Golf Tips Vol. 124

Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)のストローク

'Putting My Way'
by Jack Nicklaus with Ken Bowden (John Wiley & Sons, Inc., 2009, $25.95)

Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)のこの最新刊の序文に「私は数多くの出版物のあちこちでパッティングについて書いて来たが、それらを通読するには本を30センチ以上積み重ねなくてはならない。これまでの共著者でライターのKen Bowden(ケン・ボウデン)が『われわれの最後の技術本として、パッティングについてまとめてはどうか?』と提案して来た。そこで、新しい素材も加えて一巻とすることにした」と書かれています。ですから、これはJack Nicklaus(ジャック・ニクラス)が自分のパッティングの全てを語り尽くす目的で書かれた“最後の”本というわけです。ただし、教科書のような構成ではなく、云ってみればHarvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)の'Little Red Book'『奇跡のゴルフレッスン』のパッティング版のような感じで、様々なtipsが羅列されています。「グリップ編」、「ショートパット編」などと多少分類はされていますが、各所で同じことが繰り返されていたりしてスクラップブック的印象があるのは否めません。

彼のパッティングの基本をまとめると、次のようになります。
・リヴァース・オーヴァラップ・グリップで、フィンガーで握って両手の親指はシャフトに沿って地面を指す。
・通常のボール位置は左足親指の前方。
・パター・シャフトは垂直。
・アドレス時、パターを地面から微かに浮かしておく。
・頭と首は地面と平行になるほど曲げられ、目はターゲットラインの真上だがボールの後方に位置する。
・右前腕部はほぼ地面およびターゲットラインと平行。【編註:極度に屈み込まないとこうは出来ない】

「私のパッティング・スタイルは『手首と腕によるストレートなバックストローク、ストレートなフォワードストローク』である。特に短・中距離ではターゲット・ラインに沿ったストロークを行なう。バックストロークでは意識的にパターヘッドを低く保つことはしないが【編註:しかし、別の箇所では低くすることを推奨している】、フォワードストロークでは低く保つように努力する。

パッティングにおけるフォワード・プレスは不可欠というものではなく、やるのなら微かで穏やかに行なわれるべきだ。フォワード・プレスの危険性はパターフェースを若干オープンにする傾向があることだ。やり過ぎないように注意。

私のストロークは右手主導で、左手は方向を司るガイドである。私は右前腕部が地面とターゲットラインに平行になるぐらいまで屈み込む。私は右手でバックストロークを行ない、右前腕部でピストンのように押す動きでフォワードストロークをする。

インパクトで加速することがパッティング成功の鍵である。それを実行する簡単な方法は、バックストロークを短くすることだ。

 

アマチュアの多くがやるようなパターを持ち上げるバックストロークは絶対にいけない。それは空手チョップのように振り下ろすインパクトとなり、バックスピンやサイドスピンを作り出す。掬うようなストロークは、トップの原因ともなる。

私の重要ポイントの一つは左肩である。左肩は低く静止していなくてはならない。ボールがカップに向かうまでその状態を保つ。左肩が上がると頭が上がってしまい、ミスを招く。

私は右肘を身体に近く保つ。それはストロークを安定させる支点である。スムーズなストロークが出来ない場合、私は左肘がターゲットを指すようにする。ボールをソリッドに打てない場合、左肘を身体に近づけると右腕のしっかりしたストロークになる」

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長い間に書かれたものを集めたせいか、いくつか矛盾点があります。Jack Nicklausは「私のストロークは"rapping"(コツンと叩く)でも"popping"(ポンと打つ)でもない」と云っていますが、同時に「(他のショットと同じように)"Strike the ball."(ボールを打て)とも云っており、「私の主要な目標は、流れるような感じを生み出しつつ、かつ両手とクラブフェースでしっかりしたインパクトを迎えること」とも云っています。つまり「撫でる」ようなストロークではなく、インパクトでは一種の「打つ」感じがあるように推察されます。

また、「"feel, touch, and timing"(フィーリングとタッチとタイミング)が重要」と何度も強調されていますが、その実体は解説されません。これらが言葉では説明不能の要素であることは百も承知ですが、本を出すぐらいなら何とか表現を試みてほしかったと思います。

(January 03, 2010)


ショート・パットに自信を持つべき理由

スポーツ心理学者Dr. Joe Parent(ジョー・ペアレント博士)によるパッティングtip。

'Golf: The Art of the Mental Game —100 Classic Golf Tips'
by Dr. Joseph Parent (Universe Publishing, 2009, $24.95)

「あなたがショート・パットに自信がない場合、3パットを避けるためのラグ・パット(カップに近づけるつもりのパット)にプレッシャーを感じる筈だ。あなたは、最初のパットを楽にする最良の方法は、最も短いアイアンでアプローチ・ショットを行なうことだと考える。そのショート・アイアンの範囲にボールを運ぶには、ドライヴァーを目一杯の力で打たなくてはならないとも考える筈だ。だが、そういう風に打たれたティー・ショットの多くは、貧弱な結果しか得られないと相場は決まっている。

もしあなたがショート・パットに自信があるとすると、グリーンを狙うショットの結果に心配することはない筈だ。アプローチ・ショットに心配する必要がないなら、ティー・ショットを出来る限り遠くへ飛ばさなければならないなどという強迫観念も感じないで済む。結果的に、ごく普通の無理のないスウィングが可能になる。

ショート・パットの練習に時間を費やせば、他のショットの上達もおまけで付いて来ると考えるべきである」

(January 07, 2010、改訂June 03, 2015)


パー3を三打以下で上がる方法

2011年のアメリカRyder Cupチーム・キャプテンCorey Paven(コリィ・ペイヴン)の、PGAツァーにおけるパー3の平均スコアは2.98ストローク。ツァー・プロたちの平均は3.08ストロークだそうですから、かなりいい成績です。以下の記事は、彼の成功の秘訣を披露したもの。

'How to play like the best'
by Corey Pavin ('Golf Magazine,' February 2010)

「第一に、私はティー・アップ出来る時には必ずティー・アップする。第二に、トラブルが待っている側のティー・グラウンドにティー・アップする。それがショットをトラブルから遠ざけるコツだ。

グリーンの片側にトラブルが待っている場合、自分の最も快適なショットを打つ。例えば、グリーン右側に引き込まれたピン配置で、あなたがドローを打つのが好きだとすれば、ピンの左方向にスタートし、さらに左に向かうショットでもよしとする作戦で行くべきだ。9〜12メートルのチップやパットをする方が、バンカーや障害物の近くからボールを打つよりもずっと容易である。いずれにせよ決めたプランの遂行に専念すること。優柔不断はミスの因である。

ホール攻略の戦略を立てたら、最も小さいターゲットを見つけ、そのポイントだけに集中する。ピンや、バンカー、障害物など、ターゲット以外の全てを頭から追い出すこと。

あなたが賢くショットを遂行したなら、簡単なチップかロング・パットが残っている筈である。だから、単純なチップとラグ・パット(遠くからカップに寄せるパット)を練習すべきだ。一つのホールにおける3という数字は常に喜ばしい数字である。賢いティー・ショットと上出来のチップ/ラグ・パットの組み合わせは、あなたに沢山のパーを恵んでくれることだろう。

