これは'Golf Magazine'誌に連載された読者の質問とPGAツァー・プロJimmy Demaret(ジミィ・デマレ、1910〜1983、写真)の回答から選りすぐったものの一部。古いですが、面白い。Jimmy Demaretはthe Masters(マスターズ)に三回優勝、計36勝を飾り、後には'Shell's Wonderful World of Golf'(シェル提供・ゴルフの素晴らしき世界)の司会を勤めました。余技としてツァー開催地のナイトクラブで漫談を披露したというほどユーモア感覚溢れる人柄でした。
'Golf Magazine's Pro Pointers and Stroke Savers'
edited by Charles Price (Harper & Publishers, 1959)
「Q:私は1番アイアンで苦労しています。ボールは235ヤードまで達すると右へ8ヤードほどフェードするんです。どうしたらいいでしょう? A.E. "Scotty" Hamley、Birmingham(アラバマ州)
A:プロになんなさい。
Q:私のハンデは20です。私は当然得るべき飛距離が得られないんですが、それは手首がちゃんと使えないからです。どうしたらいいですか? Lee Richards、Worcester(マサチューセッツ州)
A:手首のことなんか考えなさんな。“リスト・アクション”なんてダッファーの話の種に過ぎない。手首ってのはパワーとは無縁なのだ。パワー(本当のパワー)は足から生じ、脚と腕へと伝わる。それは手によって直接クラブヘッドに伝わる。これはボクサーがパンチを生み出すのと同じ方法であり、ゴルファーが飛距離を生み出す手段でもあるべきだ。あなたは頭から“手首”のことを消し去り、手を用いることに集中すべきだ。レッスン・プロにグリップを見て貰うのがいいアイデアだと思う。グリップが正しくなければ、手のアクションが良くなるわけはないからだ。
Q:多くの記事で、バックスウィングのトップで体重は両足に均等であるべきだと云われている。私にはこれは難しい。多分、あなたはいい助言をお持ちだと思う。 Stanley Feldman、New York City(ニューヨーク州)
A:あなたが読んだ記事は完全に間違っている。バックスウィングのトップで体重を左右均等にしてはいけない。そうじゃなく、若干右サイドであるべきで、それは野球のピッチャーが速球を投げるためにワインドアップした後と同じである。
Q:私が抱えている問題は、私の異常なサイズに関連している。身長1.98メートル、体重145キロ。ハンデは2ですが、シーズン中繰り返して打てるスウィングが見つからないんです。私みたいな巨大ゴルファーへの特別な助言はありませんか? Robert Jachowicz、Milwaukee(ウィスコンシン州)
A:ダイエットしたことある?
Q:私はSam Snead(サム・スニード)を崇拝しています。彼のスウィングが他のプロに較べるととても流麗に見えるのはなぜですか?
Jimmy Johnson、Kensington(メリーランド州)
A:その質問の答を知ってたら、それを瓶詰めにして売るね。
Q:プロ・ゴルファー志望の若者への助言はありますか? Robert Kitchen、Schomberg(カナダ、オンタリオ州)
A:頭の検査をして貰え。
【編註:当時のPGAツァーの賞金額は現在に較べてかなり低く、優勝しないと生活はかなり大変だった】
Q:素振りはプロもどきなんですけど、ティーにボールが乗っかると野球のバットを振るみたいにバックスウィングが半分しか出来ず、フォロースルーも半分になっちゃうんです。どうやったらボールを打つ時にも正しくスウィング出来るでしょう? William Wheeler、Oxford(ニューヨーク州)
A:ボールが無いと思い込みなさい。それで駄目なら、いいショットだとかいいスコアだとかを気にせずにあなた独りでラウンドして、リラックスすることを学びなさい。出来るだけスローでリラックスしたスウィングをすること。この方法でボールを打って実際にスコアが良くなれば、あなたはボールを打つ不安に打ち克てるだろう。
Q:友達が云うには、いいドライヴは最少のバックスピンで打たれたもので、ボールは高い軌道で飛ぶそうです。私のティー・ショットは通常ライヴァルたちより高く上がるものの、一般的に云って彼らと同じ距離です。低いボールを打つと大抵はミス。説明をお願い出来ます? Sgt. J.L. Wieseman、AFB(ニューメキシコ州)
A:ティー・ショットの高さは色んな要素によって変わる。ティーアップの高さ、ドライヴァーのロフト、あなたが上昇軌道でスウィングしているか否か等。全てのボールはバックスピンを有する。でなければ、先ず第一に宙に浮かばない。もちろん、バックスピンは少ない方がよい。出来るだけランが欲しいからだ。だが、あなたのドライヴの飛距離がライヴァルたちと同じであるなら、どうでもいいことじゃない?ゴルフってのは"how"(どのように)でなく、"how many"(いくつ)のゲームなんだから」
【おことわり】画像はhttps://media.golfdigest.com/にリンクして表示させて頂いています。
(May 20, 2015)
本書'The PGA Manual of Golf'はインストラクターの団体であるPGA of America(PGA Tourとは別組織)が、マスター・インストラクターであるGary Wiren(ゲアリ・ワイレン)博士に委嘱して公式に出版した450ページもある大型本です。それに16ページにわたってゴルフ用語が解説されています。これはインストラクターたちが用いる“共通の言語”とすべく編纂されたものでしょう。日本語になっていない用語、誤用されている用語を調べてみました。ゴルフ本や雑誌を英語で読んだり、欧米のゴルフTV中継を見る時の参考になるでしょう。
