Golf Tips Vol. 216

旧稿で恐縮ですが…

 

ゴルフ雑誌購読をやめ、ゴルフ本も購入しなくなり、ラウンド数も減っているので、ネタが少なくなって来ました。このサイトもいつまで続けられるか分かりません。

以前、私が雑誌やメルマガのために執筆した原稿を見つけました。私の読書歴の中で発見した秘訣を筋道を立てて再構築したもので、既にこのサイトで紹介した本ではあるものの紹介の仕方は異なっています。あまり多くの目にふれなかった筈ですし、内容は古びていませんので、当サイトでリサイクルすることにしました。お楽しみ頂けると幸いです。

(February 01, 2026)

努力しないで80を切る方法(1/5)

 

[concentration]

・プロローグ

多分、あなたも私も同じでしょう。ワン・ラウンドの半分以上は結構満足出来るショットです。時にはプロ顔負けの寄せだって出来ます。しかし「ここぞ!」という時にダフったり、トップしたりするミス、あるいはパットをベラボーにショートするようなミスが出たりして、全てをぶち壊します。

私はそう練習熱心というわけではないので、100%いいスウィングが出来るわけではありません(当然ですが)。しかし自惚れかも知れませんが、いいとこ行く実力は既に備わっている、ポカミスさえ減らせれば常に80を切って当然と思えるのです。

何故、《常時80を切る》が達成出来ないのか?ポカミスは集中心の欠如であったり、期待、恐れや欲望によるテンションで起るものだと思われます。“いいとこ行く”実力を、自分自身のメンタル部分が邪魔をしているという構図に違いありません。とすれば、メンタル面の訓練抜きで肉体的訓練をいくらやっても、飛躍はあり得ないでしょう。…と云うと、しんどい肉体的訓練をさぼって、メンタル面の改善で楽して上達しようという魂胆ではないかという御比判もあるでしょうが、実はそう思って頂いて結構なのです:-)。出来れば汗を流さないで、いい結果を得たい。私は怠け者なのです。

'The Brain and Golf'
by C.W. Bailey (Small, Maynard and Co., 1924)

この本の著者C. W. ベイリーは「精神は筋肉の主人である」と云っています。つまり、筋肉は下僕なのです。主人の栄達なくして、下僕の出世はあり得ません。精神の探究、メンタル克服は、“楽して上達”のためだけでなくゴルフ修得の必修科目であると云えそうです。

メンタル研究を始めて、沢山の素晴らしい本に出会いました。私は1995年からアメリカに住んでいますが、こちらにはスポーツ心理学をゴルフに応用した読み応えのある本が勢揃いしています。日本でも有名なボブ・ロテラ博士の本などは氷山の一角に過ぎません。読みながらアンダーラインを引いた要点や著者の名言などを抜き書きした、私のインターネット・ウェブサイトの「ゴルフ『80を切る!』日記」は、今や世界に類を見ない“メンタル・ゴルフtips”の宝庫となっています。「自己コントロール」と題したセクションだけで330項目を越え、他のセクションにちりばめられたメンタル関連tipsも入れれば400近い数になろうとしています。では、「汗はかきたくない、本も読みたくない…」という超怠け者のあなたのために、私が学んだメンタル攻略ノートをお見せしましょう。

[Brown]

・集中する

私はいいティーショットが出るとすぐ自惚れて舞い上がってしまい、上の空で次打をトップしたりします。三打目を何とかピンハイのグリーン・エッジにつけても、高望みでチップインをめざしたウェッジ・ショットをチョロしたりしてしまいます。こういう失態は集中心の欠如によるものと猛省し、必死で集中しようと努めました。念仏のように「集中、集中」と唱えながら。しかし、これは間違いだったのです。

'The Golfing Mind'
by Robert Brown, Ph.D. (Lyons & Burford, 1994, $22.95)

この本の著者ロバート・ブラウン博士によれば、「『集中しよう』と自分に語りかけるのは、実行しようとする事柄(スウィング)にではなく集中しようとする“想念”に意識を集中する。集中というのは受動的なものであって、何かを起こすものではない」とのこと。

現シニアPGAツァー・プロのリー・トレヴィノは、若い時から近くの観客とやりとりして笑わせるので有名です。「5時間も集中しっ放しなんて出来ない。そんなことしたら死んじゃうよ。オレは打つ時の5秒間だけ集中するんだ。それ以外は観客やパートナーと軽口を云ってる。もっとも、その5秒間の集中は並みのもんじゃないけどね」 チェスや囲碁、将棋の名人達は自分の番だけ一心不乱に手を読み、その一手を打って時計を押したら、相手の長考の間ボーっとしていると聞きます。集中、弛緩、集中、弛緩の繰り返しが理想のようです。では、それはどうやって達成出来るのでしょうか?

