【Part 2】
脚本が捻り過ぎですね。二転三転するストーリィはいいとしても、実はSean Conneryの妻が黒人青年Blair Underwoodを告発した側だったことが後から分るとか、「彼を死刑にはしたくない」などと云うのが取ってつけたような感じ。8年も前の事件の調査に、現在刑事になっている二名の元警官が、他の仕事を放っぽらかしてSean Conneryにつきまとうのもわざとらしい。
以前、「Sean ConneryがEd Harrisの両親の家を訪れると、8年前に殺された両親の死体があり…」という風に書いていました。最近、ある方からメールを頂き、これは8年前の殺人ではなく、青年Blair Underwoodが釈放されてからの事件であるという示唆を受けました。DVDをレンタルして再見しましたら、おっしゃる通りでした。私の勘違いでした。
最初の視聴はVHSレンタルだったのですが、今度DVDワイドスクリーンで観ると、この映画の撮影は大変素晴らしく、画調も引き締まっていてとても良好です。私の誤解の罪滅ぼしに褒めているわけではなく:-)、本当に感心しました。
ただ、どんでん返しのケレン味に頼り過ぎて、お話やアクションがありきたりなのが欠点です。唯一、Ed Harrisの異様な表情・演技だけが見ものという感じ。
(Nov. 28, 2003)