以下の金言集は当サイトが独自に収集・翻訳したものです。無断転載・引用を禁じます。
「スウィングの中で最速の瞬間はたった一度だけ存在出来る。それが一番必要な時点(=インパクト)でその瞬間を使うべきである」
Dave Evans(デイヴ・エヴァンズ)
「スウィングの間じゅう、単にクラブヘッドのことだけ考えなさい。クラブヘッドを感じるようにしなさい」
Jim Brakeley(ジム・ブレイクリイ)
![[Sarazen]](./golf_pict11/Sarazen2.jpg) 
「グリップはゴルフの75%を占める」
Gene Sarazen(ジーン・サラゼン、右図)
「歳を取ったからといって練習を止めてはいけない。練習を止めるから歳を取るのだ」
Paul Runyan(ポール・ラニヤン)
「バック・スウィングでボールを打つわけではない」(バックで力んでも仕方が無い)
Stewart Maiden(スチュアート・メイデン)
「左腕を左胸に付けて離すな」
Sam Snead(サム・スニード)
「ピッチングが上手ければパットする必要が無い」
John Henry Taylor(ジョン・ヘンリイ・テイラー)
「スムーズであれ。時間をかけ、リラックスし、優雅な状態でプレイせよ」
Mike Hebron(マイク・ヘブロン)
「止まらない限り、どんなに遅くても構わない」
孔子(!)
「ここ2ラウンドで私が最も恐れるのは私自身だ」
Tom Watson(トム・ワトスン)
「優勝出来たメイジャーのどれも、スコアを知らないほど集中の極でラウンドしていた。ここはどこ・私はだれ的朦朧とした状態—完全にコントロールされた完璧なリラックス状態だった」
Gary Player(ゲアリ・プレイヤー)
「スウィングを部分、部分に分けるのは猫を解剖するようなものだ。血液だの、腸だの骨だのをそこらじゅうに並べられるが、それは猫を飼っていることにはならない」
Ernest Jones(アーネスト・ジョーンズ)
「ゴルフTipsはアスピリンみたいなものだ。一錠ならいいだろうが、一瓶全部飲み干したら、生きているのが不思議な位だ」
Harvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)
(September 21, 2000)
'First, at Last'
by John Feinstein ('Golf Magazine,' June 2000)
「PGA Tourのゴルファーで日曜午後遅くに必要な念仏を知らないものはいない:
"Have tunnel vision...Don't let a bad break get you down...One shot at a time...Positive thoughts only...Remember the golf tournament isn't over until you hole out on 18...Keep your mind in the present...Don't ever start thinking about your victory speech."」
| 以下は私の解釈です。 1) Have tunnel vision. 2) Don't let a bad break get you down 3) One shot at a time. 4) Positive thoughts only. | 
5) Remember the golf tournament isn't over until you hole out on 18.
 「もう勝ったも同然」と思うのは早計。2打差、3打差のリードも、OBや池ボチャであっけなく逆転される。No.18をホール・アウトするまで、ベストを尽くすのみ。
6) Keep your mind in the present.
 過去のミス・ショットにくよくよしたりしない。ホールアウトするまで結果(スコア)を考えない。
7) Don't ever start thinking about your victory speech.
