Golf Tips Vol. 111

世界記録

'The Golf Book of Lists'
by Mitch Kaplan (New Page Books, 2001, $16,99)

「・18ホールにおける最少パット数は、男性の場合、プロのRichard Stanwood(リチャード・スタンウッド)が1976年に記録した15と、アマのEd Drysdale(エド・ドリスデイル)が1985年に記録した15である。女性の場合は、プロのJoan Joyce(ジョーン・ジョイス)による17である。

・18ホールの最少スコアは1936年に英国のAlfred Smith(アルフレッド・スミス)が記録した55である。

・1ラウンドの最多ホールインワンは、1962年10月10日、Bakersfield C.C.(カリフォーニア州)で地元のDr. Joseph Boydstone(ジョゼフ・ボイドストン博士)が達成した3である。

・1年の最多ホールインワンは1983年6月5日〜1984年5月31日までにサンディエゴ(カリフォーニア州)のScott Palmer(スコット・パーマー)が達成した33である。

・世界で最も高いゴルフ場は日本の小金井カントリー・クラブで、会員権は$2,344,000である」

(July 09, 2007)


シャフトがあなたに合っていない徴候

'5 signs your shaft is wrong'
Tom Wishon and Bob Dodds ('Golf Digest,' July 2007)

「1) クラブヘッドの真ん中で打っても、しっかり打てた感じが得られない。

2) ボールは低くスタートし、飛行中の真ん中辺から上昇し始める。

3) クラブでいい感触を得るには、楽に振るか力一杯振る必要がある。

4) ミス・ショットは、あなたの他のクラブ・セットと異なるカーヴを描く。

5) 弾道は、低過ぎるか高過ぎるかどちらかである」

(July 11, 2007)


川田さんの「80を切った、その日」

メキシコにお住まいの川田さんからリポートを頂きました。上級者のプレイをお手本に、懸命について行くという姿勢でベスト・スコアを達成されたそうです。

私は日本にいるときは年数回しかラウンド出来ないゴルファーで、平均スコアは125ぐらいでした。メキシコに来てからは毎週土・日にプレイ、年に70ラウンドほどしております。昨年の平均スコアは92〜93で、今年の現在までの平均スコアは86〜87です。

昨年までのベスト・スコアは83だったのですが、今年に入り、ゴルフ場の練習場にいる元プロに球筋をドロー系からフェード系に修正して貰い、数ラウンドしたところ82というベスト更新を記録しました。70台突入の期待感が徐々に高まりながらもなかなか82を切れずにいましたが、その日は突然訪れました。

日時:2007年3月19日
場所:Club de Golf Hacienda(メキシコ)
距離:6,044ヤード
パー:72
コースレーティング:67.6
スロープ:115

この日は普段のゴルフ仲間(5、6人)は仕事などで来れず、ベスト・スコア74の人と二人でのプレーとなりました。

「今日はこの人にスコアでついていこう」と必死になり、前半は久し振りの30台が出たのですが、後半5ホールを終わって4オーバーと70台は難しい数字となってしまい、ほとんど諦めていました。しかし、開き直りが幸いしてか、残り4ホールを1オーバーで終わり、38+41=79と、初の70台を記録しました。

初めて70台を出して、“飛距離ではなくグリーン周り、グリーン上がキー”だと、今まで以上に強く感じました。前半はアプローチとパットでかなり救われましたが、後半はパットが悪くなった分だけパーが取れなくなりました。そうなるといかに寄せワンを達成出来るかが大きなキーとなります。《アプローチとパットがとても重要!!》さらに、うまい人と回るといいショットを目前に見られるため、自分のナイスショットをイメージしやすくなり、また「同伴者に迷惑をかけないように」という考えが働いて、プレーが丁寧になるのではないかと思いました。

後日談ですが、その一ヵ月後に今度は36+41=77を達成。10番ショートでOBを出しましたが、15番パー4で起死回生のチップイン・イーグル!! その時も、初70台を出した時に一緒だったプレーヤーが同じ組にいました。

