公開：1998
監督：David Winkler
地域：ミシシッピ州
出演：Harvey Keitel、Johnathon Schaech、Bridget Fondaほか
範疇：原作もの／ドラマ／道中もの

私の評価 ：☆

【Part 1】

Johnathon Schaech（ジョナサン・シェック）は一年前、メンフィスにおいて交通事故で妻を亡くした。まだその痛手から立ち直れず、傷心の旅を続けている。事故当時のまま、運転席側のドアが無い、青いキャディラックを運転している。

ニュー・メキシコ州でヒッチハイクをしている中年男Harvey Keitel（ハーヴェイ・カイテル）を乗せる。この男は「自分はElvis（エルヴィス）だ」と名乗る。自分の家「グレイスランド」へ帰るところだと云う。Johnathon Schaechは馬鹿馬鹿しい冗談として受け止めるが、不思議なことにHarvey Keitelと触れ合う人々が皆彼をlvisとして認め、彼に親切にすることに気付く。軽食堂のおかみ、若い娘たち、警官等々。

二人はミシッシピ州Tunica（チュニカ）に着く。ここのカジノではそっくりさんのショーが行なわれている。モンローのそっくりさんを演ずるBridget Fonda（ブリジット・フォンダ）と知り合う。Harvey Keitelがトリを勤めるプログラムだったが、何故か彼は自信を喪失して舞台に出たがらない…。

大人の童話的映画。天使の存在を信じられる人は、Harvey KeitelがElvisだと信じられるでしょう。彼がElvis似の衣装で歌う'Caught in a Trap'は、うちのカミさんに云わせると「Elvisそっくりだ」とのことです。後年、Elvisは中年太りになっていましたから、その時期にそっくりということです。

なお、Elvisファンでない私には「グレイスランド」とは何か解らなかったのですが、Elvisの旧邸宅をそう呼ぶのだそうです。現在はElvis記念館として、観光名所になっています。この映画の最後に、Elvisの命日のキャンドル・サーヴィスの大行列が出ます。凄いです。

(April 10, 2001)

Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
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