Golf Tips Vol. 22

須藤さんの「80を切った、その日」

香川県にお住まいの須藤さんの80を切った日です。須藤さんは23歳、ゴルフを初めて1年半だそうです。1年半で80を切ってしまうというのは、羨ましいやら憎らしいやら(笑)。実は須藤さんはウィークエンド・ゴルファーではないのです。プロでもありません。では、一体何者なのか?そして、1年半で80を切った秘密は何なのか?

その日は突然やって来ました。5月6日眉山(びざん)カントリー、パー70でプレイした時のことです。それまでの最高スコアは86、ハーフでは40と、まさに80を切るのが目標のレベルです。ダックフックの癖のある僕は、ドライビングレンジで知り合ったシングルさんにフェードを教えてもらい、クラブを振るのが怖くなくなりつつありました。

握っていたこともあり(法に触れない程度ですよ)、緊張しながらスタート。早朝プレイで身体も満足に動かない状態だったので、常にコンパクトにと心がけました(このお陰でオーバースイングしなかったのかな)。ドライバーはややスライスするものの、アイアンは最高。距離・方向とも満足いくものでした。前半2バーディー、2ボギーのパープレイで上がってこれました。バーディーのうち一つはアプローチが一寸トップ気味になったのに、旗に当たってチップイン。幸運も味方してくれました。スコアを途中で数えていなかったせいもあり、最後まで適度の緊張の中でプレイ出来ました。

午後は欲が出て、飛ばそうとしてOBを打ったり、緊張感が無くなってザックリしたり…とあたふたしましたが、7オーバーで回って77。とても嬉しかったです。後で考えると、常に今あるボールをいかに打つか、どこに打つか、まさに「映画を観るように」いいイメージを持って、あきらめずにやり遂げた感じです。注意するポイントを多く持たなかったことも要因でしょう。迷わないで済むのが、リラックスしてプレイ出来るアマチュアの特権だと思います。

僕は、現在四国の香川県高瀬町にある実家に住んでいます。そこの近くの詫間(たくま)町の詫間カントリークラブでキャディーをしています。去年まで徳島大学に通い卒業したものの、ゴルフがしたくて就職せずにバイトしているのです。徳島では鳴門カントリークラブにバイトに行ってました。ここで1年半ほどアルバイトをして、ゴルフの楽しさを知りました。知り合いも大勢出来、紅葉ゴルフクラブという練習場で森さんという素晴らしい師匠にもめぐり合えました。大学院や教師になるために徳島に残っているバイト仲間も教えて貰っています。信頼出来る人がいれば、もし自分がうまく「映画を観るように」出来ない時でも、客観的にスイングをとらえる一つの要素とすることが出来ます。あれこれ迷いはじめたら、その人を信じて貫くことにしています。

キャディーをしていて得なのは、もちろん練習がタダで出来ること。プレーフィーの高い日本では週に2度も3度もラウンド出来ません。常にコースに出て雰囲気に慣れているのは絶対プラスです。それと、グリーンが読めること。完璧ではないにしろホームコースではイメージがすぐに掴めます。ただ、調子の悪い日などは実際のライン(経験的に分っているもの)と眼や足から感じるものにズレが生じて不安になります。

