Golf Tips Vol. 46

ヴィデオ版Five Lessons『モダン・ゴルフ』

'Ben Hogan: The Golf Swing'
by Jim McLean (The Golf Channel, 2000)

前にSam Snead(サム・スニード)のスウィングを解剖したJim McLean(ジム・マクレイン)による、The Golf Channel(ゴルフ・チャネル)市販ヴィデオの二作目です。TVで放送されたのですが、直後に$39.95で市販を開始しました。高いですね。私は録画出来たので、買わずに済んで喜んでいます。

Sam Sneadのヴィデオは当人との一問一答でしたが、Ben Hogan(ベン・ホーガン)はもうこの世にいないので、彼のベストセラー'Five Lessons: The Modern Fundamentals of Golf'(邦題『モダン・ゴルフ』)を順を追って解説するという趣向。Ben Hoganの実写フィルム、Jim McLeanの弟子をモデルにしての解説と色々出て来ます。

[supination]

本に忠実に即していますので、グリップの詳細(約10分間)、ポスチャー、スウィング・プレーン(テイクアウェイとダウンの違い)などが判り易く説明されます。当人によるヴィデオでない利点として、「Hoganはこう書いているが、彼自身はそうやっていない」といった説明が聞かれます。例えば、
1) 「両肘は出来るだけ近づける」と書かれ、両肘がぐるぐる捲きにされたイラストが出ているが、Hoganの両肘はそれほどくっついていなくて、かなりリラックスしている。
2) 「右腕は左腕より身体に近いアドレス」と書かれているが、Hoganはそう極端にやっていない。

やはりBen Hoganのスウィングのスロー・モーションが見ものです。ここでは相当オーヴァー・スウィングのものが使われています。テンポが速い。驚くべきことに、頭はインパクトまで上下左右どちらにも微動もしません。

本に出て来る"supination"(スーピネーション)と"pronation"(プロネ−ション)は、英語を母国語にする人達にさえも難解な言葉とされています。Jim McLeanは「インパクトで手首が手の甲の方に(凹に)折れる動きが"pronation"で、これは加速をダウンさせ、パワーをロスし、チキン・ウィングの原因となる」と云い、「逆にインパクトで手首が甲の方に盛り上がる(右の写真のように手首が凸の形になって手より若干先行する)形がHoganの云う"supination"で、Hoganが最も重要な要素と云った部分」と説明していました。非常に判り易い説明です。"Supination"をマスターするには、小さな巾で振り子運動をし、手首を盛り上がらせることを繰り返すといいそうです。

(August 22, 2000)


Hale Irwin(ヘイル・アーウィン)の練習

'50 Greatest Golf Lessons of the Century'
by John Jacobs with Steve Newell (HarperCollins, 2000, $17.50)

「1980年代の半ば、私はイギリスを発ちアメリカにある私のゴルフ・スクールの一つに向かっていた。到着して驚いたのだが、Hale Irwin(ヘイル・アーウィン)は私を待つ間の二週間、一日六時間もボールを打っていた。それも、両足をつけての練習ばかりだった。U.S. Openに数回優勝し、世界のベストの一人なのに、普通のフル・スウィングをしなかったという。この忍耐、この専心。あなたにも、これが必要だ。

ミドル・アイアンを手に、両足をつけて打つ。もしダウンスウィングでバランスを失えば、それは身体の動きが過度である徴候(しるし)である。

アマチュアの典型的過ちは、両肩でバックスウィングを終わらせ(これはスウィングをフラットにしてしまう)、ダウンスウィングのスタートを両肩で始めてしまう(これはアウトサイドからの手打ちになる)…というもの。身体を使い過ぎ、ダウンスウィングの開始が早過ぎる。Hale Irwinも時折軽度のこの傾向に悩んでいたというわけだ。

この両足をつけての練習は、特にスライス気味の人に有効で、両肩からのダウンスィングのスタートを直してくれる」

(August 24, 2000)


短いパット

'Don't Go Halfway'
by Editors ('Golf Magazine,' July 2000)

「5フィート(1.5m)以内のパットで、カップの縁を狙ってはいけない。

ここでの選択は、カップの反対側に当って落ちるようにしっかり打つ方法か、丁度カップで息絶えるように打つか、どちらかである。後者は曲がりの激しいグリーンで選ぶべきものだ。そうでない場合に縁を狙うのは、攻撃的パッティングを回避する意気地のない態度である。カップの内側を狙い、しっかり打つべし。