 優勝者としてのスピーチやインタヴュー用の気の利いた台詞を考え出したりしてはいけない。それで上の空になり、失敗したプロは数知れない。(私の場合も、ラウンド中にこの「日記」の文章などを考え出すと、大体において失敗です:-))
(October 04, 2000)
'Behind the British Open'
by Mike Purkey and Tara Gravel ('Golf Magazine,' September 2000)
| 「Melissa Lehman(メリッサ・レーマン)は全英オープン開催中のSt. Andrews(セント・アンドリュース)の地元書店において“ブレイヴハート”賞を勝ち得た。 Ryder Cup(ライダー・カップ)の1999年ヨーロッパチーム・キャプテンMark James(マーク・ジェイムズ)は'Into the Bear Pit'なる本を出版し、書店でサイン会を開催中だった。彼はその本の中でアメリカ・チームをクソミソに書いていた。Melissaの夫Tom(トム)を含めて…。 Melissaは六冊の本を手にMark Jamesに歩み寄り、全部にサインを頼んだ。一冊をBen Crenshaw(ベン・クレンショー)夫妻、一冊を大統領候補George Bush Jr.(ジョージ・ブッシュ二世)、そして一冊をTom Lehmanにあてて「想い出に感謝」と書くようにリクエストした。 本の中で、Mark JamesはTom Lehmanの道徳心、信仰心が疑わしいとし、更に最終日No.17でJustin Leonard(ジャスティン・レナード)がロング・パットを決めた後の馬鹿騒ぎのリーダーはTomであると告発していた。 Lehman夫人は夫は騒ぎのとき観客席に近いサイドランに居たこと、また日曜日のNo.1においてTomが歌ったのはJamesが書いているように'God Bless America'ではなく'The Star-Spangled Banner'であることも注意した。 | 
Mark Jamesは誠実に対応したが、不快であるのは明白だった。そうだろうともさ。
『あれは彼女流の抗議だよ』と、後日Tom Lehmanは語った。云ってみれば『ヘイ、これは私の旦那よ。私の連れ合いをこき下ろして、私が有り難がると思ってんの?』という感じだね。これだから、私は彼女を愛してるんだよ」
(October 04, 2000、改訂January 06, 2019)
東京にお住まいの松尾さんからのレポートです。「最近、80を切る人が少ないなあ」と思っていた矢先でした。いよいよ秋のゴルフ・シーズン。松尾さんに続いて多くの投稿を期待しています。
いつか「80を切った、その日」のレポートを私も書いてみたいと、ずっと思っていましたが、遂にその日がやってきました。10月4日、39-40の79で達成です^^。実は少し前に「ゴルフ・80を切る!日記」の高野さんとメールのやり取りをしていて、その時に、「もしか80台が切れたとしたら、またメール差し上げます」なんて書いてしまっていたものだから、早めに達成しておかないと格好悪いなぁTTと思っていたのです。そのメールが8月ですから、二ヶ月以内というのは許容範囲内でしょうか。上がり1ホールはちょっとビビリ入ってました。
まずはコースの紹介から。昭和の森GC(東京都昭島市)、レート69.8、5,772ヤード、37-35のパー 72。私が知っている数少ないコースの中で、最も簡単なコースです。短い・広い・平ら等、ゴルフを難しくする要素の全然ない所で、ベストスコアを更新するのだけが目的ならこのコースをお勧めします。10月中なら早朝ゴルフで9,200 円^^; 結構安いです。午前5時にスタートで、天候は曇り時々雨、無風でした。
ラウンド途中の詳細は省きます。数字だけ並べますとパット36、バーディ1、ボギー6、ダボ1の7オーバー、パーオン11(18)、フェアウエーキープ10(13)というところです。
さて何が良かったんでしょうか。三つ上げられると思います。
1. バットでの素振り、2. 気合、3. ギア
まずバットでの素振りですが、これはお勧めです。高野さん紹介の様々なTipsを試してみても、どうしてもリズムが速くなってしまいがちな私ですが、重い物を振る事によって安定してきたように思います。ちなみにバットはゴルフのグリップが入った物で、二木ゴルフで3,600円で購入しました。
メンタルに関しては、打つ前に「あのバンカーに入れるんだ入れるんだ」みたいな気合を入れていました。高野さんが以前書かれていた、国定忠治@赤城山風に立って、更にその時に目標を睨み付けるのです。なかなか格好が良く、しかも効果があると思います。そうそう、あのエピソードにはほのぼのしました。