80を切る土台になったフェードの打ち方ですが、以下に理論的な部分をそのまま書いてみます。 僕は、インパクトが一定していないことが多く、うまく当たる日と当たらない日のあるゴルファーでした。それが嫌で、なるぺくフェース面を変えずに打ちたいと思っていました。そのために一番いい軌道はどうなるでしょう。低くテークバックしながら肩と手の位置関係を変えずに(腕はしっかり伸ばします)、それも左肩を下げずに行うにはアウトサイドインになるのです(実際は肩が90度回ればスクウェアな位置)。よくクラブが寝るとダメといいますが、これは手が胸の真ん中よりも先行するために起こるものです。もしこの状態でクラブを立てて下ろしてくると手首を使ってこねないと正しいインパクトの位置に帰って来ません。手をこねずにアウトサイドインに振ると、身体の前に一本の線が右上から左下にイメージ出来ます。それに沿って振ります。ですから、練習場においてあるようなスイングアークを矯正する大掛かりなフラフープのような器具の軌道とは違います。最短距離を通るものです。この打ち方では、トップもフィニッシュもすごく高い位置に収まります。うまく振れればヘッドの抜けがイメージ出来、真っ直ぐに出て右に曲がる球が出るようになります。ロフト通り球は上がり、引っかけはなくなります。背中がターゲットを向いたときに(肩が90度回ったときに)手の位置も90度しか回っていなければ正解。最初は 「こんなん打てるかい」 と思っても、素振りしてみて手首を使わない方法が理解して貰える筈です。手の力も要りませんが、大きな筋肉を使っているのでちゃんと飛ぶと思います。練習では、ピッチングでハイトップ、ハイフィニィッシュを意識して、真っ直ぐ出て右へ曲がる球を打てるようになるまで続けています。

将来、プロになれるのであればよいのですが、なにぶん私は臆病で、それなりの手応えが無いとそういう踏ん切りがつきません。今は、詫間カントリーの研修生と一緒にその努力をしているところです。

(June 02, 1999)


プレショット・ルーティーン

'The Golfing Mind'
by Robert Brown, Ph.D. (Lyons & Burford, Publishers, 1994, $22.95)

「Chuck Hogan(チャック・ホーガン)は『プレショット・ルーティーンとは考える脳をストップさせ、実行する脳にスウィングさせるためのスウィッチング・メカニズムである』と定義している。この説明は現在のところ最高のものだ。

プレショット・ルーティーンはスウィングの準備段階の終りであり、実行の始まりなのだ。

プレショット・ルーティーンをあまりに自動的に行なうと、あなたの心はそのプロセスに注意を払わず、テンションを生み出す考えの方にさまよい出すか、外部の刺激によって気が散るようになってしまう」

'Masterstroke'
by Harry Alder and Karl Morris (Judy Piatkus, 1996, $13.95)

「プレショット・ルーティーンは、リラックスし、焦点を合わせ、心の中のネガティヴな想念を空っぽにし、ターゲットを内面化する作業である。

プレショット・ルーティーンの効果は沢山あるが、
1) プレッシャーの元で、日頃からやり慣れた活動に頼ることが出来る。
2) 慌てて打つことを防止する。
3) 潜在意識をベースにしたマスル・メモリと連動する。
4) ショットの準備のチェックリストとして機能する。
5) 安定したテンポを生み出す助けとなる。

強迫観念で行なうというより調和が取れていることが第一の秘訣で、ロボットのように行なうのでなく本能的なものであるべきだということだ。

Bob Tway(ボブ・トウェイ)は、『“ゾーン”に入っている人を見守ると、アドレス、テンポ、癖など、やることが全く一定していることに気付く。ルーティーンに一種の快適さがあって、それが状況のもたらすプレッシャーを取り去っている』と証言している」

'Golf's Mental Hazards'
by Alan Shapiro, Ph.D. (Simon & Schuster, 1996, $12.00)

「プレショット・ルーティーンのサンプル:

1. 自分のボールの場所に到達したら、常にバッグあるいはカートを同じ位置に置く。
2. ライ、ヤーデージ、風を調べる。
3. 使用クラブを決め、迷わずそれを手にし、ボールの後ろからターゲットを見る。
4. ショットを視覚化し、深呼吸する。
5. 右足からボールをセットし、次に左足。アライメントを確認。
6. ターゲットを見、ボールを見下ろす。これを二回。引き金を引き、スウィング開始」

'Mind Under Par'
by David F. Wright, Ph. D (Behavior Change Media, 1997, $15.96)