[Coop]

'Mind Over Golf'
by Dr. Richard Coop with Bill Fields (Macmillan, 1993, $12.95)

スポーツ心理学のディック・クープ博士は故ペイン・スチュアートやコーリイ・ペイヴンのメンタル面のコーチでした。プレショット・ルーティーン(ショット前の準備動作)の重要性は周知の事実ですが、クープ博士は'Mind Over Golf'(ゴルフに克つ心)という本の中で、プレショット・ルーティーンの前に「これから集中ゾーンに入るぞ!」というシグナルを作りなさいと勧めます。以下がそのシグナルの数例。

・手袋のヴェルクロを開閉する。
・特定回数ズボンを引っぱり上げる。
・クラブで靴の横をポンポンと叩く。
・腕の毛を引っ張る。
・ネックレスに沿って指でなぞる。
・耳たぶを引っ張る。

同博士は、続けて次のようなポイントを挙げています。

「集中ゾーンに入るシグナルからスウィング開始までの時間経過は、30秒以内が望ましい。長過ぎるかどうか、友人に計測して貰うべきである。

プレショット・ルーティーンに磨きをかけるため、練習場でも五打に一度は本式に実行すること。コースでは、どんなに気楽なラウンドでもプレショット・ルーティーン抜きでショットしてはいけない。

もし同伴プレイヤーの叫び声、車の警笛、突風など周辺の妨害があったら、直ちに動作をストップし、ルーティーンを再実行する。こういう場合、故ペイン・スチュアートはタオルを取ってグリップを拭った。たとえ、グリップが濡れていなくても…。彼にとって、それが再度プレショット・ルーティーンに突入するシグナルだったのだ」

'Golf: The Mind Game'
by Marlin M. Mackenzie, Ed.D. with Ken Denlinger (Dell Publishing, 1990, $12.90)

この本の著者マーリン・M・マッケンジー博士は、「自分の経験であるが、インパクトでのスウィング・スピードを上げようとすると腕は緊張し、スウィングを急いでトップから打ちに行ってしまって、望んだパワーと飛距離は失われる。しかし、ボールの後ろをクラブがヒットするところを見ようと集中した場合、スウィングは満足出来るものとなり、かなりのパワーを生み出す」と述べています。何か一つのことに関心を絞ることが集中の秘訣のようです。

スポーツ心理学者トム・ドーセル博士は'The Complete Golfer'(完璧なゴルファー)に次のように書いています。「何ホールにわたって集中心が持続するか注意してみよう。昨日No.7迄であったら、今日はNo.8まで頑張る。そこで失敗したら、残りの全ホールに挑戦する。次のラウンドに継続してもよい」一度や二度の失敗にめげず、粘り強くラウンドせよという教えです。

(February 01, 2026)

努力しないで80を切る方法(2/5)

 

[self_talk]

・セルフ・トーク

私達は意識することなく連綿と自分自身と対話しているものです。「ここはオレの得意なホールだ。バーディを取ろう。いいな?」、「このグリーンは遅いようだ。絶対にショートするなよ」などなど。こうしたセルフ・トーク(自分への語りかけ)もメンタル面の重要な要素です。しかし、「クソ、何でここでシャンクなんか出すんだ、ドアホ!」とか、「右ドッグレッグでスライスしたら林越えになるのは分り切ってるだろうが。何年ゴルフやってんだテメエは!」などと自分を責めるセルフ・トークはその後のゴルフを目茶目茶にします。

'The New Toughness Training for Sports'
by James E. Loehr, Ed.D. (Penguin Books USA Inc., 1994, $12.95)

'The New Toughness Training for Sports'(スポーツにおけるタフネス養成法)の著者ジェイムズ・E・ローア博士は次のように警告します。

「自分を批判し罵り始めてしまうと、“外部の敵”(ライヴァルである他の競技者)と“内部の自分”の二つを相手にした戦争が荒れ狂うことになる。悪意のある自己批判に身を委ねるのは、あなた自身への実質的反乱である。“あなた”は“あなた”のプレイに不満足なので、“あなた”自身を攻撃する。チーム競技で内輪で互いに攻撃しあったらどうなるか?チームの潜在能力の出番が無くなってしまう。個人のレヴェルでも同じことだ。自分自身をあなたの最良の友人のように扱うこと。友人のベストの能力を引き出そうと助力している際に、「何年ゴルフやってんだテメエは!」などと冷酷な調子で話すだろうか。あなたは、あなた自身の最良の友人になるべきである。批判的なあなたとプレイするあなたが、一つの完璧なチームとして連合することが、あなたをタフにする手段である」

[book]

プレショット・ルーティーンは誰でも知っていますが、ポストショット・ルーティーンはどうでしょうか?これも相手は自分ですが、打った後で交わされる会話です。ポジティヴで、自分をサポートする言葉が必要ですが、有頂天になって興奮するようなのはいけません。良い例は「いいティー・ショットだった」、「アプローチに最適の場所だ」、「あんた、結構やるじゃん」などなど。