曲がりの激しいグリーンで、攻撃的パッティングはスリー・パットを意味するという場合だけ例外である。このようなケースでは、カップの外を狙って充分ソフトに、最後の一転がりでカップ・インするように打つ。

これら二つの間のどっちつかずの方法は、全て失望へと繋がるものである」

(August 25, 2000)


チップ vs. パット

'Chip vs. Putt: No contest'
by GolfDigest labs ('Golf Digest,' September 2000)

「あなたはグリーンから6フィートのところにいるとする。『最悪のパットは最良のチップに等しい』という金言を思い出しながら、あなたはパットすべきだと考える。しかし、TVで観るプロ達はこういう場面でピッチング・ウェッジかサンド・ウェッジを抜き出すことを知っている。つまり、上手いゴルファーはチップすべきで、下手なゴルファーはパットすべきなんだ…と思うでしょう。

間違い。誰でもパットすべきなのです。'Golf Digest'が300人のゴルファーを対象に調査し、USGAの統計専門家に分析して貰ったデータがある。ピンから36フィート、グリーンから6フィート離れた位置に立ち、ピンそば3フィートにつける確率は、どのレヴェルのゴルファーであれチッピングよりパッティングが優っているという結果だった。

以下はピンから36フィート、グリーンから6フィート離れて、ピンそば3フィートにつけられる確率。

Handicap Chips Putts
0〜5 49% 59%
5〜10 39% 51%
10〜15 32% 49%
15〜20 35% 39%
20+ 23% 31%

議論の余地は全く無い」

“ロブ馬鹿”の私にバケツの水をかぶせるような記事です。困りますね、こういう記事は:-)。

(September 02, 2000)


ホールはゴールではない

ショートゲーム専門インストラクターDave Pelz(デイヴ・ペルツ)がデータを駆使してまとめたパットを成功させる秘訣の公開。

'Putt Like the Pros'
by Dave Pelz with Nick Mastroni (HarperPerennial, 1989, $13.50)

[Pelz]

「Bobby Jones(ボビイ・ジョーンズ)もJack Nicklaus(ジャック・ニクラス)も、『ホールで息絶えるようにパットせよ』と云っていた。私も長い間これを受け入れていた。しかし、これは間違いだ。

ホール近くは無数の踏み跡により、凸凹になっている。“ホールで息絶えるようにパット”したのでは、この凸凹を越えてホールに到達出来ない。ではどう打てばいいのか?

近所にある、グリーンの素晴らしさで知られているコースでテストさせて貰った。ボールを一定に転がす器械を最適のスピードに設定し、蓋をしたホールの中心を通過したボールがどの程度転がるかを測定した。18ホールでの測定の結果、最適のスピードだとボールはホールを17インチ(43 cm)通過することが分った。

逆の方法でもデータを取ってみた。異なるスピードで最適のラインを通る割合を調べたのだ。12フィート(約4 m)離れ、3インチのブレイクがあるラインで、一つのスピードで100パットずつ試した。

Bobby JonesとJack Nicklausが云う「やっとホールに到達するスピード」だと、100パットのうち12個しか入らなかった。

ホールを5インチ(約13 cm)過ぎるスピードでは25%の成功率、10インチ(約26 cm)過ぎるとほぼ50%、15〜20インチ(38〜51 cm)通過した場合は成功率が68%となった。これ以上は成功率は落ちる一方だった。

結論:パットを沈めるための最適のスピードは、ホールを約17インチ(43 cm)通過するスピードである(ミスもあり得るが入る確率が最高)。

17インチというのはパットの長さに関わらない。3フイートであろうが、100フィートであろうが同じ。これは上り、下りのラインにも影響されない。

強(こわ)いバミューダ・グラスであれば20インチ、スムーズなベント・グラスであれば10〜12インチなどの調整は必要である。

Jack Nicklausは間違っていたわけだ。では、どうしてJackはあんなにもパットを成功させ、偉大なゴルファーになったのか?答えは、勿論、彼は“ホールで息絶えるようにパット”などしていなかったのだ。

