Golf Tips Vol. 210

ヤーデージ視認法

 

[yardage]

以下の方法は多分誰もがやっていることでしょうが、私としては最近になって始めたことです。

アプローチ・ショットする時ボールの傍に立ち、先ずロブウェッジ(LW)で打ったらどこまで届くかを視覚化します。私の場合、ロブウェッジの2/3スウィングによる飛距離は、地面が平らなら約60ヤードです。そして私のクラブは10ヤード刻みで打てるようになっているので、サンドウェッジ(SW)で打つとすれば約70ヤード、ギャップウェッジ(GW)では約80ヤード、ピッチング・ウェッジ(PW)では約90ヤード、それでも(目測で)グリーンに届かないとすれば9番アイアン。この視覚化をLWから始めて(頭の中で)グリーンに届くクラブになるまで続けます。

私は数年間の実績にもとづいたデータの蓄積から割り出した100ヤード以内のクラブ選択表を携帯しています。パー3を除く14ホールの虎の巻です。

最近になってその虎の巻だけでは充分ではないことが判りました。虎の巻がGWであると示していても、その日の体調と実績によって、1クラブ足すべきだと脳に囁やく声がするのです。あるいは、虎の巻がGWだと述べていても、目で見た感じでGWではオーヴァーすると感じられる日もあります。そして、どの場合も上の方法で目測した結果は常に正しいのです。

Tiger Woods(タイガー・ウッズ)は「本能は絶対に嘘をつかない」と云ったそうですが、目で見た時にどのクラブが必要かを教えてくれるのはまさしくその本能(潜在意識)であり、その日の体調やスウィングの実績から割り出された答えだと思います。それを確認し納得する作業が、上のLW→SW→GW→PW…という視覚化なのです。これは普通誰しもがやっていることでしょうが、虎の巻に依存するよりも確実であると実感しています。

(September 20, 2024)

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