'Mind Under Par'
by David F. Wright, Ph.D. (Behavior Change Media, 1997, $15.96)

スポーツ心理学者で、PGAのインストラクターでもあるデヴィッド・ライト博士は'Mind Under Par'(アンダーパーを目指す心)の中で、次のようなグレッグ・ノーマンの言葉を引用しています。

「手強いショットを上手く打てた後は、誰だって誉め言葉がほしい。しかし、自分のお袋さんとでもラウンドしていない限り、そんな甘いことは期待出来ない。だから、胸の中で自分で自分に語りかける。トーナメントの最終ホール、ロング・アイアンでグリーンを狙いバーディが欲しいとする。私は自分にこう云う、『お前さんはこのテのショットを完全に知り尽くしている。何千回もバッチリ決めたことがある。それをもう一回やるだけだ』。結構長くストレートなティー・ショットの後、『うへえ、グレッグ、今のはぶったまげたぜ!』こういう内心の言葉はギャラリーの声援より助けになる。ショットについて長々と良かった、悪かったと喋る必要は無い。だが、プレッシャーが強い時に思い出すために、いいショットは心の中にスタンプを押すようにバン!と登録したい筈だ。静かな自己賛美が、そのための唯一の方法だ」

[thinking]

・脳の仕組みを理解する

「マスル・メモリー(筋肉の記憶)」という言葉がありますが、御存知のように筋肉は何かを記憶出来る部品ではありません。「マスル・メモリー」は実際には潜在意識の領域の話であって、自転車に乗る、車を運転する、泳ぐなどと同じように、脳内にある経験を蓄積したデータベースのことなのです。自分が望むプレイ(スウィング、ストローク、軌道、高さ、強さ、着地点)などを具体的に視覚化すると、自分の欲するプレイを脳にリクエストしたことになります。脳(潜在意識)は可及的速やかに過去のデータベースを検索して最良のメカニカルな動きを抽出し、それを筋肉群に伝えてスタンバイさせます。潜在意識は“学習に基づいた本能”のように機能しますから、いちいちプレイヤーが動作の一部始終を思い出し、筋肉に命令する必要などありません。このように理想のショットを脳に“見せる”方が、ショットについてあれこれ注意事項を思い出すよりも早道なのです。現代のゴルフは、もはや視覚化というプロセス抜きでは語れないほど一般化しています。

'Mind Under Par'
by David F. Wright, Ph.D. (Behavior Change Media, 1997, $15.96)

しかし、視覚化には明暗両面があります。Mind Under Par'(アンダーパーを目指す心)の著者デヴィッド・ライト博士による説明を噛み砕いて紹介しましょう。

「プレイヤーが前回の池ボチャを思い出してしまったとする。そのイメージが払拭出来なければ、脳は視覚化に導かれて池へのショットを準備してしまいます。試みに梅干し(原著ではレモン)のイメージを描いて下さい。その梅干しを取り上げ、齧(かじ)ります。酸っぱい味が口内にしみ渡ります。唾が湧いて来たでしょう。梅干しというニュートラルな概念が唾という生理学的反応をもたらすなら、失敗のイメージが神経システムに及ぼす影響も想像出来るでしょう。では、梅干しのことを考えるのを止めなさい。梅干しを齧って酸っぱい味を味わうのを止めなさい。梅干しの切れっぱしを舌の上で転がすのを止めなさい。どうです?また唾が湧いた筈です。『止めろ』と云われても、あなたの生理学的反応は同じです。思考の焦点は依然として梅干しなのです。これが『池に入れるな』という思考が、池へのショットを導く証明です。池のことは微塵も考えてはいけません。常にポジティヴな思考・態度が、いいショットへの近道です」

[brain]

右脳と左脳の存在は御存知ですね。左脳は論理的・分析的に機能し、右脳はクリエイティヴに機能します。ゴルフにおいては、距離、ハザードの有無、風、落しどころなどの判断は左脳の役割ですが、プレショット・ルーティーンが開始されたらパフォーマンス担当の右脳によって最適のリズムとテンポでスウィングを遂行するのが理想です。アドレスに入ってからも、左脳がお節介なコーチよろしくあれこれ注文を出すのは、脳と筋肉の連係プレーをバラバラにしてしまいます。

'Golf: The Mind Game'
by Marlin M. Mackenzie, Ed.D. with Ken Denlinger (Dell Publishing, 1990, $12.90)

'Golf: The Mind Game'(ゴルフ:マインド・ゲーム)の著者マーリン・M・マッケンジー博士は、「ゴルファーは、“もう一人の自分”というコーチ同伴でラウンドするからいけない」と指摘します。このコーチとは分析的左脳に他なりません。

