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公開:2000
監督:Jay Russell
出演:Frankie Muniz、Diane Lane、Kevin Bacon、Luke Wilsonほか
範疇:原作もの/ドラマ/ファミリー
私の評価 :☆☆☆
USA Today: ★★★
【Part 1】
ミシシッピ生まれの作家Willie Morris(ウィリイ・モリス)の同名の自伝的作品が原作。1943年、ミシシッピ州中西部にある小さな町Yazoo(ヤズー)。Frankie Muniz(フランキイ・ミューニス)演ずるWillie Morrisは、9歳の誕生日に母親からテリアの仔犬をプレゼントされる。スペイン市民戦争の際に片脚を失った父は、屈折して頑なになっており、「幼い子供に犬の面倒が見られるものか」と仔犬を取り上げてしまう。しかし、母親の説得により、Willie Morrisが仔犬を育てることを許される。Skipと名付けられた仔犬はWillie Morrisの大の仲良しになるだけでなく、町中の人気者になる。
Willie Morrisはひ弱な苛められっ子だったが、野球は大好きだった。隣家の青年Dink(ディンク)は野球で輝かしい成績を納めていて、彼はWillie Morrisにとっての英雄だった。第二次大戦が勃発し、青年Dinkはヨーロッパ戦線へと旅立つ。子供達の遊びも戦争ごっこが増え、Willie MorrisはSkipを軍用犬に育てるが、軍から丁寧に断られる。
やっと戦争が終り、Dinkが帰って来る。しかし、彼は人が変わったように暗くなってしまった。「試合を見に来て」と云う頼みにDinkは頷くが、彼は来ない。そして、その日の野球試合では飛んでもない出来事が起る…。
Skipをめぐる出来事はユーモラスなものが多く、十分笑わせてくれる。また、美しい風景の中で少年が心豊かに成長する様が、綺麗な画調で描かれる。
父親役がKevin Bacon(ケヴィン・ベイコン)、母親役がDiane Lane(ダイアン・レイン)。青年Dinkは最近引っ張りだこのLuke Wilson(ルーク・ウィルスン)が演じている。
子供達が映画館へ行くシーンが何度か出て来ます。公民権運動以前なので、黒人は二階と定められていて、行列は白人、黒人に分かれて二列になっています。
原作者Willie Morrisは、この映画の完成試写の三日後に亡くなったそうです。同郷の作家John Grisham(ジョン・グリシャム)は、Willie Morrisの死の翌日、Willie Morrisからの手紙を受け取りました。「素晴らしい映画だよ。近所の野球少年みんなをこの映画に連れて行ってくれたまえ」という文面でした。John Grishamはこう書いています。「全く素晴らしい映画だった。私は土曜日の朝に観に行ったのだが、土曜日の朝に泣くなんて、いつ以来だろう?」
(March 4, 2001)
Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
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