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公開:1958
監督:Michael Curtiz
地域:ルイジアナ州ニューオーリンズ
出演:Elvis Presley、Walter Matthau、Carolyn Jones、Vic Morrowほか
範疇:原作もの/ドラマ/音楽
私の評価 :☆
【Part 1】
ニューオーリンズのバーボン・ストリート。雨に濡れた石畳を物売りが次々と声を張り上げながら通る。Clawfish(ザリガニ)売りの女性が歌うように馬車で来ると、喉自慢のElvis Presley(エルヴィス・プレスリイ)が家の二階のヴェランダから掛け合いで歌う。明るいミュージカル映画のイントロだが、実はかなりシリアスなドラマ。
Elvis Presleyは明日卒業式という高校生。しかし、あと一日というところで不良っぽい行いをしてしまい、卒業を取り消される。二年も続けて落第なので、もう学校へ行く気はなくなる。
ナイトクラブの皿洗いをしていて、客に強要されて歌う。これが好評で、彼は'King Creole'(キング・クリオール)というナイト・クラブに雇われる。人気が出て、'King Creole'が連日満員の盛況になったのを見て、別のナイトクラブのオーナーWalter Matthau(ウォルター・マッソー)が引き抜きを画策する。この悪党は手下のVic Morrow(ヴィック・モロー)らを使い、Elvis Presleyの父親Dean Jagger(ディーン・ジャガー)まで巻き添えにすることを考える…。
Elvis Presleyは、不良だが根はいい奴という設定をうまくこなしている。後年のふやけた「若大将」風ではなく、端整で引き締まった顔が初々しい。彼が歌わなくてはならない状況を巧みに作り出しています。監督がMichael Curtiz(マイケル・カーティス)、撮影がRussell Harlan(ラッセル・ハーラン)などヴェテランで固めているので、話のテンポもよく、ニューオーリンズの雰囲気などはキチンと描けています。私はPresleyファンではないので☆(一つ)ですが、脚本の完成度が高ければ☆☆となるところ。
(February 28, 2001)
Poster shown above is a courtesy of Nostalgia Factory.
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