「多くのゴルファーは、ボールをセットしてからスウィングする間中、頭の中で自分を指導する悪い習慣を作り上げる。ボールをセットする前ならいいが、スウィングの最中では、それでなくても複雑なゴルフ・スウィングのメンタルな調整に混乱を引き起こす。誰かがスウィングする間、あなたは喋ったりしますか?自分に対しても静かにすべきです。こういう内面の声を黙らせるには、音楽をハミングする方法が最適」

(February 10, 2026)

努力しないで80を切る方法(3/5)

 

[bed]

・快適領域からの脱却

「80を切りたい!」、「優勝したい!」そういう野望があっても、いざ目の前に生涯最初の79の可能性や優勝の可能性が見えた時、人は怯んでしまいがちです。「そんな夢のようなことが、いま起るはずがない!」と、自分で自分の輝かしい未来を打ち消してしまうのです。パーの連続、バーディの連続などの際も、いいスコアへの期待にワクワクする反面、「どうせすぐまたボギー・ペースに戻るんだ。分ってるんだ」といういじけた思いが生じたりします。こういう心理状態は、トリプル・ボギーに招待状を送ったようなもので、それは間違いなくやって来ます。自らミスを作り出してダブル・ボギー、トリプル・ボギーによって快適領域へ回帰しようとすることさえあります。

寒い朝、あったかい布団から抜け出てお手洗いに行き、またぬくぬくとした布団に戻ったことはありませんか?。そのぬくぬくとした布団が快適領域です。ゴルフの場合、ぼやきながらの“いつものペース”が快適領域と呼ばれます。そこは長年住み慣れた領域であり、そこから一歩でも出ると人間は緊張下におかれます。生涯最初の79やトーナメント初優勝には極度のテンションがかかりますから、その緊張に耐えられない人は無意識に快適領域へ戻ろうとしてしまいます。しかし、これではいつまで経っても進歩はありません。どうすれば快適領域から脱却出来るのか。

'The Complete Golfer'
by Tom Dorsel, Ph.D. (Allyn and Bacon, 1996, $19.00)

スポーツ心理学者でありシングルでもあるトム・ドーセル博士は、その著書'The Complete Golfer'(完璧なゴルファー)で次のような助言をしてくれます。 「画期的飛躍を望むのではなく、小さい前進による段階的改良を求めるべきである。最初は快適領域の低い方の値(平均スコア85の人なら80、81)でコンスタントにプレイすることを目標にする。最も重要なのは、快適領域の高い方の値を出すこと避けることである。出来の悪い数ホールが連続しても、諦めてはいけない。その日が、快適領域の高いラインから遠ざかるための格闘の日なのだと思うこと。

[Wie]

逆に、出来のいいホールが続いても浮かれてはいけない。記録破りのスコアの可能性などを考えてはいけない。現在の成功をもたらしているスウィング動作に集中する。自分にこう語りかけなさい、『スコアはコントロール出来ないが、毎ショットに頭を残すことは継続出来る』。全18ホールにわたって一貫して適用された動きは、間違いなくいいスコアに繋がる筈である。

可能なら、常に快適領域の一歩下のスコアを目指していくつかパーをもぎ取る。これによって快適領域は下方にシフトする」

・プレッシャーを取り除く

プレッシャーはトーナメントやコース、対戦相手など外部状況に由来するもののように考えられがちですが、実はプレイヤー自身がプレッシャーを作り出している場合も多いのです。「今日こそ80を切る!」とか、「ここは絶対ツー・オンさせる!」などと、結果を先に決めてしまうのが最悪のシナリオです。PGAツァー・プロのフィル・ミケルスンですら、「スコアは自分の思うようにならないから考えない。自分がどうにか出来るのは目の前の一打だ。一打一打を大事に打っていくしかない」と云っているぐらいなので、私達が結果を想定するのはおこがましい所業としか云えません。

[disappointment]

'Golf: The Mind Game'
by Marlin M. Mackenzie, Ed.D. with Ken Denlinger (Dell Publishing, 1990, $12.90)

Golf: The Mind Game'(ゴルフ:マインド・ゲーム)の著者マーリン・M・マッケンジー博士は、ゴルファーの思考方法、特にセルフトークの文体に気をつけろと警告します。

「注意深く検討すると、大半のボギー、ダブルボギー、バーディ・パットの失敗等は、“しなきゃ族”によって引き起こされている。誰しも『乗せなきゃ』、『寄せなきゃ』、『入れなきゃ』、『パーをとらなきゃ』、『バーディとらなきゃ』など、“しなきゃ族”になり易い。これらの『…しなきゃ』(should、must、 need to、got to、have to)群は『…したい』(want to)に置き換えるべきである」

本当にそんな云い回し一つがスウィングを変えるものでしょうか?疑問を抱かれるのは当然です。では、実験してみましょう。

1) あなたの身近なことで「…しなきゃ」と云いなさい(例:皿を洗う、車を洗う、掃除機をかける、家計簿を付ける、誰々さんに手紙を書く)。云った瞬間の身体の中の肉体的刺激(反応)に注意しなさい。

