September 10, 2026

しなりで飛ばせ

 

[bending]

新聞のコラム記事'Master Strokes'シリーズより。

'Flex for power'
by Keith Lyford (Golf Magazine Top 100 teacher)

「シニア・ゴルファーのあなたは、ドライヴァーやアイアンの飛距離が落ち始めているかも知れない。パワー減に抗する第一歩は道具の変更だ。ソフトで柔軟なシャフトは、ダウンスウィングの初期にしなり、インパクトで真っ直ぐになる。

多くのゴルファーがグラファイト・シャフトの方がスティールより柔軟性に富んでいると思い込んでいるが、それは正しくない。

グラファイト・シャフトは、スティールと同じように様々な柔軟性の度合いで売られている。どのシャフトが最適かはプロに相談すべきである」

【おことわり】画像はhttps://cdn.mos.cms.futurecdn.net/にリンクして表示させて頂いています。

(September 10, 2026)

しなりの研究

 

日本のYoutubeヴィデオにはシャフトをしならせて飛距離を増すというヴィデオが沢山あります。あり過ぎるほど^^。これは10年前まで見られなかった傾向です。ひょっとして「しなりの利用」は日本人の発見なのでしょうか?

[Tiger]

素人でも300ヤード以上飛ばせれば、年齢やゴルフ歴に関係なく誰でもYoutubeヴィデオを発信出来る時代が来たみたいです。ただ、私個人は複数で掛け合い漫才のようなやりとりをしたり、自分たちで「イェ~イ!」とはしゃいで揃って拍手したりするような軽薄なショーは嫌いです。

インストラクター安田泰道プロの『シャフトのしなりを肌で感じる簡単な方法。しならせて飛ばす』というヴィデオ(https://youtu.be/LSytB5H17kY?si=LUCnpnTytWUcLmFr)によれば、手首を柔らかく使うのが秘訣だそうです。安田プロは「ボール位置にヘッドを置き去りにしながら手先行でクラブを上げ、切り返し後また手を先行させてダウンスウィングすれば、ヘッドは早く手に追いつこうとする、この差がしなりを生む」と述べています。これは説得力があります。安田プロは、「ボールを打つよりも素振り練習でしなりの使い方をマスターすべきである」と云っています。しかし、私は長年方向性を良くするために手首を固くしてスウィングして来たので、そう急に手首を柔らかくしろと云われても、すぐには無理なんですけどね…orz。

[shaft]

・『【しならせて飛ばす!】クラブのしなりを使って力まなくても効率よく飛ばす方法』(https://youtu.be/Y7RQNaNKZBE?si=gyU-9clV8-avErMe)で、安田プロは「クラブが物理的にしなるだけでなく、手首でクラブをしならせて動かすという手段があり、これは習得出来る」と述べ、その練習法を紹介してくれます。「左手は普通にハンドルを握るが、右手はシャフトの真ん中を握ってスウィングする。ダウンでクラブが腰の高さになったら右手を離し、フォローへと向かう。何故右手を添えるかというと、アーリィ・リリースをしないための防止装置」だそうです。これがシャフトをしならせるための練習法(左の写真参照)。

・同じく安田プロの『スイングアークを大きくすれば勝手に飛距離は上がる』(https://youtu.be/QSrW75jP-jU?si=KcLmQ5V7L_kJXwr6)では、「バックスウィングで右腕が水平になるまでは両腕を伸ばす。そこから上は右肘だけ畳む」と示唆されています。私はテイクアウェイから既に右肘を折っていました。スウィング弧が小さかった。

・『軽く振って飛ばせる方法。【しなり】をマスターすれば劇的に飛距離が変わります』(https://youtu.be/l4N416JVKKY?si=3dRZb0s_E_-0q1On)で安田プロは、ダウンの腰の高さで右手を上に戻す(あるいは手元を停める)動きをすると、シャフトにしなりが生じる」という方法を紹介していますが、こんなこと出来るものでしょうか?

日本のゴルフ界のトレンドは「しなり戻り」あるいは「逆しなり」(右上のタイガーの写真のシャフトの状態)を利用することのようです。これまた数え切れないほどのヴィデオがあります。

・安田プロ制作ではないあるヴィデオ『シャフトのしならせ方で、あなたの飛距離はまだ伸びる【逆しなり】』(https://www.youtube.com/watch?v=aCQEYdo6jo8)では、インパクトで左のグリップを強く握ると、手元が一瞬遅れるのでヘッドが走って逆しなりが起きる…と説明されています。前述の安田プロは「インパクト直前でクラブの動きを一瞬停めるイメージ」と述べています。(https://www.youtube.com/watch?v=l4N416JVKKY)ダウンスウィングの最中に「一瞬止める」なんて私には不可能に思えますが…。