’The PGA Manual of Golf'
by Gary Wiren, Ph.D. (MacMillan Publishing, 1991, $39.95)
「混乱する用語の一つに"grip"(グリップ)がある。われわれが"grip"という言葉を聞く時、クラブのハンドルなのか、手の握り方なのか判然としない。両方とも広く行き渡っており、これを克服するのは難しいように思われる。
【編註】当サイトではクラブを手で握る方法を「グリップ」、クラブ末端の握る部分は「ハンドル」と峻別することにしています。
bladed shot(ブレイデド・ショット):クラブフェース底部で打たれたか、ボールの赤道の上を打たれた結果、低いライナーのような軌道で飛ぶボール。
block(ブロック):ダウンスウィングで腕、身体、手首あるいはクラブなどの回転を妨げる(遅らせる)動き。
break(ブレイク):傾斜、芝目、風などのせいでボールがカーヴするライン。
casting(キャスティング):コックされた手首をダウンスウィングで時期尚早にほどいてしまうこと。これはクラブが手や腕よりも先にボールに到達してしまう原因となる。【編註:投げ釣りの「キャスティング」に通ず】
choke down(チョーク・ダウン):コントロールを良くするため、クラブを短く持つこと。
clearing the left side(クリアリング・ザ・レフトサイド):腰をターゲットの左へ廻すこと。腕の通り道を作る。
coil(コイル):バックスウィングで身体を螺旋状に巻き上げること。その結果、胴体は下半身より遠くへ回転し、ストレッチした感覚を生む。
divot(ディヴォット):ゴルフ・クラブで移動させられた芝土の一片。また、芝が抉られた後に出来た穴。【註】
【編註】私は'The Historical Dictionary of Golfing Terms'という語源とその用例を列挙した辞典を持っていますが、それには「【語源:スコットランド古語】 クラブヘッドによって切り取られた芝生の一片」とありますから、もともとは削り取られて飛んだ芝の塊であり、「穴」ではありません。しかし、ツァー・プロやインストラクターたちの一部まで誤用して「穴」をディヴォットと呼ぶケースもあるため、著者のGary Wiren博士は大勢に妥協してしまったようです。当サイトでは切り取られた芝生の一片を「ディヴォット」、削られた穴は「ディヴォット・ホール」と厳密に表記しています。
hooding(フッディング):ターゲット方向にハンドルを廻すことによってクラブのロフトを減らすこと。あるいは、スウィングの間にクラブフェースをターゲットラインにスクウェアに保ちつつロフトを減らすこと。クラブフェースをクローズにすることとは違う。もっともクラブフェースをクローズにすれば、"hooding"することになるが。
pace(ペイス):スウィングの動きの速度。【編註:"pace"には、他に「歩調」、「歩幅」の意味もあり】
pivot(ピヴォット):身体の動き、または固定された軸の周りを廻る身体の部分の動き。フル・バックスウィングにおける背骨を中心とする回転の説明に用いられるのが、最も一般的。
rhythm(リズム):規則的で反復パターンを伴うスウィングの調和のとれた動き。
scramble(スクランブル):ミス・ショットの後、それから立ち直ることを試み、効果的な結果を生むこと。チーム・ゲームの一形態も"scramble"。
setup(セットアップ):ストロークを開始する前の、グリップと狙いを除いた動作の手順。身体とクラブフェースの位置決め、ボールとの関連でのアライメント、そして身体全体の姿勢を確立すること。
smothered hook(スマザード・フック):急速に地面に向かって強打されるショットで、大体において左に向かうが、右に向かう可能性もないではない。クラブフェースが過度にクローズになって起る。
steer(スティア):過度にショットをコントロールしようと試みること。【編註:"steer"は舵を取ることで、船の舵輪や車のハンドルは"steering wheel"と呼ばれる】 これは、望ましい距離と方向(の一方か両方)が得られない結果となる。
takeawy(テイクアウェイ):バックスウィング初期の一部。
tempo(テンポ):スウィングの早さ(早い、遅いなど)。大抵のスウィングはテイクアウェイの後、2秒ぐらいでフィニッシュを迎える。
timing(タイミング):身体各部とクラブが最も効果的運動を達成する一連の動き。
topped shot(トップト・ショット):ボールの赤道の上を打つことが原因で、転がるか跳ねるように前進するショット。【編註:日本のサイトで「英語ではトップと云わず、"thin"(スィン)と云う」という解説を見掛けましたが、御覧のようにどちらも使います】
【参考】
・「'Golf Magazine'(ゴルフ・マガジン)誌ゴルフ用語集」(tips_164.html)
・「私家版・ゴルフ用語集」(tips_164.html)
・「TV中継の英語」(tips_56.html)
・「誉め言葉」(tips_28.html)【英語による褒め言葉大全集】
【おことわり】画像はamazon.comにリンクして表示させて頂いています。
(May 20, 2015、増補December 19, 2015)
'Which ball should you buy?'