2) 次に、同じ文句を「…したい」に置き換えて云いなさい。再び身体の肉体的刺激を感じ取る。二つを比較し、違いに注目しなさい。

違いが分りましたか?「…しなきゃ」はプレッシャーを生じ、「…したい」はリラックスした期待感につながります。マッケンジー博士は「この『…しなきゃ』から『…したい』への変換を忠実に二週間続ければ、あなたの人生は別物になること請け合いです」とまで述べています。いやはや、ゴルフのための修業が人生も変えるとはエラいことです。勉強になるでショ?

・タフ・ゴルファーの基盤

メンタル的にタフであろうとする場合、スポーツ心理学の本を読んだり座禅を組むだけでは足りません。脳の働きを活発にさせ、筋肉の疲労を補うエネルギーが必要です。

'The New Toughness Training for Sports'
by James E. Loehr, Ed.D. (Penguin Books USA Inc., 1994, $12.95)

ジェイムズ・E・ローア博士は'The New Toughness Training for Sports'(スポーツにおけるタフネス養成法)の中で、スポーツをする際の身体、メンタル両面の基盤は食物や水分の摂取にあると主張します。

「疲労は我々を臆病にする。運動競技には一日に4,000カロリー以上が必要で、暑い気候のもとでは約9.5リットルの水分が必要である。一日にコップ8杯の水を飲むこと。可能なら、二時間毎に食べ物・飲み物を摂る。遅い夕食は好ましくない。午後10:30か11:00に就寝しようと思ったら、8:30以降の飲食は全てを台無しにする。

[snack]

単純な炭水化物、例えばクッキー、ドーナッツ、チョコバーなどを食べたり、ラウンド前・ラウンド中の砂糖やソフト・ドリンクの摂取などは、血糖を増やすので注意すること。糖分の一気飲みは、糖分が血糖を増加させるため膵臓は多量のインシュリンを放出する。この結果、血糖値は逆にプレイを阻害するまでに下がってしまう。固いウェハースとエネルギー・ドリンクは血糖を簡単に安定させる品目である。

脳の中で血糖が一定のポイントから下がると、的確な集中と明晰な思考は不可能になる。これまでメンタルな問題だと思われていた多くは、実はエネルギーの不十分な回復によるものだと判った」

こういう事実を知る前、私は大変な間違いを冒していました。「一粒300メートル」というキャラメルの宣伝が正しいのなら、ラウンド中に飲む水を砂糖水にしたらいいのではないかと考えたのです。これは散々でした。飲んですぐ300メートル走るのには役立つでしょうが、長いラウンド後半には心身がドロ~ンとした状態になって全く逆効果でした。

私は胃が小さくて大食いが出来ないため、すぐお腹が減ってしまいます。空腹を感じると先ず元気がなくなり、ついで帰宅後の食事をあれこれ考えてしまったりしてプレイに集中出来なくなります。野球のイチローが球場で奥さん手作りのおにぎりを食べていることを知り、私もコースにおにぎりを持って行くことにしました。しかし、上の記事に即して云えば、お米は糖分に化ける炭水化物なので、ラウンドの最後の方で食べない限りゴルフには危険ということになります。難しいものです。

PGAツァー・プロのメンタル面のコーチでもあるディック・クープ博士は、次のような例を報告しています。

「あるプロを補佐していた時のこと。コースに関係無く、彼は必ずNo.13、No.14、 No.15でトラブルに見舞われる傾向があった。これは彼の食生活から来るものであることが判明した。以上のホールで彼のエネルギーが衰えてしまったのだ。集中心がこぼれ落ち、スコアが上がってしまった。良い食生活(コースでの栄養物摂取を含む)が問題を解決した」

(February 20, 2026)

努力しないで80を切る方法(4/5)

 

・興奮を鎮めよ

[Tiger]

私達にとって興奮抜きのゴルフというのはあり得ません。先ず、ラウンド前夜から興奮して寝付けないし、ゴルフ場へ向かう車でも自然にアクセルを踏み込んでしまいます。到着して練習中の人々が目に入ると、「早く追い付かなきゃ!」と靴を履き替えるのももどかしく自分も練習場へ駆け出します。リラックスして談笑しているように見えても、実は上の空で半分しか耳に入っていません。内心では「優勝したい!ハンデも十分、調子も絶好だ」とか、「今日こそ70台!」などの決意が渦を巻いています。

'The 8 Traits of Champion Golfers'
by Dr. Deborah Graham and Jon Stabler (Simon & Schuster, 1999, $25.00)

スポーツ心理学者デボラ・グラハム博士は'The 8 Traits of Champion Golfers'(チャンピオン達の8つの特徴)の中で次のように書いています。