今後はショートゲームにさらに磨きをかけて、一日でも早く現在のベスト・スコア77を更新出来るようにしたいと思います。

(July 25, 2007)


ショート・ホール

英米のアナウンサーやゴルフ・ライターたちが、パー3を「ショート・ホール」とは云わないことは前から気づいていました。ただ、「こうである」と云える実例が中々掴めませんでした。今回、全英オープン2007のTV中継において、確固として引用出来る材料を得ることが出来ましたのでお伝えします。

最終日、3番パー 4(358ヤード)で、ABC-TVのオンコース・リポーターAndy North(アンディ・ノース、U.S.オープン優勝二回)は「これはショート・ホールです」と云いました。パー4ですから日本語の“ショート・ホール”とは意味が違います。

英米のゴルフ・ライターやアナウンサーたちは、パー3は「パー3」と云い、“ショート・ホール”とは云いません。そのコースのパー3、パー4、パー5のそれぞれの中で比較的短いホールを「ショート・ホール」と形容します。つまり、英米では《ショート・ホール≠パー3》なんですね。

(July 25, 2007)


「メジャー」の発音

Ricoh Women's British Open TV中継番組の途中で、スポンサーであるリコーのExective Vice PresidentのKatsumi Yoshida氏が挨拶しました。"We are delighted to be sponsoring this major championship..."(当社はこのメイジャー選手権のスポンサーであることを喜ばしく思っております)。Yoshida氏はこの"major"を「メジャー」と発音しました。

私はYoshida氏が"major"の正しい発音は「メイジャー」であると御存知だったと確信しています。企業の代表として、来賓やプロたち、マスコミと話をする時、Yoshida氏は相手が「メイジャー」と発音していることに気づいていた筈です。しかし、日本のマス・メディアが「メジャー・リーグ」、「メジャー・トーナメント」と発音し表記している慣習に引き摺られたのだと解釈します。「メジャー」は"measure"であり、「度量法」、「計量器」、「物差し」です。今回のABC-TV中継を観ていた英米人は「物差しの選手権?」と一瞬思ったことでしょう(すぐ「あ、"major"のつもりか!」と解ったことでしょうけど)。

私はYoshida氏は日本のマスコミの犠牲者だと考えます。日本国内で使われる「メジャー・リーグ」、「メジャー・トーナメント」は、いわゆる"Japlish"(英語まがいの日本語)です。方言ですね。みなさんが「メイジャー」と発音して「気取ってやがる」と思われたくないなら「メジャー」でも結構でしょうが、それは正しい英語ではないということを知っておくべきです。

何故私がこんなことに目くじらを立てるかというと、私自身マスコミの"Japlish"に多大な迷惑を受けているからです。新聞・雑誌が書いている発音で通じなかったり、間違いだったりしたことは数え切れません。私は"Japlish"を広めた連中を呪っているのです。

 

(August 05, 2007)


スウィングを変える前に

'Vision54'の主宰者Pia Nilsson(ピア・ニルソン)とLynn Marriott(リン・マリオット)からのアドヴァイス。

[Pia]

'Every shot must have a purpose'
by Pia Nilsson and Lynn Marriott with Ron Sirak (Gotham Books, 2005, $22.50)

「プレッシャーのもとでちゃんと打てるなら、あなたのスウィングは正しく機能している。一回や二回の不調なラウンドがあったからといって、そのスウィングを捨てるべきではない。

Tiger Woods(タイガー・ウッズ)のように才能のある人でも、スウィングを変えるには二年にわたるたゆみない努力が必要だった。あなたがスウィングを変更しても、それを完全に身につけていないと、プレッシャーのもとでは昔のスウィングが出て来易いものだ。

スウィングに問題がないかどうか調べるには『タイチー・スウィング』をお勧めする。タイチー(太極拳)はカンフーのような動きを超スロー・モーションで行なうもの。『タイチー・スウィング』は、ボールなしで、二分以上かけてゆっくりスウィングする。もし、スウィングに欠陥があると、その部分で勝手にスピードが増してしまうので分る。