by Mike Stachura & E. Michael Johnson ('Golf Digest,' June 2015)
「最近のゴルフボールは、白くあるべきであるよりもソフトであるべきもののようだ。それはプロにもアマにも共通している。あるメーカーは『もはや、誰も固いボールなど打ちたがらないので、製造ラインを変えなきゃならなくなった』と云う。ある調査でも、ゴルファーたちは“フィール”(感触)が、スピン、耐久性、飛距離などを上回る重要な要素だと考えていることが判明した。最近のボールはソフトだからといって飛距離が落ちるわけではない。今日のソフトなボールは、少ないスピンと高い発射角度によって遠くに飛ぶように出来ている。
Q:高いボールは安いボールよりほんとにいいの?
A:イエス。高級な多層構造のボールでウレタン・カヴァーのボールは、どのクラブを使ってもいい機能を発揮するので一般的に優れていると云える。例えば、ウレタン・カヴァーによってスピンが多くかかるし、ティー・ショットにおいては固いサーリン・カヴァーのボールと似たような飛距離を生み出す特質を有している。
安いボールを、ティーから遠くへ真っ直ぐ飛ばすことは可能だろうか?可能なのだが、平均的ゴルファーのスウィング・スピードで両方のボールをテストすると、その差は6ヤード以下という僅かなものだった。ウレタン・カヴァーのボールの真の強みはエクストラのスピン、感触のよさとグリーン周りでのコントロール性能である。あなたがまずまずのショートゲームの腕前なら、これらのボールは余分に払うお金に値する仕事をしてくれる筈だ。あなたのショートゲームがそれほどでもないのなら、安いボールを購入し、差額は賭けに負けた時のためにとっておく方がよい。
Q:ツァー・プロたちも、ゴルフ用品店で売ってるボール使ってるの?
A:そうとは限らない。毎週1/3にあたるプロは消費者が購入出来るボールの性能を若干変えたものを使っている。USGAの適合ボールのリストを熟読すれば、用品店では売られていないものの、トップ・プロたちが使っているというボールが見つかる筈だ。彼らは多少固めとかソフトめであるとか、ごく僅かなスピン量の違いなどに各々好みがあり、現代のボールメーカーはそういう彼らの好みに合わせたボールを作ることが可能になっている。
Q:後発のボールメーカーは多層構造でウレタン・カヴァーのボールを、1ダース40ドルちょっとで売っているけど、どうして?
A:一流メーカーの最高級品には複雑で革新的な製造プロセス、品質管理、そしてマーケティングのための豊富な予算が必要である。大会社はそれを実現出来るが、後発だとたとえ有名ブランドを持つ会社でも、そこまでの研究開発の予算はない。その代わり、アジアの製造業同士で共同研究をしている会社が多い。それらの会社は豊かな経験を有していて、これまでに数百種類のボールをデザインしている。誰でもボール・ビジネスに参入出来るのが現実であり、高級乗用車一台分の資本で3,000ダースの多層構造でウレタン・カヴァーのボールを、パッケージと運送料込みで得ることが可能である。しかし、ゴルファーは無名ブランドを好まない傾向があるし、本年四月Titleist(タイトリスト)の親会社が特許権侵害で17の後発会社を訴えたので、状況は非常に厳しいと云える。
Q:どこまで高級なボールを選んだらいいの?
A:あなたとあなたの技倆のレヴェルがボールのパフォーマンスの差異を感じなくなるまで、より上のランクのボールを使ってみることだ。もしあなたのパーオン率が高くないなら、もっと寄せワンを増やすためにスピン率の高い高級なボールが必要だろう。だが、ワンラウンドにつき五個も六個もボールを失くすうちは、多層構造のウレタンカヴァーのボールを買うべきではない。これはボール選びというよりも、経済学の問題である。
Q:どうボールをテストしたらいい?