短いパー・パットを成功させなくてはならない場面も多い筈だ。だから60センチとか1.2メートルのパットを決める練習も必要だ。そういう練習は魅力的とは云えないだろうが、どのホールにおいても短いパットに直面することは避けられないし、特にパー3でのショート・パット成功は重要なものである」

(January 10, 2010)


Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)のパットの遵守事項

'Putting My Way'
by Jack Nicklaus with Ken Bowden (John Wiley & Sons, Inc., 2009, $25.95)

「1. ストローク開始前に呼吸を止めること。横隔膜の動きがパッティングの邪魔をするのを防ぎ、頭と身体を静止させるためだ。

2. バックストロークはパターヘッドを真っ直ぐスムーズに、ゆっくり、そして自然にスタートさせる。

3. バックストロークでもフォワードストロークでも、パターヘッドを低く保つ。

4. インパクト前に減速することがないよう、しっかりスムーズにストロークする。減速を防ぐには、バックストロークもフォワードストロークも一定の速度に保つ。

5. ボールと接触した後、7〜15センチ(長さはパットの距離次第)はパターフェースをターゲットラインに沿って動かすこと」

(January 15, 2010)


長いパットではコックせよ

'Wrist cock for lengthy putts'
by editors of 'Golf Magazine' ('Golf Magazine,' June 2009)

「多くのゴルファー同様、あなたも肩の動きによる振り子式ストロークをしていると思う。しかし、12メートルを越えるパットではそれに拘る必要はない。振り子式ストロークではカップまで届かない恐れがある。長い距離を転がすためにあなたに必要なのは、バックストロークにおける僅かなコックである。

手首による余分のテコの作用は、長い振り子式ストロークに起りがちなパターフェースを捻ってしまう危険を冒すことなしに、数ヤードの転がりを増してくれる。注意すべきは、小さなコックをすることだ。でないと、2パット目が最初のパットより長い距離になってしまう。距離のコントロールには練習が必要だ。いったん体得してしまえば、この方法はグリーンの端から端へのパットなどにとても役立つものだ」

(January 19, 2010)


超ロングパットの秘訣

インストラクターButch Harmon(ブッチ・ハーモン)が説く、12〜15メートルのパットのテクニック。

'Tips for a 50-footer'
by Butch Harmon ('Golf Digest,' October 2009)

「大方のゴルファーは長いパットに直面すると急速なバックストロークをし、フォワードストロークでは短く突き刺すような動きをする。その結果、ボールとの貧弱なコンタクトによってショートしてしまう。12〜15メートルのラグ・パットに際しては、その反対が正しい。

長くゆったりとしたストロークをすべし。長いバックストロークによって、パターヘッドがダウンストロークの勢いを得るための時間を作るように。手首がクラブの重みを感じるように、両手の背後にパターヘッドを引く。手首は甲の方に折れる。

フォワードストロークでは加速することを念頭に置く。バックストロークで折れた手首によって僅かなコックが形成されている。それをフォワードストロークで右手を真っ直ぐ伸ばしてアンコックする。パターフェースを回転させ、クローズにすること。ゴルファー達はパターフェースをスクウェアに保とうとするが、それは自然にクローズになる。

正しいスピードを得るには、長くゆっくりしたストロークをし、多少の手首の動きを恐れないように」

(January 19, 2010)


ロング・パットはピストン動作で

「右手で押すのが自然なパット」や「長いパットではコックせよ」に似た趣旨ですが、グリップや腕の動きが詳細に説明されています。

'Learn the pop piston stroke'
by T.J. Tomasi ('Golf Magazine,' February 2007)

「振り子式パッティングではロング・パットをショートし易い人にお勧めのメソッド。

・ボール位置は左爪先の前。
・両方の親指をパターの真上に、左の人差し指は右手のターゲット側の指の上に当てる。
・体重は左サイドに保ち、右肘は右腰につけて定着させる。

・バックストロークでは左人差し指でパターを真っ直ぐに押し、右肘は右腰の前にキープ。バックストロークの最後には、右手首は甲の側に折れ(凹型となる)皺を作る。しかし、左手首を折ってはならない。左手首から左肘までは完全に一直線に保つ。
・フォワードストロークでは右の掌のピストン運動により右肘を伸ばしてパターを押し出す。他の動きは一切しないこと。この右肘を真っ直ぐ前に伸ばすのが鍵である。これはアンダーハンドでボールをトスする動きと同じで、自然であり、距離の調節が容易に行なえる」

(January 19, 2010)


バンカーではアップライトに

これはさまざまな新聞に共同配信されているゴルフtipsの連載コラム401本を集大成した小型本です。

'Master Strokes'
by Nick Mastroni and Phil Franke (Running Press, 2003, $9.95)

「アマチュアの大半がグリーンサイド・バンカーで手こずる主な原因は、あまりにもフラットな軌道でスウィングするからである。フラットな進入角度は、クラブのソール(底面)をあまりにも早期に砂と接触させてしまうため、ソールが砂で跳ね返ってボールの上部を打ち、グリーン・オーヴァーしてしまう結果となる。

バンカー・ショットではバックスングの初期にコックすべきだ。そのコックはクラブヘッドに急角度な、よりアップライトなスウィング軌道を取ることを促す。ダウンスウィングでは、同じ急角度の軌道で振り下ろすことを心掛ける。これはクラブのリーディング・エッジが砂の中を滑るに充分な力で、ボールの数センチ手前に進入することを容易にし、ボールは軽々とバンカーを飛び出して行くことになる」

(January 23, 2010)


砂の厚みでフェースを調節せよ

'Master Strokes'
by Nick Mastroni and Phil Franke (Running Press, 2003, $9.95)

「グリーンサイド・バンカー・ショットでは、砂が浅いか深いかを知ることが重要である。それによってセットアップを変えなければならないからだ。

バンカーに歩み入って両足を砂の中に潜らせつつ、砂の深さを測定する。もし砂が浅く固ければ、クラブヘッドはボールの手前で跳ね返ってトップになり易い。こういう固い砂の場合にはフェースをスクウェアにし、ボールの下の砂をクラブヘッドで充分掘るようにする。

反対に、砂がソフトでふわふわして感じられたら、砂を掘るのではなくボールの下でクラブヘッドを滑らせる。この場合、フェースを充分オープンにし、サンドウェッジの構造を活かして砂を浅く掬うようなショットをする」

(January 23, 2010)


中距離のパットを成功させる尺度

「5〜12 mのパットを寄せる尺度」(tips_118.html)というtipは常に気になっていましたが、本気で実際に試そうという気になりませんでした(いつも忘れてしまう)。

練習グリーンでチッピングとパッティングの練習をしていた際、ふとこれを思い出して試してみました。うろ覚えだったので、上記のtipの通りではなく、ちょっと自己流です。

私の場合、以下のようなバックストロークと転がる距離の関係になります。【私の自然な一歩は約60センチ】
・4歩(約2.4メートル) パターが右爪先までのバックストローク
・5歩(約3.0メートル) グリップが右膝までのバックストローク
・8歩(約4.8メートル) グリップが右膝の外までのバックストローク