「クラブをバッグから引き抜くアクションは集中心を狭める引き金になる。プロ達を見ていれば分る通り、クラブを引き抜くのは自分が打つ番になった時だけだ。あなたがクラブを手にし、ヘッドカヴァーを取り去ると、ショットのためのルーティーンが始動する」

'The Golf Secrets of The Big-Money Pros'
by Jerry Heard with Paul Dolman (The Hanford Press, 1992)

「Billy Casper(ビリイ・キャスパー)のプレショット・ルーティーンはクラブ選択から始まる。バッグからクラブを抜き、二度素振りをし、ヒットする。このルーティーンの間に何か邪魔なことが起った場合、彼はクラブをバッグに戻し、もう一度引き抜くところから始める。ここまでやる人は他に見たことが無い。大抵は一歩下がって、『あの赤ん坊を黙らせろ』とか何とか云うだけで、次の段階に進むのが普通だ。かなりセッカチなBilly Casperがクラブをバッグに戻すんだから、凄い」

(June 03, 1999)


ポストショット・ルーティーン

'Mind Under Par'
by David F. Wright, Ph. D (Behavior Change Media, 1997, $15.96)

Dr. Wright(ライト)は心理学者であり、PGAのインストラクターでもあります。「集中」、「自信」、「視覚化」、「どう自分に語りかけるか」など、魅力的な章名が揃っていますが、それまでに刊行された本・雑誌から拾ったプロ達の言葉の引用が構成の中心です。

「プレショット・ルーティーン」は御存知でしょうが、「ポストショット・ルーティーン」は初めてでしょう。多分Dr. Wrightのオリジナルだと思います(この本では"Preswing routine"、"Postswing routine"と表記されていますが、一般的な名称に揃えました)。

ポストショット・ルーティーンは、一打打ち終る毎に交わされる自分との会話を指します。ポジティヴで、自分をサポートする言葉が必要ですが、有頂天になって興奮するようなのはいけません。良い例は「いいティー・ショットだった」、「アプローチに最適の場所だ」、「結構やるじゃない」などなど。

Jay Sigel(ジェイ・シーゲル)の例:Jay Sigelがどんなショットを打ったのか、彼の表情からは誰も推測出来ない。全く感情を表わさないからだ。「いいショットを打った時は、『ナイス・ショット!』と自分に云い、内面の微笑で応える。いい場合、悪い場合の反応の違いは、外側からでは分らない筈だ」

Greg Norman(グレッグ・ノーマン)の例:「手強いショットを上手く打てた後は、誰だって誉め言葉がほしい。しかし、自分のお袋さんとでもラウンドしていない限り、それは期待出来ない。だから、胸の中で自分で自分に語りかける。トーナメントの最終ホール、ロング・アイアンでグリーンを狙いバーディが欲しいとする。私は自分にこう云う、『お前さんはこのテのショットを完全に知り尽くしている。何千回もバッチリ決めたことがある。それをもう一回やるだけだ』。結構長くストレートなティー・ショットの後、『うへえ、グレッグ、今のはぶったまげたぜ!』こういう内心の言葉はギャラリーの声援より助けになる。ショットについて長々と良かった、悪かったと喋る必要は無い。だが、プレッシャーが強い時に思い出すために、いいショットは心の中にスタンプを押すようにバン!と登録したい筈だ。静かな自己賛美が、そのための唯一の方法だ」

(June 04, 1999)


Eddie Merrinsn(エディ・メリンズ)の目のつけ所

私が住んでいるミシシッピ州Meridian(メリディアン)出身で、後にハリウッド・スターたちのインストラクターとなったEddie Merrins(エディ・メリンズ)のボールを見る方法。

'4 Easy Ways to Improvo Your Shot Making Consistency'
by Eddie Merrins ('Golf illustated,' December 1998)

「アドレスでボールのどこを見るか?」というのがEddie Merrins(エディ・メリンズ)の質問です。ボールのどこを、どの程度見るのかは大事な要素なのだそうです。ボールのてっぺん、ボールの後ろ側、あるいはボール全体。