A:一般的な出発点はドライヴァーとローンチ・アングル・モニターを使うことだ。だが、唯一現実的な方法は、異なるボールで様々なショートゲームのショットをすることだ。どのショットがあなたにとって最も重要かを決定し、そのショットに最もいい成果を挙げたボールを選ぶ。多少飛距離を犠牲にすることになったとしても、それはほんの微々たるものでしかない」
毎年Bridgestone(ブリジストン)社のボール・フィッターが市営ゴルフ場を訪れ、希望者のショットをローンチ・モニターで分析し、その結果を診断してBridgestone社お薦めのボール二個をプレゼントしてくれます。今回、私はたまたまスウィング改造中だったので、ダフったりしてスウィング・スピードがちゃんと出せませんでした。去年37.7 m/sだったのが31.5 m/sに落ちてしまったほどです。それなのに、Bridgestoneはお薦めのボールとしてB330 RXをくれました(去年はe5だった)。B330はパワーヒッターのためのボールだという先入観があったので、何かの間違いではないかと訝りました。しかし、B330でもRXとなるとスウィング・スピードが46.9 m/s以下のアマチュアのためのものだそうで、私が使えばローンチ・アングルが増し、スピンも増えて飛距離が望めるとの説明でした。
【註】フィッティング開始前に「常用ボールは?」と聞かれた時、たまたま大手スーパーの特売で購入したTaylorMade製のRocketBallzボール(3ピースではあるが、ウレタン・カヴァーではない)を見せ、選択の理由として「ソフトだし、グリーン周りでのスピンが欲しいから」と答えました。それが昨年のe5(2ピース)からB330 RX(3ピース)推奨へと昇格した原因かも知れません。
次のラウンドでB330 RXを使ってみました。方向性は抜群で、ソフトですがよく飛びます。私個人の最長不倒距離は出せませんでしたが、私としては現在充分な飛距離を得ているので、新記録が出なくても問題ありません。驚いたのはショート・ゲームにおける性能です。上の'Golf Digest'誌の記事に書かれている通り、多層構造+ウレタン・カヴァーが生むスピンによってチップ・ショットが急停止してくれます。《ショートゲームは金で買える》ものだったんですね。低級なゴルフ場の固くて止まりにくいグリーンにこそ、こうした高級なボールが不可欠なのかも知れません。問題はその値段です。1ダースの定価45ドル。うーむ。ボールに紐をつけたくなりますね(^-^)。
【参考】
・「いいボールを使うべき理由」(tips_125.html)
・「安いボールを使うべき理由」(同上)
・「ボール選択の基準」(tips_127.html)
【追記】MasterGripという会社がシニアのために格段に良く飛ぶボールMG Seniorを販売しています。これはUSGAが認可しない違法ボールですので、公式競技には使えません。米アマゾンの価格は1ダース約30ドルです。https://www.amazon.com/MG-Golf-Longest-Distance-Enjoyment/dp/B06XDT5L5C 私のゴルフ仲間の数人が使っていますが、もともと飛ばし屋なので、このボールでどれだけ距離が増えたのかはよく判りません。
【おことわり】画像はhttps://media.golfdigest.com/にリンクして表示させて頂いています。
(May 24, 2015、追記September 02, 2018)
【おことわり】この記事はTailorMadeのRシリーズのドライヴァーを持っていない人には何の意味もないでしょう。
私はゴルフ入門当時はフック系でしたが、現在仲間内ではストレート・ヒッターと云われています。ですから、自分のボールが右へ出るとショックを受けます。
アメリカ仕様の中古R11に付いて来た可動式錘(図の一番右)は1gと10gで、Rシリーズ初代のR7付属の錘と合わせ、私には1g, 2g、10gという選択肢が出来ました。あるサイトで《ゴルファーが快適に振れる範囲で、ヘッドが重ければ重いほど飛ぶ》という記事を読んだのと、《トゥを軽く、ヒールを重くすればドローの軌道になる》という公式があるので、私は1g(トゥ)+10g(ヒール)という組み合わせで打っていました。しかし、ストレート・ヒッターとしては、時々出るプッシュ・スライスが気に入りません。錘の組み合わせを変え、もっとドロー系にしたいと思いました。それにはヒール側の錘の重さを増やすしかありません。
オークション・サイトeBayで可動式錘を探すと、一個ずつ買うのは高くつき、セットの方が比較的安いものの、レンチ付きのセットが多く不経済であることが判りました(私にはR7のレンチがあるので、二つも要りません)。レンチ無しで錘だけのセットは様々な組み合わせで売られていますが、私は既に持っている三種類の錘が含まれていない、しかも最重量級の20gが入っているセットが現れるまで待ちました。可動式錘の販売者の多くは中国系なので、粗雑な模造品の恐れもあるという気もしたのですが、しばらくして望んでいた4、6、8、12、14、16、18、20という八個セットが出現したので注文を決意しました(送料込み計33ドルでした)。
中国からの船便なので到着まで一ヶ月もかかるような話でしたが、幸い二週間で届きました。製品は完璧で純正部品と見分けがつきません。純正品の横流しかも知れません。