「ゴルフではほどほどに興奮するのが望ましい。リラックス状態と緊張状態のちょうど中間ぐらいが適当。

興奮しているプレイヤーは自分が興奮していることに気付かない。以下は興奮している徴候の数々である。頭を前方に傾け、首が抜けるように伸ばす。両腕は身体に近く、両手は拳を作るか、コインをジャラジャラさせたり、クラブをきつく握り絞める。上半身は硬直して前のめりになるため、腰痛の原因を作り出す。歯は噛み締められ、唇は固く結ばれている。チューインガムは急速に噛まれる。目の周りの筋肉は寄せられて眉間にシワを作る。呼吸は速く、短くなる。

こうした肉体的変化はスウィングを速く短くさせ、パッティング・ストロークをパチンと打ったり、プルやプッシュの原因となる。大方のゴルファーは、スウィングのミスを全てメカニカルな原因と考えがちだが、実は真の問題点は興奮状態にあるのだ」

1996年のマスターズ・トーナメント当時グレッグ・ノーマンのスウィング・コーチだったブッチ・ハーモンは、ノーマンがあの六打差のリードを失って惜敗した最終日について次のように述べています。「ノーマンはスウィングのリズムを失っていたようだ。パッティングが速く、歩くのも早かった。彼自身、メカニカルな問題は無かったと云っている」つまり、彼の興奮状態が問題だったわけです。

[Korda]

'Golf's Mental Magic'
by Dr. Guy S. Fasciana (Bob Adams Inc., 1993, $12.95)

'Golf's Mental Magic'(ゴルフのメンタル・マジック)の著者ガイ・ファスキアナ博士の以下の指摘は、そのままグレッグ・ノーマンの悲劇に当てはまります。

「ストレスがゴルフに影響を及ぼすと、軽率で非生産的な決断をしがちになる。筋肉の円滑な動きの反応速度が鈍くなり、ミスを恐れ、自分の実行能力を疑い始める。急速に疲労し、集中能力は低下する。

緊張状態は筋肉を硬化させ、荒々しい力を生み出す傾向がある。あなたが重量挙げの選手なら、それもいいだろう。しかし、難しいグリーン上でデリケートなパットをしようとする場合には、これは最悪である。筋肉の緊張は、多くのショットに必要な“フィーリング”を失わせてしまう」

精神や筋肉をリラックスさせるのが腹式呼吸であることはよく知られています。片手をお腹に、片手を胸に置いて、大きく呼吸してみましょう。横隔膜を使って、お腹を膨らませる呼吸でなくてはなりません。非常に重要なことは息を吐く長さを、吸う時の倍にすることだそうです。この腹式呼吸をゆっくり繰り返せば、心も身体もリラックスします。緊張下の胸だけの早く浅い呼吸、特に息を止めたりすることは、軽い酸欠状態を招き、その後の動作を速めてしまう原因となります。

'Mind Under Par'
by David F. Wright, Ph.D. (Behavior Change Media, 1997, $15.96)

[No.1]

'Mind Under Par'(アンダーパーを目指す心)の著者デヴィッド・ライト博士は次のようなメソッドを紹介しています。

「息を吐きながら、全身を細かく分け、緊張しているポイントがないかどうか探す。額から始めて、首、肩、胸、背中、両腕、お尻、両脚、両足へと下降する。これをボディ・スキャン(身体走査)と呼ぶ。全身を走査しながら、緊張点を深呼吸によってリラックスさせて行く。これはゴルフだけでなく、人生のどんな場面ででも有効である」

・その日の第一打を成功させる

ラウンド最初の一打ほど私達を緊張させるものはありません。あるコンペで、かなりのベテラン・ゴルファーが空振りをしたのを見たことがあります。こういうのを見ると、「自分もひょっとして?」と余計緊張してしまいます。

なぜ、その日の第一打にこうも重圧がかかるのでしょうか?勿論、「うまく打てるか?」という不安があります。「今日こそ優勝!」という期待もあるでしょう。「最近の上達ぶりをみせてやる」という見栄もあれば、「大勢に見守られている中で恥をかきたくない」という哀れな自尊心もあります。多分、それらのいくつかが組み合わさった緊張であろうと思われます。

'The Complete Golfer'
by Tom Dorsel, Ph.D. (Allyn and Bacon, 1996, $19.00)

'The Complete Golfer'(完璧なゴルファー)という本の中でスポーツ心理学者トム・ドーセル博士は、次のように示唆します。

「最初の一打は、その日一日のドライヴァーとの付き合いを決定する重要なものである。プレイ前の練習でも、その最初の一打に焦点を合わせる。無造作に目標を選ぶのではなく、No.1を想定した目標を選んで練習する。他のクラブの練習が終っても、再度No.1に合わせたドライヴァー・ショットを数分間練習する」