「私に云わせれば、ボール全体を見るのがベストである。これだとよりソリッドにヒット出来る。ボールの一部を見る人はその一部しかヒット出来ない。

後ろ側を見る、特にボールの後ろ底部を見るのがアイアン・ショットに適しているのは確かである。しかし、深いラフやその他の状況により、後ろ底部を見ることが出来ない場合、ゴルファーはジレンマに陥る。だから、そういう事態になる前にボール全体を見るという癖をつけておいた方が良い。

これはボールに拘束された心理状態とは違う。ボールに囚われたゴルファーは結果に拘(こだわ)り過ぎなのだ。結果に拘ったスウィングは緊張し過ぎてダイナミックなものにはならない。

ボール全体を注視することは、他の一切を見ないに等しい。ボール全体を数秒間凝視すると、一種の催眠効果が得られる。催眠状態は、基本的にリラックスした状態であり、緊張を意識しないでスウィングを開始出来る理想的な状態である」

(June 05, 1999、増補May 29, 2015)


シリコン・ヴァレーのゴルフ

シリコン・ヴァレーにお住まいの川崎さんが、北カリフォーニアのゴルフ事情を寄せて下さいました。ヒッチコックの映画'The Birds'『鳥』はサンフランシスコ・ベイエリアのお話でしたが、スリルとサスペンスに富んだゴルフも楽しめるようです。川崎さん、ありがとうございました。

私はこの地に赴任してまだ2年で、さほど色々なコースを経験した訳ではありませんし、高野さんや矢野さんには遠く及ばないハイ・ハンディキャッパーですので、経験も視点も未熟なことをあらかじめご承知おきください。現在シリコン・ヴァレーにお住まい、または住んだことのある方で、これはおかしい、という部分があれば、どしどしと(もちろん高野さん宛に^^;)ご指摘頂きたいと思います。

まず、シリコン・ヴァレーの位置ですが、実ははっきりとどこからどこまでがシリコン・ヴァレーとはっきり決められている訳ではなく、いまだにケンケンガクガクの論争が続いておりますので、ここでははっきりと位置を示すのは避けます。大体サンフランシスコから南へ50km程のSan Jose(サンホゼ)市を中心としたサンフランシスコ南東岸のあたりと思って頂ければ結構です。シリコン・ヴァレーから日帰りでプレーできるくらいの範囲(サンフランシスコ・ベイエリア)には、いわゆるショート・コースも含めて300ほどのコースがあるようです。

ご存知のとおり、この辺はハイテク企業が密集しており、Apple、Hewlett Packard、Intel等の超有名どころが軒を連ねております。景気の好調なアメリカの中でもこの近辺は特に景気が良いので人の流入も激しく、従ってゴルフ場も混んでいます。特にプレー・フィーの安い市営のコースなどでは、週末の予約受付時間に電話してもなかなか繋がりません。

LAの矢野さんも書かれていましたが、こちらでも週末のプレー・スピードはカメの遅さです。平日の昼間は問題ありませんが、金曜日を含む週末は、18ホールで5時間どころか6時間近くかかる事もあります。こちらでも初心者が多いですし、満身の振りでチョロして四文字言葉を連発する輩も少なくありません。殆どのコースでマーシャルがいて、間があくと急がせたりするのですが、不思議とこの類の輩を注意する場面を見た事がありません。気がつくと、クラブを持ってボールの位置まで走っているのは我々日本人だけだったりします(^^;。

こちらでもいろんな人種の人がプレーしていますが、これもLAと同様、日本人を含めアジア系の人をよく見かけます。但し、優秀なソフトウェア技術者としてこの近辺で爆発的に増えてきているインド系の人は、なぜかゴルフ場ではほとんど見かけません。公園でクリケットをやっている姿は見かけますが...。

 

