September 01, 2026
●バンカー・ショットは長くスムーズに
LPGAツァーほかで計28勝してゴルフ名誉の殿堂入りを果たし、長くゴルフ・チャネルで解説を務めたJudy Rankin(ジュディ・ランキン、1945~)のtip。
'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)
「ある種のゴルファーにとっては、砂からのショットはお医者さんからのショット(=注射)と同じように思えるらしい。でも、それほどひどい経験と思う必要はない。
まあまあのライのバンカーからボールを出すための秘訣は、いいテンポである。テンポに注目すれば、もっと長く流麗なスウィングが出来る。ゴルフにおいて、テンポとはムラのない速度を維持することであり、慎重だったりゆっくりの速度というものではない。
だから、”爆発”という言葉が意味するような短く乱暴に砂を掘るのではなく、長くスムーズなショットをすべきだ(バンカー・ショットが上手いLPGAプレイヤーたちの多くは3/4スウィングをする)。このようにすれば、クラブヘッドはボール後方に入り、ボールの下をくぐり抜けてボールを弾き出してくれる」
このtipを読んで、 ”短い爆発”ではなく《長くスムーズなバンカー・ショット》を実践するようになってから、概ねピンまで1クラブの距離に寄るようになりました(各ホールの砂の質と距離によってクラブはロブ・ウェッジ、サンド・ウェッジ、ギャップ・ウェッジ、ピッチング・ウェッジ…と、色々使い分けますが)。 【おことわり】画像はhttps://encrypted-tbn0.gstatic.com/にリンクして表示させて頂いています。 (September 01, 2026)
'Anatomy of Greatness; Lessons from the Best Golf Swings in History'
by Brandel Chamblee (Simon & Schuster, 2015, $30.00)
Brandel Chamblee(ブランデル・シャンブリー)は、PGAツァーで四勝したプロで、現在はThe Golf Channel(ゴルフ・チャネル)のメインの解説者となっています。
ボールに近く立てばアップライトなスウィング・プレーンとなり、ボールから離れて立てば否応なく両手・両腕を高く上げて伸ばすことになり、フラットなプレーンでスウィングすることになります。これは常識の範囲であり、何も不思議ではありません。
ブランデル・シャンブリーの発見はここからです。
A. フラットなプレーン(右手とシャフトがほぼ一線になる)
アーノルド・パーマー、ベン・ホーガン、モゥ・ノーマン(カナダ)、リー・トレヴィノ
B. 中庸のプレーン
ボビィ・ジョンーズ、サム・スニード、ミッキィ・ライト
C. アップライトなプレーン
バイロン・ネルスン、ジョニィ・ミラー、ジャック・ニクラス、グレッグ・ノーマン、タイガー・ウッズ
「Byron Nelson(バイロン・ネルスン)は云った、『アップライトにスウィングしようとするなら、ボールに近づき過ぎていけないということはない』と。Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)も彼の著書に『ボールが身体にかなり近ければ打つのは容易(たやす)い』と書いている。
フラットなプレーンだと、バックスウィングの途中でクラブヘッドが重く感じられる。これを克服するには猛練習が必要なので、ベン・ホーガンもモゥ・ノーマンも練習場の虫であった。多分同じ理由でスウィングのテンポが速くなるようだ。フラットなプレーンのプロたちは、みな一様に速いスウィングをする。
アップライトな構えで急角度にバックスウィングすると、クラブヘッドは軽く感じられ、グリップ圧もスウィングの間中軽めでよい。軽めのグリップ圧は両手と肩をリラックスさせてくれるので、長くリズミカルで流れるようなスウィングに繋がる。これだと捻転に充分な時間をかけられる。これはまた、地面との角度の関係でカーヴが少ないため、クラブフェースをスクウェアにする努力が少なくて済み、正確なタイミングでスウィングをする必要もないと云える」
ボールと身体との距離によってクラブヘッドの重さが異なって感じられるとは知りませんでした。そしてそれがスウィングの難易度やテンポに影響するなんて。