早速試したのが1g(トゥ)+20g(ヒール)という組み合わせでしたが、これはフックし過ぎました。安全牌で1g+12gにしたら、これならプッシュせず快適に打てるものの、飛距離が伸びません。もっと全体に重くすべきだと思われました。
で、2g+20gおよび4g+20gの組み合わせを試したところ、どちらも真っ直ぐ飛び、飛距離もまずまず。欲張った6g+20gでは飛距離が減りましたので、計26gの錘は私には重過ぎるようです。他に1g+18g、1g+16g、1g+14gなども試してみました。現在のところ、1g+18gが快適に打て、飛距離・打感ともに良好です。これが最近の最長不倒距離連打に貢献してくれている立役者かも知れないので、しばらくこの組み合わせで行くことに決めました。
【追記】他の設定は、「ロフト」は"Lower"(低)、「フェース角度」は"Close"(クローズ)です。
(May 27, 2015、追記May 29, 2015)
●神童ニクラス
'Astonishing but True Golf Facts'
by Allan Zullo (Andrews McMeel Publishing, 2002)
「Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)は十歳の時、初めて九ホール廻って51だった。11歳で18ホールを81で廻り、12歳の頃には80を切るのがお定まりだった。13歳でハンデ3となり、70を切った。16歳になるまでにオハイオ州アマチュア・トーナメントに優勝。19歳でU.S.アマ優勝(二回)の最初の一つを達成した」
(May 31, 2015)
'Arnie & Jack'(アーニィとジャック)という本を読みました。Arnold Palmer(アーノルド・パーマー、1929〜)とJack Nicklaus(ジャック・ニクラス、1940〜)の長いライヴァル関係を詳細に描いた本です。この本に大学生時代のJack NicklausがBobby Jones III(ボビィ・ジョーンズ三世)とU.S.アマで闘ったという一節があります。Bobby Jones III?(グランド・スラムを達成したBobby Jonesの息子もゴルファーだったの?知らなかった)私は驚きました。私のグールーであるJack Rushing(ジャック・ラッシング)さえBobby Jonesの息子について知りませんでした。こうなると、他にも知らない人がいると思われるので、ここにその件を紹介する次第です。
'Arnie & Jack—Palmer, Nicklaus, and Golf's Greatest Rivalry'
by Ian O'Connor (Houghton Mifflin, 2008, $26.00)
「1959年9月半ば、Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)はコロラド州のBroadmoor(ブロードムア)C.C.のNo.1ティーに立っていた。彼はオハイオ州大の学生で19歳だった。【マッチ・プレイ方式の】U.S.アマの初日の対戦相手はRobert Tyre "Bobby" Jones Jr.(=ボビィ・ジョーンズ、1902〜1971、右の切手の人物)の息子Bobby Jones IIIだった。
【フラッシュバック】Bobby JonesはJack Nicklausのアイドルであり、彼のゴルフの目標でもあった。彼は1955年にBobby Jonesに会ったことがあった。それはJack NicklausがU.S.アマに初登場した時のこと。練習ラウンドの日、身体障害を患っていたBobby Jonesは会場のNo.18グリーンの近くにカートを停めて座り、彼の25年前のグランドスラムの幸福感を思い返していた。そこへ15歳のJack Nicklausがやって来て、460ヤードのグリーンに2オンさせた。Jack Nicklausは偉大なBobby Jonesが、おしゃべりしようと彼を手招きしたのに驚いた。Jack Nicklausは父親とともにBobby Jonesの前に進み出た(父親の方が息子より恍惚となっていた)。
『お若いの』とBobby Jonesが云った。『キミと話したかった。私はかなり長くここに座っていたが、このグリーンに2オンさせたのは、キミで二人目だ。唸ってしまったよ。明日は数ホール、キミのプレイを見せて貰うつもりだ』
翌日、Jack Nicklausは対戦相手に1アップでNo.11にやって来て、Bobby Jonesがカートに座っているのを見つけた。そして突如どうしようもなく動揺し、ボギー、ボギー、ダブルボギーと連続させた。Bobby Jonesの姿はなくなっていた。
【現在】1959年、Bobby Jones IIIはハンデをプラス3にしたばかりだった。彼は興奮して彼の父親と一つの可能性について話し合っていた。The Masters(マスターズ)に招待されるには、アマチュアの準々決勝まで勝ち抜く必要があった。そのMastersトーナメントは、彼の父親Bobby Jonesが個人的努力によって無双のメイジャー・トーナメントの高みへと押し上げたものであった。