ギアは今年になってから全部替えました。ドライバーはUSGAでは違反のキャロウェイERC(Sの10度)、これは結構飛びます。アイアンは3〜PWまで同じくキャロウェイX-14、AWとSWはざらざらフェイスのPureSpin、パターはネバーコンプロマイズα2です。アイアンに関してはライ角をフラットにカスタマイズしてあります。特筆すべきはPureSpin。技術の無い私でもスピンがかかります。スピン系のボールを使うとグリーン奥から戻ってきます。ビックリ。
ちなみにバッグもキャップもキャロウェイにして、ぱっと見キャロウェイ野郎です^^; ボールもルール35にしようかな…。
悪かった所といえば、1. パット、2. 朝一のショット、3. フェアウェイウッド、というところでしょうか。特にパット数36は悪いです。家では手袋なしで練習してるのにグリーンでは手袋を外すのを忘れるという、単にお馬鹿なだけなのでこちらは自分で反省しておきます。
目出度く80切りを達成しましたが、さてこれは実力でしょうか。他のコースでもいいスコアが出るでしょうか。実は明日は会社のコンペです。早速力が試されるわけです。本人としては連続70台で、ベスグロニアピンドラコン総取りでいきたいのですが、どうなる事やら(無理)。
(October 06, 2000)
『広辞苑』によれば、“後の祭”には「手遅れ」の意味の前に、「祭の済んだ翌日、神饌(お供え)を下ろして宴会をする」という意味が出ています。本番の後に、もうひとヤマあっていいわけです。
'100 Must-Have Skills for the New Millennium'
by Instruction Panel ('Golf Tips,' Jan/Feb 2000)
「素晴らしいショットが出来た場合、スコアカードにメモしておく。ラウンド終了後、スコアカードを手に、その素晴らしいショットを連続的に再プレイする。コースでのショットを視覚化し、素晴らしいスウィングを追体験し、もう一度打つ。ラウンド後にスコアカードをプレイすることにより、大成功のショットを増やすための視覚化技術を身につけることが出来る」
上のようにいいプレイをメモリに保存しておくことも重要ですが、失敗したホールを再点検することも必要ではないでしょうか?その時の気分、体調、戦略を思い返し、冒険心、虚栄心、興奮、自暴自棄などがなかったかどうか、冷静にクラブを選択し、正しくスウィングの種類と狙いを選択したかどうか…などの記憶を辿るのも意味があることと思われます。後になってみれば、馬鹿げた一打が70台を80台に変えてしまったことに気づくこともある筈です。それを嘆くだけでなく、「二度と同じ過ちはしない」と心に誓うのが、“後の祭”にふさわしいようです。
(October 06, 2000)
'The Complete Golfer'
by Tom Dorsel, Ph.D. (Allyn and Bacon, 1996, $19.00)
「画期的飛躍を望むのではなく、小さい前進による段階的改良を求めるべきである。最初は快適領域の低い方の値(平均スコア85の人なら80、81)でコンスタントに上がることを目標にする。最も重要なのは、快適領域の高い方の値を出すこと避けることである。出来の悪い数ホールが連続しても、諦めてはいけない。その日が、快適領域の高いラインから遠ざかるための格闘の日なのだと思うこと。
逆に、出来のいいホールが続いても浮かれてはいけない。記録破りのスコアの可能性などを考えてはいけない。現在の成功をもたらしているメカニクス(スウィング動作)に集中する。自分にこう語りかけなさい、『スコアはコントロール出来ないが、毎ショットに頭を残すことは継続出来る』。全18ホールにわたって一貫して適用された動きは、間違いなくいいスコアに繋がる筈である。
何ホールにわたって集中心が持続するかを確認するのも大事である。昨日No.7迄であったら、今日はNo.8まで頑張る。そこで失敗したら、残りの全ホールに挑戦する。次のラウンドに継続してもよい。
可能なら、常に快適領域の一歩下のスコアを目指していくつかパーをもぎ取る。これによって快適領域は下方にシフトする」
(October 12, 2000)
自己をコントロールするとなると、欲望や怒り、焦りなどを鎮めるための心理学が必要になります。「スコアや他人との競争は忘れて、今日も広大な緑の芝生を歩める幸せを味わい、生きている喜びを実感しなさい」と説く人もいます。これは宗教への入口です。心を“無”にしてプレイするというのは、禅の世界。更に、自信を植えつけるための自己催眠術は“潜在意識”をターゲットにしていますが、こうなると人間の脳と意識を探る最新の学問に近づきます。