現シニアPGAツァー・プロのトム・ワトスンは自著'Strategic Golf'(戦略的ゴルフ)において「週末ゴルファーの大半は先ずドライヴィング・レンジに行き、次いでパッティング・グリーンへと移動する。これでは折角温まった身体がティー・ショットまでに冷えてしまう。練習の最後はドライヴァーであるべきだ」と云っています。なるほど、云われてみればその通りです。私達はロング・ゲームのスウィングに自信が無く(パットはどうにか格好がつくが、ウッドやアイアンでボロが出ると目立つので困る)、ウッド、アイアンの練習を済ませて時間が余ったらパット…という傾向があります。その日の第一打を成功させるには、パットの練習から始め、チップ・ショット、そしてミドル・アイアン…ドライヴァーというのが実践的のようです。

ドーセル博士の助言は続きます。

「No.1に向うまでに、数分間努力してスウィングの留意点あるいは素晴らしいショットのイメージに集中すること。

No.1ティーに立つと、『とにかく、どこか前方のフェアウェイかショート・ラフ』というような曖昧模糊な目標でヒットしがちになる。ぼんやり宙を見るのではなく、グリーンを狙う場合にピンを目標にするように、もっと地点を特定すること。

ワッグルしながら、スウィングの留意点を思い浮かべる。慌てて打ち急がないこと。とはいえ、失敗を予期するような雑念が浮かんで来る前に打ち終ること。

[Going Low]

最良の方法は、ドライヴァーで150ヤード打つという方法だ。理想的な軌道は必要だが、距離を限定する。このイージーなスウィングが、かなり遠くへ飛ぶことにびっくりするだろう」

最初の一打の重圧を回避する方法の一つに、「まだ練習場にいると思え」というのがあります。100、150、200というような看板が点々と立っていると思い込むのです。「練習なのだから失敗しても構わない」、「あの150の看板に向って飛べばよい」と考えるわけです。

'Going Low'
by Patrick Cohn, Ph.D. (Contemporary Books, 2001, $22.95)

この本の著者スポーツ心理学者パトリック・コーン博士は次のように述べています。

「何もしないで第一打を不安がっているのは最悪である。第一打から思念を遠ざけ、パートナーと会話をする。自分の番になったらプレショット・ルーティーンを慌てずに完了させる。いいショットを視覚化すること。

腹式の深呼吸をする。吸い込みながら肩を耳に届くまで上げ、吐きながら肩を下ろして緊張を解く。グリップも強く握ったり、リラックスさせたり…を繰り返す。ガチガチのグリップは不可。

フェアウェイを捉えることに焦点を合わせる。第一打でバーディを達成出来るわけではない。『いいショットを打つために必要なことは?』と自分に問いかける」

(March 01, 2026)

努力しないで80を切る方法(5/5)

 

・怒りの制御

江戸時代、将軍がアメリカに使節を派遣しました。帰国した使節は将軍に報告。「メリケン人は大きな芝生の上で小さな球を打つ遊びを好んでいます。色々な長さの棒で球を打ち、最後にそれを小さな穴に入れます。これを何度も繰り返す競技です」将軍が聞いた、「ほう、それは何という遊びじゃ?」「彼等が競技中に何度も発する掛け声によれば、それは"shit"(クソ!)という競技であろうと思われます」 これはアメリカ人を赤面させる冗談ですが、今でも"shit"、"damn"(こんちくしょう)など、禁句である筈の四文字言葉はゴルフ・コースのそこかしこで聞かれます。怒りにまかせてクラブを放り投げる人も少なくありません。マナー上、これらがよくない行為であるのは確かですが、ではメンタル的にはどうなのでしょうか?

[anger]

'Mental Training for Peak Performance'
by Dr. Steven Ungerleider (Rodale Press, Inc., 1996, $14.95)

スティーヴン・ウンガーライダー博士は、'Mental Training for Peak Performance'(能力発揮のためのメンタル・トレーニング)の中で次のように述べています。

「ひどいショットの後、自分自身に腹を立てる人が多い。これは情緒的連鎖反応の原因となる。怒りは次のショットの際に筋肉を硬直させてしまい、果てしない悪循環が始まる。ひどいショット、失望、絶望感、さらに硬くなる筋肉、さらにひどいショット等々」

トム・ドーセル博士は「コースで怒りをぶちまける人は、『私は本当は巧いゴルファーなんだが、いま、それがちゃんと反映されなかっただけだ』と云いたいわけだ。実際の巧いプレイを見せるのではなく、怒りの表現によって他人に自分の実力を伝えようとしている。TV中継に出て来るツァー・プロはどうか?勿論、彼等もミスが嬉しかろうはずはない。しかし、彼等は叫んだり地面を蹴ったりせず、『次のホールまで待ちなさい。そこで私の巧さを見せてあげるから』と静かに宣言しているのだ」と指摘します。

