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Interview with the Vampire

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』

[Poster]


・原題をクリックするとamazon.comのInternet Movie Databaseの詳細データが見られます。邦題をクリックすると「allcinema」のデータが見られます。

・Part 2は普段は隠れていて、クリックするとJavaScriptによるウィンドウにて表示されます。取り扱いには十分お気をつけ下さい。

公開:1994
監督:Neil Jordan
出演:Tom Cruise、 Brad Pitt、Antonio Banderasほか
範疇:原作もの/ホラー/ドラマ

私の評価 :☆

【Part 1】

私はホラー映画が嫌いなのです。それで、☆。うちのカミさんはホラー大好きで、この映画の原作もちゃんと読んでいました。最初は彼女につきあって観たのですが、まあ血糊の量が多いし、太陽に当たると灰になっちゃう吸血鬼ですからほぼ全編暗い画面ばっかし。うっとうしい映画です。

[Jackson]

現代のサンフランシスコで、Christian Slater(クリスチャン・スレイター)演ずるルポ・ライターが、Brad Pitt(ブラッド・ピット)がヴァンパイアとなった頃から現在までの物語を聞き始めます。Brad Pittは1791年、24歳だった時にニューオーリンズで妻を亡くし、生きる意思を失っていました。そんな彼にTom Cruise(トム・クルーズ)のヴァンパイアが目を付け、血を入れ換えてBrad Pittもヴァンパイアにしてしまいます。

Brad Pittは人間の生き血を吸って殺してしまうことに罪悪感を感じ、Tom Cruiseのやり方に反発します。ある日、死んだ母親の側で泣いている少女を見つけ、哀れを感じて血を吸って殺してしまいます。しかし、Tom Cruiseが娘を助け、彼女もヴァンパイアにして三人での生活が始まります。

何百年も生きているTom Cruiseは、娘にああせいこうせいとうるさくするので、娘はTom Cruiseに死人の血を呑ませて弱らせ、ワニに食わせてしまいます。でも、ヴァンパイアは不死身なのでそのくらいでは死にません。Brad Pittと娘がTom Cruiseを火達磨にして、大西洋横断の船に飛び乗り、パリへと逃げます。そこには400年も生きたヴァンパイアが待っていて、…。

最初に出る、Brad Pittの邸宅として描かれているプランテーション・ハウスへ行ったことがあります。ニューオーリンズからプランテーション・ツァーという一日バス旅行が出ていまして、砂糖のプランテーションを経営していた歴史的なお屋敷をいくつか見ることが出来ます。この映画の背景となった邸宅はOak Alley(オーク・アレイ)と呼ばれるように、樹齢300年という立派な樫の並木があります。'Gone With the Wind'『風と共に去りぬ』の撮影にも使われた、28本の巨大な樫の並木と円柱が並ぶクラシックな館の組み合わせは壮観です。

1870年のパリ、そして1988年のニューオーリンズへの回帰…と話が展開します。完全な原題は'Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles'というもので、「年代記」なんですね。

最初に見た時は血みどろの画面に辟易して眉をしかめながら観ていたので気がつきませんでしたが、美術(装置)が凄いし、ヴァンパイアは血を吸うと男も女も美しく変貌するという芸の細かいところがありました。

(February 27, 2001)




Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
なおIMDbはamazon.com、「allcinema ONLINE」は株式会社スティングレイの登録商標です。




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