・『軽く振って飛びます!シャフトのシナリで飛ばす方法』(https://www.youtube.com/watch?v=AR8bcdb9aro)では、2022年の女子ドラコン世界チャンピオン”が「しなりを使うには柔らかいシャフトが最高」と述べています。しなりを使うためには、老若男女関係なく柔らかいシャフトが望ましいようです。では、男性が女性用シャフトを使えばもっといいのじゃないかというと、それでは柔らか過ぎて捩(ねじ)れが出て方向性が悪くなると云われています。

【私の今後の目標】
・ドライヴァーをやや短く持つ(LPGAツァー・プロでも短く持って振る場合がある)
・手首を柔らかく使う
・バックスウィングで右手を伸ばして、スウィング弧を大きくする
・インパクト直前に左のグリップを強く握る【出来れば…の話】

これらによってしなりを身につけられたら最高なのですが…。

【おことわり】Tiger Woodsの画像はhttps://stat.ameba.jp/にリンクして表示させて頂いています。

(September 10, 2026)

ロープを振ってリズムとテンポを再点検

 

英国のインストラクターSteve Newell(スティーヴ・ニューウェル)は'Golf World'誌のインストラクション・エディターで、Ernie Els(アーニィ・エルス)と共著の本その他の著者でもあります。

The Golf Instruction Manual'
by Steve Newell (Dorling Kindersley Book, 2001, $25.00)

「これは英国の高名なインストラクターJim Christine(ジム・クリスティン)推奨の練習法だ。

1) 90センチぐらいのロープを見つける。

2) 通常のグリップをし、アドレスの構えをとる。ロープは地面に垂れ下がっている筈だ。

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3) 手と腕を、上体と同時に動かしてスウィングする。
・もし、あなたのバックスウィングが理想的なものであるなら、ロープは左肩の上に垂れるだろう。【右図参照】
・もし、あなたのバックスウィングが余りにもフラットなら(これは身体が回転し過ぎで腕が充分振られていないということだが)ロープは左肩に到達しない。
・逆に、あなたのバックスウィングが余りにもアップライト過ぎる場合(腕を高く上げ過ぎて、身体は回転と云うより傾斜しているというべきもの)、ロープは頭か首に当たるだろう。

4) 切り返しの後はゴルフで最も大事な一瞬だが、ここでもロープはダウンスウィングを急いではいけないという貴重なことを教えてくれる。トップで充分時間をかけ、体重が左へ移る僅かな遅れを感じるべきである。手と腕が下降し始める時、ロープもそれに反応する。ダウンスィングを継続しスピードがスムーズに増す時、ロープは急速に手と腕に追いつきスウィングの最低点で真っ直ぐになり、鞭のように『パチン!』と音を立てる。これは遠心力の効果であり、ロープは完璧な瞬間に最高のスピードに達したということを意味する。

もし、ロープが上の3と4とは異なる反応を示したら、それは悪いスウィングをしている証拠である。上体を荒っぽく使うと、ロープはヒッティング・ゾーンでフリーに振れない。上体の動きが過剰だと右肩がロープを身体から(そして理想的なプレーンから)外側へ投げ出すため、アウトサイド・インで打つことになる。また、もしあなたの体重移動がお粗末だと、ロープは適切に振られない。

ロープによる素振りは正しいスウィングに類似しており、クラブを手にした時にロープによるスウィングを再現出来れば、ボールをちゃんと打つことが出来る。だから、このドリルを時々行うことはいい習慣である」

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数週間前はロープが左肩の上に垂れなくてがっかりしましたが、右手を伸ばし、左肩を充分廻すトレーニングをするようになってから、ちゃんと左肩の上に垂れるようになりました(ロープが長いと左の頬を打つので痛い^^)。そして、ダウンスウィングでロープが「ヒュッ!」と鳴ります。

「しなりの研究」で学んだ方法の一つを、このロープ利用で練習しています。すなわち、クラブヘッドを置き去りにするようにテイクアウェイし、切り返しでまたもやトップでヘッドを置き去りにする…手先行のスウィングです。本物のクラブは室内では振れないので、屋内練習にはロープが最適です。

【おことわり】画像はhttps://finalputt.com/にリンクして表示させて頂いています。

(September 10, 2026)

ボールの先がゴールである

 

[follow through]

あるYoutubeヴィデオで、「インパクトから先(フォロー)で最高速になるスウィングをせよ」というtipを見て感心していたのですが、実はそれは三世紀以上前から云われていたことで、私自身がずっと前にこのサイトで紹介していたことに他ならないものでした。

私は「三世紀前のゴルフ・インストラクション」(tips_175.html)という記事に次のように書いています。

「飛距離を得る秘訣は、ボールと接触した後もなお加速し続ける感覚を得るように打ち抜くこと」

つまり、ボールはスウィングのゴールではなく、ゴールはボールの先でなくてはならないのです。最近の私のフィニッシュは、図の右から二番目程度で、ツァー・プロたちのクラブが首に絡まる右端のようなものではありませんでした。ボールがゴールであると思っていた証拠です。

これからは、右肩がターゲットを指すようなフィニッシュにしたいと考えています。

(September 10, 2026)


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