もう一つのお勧めは古いクラブを短く切り、それにグリップをつけるというもの。家の中で、あなたが変更したいグリップやバックスウィング、バランス、スウィング軌道などを練習出来る。

先ず、プロのインストラクターにあなたのクラブが合っているか、見て貰うとよい。変えるべきなのはあなたのスウィングではなく、あなたのクラブだったということもあるからだ。さらにありがちなのは、変えるべきなのはあなたの信念かも知れないということだ。メンタル面の改善により、スウィングを変更しなくても、すぐにでもいいプレイが可能になることもあるのだ」

【おことわり】出版物の画像はamazon.comにリンクして表示させて頂いています。

(August 05, 2007、改訂June 02, 2015)


たかがゴルフじゃないか

女優イングリッド・バーグマンは何でも納得しないと演技出来ないタイプで、アルフレッド・ヒッチコック監督に撮影現場で「なぜ(この役はそう演技しなきゃならないの?)、なぜ?」と迫るのが常だったそうです。議論をしても始まらないと思ったヒッチコックの彼女への返事は「イングリッド、たかが映画じゃないか」というものでした。

LPGAツァーのKathryn Marshall(キャスリン・マーシャル)というプロが、1997年のあるトーナメントで62という快スコアをマークした。これは、なぜ、どういう風に彼女がそのスコアを達成したかの物語。

[Going Low]

'Going Low'
by Patrick Cohn, Ph.D. (Contemporary Books, 2001, $22.95)

「Kathryn Marshallは初日には72で廻り、スコアボードの彼女の位置は大勢の団子の中だった。そのラウンドが終った時、Kathryn Marshallは英国のダイアナ妃が交通事故で亡くなったこと知った。彼女はよき友を失ったような痛みを覚えた。

Kathryn Marshallにとって、その悲しい知らせを聞いた後、ゴルフはさして重要でないことのように思われた。ダイアナ妃の悲劇は彼女を悲しませたが、皮肉なことに『予選通過に成功しよう』というプレッシャーを忘れさせてもくれたのだった。

彼女はこう云っている。『誰かが自動車の大破で命を落している時に、予選通過出来るかどうか心配をしてるなんてお笑いだった。その思いはプレッシャーを取り除いてくれ、何がどうなろうといいじゃないのという気にさせてくれた』

普段Kathryn Marshallは、ゴルフ・コースでは激しく情熱的なプレイヤーだったが、二日目の彼女の物腰はリラックスしていて、思い詰めた感じは見られなかった。彼女にとってゴルフは大事なものだったけれど、前日聞いた悲劇が彼女の精神状態を変えていたのだ。『ダイアナ妃の死に心を奪われていた私は、自分のスコアなど心配していなかった。そのラウンドは退屈で、のんびりしたゴルフだった。私は毎日そういうゲームが出来たらと思う。だって、私たちはいつもベストのゴルフをしようってクレージーになってるんです。いつだって私は興奮し過ぎで、入れ込み過ぎなんです』

入れ込み過ぎの態度は、不必要な緊張を自分に強い、心配し過ぎ、余りにも一生懸命になり、非現実的な期待を抱かせる原因となってしまう。

Kathryn Marshallは云う、『私たちがゴルフを真剣に考えているのは間違いないし、『リラックスしてプレイせよ』ってのが絵に描いた餅であるのも明白。でも、私たちはほんとにリラックスして自分自身を信じるべきなんだわ』

二日目の彼女のプレイは“完全試合”に近いものだった。目標は予選通過などでなく、トーナメントの優勝争いへと突如変貌した。彼女は59も視野に入れ始めた。その途端、彼女のショットに様々なミスが入り込んで来た。それはリラックスした態度が失われた徴候だった。普通、こういう場合にはえてして大叩きする人が多いのに、彼女の自信はそういう惨事の出来(しゅったい)を許さなかった。彼女は云う、『素晴らしい出来のプレイヤーが、突如スコアカードに8とか9を記入する羽目になって、ラウンドを台無しにすることが多いのは周知の事実。でも全てをコントロールし切っていた私にとって、それは最後の最後に起るべきことだった』