注意:この“17インチ”を発見した日、喜びのあまりPGAトーナメント出場中の友人Jim Simons(ジム・サイモンズ)に電話した。彼は『夜中の二時に何だってんだ』と云った。私は二時間にわたって説明し、彼も次第に興奮した。彼は『数時間後にスタートする予選ラウンド二日目で、“17インチ”を実行する』と約束した。その夜、Jim Simonsから電話があった。彼は強く打ち過ぎてOUTで六回もスリー・パットし(INでは“17インチ”を止めたのでスリー・パット無し)、予選落ちしてしまったというのだ。一夜漬けは危険だという一例である。最適のスピードでボールを転がすには、そのために必要なタッチを身につけなくてはいけない。

もし、素晴らしいタッチを持つプロのお手本を見たいのであれば、Ben Crenshaw(ベン・クレンショー)がお薦めだ。彼は常にホールに入る可能性を秘めたスピードでボールを転がす」

'Dave Pelz's Putting Bible'
by Dave Pelz with James A. Frank (Doubleday, 2000, $30.00)

「私のショート・ゲーム・スクールでは、“17インチ”を距離のコントロール法として教えている。実際のところ、“17インチ”は距離であってスピードではない。しかし、“17インチ”について学べば学ぶほど、生徒達はこれをパッティング・スピードとして考える。“17インチ通過”は、最適のラインを作り出しパットを沈めることが出来る最適のパッティング・スピードとなっている」

【おことわり】画像はamazon.comにリンクして表示させて頂いています。

(September 12, 2000、追補May 30, 2014)


パットが決まる確率

'Precision Putting'
by James A. Frank (Human Kinetics, 1999, $16.95)

以下はDave Pelz(デイヴ・ペルツ)がまとめたデータの引用です。トーナメントにおいて、平均的PGAプロがホール・インさせたパーセンテージを距離別に分類したもの。5フィート以上離れたら、入る確率は五分五分、もっと離れたら1/10。自分に愛想を尽かすのは早計というデータです。

距離 成功率
5 feet ( 1.52 m) 45〜65%
10 feet ( 3.05 m) 15〜30%
15 feet ( 4.57 m) 10〜22%
20 feet ( 6.10 m) 6〜16%
25 feet ( 7.62 m) 4〜13%
30 feet ( 9.14 m) 3〜9%
35 feet (10.67 m) 2〜7%
40 feet (12.19 m) 1〜6%
45 feet (13.72 m) 0〜5%
50 feet (15.24 m) 0〜4%

(September 18, 2000)


スムーズなパットへの道標

'Precision Putting'
by James A. Frank (Human Kinetics, 1999, $16.95)

「スムーズなパットを身につけるいい方法の一つは、目をつむってパッティングすることだ。しかし、中にはそんなことが不可能な人もいる。そういう人は何かを見なくてはならないが、パターヘッドやボールを見るのは、テンションが高くなるので最悪の選択だ。

グリップの前方下部に修整液(文房具)などで小さな丸を描く。頭を動かさず、ストロークの間中この丸を見続ける。丸を見る以外は、通常のパッティングと同じ。何も変えてはいけない。

Johnny Miller(ジョニイ・ミラー)はトーナメントでこの方法を実行し、1976年のBritish Openに優勝した。

いつものようにボールとパターヘッドを見つめて五つのボールを打ってみなさい。次に、グリップの丸を見ながら五回。後の方がスムーズでテンションが無いことに気づく筈だ」

これを練習グリーンでやってみました。私のOdysseyパターは、グリップ下部に渦巻状のロゴが配置されているので、修整液を持ち出す必要もありません。結果ですが、驚くなかれ、1.5〜2mではぼんぼん入ります。ホント。6mぐらいの長いのも連続して入りましたが、あれは偶然だったのでしょうか?お試しあれ。

(September 18, 2000)


秋季グリーン対策

ショートゲーム専門インストラクターDave Pelz(デイヴ・ペルツ)による秋口のパッティングのコツ。

'Choke Down on Fast Greens'
by Dave Pelz ('Golf Magazine,' October 2000)