Bobby Jonesは彼の姓が重荷となることを危惧し、家族の誰に対してもゴルフ生活をさせようという欲望を抱いてはいなかった。しかし、今回は例外だった。車椅子生活を余儀なくされているグランドスラムの英雄の息子がthe Mastersでプレイするのを見られたら、これにまさる喜びはないであろう。
そこで、Bobby Jones親子はU.S.アマ会場であるBroadmoor C.C.を攻撃する作戦を練った。Bobby Jones IIIは練習ボールを打って手を血まみれにした。彼はthe Mastersでプレイ出来るチャンスは充分にあると予感した。父Bobby Jonesも同感で、彼はAtlanta(アトランタ)からU.S.アマ会場であるコロラド州’に飛んで、息子がプレイするのを見るのを心待ちにしていた。
『初戦の相手にJack Nicklausでも引き当てたりしない限り、準々決勝までは行けると思う』とBobby Jones IIIは父に云った。『あるいは、それに類した気違いじみたことがない限り』
U.S.アマが近づき、Bobby Jones IIIは父親に電話した。
『来てくれます?』彼が聞いた。
『対戦相手の発表を見た?』と父親。
『いえ、まだ』
『お前の最初の相手はJack Nicklausだ。お前が12ホール目で降参するのを見るために、コロラドまで行く価値はないと思う』
父と子は同じように茫然とし、意気消沈した。Jack Nicklausは、先頃のWalker Cup(ウォーカー・カップ、英米のアマチュア対抗試合)のアメリカ・チームの勝利の立役者だった。Jack Nicklausに対し師弟のような絆を育んでいたBobby Jonesは、Jack Nicklausの測り知れぬ強さと技倆を高く評価しており、自分の息子にチャンスなどないことを悟っていた。
父をAtlantaに残したまま、いずれにせよBobby Jones IIIは標高1,950メートルのU.S.アマ会場Broadmoor C.C.に姿を見せ、Jack Nicklausと顔を合わせた。格下の者だってマッチプレイでは番狂わせも不可能ではない。Bobby Jones IIIはロッキー山脈の高みまでやる気を高揚させた。
No.1で、Bobby Jones IIIのティーショットは265ヤード飛び、幸先よいスタートを切った。彼は19歳のJack Nicklausを見守った。Jack Nicklausはがっしりとした尻と太腿で、腹の贅肉はベルトの上に垂れ下がっており、オハイオ州大の仲間が彼を『デブ』と呼んでいるほどだった。しかし、彼の余分な体重はスウィングを損なうものではなく、彼のボールは地上のBobby Jones IIIのボールを追い越してもさらに上昇を続け、300ヤードを越えて停止した。Bobby Jones IIIの心は沈んだ。
父親が予言した通り、まさにNo.12のグリーンで勝敗は決した。Jack Nicklausは、対戦相手の父親が観戦に来なかったことを感謝した。Bobby Jonesに見られていたら、まともなショットなど打てなかったのを知っていたからだ」
【おことわり】写真はamazon.comにリンクして表示させて頂いています。
(May 31, 2015)
'The New Golf Mind'(邦題『ゴルフ・マインド』)は、PGA of Americaのマスター・インストラクターDr. Gary Wiren(ゲアリ・ワイレン博士)とスポーツ心理学の第一人者Dr. Richard Coop(ディック・クープ博士)が組んだ歴史的な書物。この本からは既にいくつか興味ある事例を当サイトに引用していますが、肝心の彼らの理論の紹介を忘れていました。
Timothy Gallwey(ティモシー・ゴルウェイ)が'The Innner Game of Golf'(ゴルフのインナー・ゲーム、1979)の前著'The Inner Game of Tennis'(テニスのインナー・ゲーム、1974)で提唱した説を、Wiren & Coop組はさらに右脳・左脳論によって深めています。これはDr. Bee Epstein-Shepherd(ビー・エプスタイン=シェパード博士)に受け継がれ、さらにインストラクターPia Nilsson(ピア・ニルソン)とLynn Marriott(リン・マリオット)の「二つのボックス」(tips_101.html)へと応用されます。
'The New Golf Mind'
by Dr. Gary Wiren and Dr. Richard Coop with Larry Sheehan (Simon & Schuster, Inc., 1978, $9.00)
この本の著者たちは左脳を"Annalizer"(分析者)、右脳を"Integrator"(統合者)と呼んでいます。当サイトがこれまでに紹介した右脳・左脳論を、著者別・出版年順に整理すると次のようになります。
Gallwey (1974、1979) | Wiren & Coop (1978) | Epstein-Shepherd (1996) |
|
---|---|---|---|
左脳 | コーチ、評論家 | 分析者 | 意識 |
右脳 | 実行者 | 統合者 | 潜在意識 |