Kathryn Marshallはその日生涯ベスト・スコア、当時のLPGA18ホール・ベストのタイ・スコアを記録したのだった」

「たかがゴルフじゃないか」と思うために、何も大事件を探す必要はありません。「中国の13億の民はいま何をしているか?」と考えても同じ効果が得られます。彼らはあなたのバーディ・パットがどうなろうと知っちゃいないし、あなたが80を切ろうが切るまいがどうでもいいのです。13億の民が生きるために必死で努力している姿を脳裏に浮かべる時、「これはたかが遊びじゃないか」とふっと肩の力が抜ける筈です。

(August 13, 2007)


退屈なゴルフをせよ

スポーツ心理学者Patrick Cohn, Ph.D.(パトリック・コーン博士)による欲のないゴルフのススメ

[Going Low]

'Going Low'
by Patrick Cohn, Ph.D. (Contemporary Books, 2001, $22.95)

「最高のゴルフとは英雄的なショットや、TVで観られるようなセンセーショナルなゴルフではない。出来のいいラウンドは楽しく興奮するものであっても、普通それは大胆なショットとかセンセーショナルなプレイとかではない。ツァー・プロたちは、いつ攻撃的になり、いつ安全に攻めるかをわきまえている。多くのアマチュアは、自分の実力や果敢に攻めるべき状況というものを知らない。

Fred Couples(フレッド・カプルズ)を見なさい。彼の態度は落ち着いていて、まるで公園を散歩しているようにラウンドする。彼は“退屈なゴルフ”をしようと努めているのだ。ここで“退屈なゴルフ”というのは、生産的な意味合いである。フェアウェイとグリーンへ打つことを繰り返し、2パットのパーで上がる。たまにはうまく行ってバーディ。パターがホットなら少ない数字のラウンドも可能である。

アマチュアがいいラウンドをしようとすると、John Daly(ジョン・デイリィ)のようなドライヴァー・ショットを放ち、どんな状況であっても二打でグリーンに乗せようとし、常にチップインを目指し、Tiger Woods(タイガー・ウッズ)のように大胆にパットしようとする。これらは『プロに出来るならおれだって…』という馬鹿げた態度である。

自分に出来る成功率の高いショットが何かを知るのは最も重要なことである。あなたのプライドは池越えで3番アイアンを打ちたがるかも知れない。しかし、その成功率は?TVでプロたちがしょっちゅうやってるから、あなたもやる?ノー。あなたの生涯ベストのラウンドを達成するには、成功率の高いショットを選択すべきなのだ。

“退屈なゴルフ”は賢くラウンドする戦術である。常にフェアウェイとグリーンへ打ち、どのホールでも2パットか1パットで上がる。これは無難で超保守的なスタイルではなく、障害物を避けて恐る恐るプレイするゴルフでもない。考え抜かれたコース戦略に基づいた、ベスト・スコアを目指す戦術なのだ」

(September 09, 2007、改訂June 02, 2015)


可能性を信じる

PGAツァー・プロのChip Beck(チップ・ベック)はAl Geiberger(アル・ガイバーガー)に次いで、ツァーで二人目の59を達成した人。

[Going Low]

'Going Low'
by Patrick Cohn, Ph.D. (Contemporary Books, 2001, $22.95)

「Chip Beckの59は、1991年のLas Vegas Invitational(ラスヴェガス招待)の三日目のことであった。彼は最初のホールで40フィート(約12メートル)のロングパットをカップのど真ん中から沈め、早期に生涯ベスト・スコアへの勢い(弾み)をつけた。

