よりよいダウンスウィングへと連鎖反応が続いて行く」

(July 13, 2004、改訂June 01, 2015)


パットにおける利き目、利き腕とボール位置の関係

'MentalRules for Golf'
by Gregg M. Steinberg, PH.D. (TowleHouse Publishing, 2003, $12.95)

「フロリダ大学の研究によって、以下のような事実が明らかになった。

・利き目が左で右利きの人は、ボールの真上に目を置くアドレスをすると好結果が得られる。

・利き目が右で右利きの人は、ボールと爪先の中間に目を置くアドレスをすると好結果が得られる。
 Ben Crenshaw(ベン・クレンショー)、Phil Mickelson(フィル・ミッケルスン)、Justin Leonard(ジャスティン・レナード)らがこのタイプである。

研究者たちは、利き目が右で右利きの人が目をボールの真上に置いた場合、"the bridge of the nose"(鼻梁)がターゲット・ラインを見るのを妨げると云う。しかし、ターゲット・ラインより下に目を置けば、そのようなことはなくなる。

同様のことは『利き目が左で左利きの人』にも当てはまる」

日本人で鼻梁が視界を邪魔するほど高い人は少ないのではないでしょうか?私などは片目をつぶれば若干鼻梁が見えますが、ほとんど邪魔になりません:-)。

(July 19, 2004)


プロ的アドレスの方法

'A Heel of an Idea'
by Editors of 'Golf Magazine' ('Golf Magazine,' August 2004)

「PGAツァー・プロの何人かは、スウィート・スポットを外してアドレスする。クラブヘッドの踵(ヒール)に近い方でアドレスしている。これを真似すれば、あなたも今以上にボールをまともに打てるかも知れない。

理屈はこうだ。アドレスではあなたの腰と両肩はターゲット・ラインに平行である。しかし、ダウンスウィングの力はインパクト付近で腰と両肩をオープンにしてしまう。これはクラブヘッドをインサイドにプルする結果となる。これがパワーヒッターがクラブヘッドのトゥ(先端)でミス・ヒットする理由である。あなたがこうしたトゥで打つトラブルに悩まされているなら、ツァー・プロたちのようにクラブヘッドの踵でアドレスしてみることをお薦めしたい」

(July 21, 2004)


ゴルフの真理

'Solving golfers' problems'
by Jon Ebert (The Meridian Star, July, 2004)

「ゴルフは正反対にスピンするゲームである。左方向に振れば、ボールは右へ行く。右方向へ振れば、ボールは左に行く。ボールに向かって打ち下ろせば、ボールは上がる。ボールを打ち上げようとすると、ボールは上がらない」

(July 22, 2004)


誰もが欲しがる、もう20ヤード

Hank Haney(ハンク・ヘイニィ)はMark O'Meara(マーク・オメラ)のスウィング・コーチ。英国のインストラクターJohn Jacobs(ジョン・ジェイコブズ)の流れをくむメソッド。Hank Haneyは「アマチュアも速く振れ」と説きます。この本は'Tour Tempo'のずっと前に出版されていますが、趣旨はかなり似通っています。

[Haney]

'The Only Golf Lesson You'll Ever Need'
by Hank Haney with John Haggan (HarpaerCollins Publishers, 1999, $25.00)

「距離は金で買えるか?簡単に云えば、イエス。ドライヴァーの普通のシャフトの長さは43インチだったが、今や45〜46インチになっている。長いシャフトによって大きいスウィング弧を得ることが出来、自動的にヘッド・スピードが増す。これは背の高い、腕の長い人が遠くへ飛ばせる理由である。

一般に『私のスウィングは速過ぎる』と考える大誤解がある。あなたが早くてひどいスウィングを止め、遅くしたとしたら、残るのは遅くてひどいスウィングだけである。多くの人々のスウィングは遅過ぎる。PGA Tourプレイヤーの最も遅いドライヴァーのスピードは110 mphだ。一般のゴルファーのスウィングは85 mph。それでも彼らは速過ぎるなどと考え違いする。