私のシニア・シャフトに替えたドライヴァーR11sの錘の配分は、トゥ16グラム、ヒール20グラムと重めだったのですが、軽くしたらどうなるのか?と思い、トゥ2グラム、ヒール4グラムに変更してみました。しかし、やはりヘッドが重くないと飛ばないことが判り、また元のトゥ16グラム、ヒール20グラムに戻しました。
【参考】
・「ツァー・プロはオープン・スタンスを好む」(tips_203.html)
・「図解・Brandel Chamblee(ブランデル・シャンブリー)推奨のスウィング」(tips_205.html)
(September 01, 2026)
●スコーン!と打つ
ある日のラウンド、「バシーッ」ではなく「軽くスコーンと打とう」をテーマにしました。数多くのYoutubeヴィデオが「力まないで打てば飛ぶ」と示唆していたからです。しかし、ことドライヴァーに関する限り、どうしても「飛ばそう!」という意識が先行するので、なかなかスコーンとは打てませんでした。
やっとスコーンと打てるようになったのはアウト後半のNo.7ぐらいからでした。そこから三連続パー。インに入ってもNo.10から三連続パー。
私の場合、打ち上げようとせず、地面と水平な軌道でインパクト・ゾーンを打ち抜くようにしています。
次のラウンドでも「スコーンと打つ」は役立ち、No.14(360ヤード)パー5の右側に立っている残り190ヤードの目印の木を23ヤードほど越えるショットを打つことが出来ました。シニア・シャフトによる初めての快打でした。
(September 01, 2026)
●左肩を廻す効果
前回お伝えしたように、クラブを背に当て身体を捻転するドリルを毎日実施しています。その眼目は次の二点。
・バックスウィングで背がターゲットを向くくらい右に廻す【右の写真はトム・ワトスン】
・ダウンスウィングで右肩がターゲットを指すくらい左に廻す
肩を廻しても、スウェイして身体の中心(軸)をズラしてしまったのではぶち壊しですから、私の場合、左踵を上げ左膝を前方に折って頭を右にズラさないバックスウィングを心掛けています。
始めてまだ二週間ぐらいなのに、その効果は如実に現れて来ました。アイアンが驚くほど真っ直ぐ飛ぶようになったのです。何故か?不思議でした。
《左肩を廻せ》という表現はよく聞かれますが、最近の私のバックスウィングは左肩の動きに集中していると云っていいほどです。そこで思い出されたのが、この『日記』のごく初期に紹介した「'One Move'(ワン・ムーヴ)」(tips_4.html)というメソッドです。
インストラクターCarl Lohren(カール・ローレン)は、'One Move'(ワン・ムーヴ)という本で「スウィングは(手や腕の動きではなく)左肩を身体の真正面に廻す動きで開始すれば、他の一切は考えなくてよい」という理論を提唱しました。【彼の本の表紙の矢印がそれを象徴している】この本は現在あまり注目されていませんが、出版当時はベストセラーだったそうです。私が以前それを実践したところ、とても効果的だと感じられました。スウェイすることなく、背骨を軸に捻転するのがコツです。11年前に私は次のように書いています。「'One Move'(ワン・ムーヴ)で開始するバックスウィングは正確そのもののスウィングを生みます。手・腕より先に左肩を背骨を回転軸として捻転すれば、スウィートスポットで打てるようになるので以前に増して飛ぶことはあっても、飛距離が減ることはありません」
よく考えると、現在の私も左肩でスウィングを始め、ターゲットに背を向けるようなバックスウィングをしているわけですから、いつの間にか'One Move'(ワン・ムーヴ)へと回帰していたことになります。これが正確なアイアン・ショットの秘密だったと思われます。
【参考】
・「'One Move'(ワン・ムーヴ)」(tips_4.html)
・「'One Move'(ワン・ムーヴ)追補」(tips_96.html)
・「'One Move'(ワン・ムーヴ)は地球を救う」(tips_161.html)
・「'One Move'(ワン・ムーヴ)修士課程」(tips_65.html)
(September 01, 2026)
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