もちろん、同じ強さでストロークすることが前提です。私の場合現在ショルダー・ストロークでパットしていますので、ストロークがパワー不足であり、読者の距離よりはずっと短いと思われます。

しかし、やってみると「何故、いままでこの方式でパットしなかったんだろう?!」と思えるほど役に立つtipです。

(January 23, 2010)


木越えのショット

'Get it up over the trees'
by editors of 'Golf Magazine' ( 'Golf Magazine,' February 2010)

「あなたのボールの行く手を木々が遮っていたらどうするか?多くの場合(特に木が高い場合)、木を迂回するか、低いパンチショットで切り抜けるのがベストである。しかし、折りに触れ、木のてっぺんを越すとグリーンを捉えられるという状況も無いではない。以下は、そういう場合の策戦要務令である。

・先ず、ライが良好であること(ボールが草の上にあること)が必須条件だ。
・木を観察せよ。松の木などの針葉樹は隙間無く茂るので、頂上を越さないとグリーンに届かず、ボールも失うというダブル・パンチを受ける。
・ロフトの少ないクラブはコントロールしにくい。7番アイアンよりロフトの少ないクラブを使ってはいけない。
・広めのスタンスを取り、ボール位置は左足甲の前方で、頭をボールのかなり後ろにセットアップする。
・テイクアウェイは、ドライヴァーを打つ時のように低くゆっくりと。そして身体のフルターンが不可欠。
・ダウンスウィングでは、頭をボールの後方にキープすること。両脚をターゲット方向に押し出す。木を越すためのロフトと軌道を得るため、上昇気味にボールを捉えること。

この打ち方に自信がなければ、練習場で何度か試し、ショート・アイアンでどのくらい高く打てるものか、確認するとよい」

(January 26, 2010)


レヴェル別チッピング習得法

インストラクターDavid Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)のチッピング練習。

'Breaking 100/90/80'
by David Leadbetter ('Golf Digest,' September 2009)

「・100を切るのが目標の人

初心者や練習時間がない人のチッピングは、手・手首の動きを完全に封じるべきである。アドレス時に、両腕と両肩を結ぶ線によって形成される三角形を維持してチップする。腰を僅かにオープンにし(腰がターゲットの左を指す)、体重は左足。手や手首は目立った動きをせず、腕と肩のパワーだけでパッティングを大きくしたようなストロークをする。終始三角形を崩してはならない。

・90を切るのが目標の人

上の三角形を維持したチッピングをマスターしたら、身体の回転に少し手の動きを加える。これによって距離のコントロールを改善出来るだけでなく、様々なテクニックを付け加えることが可能になる。

バックスウィングで若干手首をコックする。インパクトからフォローにかけて両膝・腰がターゲット方向に回転する間も、そのコックを保持すること。コックと身体の回転によってスウィング・スピードが増すため、バックスピンがかかってボールが急速に停止するようになる。

・80を切るのが目標の人

この段階では、右手を用いてチッピングのタイプを変化させる。インパクトで右手をリリースする(返す、あるいは僅かに伏せる)ことによって、ボールの軌道を変えることが出来る。上手いプレイヤーは右手を使ってボールを高く上げたり、スピンをかけたり、フックさせたり転がしたり、多様なプレイを見せる。

このショットをするにはバックスウィングでコックし、身体をターゲットに向けて回転させる。ただし、そのまま打つのではない。インパクトの瞬間にコックを解(ほど)くのだ。【注意!】ボールの手前でコックを解くと、ダフるかトップしてしまう。素振りによって正確なタイミングを確実にすべきである」

私の“超変則ロブ”は、この最後の「右手を使うチッピング」に酷似しています。これまで、こういうテクニックはどこにも現れませんでしたが、ついにDavid Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)がやってくれたという感じです。ただし、私の“超変則ロブ”はフィニッシュを高くし、ランを少なくするためフェースで絡め取ったボールを高あ〜く上げる方法なので、完全に同じというわけではありません。この記事についている写真でも、David Leadbetterのフィニッシュの両手は腰の高さに留まっています。私のは距離にもよりますが、肩の高さになる場合もあります。しかし、やっとこのテの技法が認知された感じなので、今後は“超変則”という形容詞は外してもいいかも知れません。

(February 02, 2010、増補June 03, 2015)


『パット・エイミング教本』

「細貝さんの“正面打ち”パッティング」(tips_92.html)でお馴染みの、細貝隆志さんが本を出版されました。『パット・エイミング教本』というタイトルで、「あなたはもう迷わない!パットの狙いにはちゃんと法則があった」という副題がついています。"aiming"(狙うこと)に的を絞った技術書です。

驚くべし、何とこれが自費出版なのです。なぜ自費出版かというと、細貝さんは御自分が発見した“法則”を広くゴルファーに開放し、後世にも残るようにしたかった。それには国会図書館に納本出来る形にしなければならない。丁度、細貝さんが還暦を迎えられたのを機に、この本の出版を還暦記念事業として企画されたのだそうです。

全97ページ、上質紙にカラー図版も散りばめたこの本は定価(本体)1,500円ですが、細貝さんによれば「定価の半分は流通経費に消えてしまうので、完全に道楽」だそうです。

この本のテーマは「パットの狙い方」ですが、tipsの寄せ集めなどではなく、世界中の誰も提唱していない独自に解明された理論(法則)を公開したものです。細貝さんは、コンピュータ・シミュレーションと実際のグリーン上でのラインの分析とパットの結果を土台に理論を構築されました。その理論は細貝さんの言を借りれば「立ち話では伝えられない内容で、実際にラウンドで応用するには理論を通読して基本を知って貰う以外にない」そうで、これも出版を思い立たれた理由の一つだとのこと。この本は常識を覆す(いわゆる「目から鱗」的)ショック療法で始まり、次第に「どれだけの狙い幅を見込むべきか」という本題に入ります。この辺になると、とても立ち読みでは頭に入らなくなって来ますから、確かにグリーンサイドの立ち話で済ますのは無理でしょう。

[aiming]

右の図は私が細貝さんの本の図を模写して手を加えたものです。ボールAをカップBに入れようとする場合、われわれはブレイクの頂点Cを見極め、そこを通過するようにパットします。細貝さんの研究によれば、これは大幅な読み不足で、ボールは必ずアマチュアサイド(斜面の下方)のD方向へミスします。正しい「狙いポイント」は線A-Bからブレイクの頂点Cまでの幅の約2.5倍の地点Eを狙って打たなくてはなりません。《ラインが膨らむ幅の約2.5倍の長さが、カップ横の狙いポイント》というのは、細貝さんによる法則の一つです。

【註】'Golf Magazine'(March 2010)にDave Pelz(デイヴ・ペルツ)が似たような記事を書いていますが、細貝さんの本は2009年9月に脱稿され、同年12月に出版されていますので、細貝さんの方が先行しています。また、Dave Pelzの論旨は感覚的なものであり、「約2.5倍」というハッキリした数値がありません。

なお、この図に描かれているラインは、ボールとカップまでの間が一様な真横からの傾斜であることを前提にしたもので、全体の1/3がほぼ直線的で、ブレイクの頂点は全体の2/3のところにあるという、細貝さんが発見された標準形です。傾斜の強弱や芝目によってカーヴの度合いは変わるものの、上に述べた比率と法則は変わらないそうです。