たかが球転がしなのに、随分凄いですね。しかし、まだまだあります。クラブ選択のためには原始的測量学(目測)をマスターする必要があり、プレイに影響する湿度、風速を判断するための気象学も必要です。芝の種類と特徴、芝目を読むためには農学(園芸学)、バウンスの度合いを推測するには物理学や力学、体力の消耗を防ぐ栄養学、サンドイッチとサンドウェッジの違いを知る語学、スコアを数える数学(算数ですかね:-))。
もっとあります。Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)のように自分がこれから打つボールの到達地点を前もって“見る”予見能力、“期待したものを獲得する”念力(サイコキネシス)。こうなると、もうSFの世界。
以上のような総合力を土台にプレイし、なおかつ"It's just a game."(単なる遊びだよ)と涼しい顔をしなければいけないのです。大変なスポーツです。
(October 13, 2000)
'Strategy' from 'Golf Magazine's Complete Book of Golf Instruction' 
by George Peper et al. (Harry N. Abrams, Inc., 1997, $45.00)
「普通のPar 5を三つに割ってみれば、一区画は平均175ヤードである。Par 4より短いのだ。
【編者註:例えば376ヤード Par 4は二打でオンさせることが求められている。この場合、376ヤードを2で割れば188ヤードである。516ヤード Par 5は三打でオンが基準なので516ヤードを3で割ると172ヤード。つまり、計算上、Par 5はPar4より一打当たりの飛距離が短いということになる】
しかし、Arnold Palmer(アーノルド・パーマー)が指摘するように、『Par 5の全体の距離は一般のゴルファーを威圧する。その結果、あまりにも力の篭もったスウィングをしてしまう。一打目も二打目も…』これが、大抵のスコアカードでPar 5がハンディキャップ No.1のホールになっている理由である。
Par 5でのティー・ショットはPar 4より飛ばさなくていい。安全にフェアウェイに運ぶことが第一だ。これに成功すれば、少なくとも一打節約出来る。
二打目も同じ方針で臨む。ホールに近づけようという誘惑は、トップ・ショットへの近道となる。Par 5での二打目で最大の飛距離を出そうという試みは、選択肢としては一番最後に選ぶべきものだ。大抵のPar 5における450ヤード付近には、必ず池や川、バンカーなどが配置されている。それらを越えてグリーンに乗せる自信があればいいが、不安があるならトラブルの手前に刻んで、イーズィに打てる三打目を用意することだ。
『少しでも近づけよう』というショットは、往々にしてハーフ・ウェッジなどの難しい距離を残す。正しい刻み方は、扱いやすい簡単なショットで安心して旗を狙える位置へと運ぶこと。これは、実は非常に攻撃的なプレイなのだ(そうは見えないが)。ほとんどのゴルファーは、三打目まで攻撃的姿勢を抑えておくことだ」
(October 23, 2000)
コースへ着いて、真っ直ぐ練習グリーンの芝の状態を見に行きました。先週は超高速グリーンでしたが、今は“にこげ”というか生え始めたばかりの“恥毛”(?)というか、とにかく柔らかい芝の芽がてんでに伸びていて、遅いこと、遅いこと。もう数日伸ばしてから、やっと刈るのでしょう。というわけで、本日もパットをパスする決意を固めました。
![[Tina & Chris]](./golf_pict2/tina&chris_color.jpg) 
もうすぐ昼なので、ドライヴィング・レンジへ行くのは後回しにし、先に食事することにしました。食堂のドアを開けたら、入れ違いに子供が飛び出して行きました。前に御紹介した、タイ人女性Tina(ティナ)の息子Chris(クリス、9歳)です。「どうしたの?」と食堂勤務のTinaに聞きますと、「あなたを見つけて、絶対コースに連れて行って貰えると決め込んで、パットの練習をしに行ったのよ」だそうです。祝日でもないのにどうしたのかと思ったら、今日は学校の先生の面接日で、3時に母子で学校へ行くが、それまでは遊んでいていいのだそうです。
食後、ドライヴィング・レンジで何発か打ったのですが、見ていたChrisが「まだ、うんとこさボールがあるね」とじりじりしています。一応好調なので、カゴの半分は隣の爺さんに上げて、早々にスタートしました。