プレー・フィーは市営コースで$30.00くらいから、高級パブリックでは$100.00を超える所もあります。あのペブルビーチも、シリコン・ヴァレーから車で南に2時間ほどで行く事が出来ますが、こちらは$250.00位するようです。ただ、18番グリーンサイドは観光客に公開されており、そこで記念撮影する事は出来ます(もちろんトーナメント時以外)。

気温的には年間を通してプレーできますが、夏場はカラカラでガチガチ、冬場は雨が多くてグチョグチョで田植え状態になります。これはシリコン・ヴァレーに限らず西海岸、特に北カリフォーニア以北では共通のようで、オレゴンなどでは冬場のゴルフ用に、泥よけの為に足に被せるビニール・カヴァーがあると聞いた事があります。

また、水周りには水鳥(?)が多数棲息し、グリーン上をフンまみれにしたり、ティー・グラウンドを占領していたりします。以前、同伴者がチョロってその水鳥を直撃したことがあったのですが、その瞬間、周りの鳥たちが、まるで介護するかのように被害者(鳥)に向かって一斉にゾワーっと集まっていく光景を目にした時には、背筋に冷たいものを感じました。もっとも、その中に分け入っていって第二打を打たなければならなかった本人は、襲われそうな気がしてもっと怖かったようですが...。

その他には、総じて風が強いのが特徴でしょうか。特に午後になるとサンフランシスコ湾からの強い風に悩まされる事が多いので、早い時間のティー・タイムが望まれます。特に冬場の風は湿っていて重く、クラブの番手選びに苦労します。

こちらもミシシッピやLAと同じ様に、キャディがつきません。ブラインド・ホールが多いコースでは経験者にアドヴァイスをもらうか、プロショップで売っている(タダの場合もある)ヤーデージ・ガイドを買って、それを頼りにラウンドすることになります。

アメリカのゴルフ事情から脱線しますが、10年ほど前、出張先のフィリピン(セブ島)でプレーした時には、一人のプレーヤーにバッグを担ぐキャディーと日傘を持つお姉さんがつき、それに加えてグループに1人のフォアキャディーがいて、4サムだと総勢13人という、まさに大名ゴルフだったのを覚えています。それで一人当たり、当時のレートで¥1,500くらいだったと思います。

乗用カートもミシシッピやLAと状況はほとんど同じです。お二方は触れていませんでしたが、最近はやりのGPS(Global Positioning System:カーナビと同じ衛星による位置確認システム)搭載の乗用カートを導入するコースも出てきています。

これは、ホールの地形とグリーンまでの正確な距離が表示される他、雷の警告、レストランのお勧めメニューなどが表示されるようになっているようですが、実はこのGPSカート導入に当たってプレーフィーが高くなったこともあって、私も実際に試したことはありません。;-P

双眼鏡タイプのヤーデージ測定がルール違反なのにGPSカートは良いのか?カート道路からフェアウェイに乗り出せない場合はどうするのか?等の疑問については私にも判りません。そのうち使う機会があればレポートします。もしくは、使ったことのある方のレポートを待ちましょう。…って事で良いですか?-->高野さん

練習場もほとんどLAと似たようなものですが、こちらも激混みで、特に夏時間になってからの平日の夕方や週末は、残り球の少ない人の後ろで、終るのを待つしかありません。なかには待ちきれずにキレて、自分で買った練習球をレンジにぶちまけ、これまた四文字言葉をわめきちらしながら帰っていく人もいます。ちなみにボール代は100球で$8.00くらいです。

近くの練習場は、芝/マット両方の打席があります。日本のように打席によって値段が変わるということはありませんが、やはり芝の上の方が混みがちです。但し、芝といっても夕方に行くとほとんどベアグランド状態ですし、芝自体も根づいていないので、そんなにいい練習になるかどうかは疑問です。その他、この練習場にはネットの周りを回る3ホールのショートコース、バンカーのあるチッピンググリーン、パッティンググリーンなどが併設されています。