(ブレイクのある斜面で)「ちょっと弱かったパットは、強さを増しても入らない」そうです。強さだけでなく、狙いが悪いから入らなかったのであって、同じ狙いで強く打たれたボールは、同じ軌跡の上は通らず、単にそのまま遠くに転がるだけだそうです。

驚嘆すべきは「アマチュア・サイドに大きく外れたボールの返しのパットがどちらに曲がるか」という問題の解明です。「フックして外れたのなら、返しはスライスだろう」と思いますわね?違うのです。フックもあり得るのです。それは細貝さんが発見したある法則を基準に考えれば簡単に読めるのですが、そうでない場合「どーしてーっ?おせーてーっ」となってしまいます。

細貝さんの発見は沢山あるのですが、'Putting Bible'を著したDave Pelzも真っ青の一例を御紹介しましょう。

[pattern]

この図を細貝さんは「花模様」と読んでいます。カップ(白い丸)に入るパットの軌跡を多数描くと、図のような模様になるそうです。グリーンの傾斜の強弱次第で、軌跡のカーヴの度合いが変わります(図はきつい傾斜の例)。「どの方向から打つ場合も狙いポイント(赤い丸)は一つ」というのが細貝さんの発見です。先ほどの「返しのパット」の解法も、実はこの図から類推出来ます。グリーンの傾斜を読み取り、このような模様を視覚化すれば、自ずと「狙いポイント」が決まります。

目次から興味深い部分をいくつか拾ってみますと、
・距離が倍なら狙いも倍
・S字ラインやマルチ・スネークラインの狙い方
・二段グリーンの狙い方
・芝目による補正
・狙った距離感通りに打つ方法…など

付録として「ストレスフリー・パット術」(“正面打ち”の詳細な説明)と、「変形ストレスフリー・パット」(普通に横向きで“正面打ち”風パットをするメソッド)の紹介もあります。

ゴルフ狂を自認する方は多数おられるでしょうが、自費で技術書を出版するという例は世界でも希有でしょう(『私のゴルフ人生』などという回顧録やエッセイは沢山あるでしょうが)。日本のゴルフ狂が打ち立てた金字塔と云って過言ではありません:-)。この本を原文で読める日本のツァー・プロたちが、世界の強豪に格段の差をつけて活躍することを願っています。

本書は http://www.amazon.co.jp、http://bookweb.kinokuniya.co.jp、http://www.tsutaya.co.jp、http://books.rakuten.co.jp、http://books.livedoor.com…など、さまざまなオンライン書店が扱っています。

(February 08, 2010)


トップの原因と治療

ひどいトップに悩まされています。一緒に廻ったプレイヤーAは「身体が伸び上がっているように見える」と云い、プレイヤーBは「ダウンスウィングが急角度過ぎるのでは?」とのことでした。私は「トップする原因」(tips_122.html)に書いたようにスウェイではないか?と思い、左足体重でスウィングするように注意したら、“リヴァース・ピヴォット”になって逆にダフるようになってしまいました。

'David Leadbetter's Faults and Fixes'
by David Leadbetter with John Huggan (HarperPerennial, 1993, $19.95)

David Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)は、上のプレイヤーBと同意見で、Vの字のようなスウィング軌道でなく、Uの字のようにスウィング弧の底辺が平らになるようにしろ…と云っています。

しかし、下記の本を見ると、トップの原因はスウィング軌道だけではないのでした。

'Topping'
from 'Golf Magazine's Complete Book of Golf Instruction'
by George Peper et al. (Harry N. Abrams, Inc., 1997, $45.00)

「・想定される原因1:ボールから遠過ぎる立ち方をしている

 アドレスでは、肩から両腕が自然に垂れるように構えること。これは、ややアップライトなスウィング・プレーンを作り出すので、ソリッドなインパクトに繋がる。

・想定される原因2:ボール位置がターゲットに近過ぎる

 ボール位置がスウィング弧の最低点よりターゲット方向にあると、クラブは上昇気味にボールを打つのでトップとなる。ウッドを打つ場合は、ボールを左足踵の前方、アイアンでは左足踵から少なくとも2〜3センチはスタンス中央寄りに置く。

・想定される原因3:パームでグリップをしている

 右手をパームで握ると、インパクトで左腕が縮み易い。右手はフィンガーで握り、しかも親指・人差し指の間に形成されるVの字が《右肩と顎の間》のどこかを指すようにグリップすること。これはインパクトでクラブフェースがクローズになるのを防ぎ、アドレス時のロフトを保ってくれる。

・想定される原因4:ダウンで頭が上がる動きをしている

 インパクトで頭が上がれば(伸び上がれば)スウィング弧の最低点が上がってしまい、ボールの上半分を叩くことになる。アドレスでは、両膝をごく僅かに曲げるだけにし、垂直に近く立つこと。バックスウィングで体重が右に移っても、右膝の曲げ具合を保ち続ける。これが頭の上方への動きと、身体のスウェイを防いでくれる。

・想定される原因5:ダウンで身体をターゲット方向にスライドさせている

 これもトップの原因の一つ。【編註:スウィング弧の最低点がターゲット方向に移動する結果となり、クラブは下降中にボールの天辺を叩いてしまうため?】これを患っているかどうかは、前に立った人物にクラブ(あるいはヤールの物差しなど)をプレイヤーの左耳に当てて貰いながらスウィングし、クラブが頭を押す圧力が強まるかどうかで判る」

私の場合、ボール位置は問題なく、グリップはフィンガーでしかもウィーク目なので、フェースがクローズにはなっていないと思います。「原因4」の右膝が問題かも知れません。バックで右膝が伸びているような気がします。

(February 21, 2010)


3パットを根絶せよ

インストラクターMike McGetrick(マイク・マゲトリック)が説くパット数を減らす秘訣。

'The Scrambler's Dozen'
by Mike McGetrick with Tom Ferrell (HarperResource, 2000, $25.00)

「パッティングに上達しようと思ったら3パットの根絶を考えよ。3パットはイーグル・チャンスをパーに、バーディ・チャンスをボギーに、パー・チャンスをダボに変えてしまう悪魔である。3パットを防ぐにはロング・パットの処理にフォーカスを当てるべきだ。

多くのゴルファーが、パッティングとはブレイクを読むことに尽きると考えている。だが、距離のコントロールが出来ないのなら、いくら正確に読んでも意味はない。距離のコントロールをゴルフ・スクールの生徒に教える際、私は一個のゴルフ・ボールを生徒に向かって投げ、私に投げ返させる。私は彼らに『どのように距離を決定したのか』と聞く。生徒たちは彼らと私の間の距離を推し量っただろうか?彼らは正しく投げるために数回練習しただろうか?否。勿論そんなことはせず、彼らは私を見、彼らの脳が正しい距離を計算し、私にちゃんと届く筈だと自信を持って投げる。これこそ、あなたがコースで必要とする距離コントロールと云えるものだ。あなたの脳はあなたがリラックスしている限り、筋肉にどれだけの力を与えればよいかを弁(わきま)えている。