しかし、彼の59への道はそのトーナメントの六ヶ月前から始まっていた。彼の妻が夫に『次に59で廻るのはあなたよ』と予言し、その数ヶ月前に発表されたヒルトン・ホテルの懸賞金(59以下で廻ったプロに百万ドル)を受け取るのは彼だと告げたのだった。百万ドルの半分は慈善の寄付となり、半分をプレイヤーが獲得するというシステム。Chip Beckは妻に『出来るかどうか分らない』と答えたが、このやりとりは彼の心に沈殿した。それは可能だと思われた。『59で廻る!』こうして、彼は六ヶ月も前に可能性を信じることが出来たのだった。

ラスヴェガスの開催コースの練習グリーンでのツァー・プレイヤーたちの話題は、もっぱら懸賞金についてだった。それはChip Beckの妻の言葉を増幅した。彼にとって59は可能性ではなく、“当然なし得ること”に変貌した。確実に云えることは、彼は自分の技量によって59が達成出来ると信じたことだ。Chip Beckは、彼が実際にPGAツァーの歴史上二番目の59を記録する前に、心の中で既に60を切っていたのだ。あなたが90、80、あるいは70を初めて切りたいと思っているのなら、あなたも先ず自分の腕前を信じなくてはいけない。

Las Vegas Invitational三日目のChip Beckのスタートは、さほど目覚ましいものではなかった。ティー・ショットはラフに入り、二打目はダフり気味でピンから40フィート(約12メートル)もショートした。しかし、次のショットが運命を変えた。彼はその40フィートを沈めたのだ。『それがカップのど真ん中に消えた時、ダムの扉が開け放たれた。それ以後、カップは大きく見え、どのパットも入るように思えた』と彼は云う。それ以後は今や歴史である。

Chip Beckはその1パットを、全てのグリーンとコースを征服する兆しに変えた。多くのプレイヤーたちは、あれはまぐれだったと云うかも知れない。いずれにせよ、Chip Beckはその1ショットを、いいラウンドへと急発進する起爆剤にし、勢いをつけるために最大限利用したのだ」

(October 23, 2007)


プロのバンカー・ショットが見事な理由

'Grain check'
from 'Golf Magazine's Complete Book of Golf Instruction'
by George Peper et al. (Harry N. Abrams, Inc., 1997, $45.00)

「なぜプロがへたくそなバンカー・ショットをしないか、疑問に思ったことはないだろうか?彼らはいい腕前をしている、それは間違いない。しかし、彼らが絶対に悪い条件に出くわさないのも事実なのだ。彼らはPGAツァーに感謝しなければならない。PGAツァーは開催コースのバンカー整備に関して様々な注文を出しているのである。

コース管理者たちの言によれば、PGAツァーはバンカーについて二つの戒律を定めている。1) ボールがめり込まないこと、2) プレイヤーたちが身体的に傷つかないこと、の二つである。

めり込みを防ぐため、バンカーの両脇と前部の砂を薄くし、ボールが真ん中の平らな部分に集まるように仕組まれている。その平らな部分について、PGAツァーは3インチ(約7.6センチ)の厚さを持つべきだと要求する。それだけ厚くないと、クラブが堅い土の層に当たってしまい、プロの手や手首を痛めるからという理由だ。

PGAツァー開催コースの砂は絶対にふわふわしていない(ふわふわだと、クラブがめり込み易い)。その秘密は、砂粒のサイズを一定ではなくしているので納まりがいいからだ。プロたちがトーナメント参加のために町へやって来る数週間前、コース整備員たちは砂に水や特別な化学物質をスプレーしたり、コブ付きタイヤの三輪自動車でバンカーを馴らしたりして砂粒がくっつくように配慮する」

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なあんだ。随分甘やかされてるじゃないですか。ふかふかに整備されたフェアウェイ、虫食いで砂が盛り上がったり執拗に顔を出す雑草などまるでないグリーンだけがわれわれのコースと違うのかと思ってたら、バンカーまで恵まれた条件になっているとは!上手い連中が好条件のもとでプレイするんじゃ、そりゃ見事ですわな。おれたちのコースへ来てみろってんだ。雨の後は粘土のような砂からボールを運ぶんだぜい!おれたちの手や手首がどうなろうと、誰も心配しちゃくれねーんだ、ばーろー!

(October 27, 2007)


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