高級パブリックのなかには、フレッド・カプルズやグレッグ・ノーマンが監修したコースもあります。週末では$100.00くらいしますが、整備も行き届いて景色もよく、各ホール毎に趣向を凝らした作りでなかなか評判も良いようです。どちらもラフがきつく、アップダウンがあってグリーンが速いのが特徴でしょうか。

ワインで有名なナパ・ヴァレーのゴルフ場等もそのようですが、このグレッグ・ノーマン監修のコースでは、コースの中にブドウ畑があって、そこに打ち込むとOBになります。また、グリーンの目がブドウ畑に向かっていて、思わぬ方向に切れたりする事もあります。

コース名を特定できるようなら、Webでコース概要やレヴューを見たりする事も出来ます。特に初めてのコースに行く前は、必ずチェックするようにしています。この近辺のゴルフ場はレヴューが充実しているというのも、シリコン・ヴァレーの特徴かも知れませんね。

(June 06, 1999、増補・改訂January 04, 2017)


呼吸の要諦

'Golf's Mental Hazards'
by Alan Shapiro, Ph.D. (Simon and Schuster, 1996, $12.00)

「神経質になっている時はスウィングが早くなり、リズムを損なうものです。 ストレスを感じる状況下では、呼吸面でも同じことが起ります。呼吸のテンポが早くなり、加えて浅く不完全な呼吸になりがちです。

浅く急ぎ足の呼吸は呼吸亢進と呼ばれます。神経過敏になっている時は、無意識のうちに呼吸亢進を始めます。早い呼吸は、大昔で云うと恐竜時代の人間が外敵と闘うか逃げるかという局面に対応したもので、比較的大きい筋肉群により多くの酸素を供給する役割を持っています。浅い呼吸は逆。血液中の酸素が少なくなり、空気を吸い込む必要が増大します。

神経質な呼吸の副産物は血管収縮です。引っ繰り返るようなお腹の活動が激しくなるため、血液の流れは身体の中心を主にカヴァーするようになり、手足へ向かう血管は細く収縮します。足と手は冷たくピリピリするか、ゴムのような感覚が生じやすくなります。頭部も身体の中心から遠いため、やはり血管収縮が起り、軽い頭痛や偏頭痛に至ることもあります。

上記のような不快な感覚に、不規則呼吸によって生じた心理的混乱を加えると、いかに適切な呼吸の加減が重要かは明白です。

深呼吸は肺の空気を総入れ換えし、血管中に新鮮な酸素を供給し、効率よく仕事をするため強い筋肉をスタンバイさせます。

ゴルフ・コースでの呼吸の直接的効果は、自律神経系の働きを減少させ、パニック感覚を和らげ、はやる思いをスローダウンさせます。

ドキドキするようなパットの前には、グリーンから一歩出て、景色を眺めるか目を閉じましょう。二、三回、不安を除き身体を綺麗にするように深呼吸します。パットの読みは以上が終ってから開始すべきです。

最良の方法は、深呼吸をプレショット・ルーティーンに含めることです。ボールの後ろに立ってターゲットを直視する時に深呼吸します。息を吸い、吐きながら、スウィングで使うリズムを想像します。これが身体をリラックスさせると同時に、滑らかなスウィングのペースの練習になります。これを頻繁に練習すると、脳はこの『呼吸=リラックス術』のコツを会得します」

(June 11, 1999)


腰痛体操

腰痛を病んでほぼ一ケ月。靴下をはく時に痛くて屈めないほど。どうも長時間椅子に腰を掛けた後いけなくなるので、しばらくコンピュータから遠ざかり、ソファに寝転がって読書に専念していました。それでも回復の兆しが見えないため、腰痛体操とツボ刺激を併用してみました。この効果はてきめんで一日目から腰が楽になって、真っ直ぐ背を伸ばして歩けるようになり、二日目には靴下や靴が苦痛無くはけるようになりました。来週はゴルフ場に復帰出来るのではないかと期待しています。