第一パットは、手痛い3パットを防ぐための情報に満ちている。必ず、第一パットを最後まで注視すること、最後の1.5メートルのボールの動きは、カップ周辺でボールがどう転がるかを教えてくれる。あなたのパットがカップをオーヴァーしたなら、次のパットでボールがどうブレイクするかを知ることが出来るわけだから、目を逸らしてはいけない。あなたは第一パットの失敗にガックリしているだろうが、第二パットの読みを一から始める必要はなく、その道筋がもう分っていることを喜ぶべきである。

短いパットを成功させる秘訣というものがあったら、既に誰かが見つけている筈で、誰一人1メートルのパットをミスしないだろう。短いパットに必要なのはアライメント、テンポ、そして何よりも自信である。私は短いパットでは、カップの向こうの壁に当たるぐらい攻撃的にパットするように勧める。カッコ良く丁度カップに転げ込むようなパットは失敗し易い。

大概の場合、読み方は極めて単純だ。カップの外を狙うのは非常に急な勾配の時だけである。カップの向こうに目印を見つけ、それを胸に刻み込む。それはブレイクによってはカップの右か左かも知れない。だが、短いパットにおいては可能な限りストレートなものとしてプレイすべきだ」

 

(February 23, 2010、改訂June 03, 2015)


爆発じゃなく摘み取るべし

'Master Strokes'
by Nick Mastroni and Phil Franke (Running Press, 2003, $9.95)

「多くのゴルファーがグリーンサイド・バンカーからはエクスプロージョン・ショットをしなければならないと考えている。クラブヘッドが過度にボールの手前を打ったり、過度に深く砂を取ったりすると、ボールを脱出させるためにはもの凄い力が必要である。

グリーンサイド・バンカーでは砂を爆発させようと考えるのではなく、"nip"(摘み取る)ように考えるべきだ。ライが良好であれば、クラブフェースをオープンにし、ボールの下の砂を浅く摘み取るように心掛ける。浅ければ浅いほど力は少なくてよい。

このメソッドを練習すれば、バンカーからグリーンにボールを運ぶためには、これまで考えていたほど奮闘する必要はないことを知るだろう」

(February 26, 2010)


左肘を浮かしてパット

'Better by Saturday'(土曜日までにうまくなる)シリーズは、多くの有名インストラクターたちのtipを集めた小型本で、「ドライヴィング」、「アイアン/ロング・ゲーム」、「パッティング」、「ショート・ゲーム」の四冊が出ています。この項は「パッティング」篇のDarrel Ketner(ダレル・ケストナー)によるtip。

'Better by Saturday...Putting'
by Golf Magazine's Top 100 Teachers with Dave Allen (Warner Books, 2004, $15.00)

「ターゲット・ラインにスクウェアにパターヘッドを出来るだけ長く保つには、パターをボールに向かわせながら左肘をターゲットに動かし続けることだ。多くのゴルファーが、アドレスでもストロークする時でも左肘を身体にくっつけ続ける。これは右肩をターゲット・ラインに押し出す結果を招き、パターフェースをスクウェアに保つことは極めて困難になってしまう。

左腕を身体の左側面から離したセットアップをすると良い。すなわち、左腕を少しターゲット寄りに構え、両手をほんの少しパターヘッドの前(ターゲット方向)に出す。腕が身体の側面にくっついているのではなく、肩関節からぶら下がっていることが感じられたら、セットアップの完成である。

このようにセットアップすれば、パターヘッドは長くターゲット・ラインに沿ってスクウェアに動く。意識的にパターフェースをスクウェアに保とうと努力する必要はなくなる」

以前、「チキンウィング・ストローク法」という私のアイデアを書いたことがあります(tips_120.html)。「スクウェアなフェースを保つために、ターゲットに向かって左肘を突き出す」という私のメソッドはちょっと極端ですが、今回の「左肘を浮かしてパット」と基本的には同じ趣旨です。

なお、これはストレート・パットに最適の方法だと思います。左腕を身体にくっつけておくべきだというtipが、同じ本の別な場所に出ていますが、こちらは円弧型パッティング(インサイド・ストレート・インサイド)に相応しいメソッドです。

【参照】「スクウェアなストロークの探究」(tips_120.html)

(February 26, 2010)


切り返しはローラー・コースターで

インストラクターDavid Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)は、「切り返しはroller coasterを真似よ」と云っています。roller coasterは日本では「ジェット・コースター」とも呼ばれていますが、この和製英語だともの凄く速い感じ。原文の「ローラー・コースター」だとそういう気はしません。

'Start down smoothly'
by David Leadbetter ('Golf Digest,' March 2010)

「今度プロがドライヴァーを打つ時に、彼らがいかにスムーズな切り返しを行なっているかに注目。多くのアマチュアは、トップでの方向転換を急ぎ過ぎるため、距離を減らし、方向を台無しにする。

私の住まいは、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオなどのテーマ・パークがあるオーランド(フロリダ州)なので、切り返しはローラー・コースターの動きを真似すべきだというアイデアを得た。

ローラー・コースターはゆっくり頂点に登り詰め、ほぼ同じ速度で下り始める。下りにおける加速は段階的で線路の底部で最高のスピードとなる。あなたのスウィングもこれに似ていなくてはならない。

切り返しのリズムに注意。ダウンスウィングの最初は、バックスウィングの最後と同じスピードにするように。クラブはインパクトにかけて速度を増す。この次第に加速する間隔を得るベストの方法は、ダウンスウィングを下半身で開始し、手・腕がそれに続くようにすることだ」

(March 06, 2010)


バンカーから長短を打ち分ける

'Fix me now'
by Brady Riggs ('Golf Magazine,' February 2010)

「距離を変えるのは、スウィングの長さではなくスウィングの速度である。短い距離ではイーズィにスウィングし、長い距離ではハードにスウィングする。野球の二塁手と三塁手による一塁への送球を考えてほしい。どちらの投げる動きも同じように見える。送球のパワー(=距離)を変えるのは腕の振りの速度である。

ボールの下の砂がボールをバンカーから飛び出させるのだということを思い起そう。もし砂がゆっくり飛び出せば、砂が早く飛び出す場合のようにはボールは遠くへ飛ばない。

スウィングの速度を変えると、スウィングの長さ(特にフォロー・スルー)が変わる。それはスウィングの勢いによる結果に過ぎない。これについてはあまり考え込まず、伸び伸びとウェッジを使えばよい」

上の説明ではスウィング速度だけに焦点が当てられていますが、スウィングの強さも重要です。心構えとして「砂の器」(tips_27.html)の内容を肝に銘じておく必要があります。砂の入った袋(多分、一万円札が100枚入った厚さ)をターゲットまで抛ることが出来る力が必要だということです。これを前提にしたスウィング速度でなくてはなりません。

(March 11, 2010)


基本のフロップ・ショット

「フロップ・ショット」はPhil Mickelson(フィル・ミケルスン)やTiger Woods(タイガー・ウッズ)が有名にした、高く上げてすぐ止まるショット。この記事で“基本の”と枕詞を付けたのは、ここで説明されているフロップ・ショットが一番安全確実なノーコック・フロップ・ショットであり、この上に「コック式フロップ・ショット」と「カット・ロブ」の二種があるからです。先ず「基本のフロップ・ショット」を身につける必要があります。指導はインストラクターMike McGetrick(マイク・マゲトリック)。