上の表をじっくり御覧になればおおよその見当はつけられるかと思います。Timothy Gallweyは「ああせい、こうせい」とゴルファーに指示するSelf 1(コーチ、評論家)を、Self 2(実行者)が打つ段になったら黙らせる必要があると主張しました。Wiren & Coop組はAnnalizerが状況を分析し、取るべき手段(打ち方)を決定したら、そこでIntegrator(統合者)にバトンタッチすべきであると主張します。Epstein-Shepherd(エプスタイン=シェパード博士)は、「意識は潜在意識に『こうしたい』と単刀直入に命令すべきである」という見解です。
【註】「自己催眠」以外のDr. Epstein-Shepherdの理論については、別項で詳しく紹介します。
「ゴルファーの多くは右脳か左脳のどちらか一方しか使わない。それはメンタル的にハーフ・セットのクラブでラウンドするのと同じことだ。
パッティングは、両方の脳が特徴的に異なる働きをし、どちらも重要な役割であるというシンプルな例である。仮に10メートルのパットを想定しよう。あなたはAnnalizer(分析者=左脳)によってラインを読まねばならない。芝目は?芝は今朝刈られたのか?表面は濡れているか?考慮すべき傾斜はあるか?それらの情報をIntegrator(統合者)は強さと方向の感覚に転換せねばならない。パットを成功させるには両方の脳が用いられるべきである(少なくとも、そのための最大の努力が必要だ)。
多くのミス・ショットは両方の脳の相互干渉の結果である。それは日常でも経験することだ。論争の最中に興奮すると、明確に話したり正しい言葉遣いを考えるのが困難になったりする。左脳が司る言語能力を、右脳の情動が遮断するためである。プロのタイピストが(機械的にタイプするのでなく)文書の内容を理解しようとし始めると、一分あたりのタイピングの語数は減少し、タイプ・ミスが増加する。それは右脳によるタイピング遂行能力を左脳の分析プロセスが遮断するせいで起る。
われわれはスウィングの鍵となる各位置(アドレス、トップ、インパクトなど)をAnnalizer(分析者=左脳)の助けで学習するが、スウィングの遂行は主としてIntegrator(統合者)によるものである。右脳の特別な直感力は、スウィングの要素を流れるような連続した動作に仕上げる。音楽的能力は右脳に取り込まれるもので、よいゴルフ・スウィングのテンポもまた右脳から生じると考えられる。舞踏会で生来の踊り手と、ダンス・ステップを図表で学んだばかりの者は容易に見分けがつくように、Annalizer(分析者=左脳)を通じて正しいスウィング位置だけはおさえているものの、未だIntegrator(統合者)がそれらを統合していない者もまたはっきりと見分けがつく。Integrator(統合者)の助け無しでは、われわれのスウィングはあまりにも機械仕掛けのようであり、パワーに欠け、むらがあり、われわれの肉体的・精神的資質とさえも相容れないものになってしまう。さらに重要なのは、そうしたスウィングは緊張下ではいとも簡単に崩壊するということだ。
右脳と左脳を、"corpus callosum"(脳梁)と呼ばれる橋のようなものが繋いでいる。よいスウィングをするには、この橋に言葉、視覚、運動感覚などのメッセージを効果的に送る必要がある。グリーン上でカップの巾のパッティング・ラインの幻影が見えたり、模範とするスウィング・ヴィデオを思い浮かべるのは視覚的メッセージである。運動感覚によるメッセージとは、聾唖者にスウィングを指導する際、言葉は役に立たないので、インストラクターが手取り足取りで教えるようなことを指す。
もし脳梁にAnnalizer(分析者=左脳)とIntegrator(統合者)が矛盾するメッセージ送ったりすると、橋は交通渋滞を起してしまい、貧弱なスウィングやミス・ショットを発生する結果となる」
【参照】
・「でしゃばりコーチをブロックする」(tips_3.html)
・「自己催眠」(同上)
(June 10, 2015)
'Golf Magazine'『ゴルフ・マガジン』誌編纂のゴルフ百科全書ともいうべき本から、向上法のいろいろ。
'Golf Magazine's Complete Book of Golf Instruction'
by George Peper et al. (Harry N. Abrams, Inc., 1997, $45.00)
「ツァー・プロたちは、良い想念がトーナメントに勝つことと予選落ちとの違いを作ることを知っている。当然のことながら、身体的および精神的強靭さの探求は彼らを様々な悟りの境地へと導いた。ヨガ、武術の呼吸技法、禅、催眠、鍼(はり)、宗教、音楽療法、自分に対する楽観的な語りかけ、悲観的な語りかけ…等々。ゴルファーたちは全てを試した。
Payne Stewart(ペイン・スチュアート、右図)は1989年のPGA選手権と1991年のU.S.オープンに、両耳に鍼を刺して優勝し、『鍼はコースでリラックスし、集中し続けることを助けてくれた』と語った。彼の鍼師は、機械で読み取った依頼主のメンタルな状態に基づき、両方の耳にそれぞれ三本から七本の鍼を刺した。Payne Stewartはこの治療をアマチュア時代から用いていた。
Scott Simpson(スコット・シンプスン)、Tom Lehman(トム・レーマン)、Bernhard Langer(ベルンハード・ランガー)、Betsy King(ベッツィ・キング)らは宗教によってテンションを和らげ、人生で重要なものは何かという健全な人生観を抱き続けている。