【御注意】
・この体操は1988年発行の『家庭の医学』(主婦の友社刊)を参考にしています。
・体操を行なってはいけない場合もあるそうなので、医師と相談の上実施して下さい。万一不都合があっても、筆者はいかなる責任も負いません。
・一度に長時間やるよりも、一回がたとえ5分〜10分でも一日数回行なう方が効果があるそうです。(痛みを感じない程度の頻度で)
・私の経験ですが、入浴後や何らかの器具で腰を充分温めてから体操をすると効果が上がります。

[Youtsuu Taisou]

 

 

① 腹式呼吸で身体をリラックスさせる。


② 腹筋とお尻にを入れて、腰と背中を床に押し当てる(約10秒、以下同じ)。


③ 腹筋とお尻に力を入れて骨盤を持ち上げる。10秒後、一気に緊張を解いてドスンと腰を落とす。


④ 膝を伸ばしたまま、足を床から20cmほど持ち上げる。


⑤ 両足を伸ばして直角に上げる。


⑥ 腹筋に力を入れ上半身を起す。(首は引っ張らないように)


⑦ 両膝を抱え込んで、引き寄せる。十分肩を曲げる。(首は引っ張らないこと)



⑧ うつ伏せで上体を起し、同時に足を反らせる。

(June 11, 1999、修正December 12-14, 2016)


以前、「Yotu Center Santoku Refresh」というホームページに非常に役に立つ腰痛情報があり、当ページからリンクさせて頂いていたのですが、現在はデッド・リンクの状態となっています。連絡を取っていますが、まだ返事がありません。そこで臨時の措置として、印象的な部分のみ上記ホームページの記事を圧縮・編集して以下に引用させて頂こうと思います。

【腰痛の原因】

いわゆる中年太りでお腹が出てくると、体型の変化を気にする人はいても、その体型の変化が、腰痛の原因になっているとまでは、なかなか思い付かないようです。

背骨は骨盤の上に載っていますが、その骨盤は、前後を腹筋と背筋によって吊り上げられています。中年太りになると、お腹がたるんで腹筋が十分に働かなくなります。このため、背筋に負担がかかるようになり、しかも、腹筋が弱った分、背筋による骨盤の後方を引っ張り上げる力が勝るために、骨盤が前傾を強めて行きます。この状態では、その上に乗っている背骨(腰椎)も前方に強く弓なりに反る形になります。中年太りでお腹が突き出た人の腰では、内部でこのような変化が起きており、それが腰痛の原因となるのです。

【腰痛になってしまったら】

腰が痛くなったときに、悪化を防いだり良くなるための手段としては、次のような方法があります。

1. 軟らかすぎる寝具は避ける。普段は寝づらいような硬い布団の方が痛みが少なくなる。布団の下のマットレスは外す。

2. 枕は使わないか、軟らかくて低目のものを使用する。高目の枕で寝ると、背中の筋肉に不自然な緊張が発生し、脊髄神経が刺激されて痛みが増す。

3. 仰向けで寝るときは、膝の下に枕や座布団などを入れて、膝を高くして寝る。こうすることによって、股関節が曲がった状態になるので、痛みを軽減出来る。横向きで寝る場合は、膝を大きく曲げて背中を丸めるようにすると楽になる。

4. あぐらをかいて坐ることは避ける。椎間板のためには最も悪い姿勢で、椎間板にいちばん負担がかかる。

5. 身体を不用意に、強くねじったり曲げたりしないように気をつける。床にあるものを拾ったりする場合には中腰で取らず、上体は起したままで、膝を曲げて拾うようにする。

