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The Big Easy

『ビッグ・イージー』

[DVD]


・原題をクリックするとamazon.comのInternet Movie Databaseの詳細データが見られます。邦題をクリックすると「allcinema」のデータが見られます。

・Part 2は普段は隠れていて、クリックするとJavaScriptによるウィンドウにて表示されます。取り扱いには十分お気をつけ下さい。

公開:1987
監督:Jim McBride
地域:ルイジアナ州ニューオーリンズ
出演:Dennis Quaid、Ellen Barkin、Ned Beatty、John Goodman、Lisa Jane Perskyほか
範疇:刑事もの/犯罪/ロマンス/アクション

私の評価 :☆

【Part 1】

ニューオーリンズ警察の警部補Dennis Quaid(デニス・クウェイド)は地方検事補の女性Ellen Barkin(エレン・バーキン)に夢中だった。彼女がギャング殺人事件を担当することになり、Dennis Quaidが協力する。

[the South]

Ellen Barkinを食事に連れ出すが、堅物の彼女はなかなか打ち解けない。レストランから刑事への奢りということで食事代を払わないDennis Quaidに、彼女は冷たい目を向ける。彼女を家まで送った時、道路で二名のひったくりに遭遇。Dennis Quaidはテキパキと処理する。

彼のアパートでギャング殺人事件の報告書を彼女に見せる。よく出来ていて彼女に評価される。この時とばかり、Dennis Quaidは口説きに専念し彼女をベッドに誘導する。彼女も燃え上がるが、「いざ…」という段になってポケットベルが鳴る(懐かしい。ケータイではありません)。三重殺人事件だという。仕方なく、Dennis Quaidは現場へ急行。麻薬絡みの銃撃事件らしい。そこへEllen Barkinがやって来るが、惨たらしい三つの死体に気分が悪くなってしまう。Dennis Quaidのアパートに戻った二人は、ベッドシーンの続きを再開。

翌日、彼女とのランチの前にバーに聞き込みに行ったDennis Quaidは、バーテンダーから賄賂の金を差し出されたところを警察部内捜査の一団に目撃され汚職容疑で逮捕される。

公判の日、彼を糾弾する検事はEllen Barkinだった…。

Dennis Quaidがやたら若くて気持が悪いくらい。彼は最近の方が、ずっと渋くていい顔です。この映画の中で彼が歌っているのは吹き替えではありません。それどころか、一曲は彼自身の作詞だそうです。彼はバンドも持っていて、その名は'Sharks'だそうです。アメリカの俳優さんは多芸です。

タイトルとエンド・タイトルで目立つ音楽はZydeco(ザディコ)というダンス・ミュージックで、Creole(クリオール)と呼ばれるフランス系移民の子孫およびCreoleと黒人の混血の人々の音楽だそうです。Cajun(ケイジャン。フランス系カナダ移民の子孫)の音楽とZydecoは、お互いのレパートリーを互いに演奏することはあるものの、ジャンルは全く別。Cajunにはフィドルやスチール・ギターが使われますが、Zydecoでは使われないというのが大きな違いとか。

Ellen Barkinは脚が自慢なのか、ベッドでも長い脚を見せ、あちこちでしゃがみ込んだりして脚を見せびらかします。しかし、彼女は肉体よりも演技でセクシーに見せるという稀有な例を見せてくれます。他のシーンでは大根みたいなのですが、ベッドシーンでは裸になるわけでもないのにセクシーです。単に素人くさいネッキングが展開されるだけとはいえ、「消し忘れヴィデオ」(って、御存じですか?)的リアルさがなかなかよろしい。

他にNed Beatty(ネッド・ビーティ)が警察署長、John Goodman (ジョン・グッドマン)が同僚刑事で出ています。

(June 18, 2002)




Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
なおIMDbはamazon.com、「allcinema」は株式会社スティングレイの登録商標です。




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