実際にはこうだ。彼らのテクニックはひどいもので、あまりにもハードにスウィングしているのかも知れない。しかし、早過ぎる?とんでもない。どっか間違った部分で早過ぎるかも知れないが、全般的には遅過ぎるのだ。

もしあなたの背が低くても機敏でありさえすれば、体格はいいがゆっくりヒットする人より飛ばすことが出来る。スウィングの速度は飛距離を作り出すのに重要である。最長の飛距離を求めるなら、最速のスウィング・スピードを得る必要がある。これがロング・ヒッターの全てが速いスウィングをする理由である。ゆったりしたリズムによって速くは見えないかも知れないが、彼らはインパクトで物凄いスピードを作り出している。Fred Couples(フレッド・カプルズ)だって相当速いのだ。

どんなゴルファーでも2〜3 mphのヘッド・スピードは搾り出せる筈だ。1 mphは2.5ヤードに相当する。全体のスウィングを速くするように努力しなさい。“ゆっくりバックスウィング”という昔の格言はナンセンスである。間違ってほしくないが、速いスウィングというのはハードにヒットすることではない。スピードとハードに打つことは別物である。

飛距離を増すにはドローを打てることが大前提だ。手首が機敏に動けばレイト・ヒットが可能であるが、スライサーがレイト・ヒットしようとするといつもよりもっとスライスしてしまう。

広めのスタンスで右足を開く。これはバックスウィングのターンを大きくする助けとなる。肩をより多く廻し、より多くコックする。手と手首に焦点を合わせる。(身体に焦点を合わせ、手と手首の動きを殺すと、スウィング正確さを増す。しかし、距離は伸びない)クローズド・スタンスでドローを打つ」

【おことわり】画像はamazon.comにリンクして表示させて頂いています。

(July 26, 2004)


インパクトで両手を伸ばす

「結構"photogenic"(写真写りがよい形)になって来た」と書いた私のスウィングですが、まだ数ある欠点の一つはインパクト前後の左肘です。チキン・ウィングを治した時の後遺症で、インパクト直後に即座に左肘が折れ曲がるべくスタンバイしてしまうのです。プロたちのスウィングを見ると、インパクトを過ぎてもなお左腕は伸ばされたままで、左肘が折れるのは胸の高さを過ぎたあたりです。私のは早過ぎます。

私の十八番の鉄砲の比喩ですと、プロの伸ばされた両腕による長いフォローはライフル銃、私の瞬間折り畳み式フォローは拳銃、それも極度に銃身が短い女性用ピストルという感じ。プロのスウィングですと、彼らの打ちたい対象はボール位置ではなく、あたかもその先にあるかのようにパワーはインパクトで衰えません。これも飛距離の秘密の一つでしょう。

次はインストラクターJim McLean(ジム・マクレイン)のヒント。

'Golf Digest's Book of Drills'
by Jim McLean with Larry Dennis (Pocket Books, 1990, $23.95)

「最大限の飛距離を得るためにはインパクト前後で左腕を折ってはならない。左腕を伸ばしたインパクトを迎えるには次のような練習をする。

普通にボールにアドレスする。友人にボールを6インチ遠くに離して貰う。そのボールを打つには嫌でも両腕を伸ばさなくてはならない。この練習で、インパクトの際の腕の状態を筋肉に覚えさせる」

私にはそんな親切な友人はいないので、アドレスした後、6インチ遠ざかるように移動してから打ってみました。アイアンでは抜群の成果を納め、左腕も真っ直ぐになりましたが、ドライヴァーではトゥで接触したためのスライスがいくつも出ました。ドライヴァーは元々離れて立つ上にスウィングが大きくなるので、6インチ離れると遠過ぎるのかも知れません。

(July 31, 2004、改訂June 01, 2015)


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