'The Scrambler's Dozen'
by Mike McGetrick with Tom Ferrell (HarperResource, 2000, $25.00)

「大方のアマチュアはフロップ・ショットを怖がる。練習したことがないショットは難しいものだが、中でもフロップ・ショットは最たるものだ。

基本のフロップ・ショットはフェアウェイや短いラフからカラーを飛び越えるとか、急な下りのグリーンに向かって打つなど、ボールをさほど遠くへ飛ばす必要がない時に有効である。サンド・ウェッジかロブ・ウェッジを使う。このスウィングでは手首の動きを最少限に抑えなくてはならない。

このショットにおけるハイハンデのアマチュアのミスNo.1は、クラブフェースを充分オープンにしないことだ。彼らはスクウェアなクラブフェースで、ボールを空中に上げるために手と手首で掬い上げようとする。ウェッジを手にした場合、掬い打ちはトップかダフって大惨事を招くと相場は決まっている。だから、先ず第一にすべきことはクラブフェースをオープンにすることだ。どれだけオープンにすべきかは、どれだけロフトと距離を必要とするかで変わって来る。

・セットアップ

ウェッジのリーディング・エッジをターゲット・ラインに直角に合わせる。ウェッジを5〜8センチ短く持つ。グリップ・プレッシャーは両手とも通常より緩め。このショットは急角度に打ち下ろす必要があるので、ボールに近く立つ。肩幅に開いたオープンスタンス。体重は両足に同じようにかける。良好なライであれば【註参照】、ボール位置はスタンス中央から2.5〜5センチ前方(これが高い軌道を生む)。両手はボールの真上。

【註】普通のライではスタンス中央のやや左。ボールが僅かに草の中にある場合は、スタンス中央から約2.5センチ後方。

・スウィング

このショットでは手首の動きを最少限にし、ほとんどコックすべきでない。両肩を結ぶ線に沿って腕によってスウィングし、距離はスウィングの振幅で調節する。急角度のダウンスウィングをし、クラブフェースでボールの真下をスライドさせる。スピンを与えるため、必ず加速させること。クラブヘッドとグリップは、どちらも同時にインパクトを迎えるように。

このショットの鍵は、インパクト前後で手首を返さないことと、身体の前でフィニッシュを迎えることだ。水の入ったコップをクラブフェースに乗せ、それを保つイメージのフィニッシュが必要(=クラブフェースは空を向いている)。バックスウィングとダウンスウィングのテンポを等しくすること。

ボールのキャリーとランがスウィングの長さと、クラブフェースおよび身体のオープンの度合いによって変わることを学ぶように」

【参照】「カット・ロブ」(tips_55.html)

(March 16, 2010、改訂June 03, 2015)


左腕主導でストロークすべき理由

「両肩を結ぶ線と両腕で出来る三角形を崩すな」とよく云われます。それが実行出来ている方にこの記事は不要です。すっ飛ばして下さい。なお、ここで考察していることは数メートルの短・中距離のパッティングであり、長距離の場合は別な話ですので御承知おき下さい。【長距離の場合は「長いパットではコックせよ」、「超ロングパットの秘訣」、「ロング・パットはピストン動作で」などを参照して下さい】

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右利きのゴルファーだとどうしても右手・右腕が出しゃばります。バックストロークを右腕で引くと、右腕の出番はそこで終わったのに退場しようとせず、舞台に残ってフォワードストロークでも主役を演じようという野望を抱いてしまいます。それを左腕が妨げ、無理矢理主導権を奪わなければならない仕儀となります。まるで政界の右派と左派の確執に似ていますが、ゴルフではこの葛藤は全く無益です。

運動会のリレー競走を思い出して下さい。小学生のバトンタッチは拙劣で、渡す方も渡される方もまごまごし、そこで大幅に時間を食ったりします。パッティングの場合も右腕から左腕へのバトンタッチなどせず、左腕一本に最初から最後まで任せてしまえばまごつく心配はなく、右腕がフォワードストロークの段階まで出しゃばろうとする勢いを挫く必要も消滅します。

もう一つ重要なポイントを発見しました。左腕主導のバックストロークだと、ストレート・ストロークの場合、図のように左肩(緑色の●)を支点とした振り子運動になるのが自然です。この場合左腕+パターの長さが振り子の長さであり、バックストロークの巾が大きくなればその振り子は、時計の振り子のように右上に弧を描く(赤線)のが自然です(灰色線のように右横に水平移動するのではない)。ところが、右腕主導のバックストロークだと右肩を支点とした振り子となってしまい、左腕は限界以上の地点まで右に引っ張られる恐れがあります(左腕の立場から考えると、右上への運動ではなく、右横にスライドする運動を強制される)。右に過度に引っ張られてから「さあ、お前さんの出番だ」と抛り出されても左腕は困るわけです。右腕がぶち壊したストロークを引き継いで、左腕にいい結果が出せるわけがありません。ブッシュ政権(右派)が破綻させた米国経済を引き継いだオバマ政権(左派)が四苦八苦し、ろくな結果を出せないのと同じことです。

ですから、右派・左派の政権交代など考えず、最初から左腕一本でコントロールすべきなのです。

とは云え「云うは易く」で、「では本当に左腕一本でストロークしたらどうなるか?」というと、これが結構難しい。右手を背中に廻し、左手だけで普通のアドレス・ポスチャーを取り、前述のように左肩を支点に振り子運動した時だけパットに成功します。

(March 22, 2010)


シャンク治療

インストラクターJim McLean(ジム・マクレイン)による難病治療。

'10 Rules'
by Jim McLean with Guy Yocom ('Golf Digest,' April 2010)

「シャンクを患い始めたら、自分で治そうなどと考えず医師(インストラクター)に診て貰うのが最善である。

90年代の初め、私があるコースのレッスン・プロだった頃、どのショットでもシャンクするメンバーがいた。彼は練習ボール一篭全部をシャンクし、とぼとぼと家に帰って行った。

彼が私の六回のレッスンを受ける気になったので、私はグリーン周りのショットから治療を開始した。シャンクの原因には四つあるが、彼のはクラブフェースをオープンにした悪性の手打ちが病根であった。私は彼に『スウィングの最初から最後まで両肘を胸郭から離さないように』と指示した。これだと、彼の両腕が身体から遊離してホーゼル(クラブヘッドのシャフトを挿入する部分)まで届かせることが出来ないわけだ。【註:ボールが急角度に右に出るのは、ホーゼルでボールを打つからである】

彼はどのスウィングにおいてもこの方法を守り、シャンクを完治したのだった」

(March 25, 2010)


コック式フロップ・ショット

インストラクターMike McGetrick(マイク・マゲトリック)による「基本のフロップ・ショット」の姉妹編。このショットは、バンカー越えやタイトなピンに向かって打つとか、長いラフ、裸地などから、1メートル以上のキャリーでソフトに着地後、ボールを急停止させたい場合に有効。セットアップ法は「基本のフロップ・ショット」を参照のこと。