「秋は超高速グリーンの季節である。暴走機関車より速く転がる。何故か?湿度減がスピードを30%速めると、専門家は云う。また、涼しいため、あまり水をやる必要が無いので、これもグリーンを硬くする要素である。暑く、湿度が高い時期には、芝の葉はしなやかなので、ボールは葉の上を転がるのではなく、葉を分けるように進む。低温になると同時に葉はふくれるため、ボールは芝から持ち上げられ、従ってグリーンのスピードが増すことになる(これも専門家の意見)。

速いグリーンと厳しいダウンヒル・パットには、二つの対処法がある。伝統的方法はパター・フェースのトゥ(先端)に近い部分で打つもの。これは確かにボールをゆっくり転がすが、フェースがインパクトでオープンになるため、ラインから外れ易い。

もう一つの方法は、シャフトを短く持つことだ。フル・スウィングでクラブを短く持つと、ショットが短くなる。同様に、グリップより下(極端に云えば金属部分)を持つことにより遅い転がり、短めのパットを実現出来る。この方法は、伝統的方法と異なりスウィート・スポットでボールに接触するので、ボールはラインから外れず、ホールに入る確率が高くなる」

(October 10, 2000)


スウィング・キイ大全集・前篇

'Swing Thoughts'
by Don Wade (Contemporary books Inc., 1993, $12.95)

・Mike Reid(マイク・リード)

「プレッシャーの下では、浅い呼吸をしがちである。これは脳への酸素の供給を減じ、脳を短絡(ショート)させる原因となり、クリアにものごとを考えられなくなる。これを予防するには呼吸法に充分注意することだ」

・Mark Brooks (マーク・ブルックス)

「最大の効き目があるのは、バックスウィングのトップに集中することだ。右肩の上に窪みがあって、そこへ両手を置くかのようにする。これは非常に簡単だが、二つの重要な働きをする。一つはバックスウィングを完了させること。第二は、自然にクラブをゆっくり上げるので、いいテンポが生まれることだ」

・Debbie Massey(デビイ・マッセイ)

「わたしの発見は両手を低く、自然にだらりと下げること。こうすることによって緊張は消え去り、100%快適にボールに向うことが出来る。スウィングの間中バランスが取れ、ペース配分もうまくいき、何度でも同じスウィングを繰り返せる」

・Ed Snead(エド・スニード)

「いいテンポで身体を廻しクラブを振る最良の方法は、両手、両腕をリラックスさせ、両肩でスウィングを始動することだ」

・Roger Maltbie(ロジャー・マルトビー)

「PGAツァーにいた1976年頃、私はフックで悩んでいた。Ken Venturi(ケン・ヴェンチュリ)に見て貰ったところ、『原因はあなたの膝だ。膝の柔軟性を欠くため、正確さを損なうばかりでなく、フックを生じる。ダウンで右膝を左へ送ることによって、クラブフェースが急速にクローズになることを阻止出来る』これに注意することにより、トップやダフリも少なくなった」

・Rik Massengale(リック・マッセンゲイル)

「大学時代、Harvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)に教わった。彼の持論はスウィングの底(最低点)がいかに重要かというものだった。『ティーショットではティー・ペグを弾くようにする。フェアウェイではボールの下の草を毟(むし)る』というもので、これは長い間私に役立った」

・Donna Caponi(ドナ・カポニ)

「私は多くの人と反対。プレッシャー下では、私はスウィングがあまりに遅くならないように努めなければならない。トーナメントの最終ホールでは私のバックスイングの間に、あなたは『戦争と平和』が読めるくらいだ」

(October 16, 2000)


スウィング・キイ大全集・後篇

'Swing Thoughts'
by Don Wade (Contemporary books Inc., 1993, $12.95)

・Calvin Peete(カルヴァン・ピート)

「私の注目するところは、トップで左の親指がクラブ・シャフトの真下にあって、ターゲット・ラインに平行かどうかということだ。もしそうなっていれば、それは三つのことを保証してくれる。先ず、いいテンポでスウィングしていること。次に、バック・スウィングを完了させたこと。第三に、クラブがターゲットの右を指したり、左を指したりしていないことだ」

・Ben Crenshaw(ベン・クレンショー)

「私はBobby Jones(ボビイ・ジョーンズ)の本をどのトーナメントにも持参することにしている。彼は『クラブヘッドを振れ("Swing the clubhead.")』と説く。『メカニカルな想念が心に忍び寄って来ると、それらはプロセスを妨害する。どんなショットをしようとする場合でも、長い十分なバック・スウィングをする努力をしなければならない。それはあなたのスウィングを調整する時間を与えてくれる』」