Chrisが自前のパターを持って来ましたので、私はグリーンに乗せるところまでプレイし、後はChrisに任せました。最初は強く打ち過ぎて3パットしていましたが、次第に「パット・パット・ゴルフ」で鍛えた本領を発揮し、いいタッチで打つようになりました。最初は、「このグリーンはこう傾斜しているから、どうたらこうたら」と“指導”していたのですが、後半は“放し飼い”にしました:-)。
Chrisのグリーンの読み方は、グリーンに寝そべってしまいます。芝を撫でながら、「この草、ボクの髪の毛みたい」と云ってました。彼はタイ人とアフリカン・アメリカンの混血なので、髪の毛が縮れています。黒人の髪の毛は一見硬そうですが、実はとても柔らかいので彼の表現は適切です。まだ子供なので、あまり髪の毛のことを意識していないのも可愛いです。大人になると、薬品でストレートにしたり、編んだり、剃ったり、とにかく皆さん、縮れ毛が嫌いになるようです。
私に慣れたためか、カートの運転にも慣れたせいか、神風タクシーのような運転を始め、危なくてしようがありません。注意すると、"I know. I know." 「もっと先で止まって頂戴」と云うと、"I know. I know." 頭のいい子なのですが、頭が良く思われたいという時期でもあるようです。「君は何でも知ってるんだね」と嫌味を云ってやりました:-)。
「今日は面接なんだって?」
「うん」
「先生がお母さんに『Chrisは怠け者ですね』とか云うんだ」
「ちがわい!」
「じゃあ、『Chrisは何でも知ってるんですよ』かな?」
「そう、そう:-)」
四回も1パットを決めたりして(そのうち三つはパー)、もうChrisはゴルフにハマってしまったようです。
気温は29℃。また夏の日が戻って来ました。早くライ・グラスが伸びて、ちゃんとした芝になって欲しい。そうなったら、Chrisに負けないように、いいパットをしなくちゃ。
(October 23, 2000、改訂May 30, 2015、再訂January 04, 2017)
スポーツ心理学者Dr. Richard Coop(ディック・クープ博士)の場面別メンタルtip。
'Testing Tee Shots'
by Dr. Richard Coop ('Golf Magazine,' June 2000)
| ・ティー・グラウンド 練習する時間がある場合は、ゴルフ用筋肉をウォームアップさせる。ウェッジからドライヴァーまで打った後、十球ほどは最初の数ホールをプレイしているつもりで、各ホールを攻めているように打つ。 練習の時間が取れない時は、ドーナツ型の錘(おもり)を付けたクラブを振る。お喋りの輪を数歩離れて目をつむり、長くエフォートレスなスウィングに焦点を当て、本番ではそれを再現する。 ・ハザード ポジティヴな心構えを得るため、以前の完璧なショットの記憶を反芻し、それを身体が再現するように仕向ける。 | 
もし、素晴らしいティー・ショットが実現出来たら、ティーを拾ってスタスタ歩き始めてはいけない。そのショットの感覚を全身に満たし、記憶に焼き付ける。これは、いつかポジティヴな手がかりを必要とする際に使える。
・プレッシャー
私の大学にバスケットの伝説的コーチがいる。対戦チームがフリースローをしようとするこちらの選手のタイミングを外そうとタイムをかけるのはよくあるテだ。こういう場合、このコーチは常に「我々がフリースローに成功した後の作戦だが…」と選手達に語りかける。要するに、彼は成功を当然の過去のものとして語ることにより、その選手に実行可能な能力と自信を感じさせるのである。プレッシャーを感じたら、この方法を試されたい。
 ・おまけの飛距離
オーヴァー・スウィングをしようというのは、完全にリスキーである。もう少し距離が欲しいという場合は、本能に逆らって自己記録の75%の地点をターゲットにする。これは筋肉をリラックスさせ、フリーなスウィングへと導く。多分、自己最高飛距離をオーヴァーすることだろう。
また、メカニクスよりもテンポとリズムに焦点を合わせる。大抵のゴルファーは、距離を増やすのは完璧なメカニクスだと考えるが、実はパワフルなスウィングに敵わない。パワーはリラックスした筋肉から生ずるものであり、メカニカルな思考はテンションを作り出す。だから、コントロールの度合いを減らすことによってパワーにスウィッチを入れるべきなのだ。
(October 27, 2000、改訂May 30, 2015)
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