'The Scrambler's Dozen'
by Mike McGetrick with Tom Ferrell (HarperResource, 2000, $25.00)

「・スウィング

スウィングは『基本のフロップ・ショット』より長く、そして早めである。バックスウィングの早期にコックし、腕によるスウィングは最少限にする。両肩を結ぶ線に沿ってテイクアウェイ。

グリップエンドが地面を指すほど垂直なトップ。急角度なダウンスウィングで、ボールの下をスライドさせる。クラブヘッドとグリップは同時にインパクトを迎える。

インパクト前後で手首を返さない。フェースを空に向けたフィニッシュ。

距離はフォロースルーの長さで決める。短いショットには短いフォロースルー、長いショットには長いフォロースルー。

ボールのキャリーとランがスウィングの長さと、クラブフェースおよび身体のオープンの度合いによって変わることを学ぶように」

【参照】「カット・ロブ」(tips_55.html)

(March 28, 2010)


はみ出し禁止のテイクアウェイ

首から地面に垂直な線をイメージし、左肩がその線をはみ出さないようにバックストロークすると方向性がいい…という私のアイデアを紹介しました。

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これはストレート・バック、ストレート・フォワードのストロークをする際に役立つ方法です。

「ストレート・パッティング」をするコツとしては色んなことが云われています。
1) 振り子のようにパターを上下させる
2) 肩を上下に揺らす
3) バックで左肩を下げ、フォワード・ストロークで右肩を下げる

私に最も役立っているイメージは、図の黄色い線のように両肩の前にガラス板があり、どちらの肩も黄色線を越えてはいけないというものです。バックストロークでは、そのまま左肩を垂直に降下させます。上の三つの例は左肩を前に突き出しても可能ですから、いずれもスクウェアでなくなる危険を内包しています。両肩の前にガラス板があり、道路の黄色い線のようにハミ出たら危険であると考えるのは、他のどの方法よりも明確で目覚ましい効果があります。試して頂ければ、方向性の良さに目を見張ることでしょう。

この黄色い線をイメージしつつ、さらに手首を捩らないような策を講じれば鬼に金棒です。

(March 14, 2010)


現在、私はチッピングにも上の方法を応用して成功しています。

本日のラウンドで、ドライヴァーによるティー・ショットや、アイアン・ショットにもこの方法を使ってみました。結論から云うと、これは素晴らしいです。

現在、私はSuzann方式【註】は採用していませんが、両手はテイクアウェイ直後からターゲットラインと平行になるようにしています。途中で停止しないだけで、両手とクラブヘッドの軌跡はSuzann方式と同じにしようと努めているわけです。

【註:Suzann方式=LPGAプロSuzann Pettersen(スザン・ペタセン、ノルウェイ)が先年までやっていたスウィングを指す編者による造語。バックスウィングの開始で、クラブシャフトがターゲット・ラインに平行になったところで一瞬スウィングを停め、やおら左肩を廻してバックスウィングを継続するメソッド】

「はみ出し禁止のテイクアウェイ」は、上のようなSuzann方式の正確性を増強してくれるメソッドであると云えます。もちろん、“はみ出し禁止”は“心構え”というか“気持”であって、左肩が両爪先を結ぶ線を越えないでフルスウィングをすることは出来ません。トップに近づくにつれ当然左肩は両爪先を結ぶ線を越えます。「可能な限り左肩を突出させないテイクアウェイ」が正確な表現ですが、これは長たらしくて印象的でもないので使いたくありません。

では、何故左肩の突出を抑えると方向性がいいのか?私の推測ですが、左肩を突出させると両手は自然に身体の背後に向かって引かれます。「飛ばそう!」という思いがさらに両手を後方に引こうとし、手首が凸型に折れたりします。その加減によってフックやプルフックが生じる恐れが多分にあります(私の場合、特に)。左肩の突出を抑えると、自然にややアップライト目のトップへと向かうため、トップに至るまで左手首が折れません。これがいい方向性を生んでくれる理由だと思います。

私はここ数年プルやプルフックが恐かったため、ほとんどコックしないスウィングをしていました。当然飛距離が落ちました。ところが、左肩の突出を抑えた「はみ出し禁止のテイクアウェイ」は手首がスクウェアなので、恐れることなくコック出来ます。このスウィングをするようになってから、ドライヴァーの飛距離が伸び始め、過去に到達出来なかった位置までティーショットが届くようになり、二打目のクラブ選択が難しくなるという嬉しい悩みを抱えています。

つまり、「はみ出し禁止のテイクアウェイ」はドライヴァー、アイアン、チッピング、パッティングなど全てに通用するメソッドということが出来ます。

(April 02, 2010), Revised (November 30, 2010)


寄せのボール位置は固定するな

このtipに似たものは既に紹介済みだと思うのですが、当サイトの「Golf Tips Index テクニック篇」の「寄せ」の項をざっとチェックしても見当たりません。この記事の内容は非常に役立つものなので、重複を恐れず採録することにします。

なお、以下の記事のオリジナルはピッチ・ショットを対象に書かれているのですが、私はチップ・ショットにも応用して成功していますので、「寄せ」という風に拡大解釈して紹介します。

'Perfect pitch ball position'
by Mike LaBauve ('Golf Magazine,' April 2010)

「寄せのショットを行なう前に、ボールから数センチ下がって、草を薙ぎ払う何回かの素振りを行ない、クラブが地面を擦った位置を確認する。スタンスのその位置にボールがあれば完璧なショットになるわけだから、本番でもクラブが草を薙いだその場所【スタンス前方とか中央とか後方など】がボール位置となるようにアドレスする」

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平坦なライばかりであれば一定のスタンスやポスチャーで統一出来ますが、完全に平坦なゴルフコースなどありません。地形によってスタンスやポスチャーを変えざるを得ない上に、われわれはメンタル的にもスタンスやポスチャーを変えたりします。当然、重心や体重移動も変化します。つまり、われわれの場合、ピッチングやチッピングのボール位置を(スタンス前方とか中央などと)固定して考えるのではなく、そのショットを遂行する間際に、クラブがどこでインパクトを迎えるかを見極めてからボール位置を決めよ…というのが、このtipの骨子です。普段のボール位置がスタンス中央だとしても、ボールを打つ前の素振りで二回連続して地面を擦った場所がスタンス後方なら、三回目(本番)のインパクトもスタンス後方である確率が高い…と思うべきなのです。

《素振りで地面を擦った位置をボール位置とする》という、結果から逆算する作戦ですが、これは最も安全確実な方法と云っていいと思います。トップやダフりを未然に防止出来、ボールをソリッドに打つことが出来る妙案です。

(April 05, 2010)


トップ・ショットを回避する

インストラクターRick Smith(リック・スミス)によるトップ治療法。

'Topped'
by Rick Smith ('Golf Digest,' May 2010)

「トップ・ショットは、多くの場合ダウンスウィングでアドレス時のポスチャーよりも伸び上がってしまうことによって起る。ボールを空中に上げようという衝動が身体を反り返らせ、手首でボールを掬い上げようとしたり、立ち上がってしまったりする。これらのどの動きも、あなたのスウィング弧の底辺を持ち上げてしまい、クラブはボールの上半分を叩くことになる。