・Nancy Lopez(ナンシイ・ロペス)

「1) 私が唯一集中するのは"extension"(拡張)ということだ。テイクアウェイでは出来る限り遠くへ両腕を伸ばす。“低く、ゆっくり”と。ダウン・スウィングではボールに向って加速する。これを助ける最高のイメージを持っている。それは本当のボールの先3〜4インチのところにもう一つのボールを想像し、二つのボールを打つ。この方法はボールとターゲットに向って身体を拡張させてくれる。

2) プレッシャーの下では、ショットの前に二、三度深呼吸する。これは多量の酸素を脳に送り込むので、私はクリアに考えることが出来、私の筋肉をリラックスさせる。歳をとると、リラックス出来るどんな方法でも大切だ」

・Rosie Jones(ロズィ・ジョーンズ)

「プレッシャー下でよいショットをするために必要なことは、if(もし)、but(だけど)、maybe(恐らく)などのネガティヴな想念を捨てることである」

・Doug Sanders(ダグ・サンダース)

「人々は私のスウィングが短いと云う。私のバック・スウィングは短いが、スウィング総体は結構長いのだ。私としては、バック・スウィングをもっと長くすべく、二つの鍵によって努力している。第一の鍵はボールの後ろまで左肩を廻すこと。第二はバックスウィングを可能な限りゆっくり保つことだ。早いスウィングはバックスウィングを短くさせるからだ。これら二つのキイは99%のゴルファーに役立つ筈だ。Doral Open 1967に優勝する前夜、私は寝る前に私のスウィングを視覚化することに集中した。長く、ゆっくりとバック・スウィングする自分を何度も何度も見た。その週、私のスウィングは6インチ通常より長かった」

・Bruce Devlin(ブルース・デヴリン)

「私が最も助けられたスウィング・キイは、バック・スウィングで左肩が顎の下へ来るまで待つというものだ。これはバック・スウィングを完了させるだけでなく、スウィングがあまりに速くなり過ぎることからも救ってくれた」

・Hal Sutton(ハル・サットン)

「プレッシャーが高まって来る際、私はそれに対抗する何か小さなものを見つける。例えば、草の葉一枚に一生懸命集中すると、群衆やその他の心を乱すものをブロック出来る」

(October 25, 2000、改訂December 19, 2016)


十本指グリップの勧め

伝説的インストラクターHarvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)のグリップtip。

'The Game for a Lifetime'
by Harvey Penick with Bud Shrake (Simon & Schuster, 1996, $10.00)

「これは故Jimmy Demaret(ジミイ・デマレ)が云っていたことだ。彼はHarry Vardon(ハリイ・ヴァードン)のオーヴァラッピング・グリップにしていたが、それが誰にでも最適だとは思っていなかった。彼自身にとっても…。

Harry Vardonは、大きく、強く、速い両手を持っていたので、右手を殺すためにオーヴァラッピング・グリップを考案した。これは彼のためには最高だった。『しかし、力があり過ぎて困るというゴルファーが何人いるだろう?』とJimmyなら云うだろう。彼はアヴァレージ・ゴルファーは十本指グリップを習得すべきだと考えていた。これは俗にベースボール・グリップと呼ばれているが、それは間違いだ。野球とは親指の位置が異なる。

Jimmyは『十本指グリップは、誰にでも勧められる基本的なグリップだ。大抵のゴルファーは早過ぎる両手と格闘したりしない。反対に、早くないのが問題なくらいだ』

『両手を使うことでパワーが生まれ、コントロールも良くなる。私自身はオーヴァラッピング・グリップに慣れてしまって、これを変更するには時間がかかり過ぎるし、今のところ全てうまく行っていて変更の必要も無い。しかし、私が入門者であるか、あるいはゴルフで食っている人間でないのならば、絶対に十本指グリップにしているところだ』

あなたがボールを手堅くピシッと打つことに問題を抱えているなら、十本指グリップを試してみるべきだ。クラブを軽く保持すること(特に右手)に注意。右手親指をハンドル(グリップ)の左側に置いて、右手がスウィングを制圧しないようにすること」

(October 19, 2000)


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