6. お腹は出来るだけ暖めておく。急性の場合や痛みがひどいときは腰を冷やすが、常識に基づいて冷やすと痛みがひどくなる場合がある。

7. 車の運転や電車に乗ることも控える。振動や背骨に対して横揺れの力が椎間板や痛んでいる部位に良くない刺激となり、悪化を誘う。

8. 腹ばいになって本を読むような姿勢は避ける。背筋の緊張を招き、脊髄に負担をかけることになる。

9. ビタミンCをたくさん含んでいる柑橘類や緑黄色野菜を多く摂り、脂物を控える。筋肉の緊張を取り、痛みを和らげるだけでなく、早く治る治癒力を高める。

10. コルセットは軟らかいものを使用する。硬すぎるコルセットは、腰の動きを奪うことになり、腰の周囲の筋肉の運動制限がオーバーになって、筋力の低下を招く恐れがある。

11. 精神的にリラックスして休養をとり、一般栄養に留意し、十分な睡眠をとる。

【ツボ療法】

(1) 足の指の間に脱脂綿を挟んで寝るだけで腰痛が治る

ギックリ腰を繰り返したり、腰痛持ちの人は、両足から腰にかけての筋肉が、常に張っている状態になっています。この筋肉の張りをやわらげると、自然に腰痛もなくなります。このためには、足の指を開くことをお勧めします。これで足全体と腰の筋肉の張りが取れ、次第に腰痛が治って行きます。簡単で、しかも確実に効く方法ですので、ぜひお試しください。

1. まず素足になり、全ての足の指に力を入れて、指の開き方を観察します。手を使わないで、指をパッと開いてみます(ジャンケンのパーをしてみる)。
2. 指と指の間の開きが小さい所を見つけます。一般的に腰痛持ちの人の場合は、足の薬指と小指の間の開きが、他より小さい場合が多いものです。
3. 開きが悪いところに、脱脂綿かガーゼ、ティッシュペーパーなどを丸めて挟みます。
4. これを外れないように、テープで固定したまま寝ます。しばらくの間、毎晩続けます。
5. 足の指が、他と同じように開くようになると、自然に腰の痛みがなくなって来ます。

(2) 爪楊枝で「足の三里」を突っついて治す

左右の膝の下、やや外寄りにある「足の三里」(人差し指の第一関節を曲げたまま、脛の太い骨の前方に当てて、膝から下15cm位から、ゆっくりとこすり上げてくると、膝下の骨の出っ張りに引っかかって、指が止まる所があります。この状態で人差し指の先端が当たっている場所が「足の三里」)で、ここを刺激すると痛みをぴたりと止める効果のあるツボです。

(註:「足の三里」の別な探し方としては「膝を60°に曲げ、親指を膝の皿に置いた時、伸ばした中指の先が当たる所」というのがあります)

爪楊枝を10本ぐらい先をそろえて、輪ゴムで束ねたもので、「足の三里」を細かく1分間突っつきます。

右腰が痛む、左腰が痛むといった場合は、痛む側の足の三里を重点的に刺激します。しかし、もう一方の足の三里も忘れずに刺激します。足の三里への刺激は、左右のバランスを欠かさないことが大切です。

【腰痛の予防】

1. 下駄を履くと短時間で効率よく足腰の筋肉を鍛える効果があり、腰痛の予防・改善に役立ってくれる。ちょっとした外出や散歩のときなどにゲタをはいて、姿勢を正し、足腰の筋肉を鍛えたいもの。

2. 適当な高さの鉄棒や木の枝を見つけ、ぶらんと30秒ほどぶら下がる。ぶら下がりながら、足を前後に動かし、軽く膝を曲げたり、後方でかかとを持ち上げたりすると、腹筋や背筋を鍛える効果も得られる。30秒ぶら下がったら降りて休み、また30秒ぶら下がる、これを2〜3回繰り返す。

【参考】
・「腰痛・特急治療」(tips_125.html)
・「腰痛の原因と対策」(tips_170.html)

(August 24-25, 2005 追補、増補June 03, 2015、再増補December 14-18, 2016)

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