これを防ぐにはポスチャーを変化させないことと、ボールを下降軌道で打つことを習慣にする必要がある。アドレスし、背後の地面に棒を突き刺す。ダウンスウィングを開始する際、お尻を突き出して棒にぶち当てる。この動きによってアドレス時に確立したポスチャーを保ち、クラブヘッドを下降気味に、そして多少ターゲットラインのインサイドからの軌道で打つ感じを得ることが出来る。この動きをインパクトにかけて練習すれば、以前のようにソリッドに打てるようになる筈だ」

(April 08, 2010)


スクヮット姿勢でパワー・アップ

インストラクターJim McLean(ジム・マクレイン)が説くガニ股打法。

'No power'
by Jim McLean ('Golf Digest,' May 2010)

「インパクトで手首をアンコックすることによって最後の瞬間にスピードの爆発を生むのは、上手なゴルファーに見られる共通点である。アマチュアは手首のアンコックをあまりにも早期に行ないがちだが、その過ちの根源は下半身にある。

ダウンスウィングでターゲット方向への正しい横移動に失敗すると、あなたの左脚はあまりにも早く真っ直ぐに伸びてしまう。それは身体からクラブを抛り出し、インパクトのずっと前に手首をアンコックさせる原因となる。

横方向への移動が必要な場合のドリルに、次のようなものがある。左脚の外側に接するように棒を刺す。ドライヴァーを手に、ダウンスウィングの開始で左膝が棒にぶち当たるように練習をする。実際には棒に触れないかも知れない。それでも、ターゲット方向に下半身をシフトさせると、手首のコックを維持したままの両手とクラブは、パワフルなインサイド・ポジションに落下する筈だ。ターゲット方向に下半身を横移動させながら、あたかも左脚の上にスクヮットする(しゃがみ込む)感じを抱くように。こうすれば、パワフルな手首のコックを維持しながらスウィング出来る可能性が高くなる」

(April 08, 2010、改訂June 03, 2015)


左足下がりのライでは左足体重

左足下がりからのショットはボールが上がらず、トップしたりダフったりし易いものですが、このTom Watson(トム・ワトスン)のtipを使えば完璧に打てます。《充分ロフトを得るため急角度なダウンスウィングをする》というのがポイント。

'Downhill lie? Stay on your left foot'
by Tom Watson with Nick Seitz ('Golf Digest,' April 2010)

「左足下がりのライでは、地面の傾斜に沿ってスウィングしなければならない。そのためには、

1) 広めのスタンスを取り、ボール位置は出来るだけ後方(右側)にする。

2) 両肩は地面の傾斜と平行にする(左肩を右肩より低くする)。

【ここからが重要なポイント】

3) 体重は(ターゲット側の)左足で支える。バックスウィングで僅かに右へ体重移動したとしても、重心はバックスウィングの間じゅう左足内側に留まらなくてはいけない。

4) 右側に傾いたまま地面を叩いてしまうミスが出易い。それを防ぐため、ボールを先に打ち、次いでボールの向こう(ターゲット側)でディヴォットを取ること。

このショットではボールが低く出てランが増えるので、右手で急速にテイクアウェイし、充分ロフトを得るため急角度なダウンスウィングをするように。短い距離の場合、私はクラブフェースをオープンにすることさえある」

左足下がりのライからはボールが右に出易いので、ピンの左を狙う必要があります。

(April 14, 2010)


目玉の距離調節

バンカーで目玉(フライド・エッグ)になった場合、普通は出すだけで精一杯ですが、Tom Watson(トム・ワトスン)によれば、次のような方法で距離を打ち分けられるそうです。

'Buried Lies: pick the right club'
by Tom Watson with Nick Seitz ('Golf Digest,' March 2010)

「・長い距離

もし顎を越えられることが確かなら、ピッチング・ウェッジか9番アイアンを使う。これらはサンド・ウェッジよりバウンスが少ないので、砂の表面を軽く掬うのでなくボールの下の砂を掘ることが出来る。ボールは勢いよく出て、かなり転がる。

・短い距離

これはLee Trevino(リー・トレヴィノ)が教えてくれた方法だ。
・ウィーク・グリップ
・クラブフェースを約30°開く
・ボール位置はスタンス中央よりターゲット方向
・体重は左足
・急角度に振り下ろす

私は、着地後すぐ停まるショットの場合、充分なスピードを生むためにハードにスウィングする。振り抜かず、クラブヘッドが砂に埋まっても問題ない」

以上は「目玉の場合」です。普通のライの場合は、「バンカーから長短を打ち分ける」(このページ上)を御覧下さい。

(April 17, 2010)


Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)のパット練習法

'Putting My Way'
by Jack Nicklaus with Ken Bowden (John Wiley & Sons, Inc., 2009, $25.95)

「1. ストロークがうまく行かなくなった際の練習では、私は行方を気にせずにボールを打つ。重要なのはテンポとしっかりしたコンタクトである。望ましいテンポと、手とクラブフェースによる望ましいコンタクトが続けて十回達成出来たら、私はそこで練習をやめる。なぜなら、理想的状態はどうせ一時のものであって永続的なものではないということを知っているからだ。

2. 家にいる時の練習だが、グリップ、セットアップ、ストローク、テンポをチェックし、いいフィーリングを保つようにする。パットの成功・不成功はあまり重要ではない。

3. トーナメント前の練習は、そのコースのコンディションに合わせたテンポとストロークで、明確にターゲットを狙って行なう。距離感をチェックするため、かなり長いパットも数回混ぜる。しかし、多くは5メートル〜1メートルの入れ頃のパットであり、10〜15分程度で練習を終える。ストロークがトーナメント会場の芝にマッチすればそれで充分だからだ。

4. グリーン上での練習ストローク(素振り)は時間潰しでもリラックスするためでもない。次に行なうパットのリズムとストロークの長さを感じる予行演習だ。云ってみれば本番そのままの舞台稽古と同じである」

Jack Nicklausでさえ「理想的状態はどうせ一時のものであって永続的なものではない」と云うのには驚かされます。完璧なパッティングというものは身体に定着しないんですね。自転車や水泳とは違うわけです。あまりにも繊細な動作だからでしょうか。パットがうまく行かなくなるのはスランプだからでなく、それが普通なのだと思わないといけないのかも知れません。

(April 22, 2010)


バンプ&ラン

'Precision Wedge and Bunker Shots'
by Jim Fitzgerald with Dave Gould (Human Kinetics, 1998, $16.95)

「グリーンまで80〜110ヤード、フェアウェイは湿っていず、途中に障害物はない。風が強いので、高く上げると距離のコントロールが難しいというシチュエーション。

・8番、9番アイアンかピッチングウェッジを使う。サンドウェッジはスピンがかかって転がらない。
・ボール位置はスタンス後方。
・両手はボールよりもターゲット方向に倒す。
・体重の60%は左足にかける。
・Uの字の浅いスウィング弧でボールをヒットする。

練習では低めのフィニッシュで2秒間静止すること。インパクトで両手をリリースするが、手首をこねる動きはしないように。クラブのトゥがヒールよりも常に先行したスウィングを心掛けること。フィニッシュではクラブのトゥは天を指していなければならない」

(April 25, 2010)


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