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公開:1999
監督:Frank Darabont
地域:ルイジアナ州
出演:Tom Hanks、David Morse、Michael Clarke Duncan、James Cromwellほか
範疇:原作もの/ドラマ/刑務所/死刑囚と看守の交流/奇跡
私の評価 :☆☆
【Part 1】
原作、監督(脚本)、音楽、数人の俳優は'The Shawshank Redemption'『ショーシャンクの空に』(1994)と同じ組み合わせ。題材も刑務所。“グリーンマイル”とは、死刑執行の日独房から処刑室まで歩く一マイルを指す。この刑務所の床が淡いグリーンだったから。
ルイジアナ州のある老人ホーム。娯楽室のTVで映画'Top Hat'『トップ・ハット』(1935)を観ていた老人が、突如泣き出す。気遣う老婦人に老人は思い出話をする。
1935年。Tom Hanks(トム・ハンクス)は刑務所の死刑囚を収容するE棟の看守長だった。同僚の看守はDavid Morse(デイヴィッド・モース)やBarry Pepper(バリー・ペッパー)などで、いいチームを構成していた。
ある日、巨漢の黒人死刑囚Michael Clarke Duncan(マイケル・クラーク・ダンカン)が到着する。彼は双子の幼女を強姦し殺害した容疑で死刑を宣告されていた。Tom Hanksには彼がそんな罪を犯すような残虐な人間には見えなかった。
死刑囚の棟にハツカネズミが現われる。知事の息子で新入りの看守Doug Hutchison(ダグ・ハッチソン)は臆病なクセに残酷で、ハツカネズミを殺そうと躍起になる。いつしか、ハツカネズミは死刑囚Michael Jeter(マイケル・ジェッター)のペットとなった。
Tom Hanksは尿管結石を病んでいた。苦痛に悶え苦しんでいる時、黒人死刑囚Michael Clarke Duncanが「ボス。私に任せろ」と云い、鉄格子越しにTom Hanksの患部に手を当てると、その周辺が異様に発光し、Michael Clarke Duncanは病気の原因である悪の要素を吸い取り、空中に吐き出した。この黒人は"healer"(癒す人)だったのだ…。
長い映画ですが厭きさせません。旧式な電気椅子による処刑シーンが三回出て来ます。うち一回は観ているのが非常に辛いのですが、それに耐えられれば後は半分気持ちのいい映画です。
Tom Hanksも好演していますが、儲け役はDavid Morse。頼りになる強靭さと、ハツカネズミにエサをやる優しさを見せます。Tom Hanksとの連帯感を示す演技も素晴らしい。Barry PepperもTom Hanksをサポートし、涙もろい人柄をうまく演じています。他に刑務所長でJames Cromwell(ジェイムズ・クロムウェル)と、弁護士でGary Sinise(ゲアリ・シニーズ)。どちらもぴったりはまっています。死刑囚の一人でGraham Greene(グレアム・グリーン)。演技陣は最高です。
(July 23, 2001)
Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
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