公開：1976
監督：Steve Carver
出演：Warren Oates、Isela Vega、Ken Norton、Yaphet Kottoほか
範疇：原作もの／ドラマ／アクション

私の評価 ：☆

【Part 1】

前年、'Mandingo'『マンディンゴ』で大儲けしたプロデューサーDino De Laurentiis（ディノ・デ・ラウレンティス）の“柳の下の泥鰌”を狙った作品。

19世紀半ば。ニューオーリンズ。白人女性と黒人の間に生まれた黒人奴隷Ken Norton（ケン・ノートン）は、黒人召使いの子として育てられて、実の母を知らない。現在はフランス系の大金持John Colicos（ジョン・コリコス）に闘士として飼われている。

ある日のマッチで黒人Yaphet Kotto（ヤフェット・コットー）と闘う。ボクシングの上手い相手にたじたじとなるが、現代のHollyfield（ホリフィールド）のように相手の脇腹に噛み付き、かろうじて勝つ。「褒美に何かやろう」と云われて、「女が欲しい」と希望する。John Colicosの女奴隷の中で一番の美女を貰うが、いざベッド・インとなったらJohn Colicosが「俺も交ぜてくれ」とやって来て、Ken Nortonを愛撫する。彼はゲイだったのだ！Ken Nortonは彼を張り飛ばす。

黒人に逆らわれて怒り狂ったJohn Colicosは屈強な男どもを揃えてKen Nortonを殺そうとするが、今や友達になったYaphet Kottoの助けもあり、男どもは全滅。John Colicosはほうほうの体で逃げ出す。

Ken NortonとYaphet Kottoは、郊外のプランテーションの持ち主で男やもめのWarren Oates（ウォーレン・オーツ）に買われる。Warren Oatesは家政婦として良家の女性Fiona Lewis（フィオナ・ルイス）を雇う。

Warren Oatesには手の付けられない娘がいた。彼女は色情狂で、早速Ken NortonとYaphet Kottoを誘惑しようとする。Yaphet Kottoは鎖に繋がれ、みせしめとして去勢されることになる。

Warren Oatesは家政婦Fiona Lewisと結婚することになり、婚約披露パーティを催す。同じ夜、Yaphet Kottoのリードで黒人奴隷の暴動が起きる…。

『マンディンゴ』を上回る収益を上げようとしたのか、暴力、セックスもより派手になっています。一例を挙げれば、登場する主な女性のほとんどがおっぱいを露出します。こんな映画って、そうありません。ベッド・シーンでなく、パーティなどでも胸を出してるんですから呆れます。

John Colicosがいやらしく、ねちっこい男を好演しています。Warren Oatesは、到底荘園の持ち主の金持ちには見えませんが、教養が無く騙されやすい人間としては向いています。

(May 11, 2001)

Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
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