'Mind Over Golf'
by Dr. Richard Coop with Bill Fields (Macmillan, 1993, $12.95)

この本の著者ディック・クープ博士の勧める怒りへの対処法。

「あるツァー・プロは、ボギー以上の悪いスコアを出した場合、次のティーに向かう前に立ち止まって靴紐を解き、結び直す。この一時停止が怒りを静め、前のホールについてくよくよ考えるのでなく、次のティー・ショットに集中することを促す。

あなたのゲームが乱れてきたら、チーム・スポーツでコーチがタイムをかけるように、メンタルに自分にタイムをかける。カートに乗っているならボールの20~30ヤード手前でカートを止め、残りをゆっくり歩く。趨勢があなたに味方していない場合、急いでプレイしてはならない。

'Golf's Mental Magic'
by Dr. Guy S. Fasciana (Bob Adams Inc., 1993, $12.95)

背中、肩、首の筋肉が緊張していないか点検する。これらが緊張していては、いいスウィングは出来ない。ショット間の歩行スピードを落すか、鼻歌を歌ったり口笛を吹くなどで緊張を和らげる。緊張を吐き出すような腹式呼吸をする」

ウンガーライダー博士が紹介するジャック・ニクラスの言葉も慰めになります。「ニクラスは『最高のレベルのプロでさえ、完璧なショットというのは偶然であり、非常に希なことなのだ』と云っている。達人の言葉として信じられますか?ニクラスの云わんとするところは、私達は全て才能を持っていて、多少の差があるだけだということ。私達は誰もが素晴らしい瞬間を味わう。しかし、コースで常にベスト・プレイを発揮できるわけではないことを受け入れなくてはならない」

[Robot]

別項で『…しなきゃ』から『…したい』にチェンジすることによって人生観が変わるというアイデアを御紹介しました。もう一つクープ博士のセオリーも書き添えておきます。「いくつかの心理学的リサーチが示唆する事実:自分自身を容認できない人々は他者をも容認できない傾向が強い。あなたがもっと自分を容認し、自分を赦すことを学べば、ゴルフも上達し、他者との人間関係も改善できることだろう」

・知的ゴルファーの問題点

'The 8 Traits of Champion Golfers'
by Dr. Deborah Graham and Jon Stabler (Simon & Schuster, 1999, $25.00)

普通、知的であることは美徳ですが、ことゴルフにおいては別もののようです。デボラ・グラハム博士は'The 8 Traits of Champion Golfers'(チャンピオン達の8つの特徴)において、次のように述べています。

「抽象的に物事を考える人の知性は、状況について考え過ぎる傾向が強いため、簡単にトラブルに陥ってしまう。たとえばグリーンでありもしないブレイク(曲がり幅)を見たり、ミス・ショットを過度に分析したり、必要も無いのにスコアを勘定したり、自分の順位を推定したりすることに時間を費やしてしまう等々。

あなたが知的であればあるほど、ショットとショットの間で雑念を洗い流し、単純にボールに向かい合うことが大切だ。抽象的思考は遺伝による能力なので、それがいい悪いの問題ではない。私達は知的ゴルファーには思考を単純にし、ボールに向う時には無念無想になることを勧める。抽象的思考が苦手な人には、コース戦略、落とし場所、クラブ選択などのプランをよく練るように勧める」

[LPGA]

'Mind Under Par'
by David F. Wright, Ph.D. (Behavior Change Media, 1997, $15.96)

この本の著者デヴィッド・ライト博士はこう書いています。 「あなたがハッピーでポジティヴでリラックスしている時、あなたは胸を張り、首を伸ばし、微笑みを保ちながら歩く。あなたが落ち込んで意気消沈している際は、前屈みで頭を下げ、顔をしかめながら歩く。今後はあたかも生涯最高のショットを放ち、さらなる成功へと歩んでいるように振舞いなさい。頭を高く、胸を張って、絶対に目は水平線から下に下げてはいけない。深呼吸をしなさい。姿勢を変えることによってムードも態度も変わる。あなたの内的ムードと身体的状態は、外側の姿勢と同じ傾向になる。

同伴競技者からショットを誉められた時は、単に「ありがとう」と云いなさい。どんなにそれが居心地悪い場合でも、賛辞を否定してはいけない。賛辞を受け入れること。ズボンを前後ろ逆にはいたように居心地が悪くても、そういう感覚は一時的なものであって、じきに慣れ、時とともに自然に感じられるようになる。

不吉なイメージや想念がよぎったら、『ストップ、黙れ、リラックス』と呟く」

いかがでしたか?メンタル面の克服が上達への鍵であることは分っていても、以上のようなさまざまなテクニックは初めて目にされたのではないでしょうか?これを機に自分を完全にコントロールする術をマスターされ、あなたの野望が何であれ、その実現に向けて歩み出して下さい。【完】

(March 10, 2026)

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