Gary Player(ゲアリ・プレイヤー)は長い間、彼の頭の中で自分との会話をする際、前向きの語りかけをする誠実なサポーター(支持者)であった。自分との会話は自分自身とのコンタクトを保ち、無意識の領域に蓄えられている映像や感覚などを導き出す引き金である。彼のキャリアの初期、彼は毎朝鏡の前に立ち、『自分は世界的に偉大なゴルファーだ。自分は世界的に偉大なゴルファーだ』と繰り返した。彼の自分への語りかけは彼をサポートし、自分が達成したい自分のイメージを構築した。
Hubert Green(ヒューバート・グリーン)とJohnny Miller(ジョニィ・ミラー)は、自分を興奮させないために悲観的な語りかけを行った。Hubert Greenは『Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)のゴルフバッグを担ぐにも値しないほどお粗末だった』と記者団に語った。Johnny Millerは、彼が最終日にリードしていたとしても優勝は期待出来ないとリポーターたちに云うのが珍しくなかった。彼は『ゴルフにおける情動はタコメーターのようなものだ。情動を赤線以下に留めておかないと爆発する』と云った。Gary Playerは彼の個人的赤線(情動の限界)に近づこうとしなければならなかったが、Johnny Millerは自然な情動で、どんな状況下でも過剰に興奮せず控え目でなければならないと考えていた。
1983年、メンタルな助けを求める最も意欲的な努力がなされた。ツァーにおける自分のキャリアに行き詰まりを感じたDenis Watson(デニス・ワトスン)は、禅や武術の本を読み、呼吸法を研究し、NLP(Neuro-linguistic progrmming、神経言語プログラミング)にも深入りした。彼は自分のアレルギーを心身相関的にコントロールし始めた。彼はまたMichael Murphy(マイケル・マーフィ、『王国のゴルフ』の著者)の'The Psychic Side of Sport'『スポーツと超能力—極限で出る不思議な力』も読み、他のスポーツにおける精神の役割について学んだ。次のシーズン、Denis Watsonのキャリアは急発進した。三つのイヴェントに優勝し、PGAツァーの賞金ランキングの二位につけたのだ。トップへ躍り出たのも束の間、不運にも彼は手首の障害に見舞われ、二度と回復出来ず、良い想念でさえも克服出来ない分野があることを証明したのだった」
【参考】「神経言語プログラミング」http://ja.wikipedia.org/wiki/神経言語プログラミング
(June 10, 2015)
不覚にも知らなかった輪番のルール。今年(2015年)がSt. Andrews(セント・アンドリュース)の当番の年に当たることが解ります。
'Golf'
by Carlo de Vito (Hallmark Gift Books, 2010)
「・西暦の末尾が0(ゼロ)か5の年 Old Course at St. Andrews(写真)【スコットランド】
・西暦の末尾が1か6の年 イングランドのゴルフ場のどれか
・西暦の末尾が2か7の年 スコットランドのゴルフ場のどれか
・西暦の末尾が3か8の年 イングランドのゴルフ場のどれか
・西暦の末尾が4か9の年 スコットランドのゴルフ場のどれか
《スコットランドの全英オープン開催コース》
・Carnoustie Golf Links (Championship Course)「カーヌスティ」距離が長く、無数のバンカー、二つの小川のレイアウトによる難コース。
・Muirfield「ミュアフィールド」風と深いバンカーが絶え間なくゴルファーに挑戦する。【註】
・The Westin Turnberry Resort (Ailsa Course)「ターンベリィ」古い灯台がNo.9の沖に見える。No.10に有名な目玉焼き型バンカーがある。
・Royal Troon Golf Club (Old Course)「ロイヤル・トルーン」No.8のグリーンは切手サイズとして有名。
《イングランドの全英オープン開催コース》
・Royal St. George's Golf Club「ロイヤル・セント・ジョージズ」不規則なライ、ポット・バンカー、「スエズ運河」と呼ばれるNo.14の小川が特徴。
・Royal Birkdale Golf Course「ロイヤル・バークデイル」No.5のグリーンは半円のバンカーに囲まれている。
・Royal Lytham & St. Annes Golf Club「ロイヤル・リサム」約100個のバンカーがある。【編註:リサムでなく「リズム」と発音する人もいる】
・Royal Liverpool Golf Club「Hoylake(ホイレイク)」フェアウェイの中にOBがある」
【註】Muirfieldは2016年5月に、女性のメンバーを許すかどうかのメンバー投票を行ったが、2/3の賛同を得られなかった。これによって全英オープン組織委員会とR&AはMuirfieldを輪番コースから外すことを余儀なくされた。
【おことわり】画像はhttps://www.standrews.com/にリンクして表示させて頂いています。
(June 21, 2015、追補June 22, 2016)
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