October 20, 2026

●ウォームアップの手順

 

[turning]

英国のインストラクターSteve Newell(スティーヴ・ニューウェル)は'Golf World'誌のインストラクション・エディターで、Ernie Els(アーニィ・エルス)と共著の本その他の著者でもあります。

’The Golf Instruction Manual'
by Steve Newell (Dorling Kindersley Book, 2001, $25.00)

「・一分ヴァージョン

スタートまでごく僅かな時間しかない場合、筋肉と腱の障害を最小限にするメニューを実行する。鍵は身体の中で最も怪我に弱い部分なので、これほぐしておくことが大事だ。

一本のクラブを背中に渡して(写真)、逆手にした両手で掴み、左右への捻転を行う。これは背筋のストレッチングであると同時に、ゴルフ・スウィングの予行演習でもある。

次に、二本のクラブを一緒に持ち、リズミカルなスウィングする。上の空ではなく、真剣に正しいスウィングをシミュレートし、往き帰りで『ヒューッ』と音を立て、バランスの取れたフォロースルーで完結させる。二本のクラブで出来るのなら、一本では当然出来る。

[chipping]

・五分ヴァージョン

ラウンド最初のいくつかのショットで、何が起こるか分からないということは承知している筈だ。だから、コースに出て行く前にそうしたショットに慣れておくことは賢い知恵である。

ストレッチングから始める。可能なら身体の回転、身体の横への屈伸、爪先へのタッチ等々も含める。

次にチップショットをする。伝説的インストラクターHarvey Penick(ハーヴィ・ピーニック、1994~1995)は『ウォームアップ時間が短い時は、チップ練習が一番だ』と云っていた。これはあなたの感覚をメンタルに研ぎ澄まし、ゴルフ・ゲームの波に乗せてくれる。チッピングをする間に、そのクラブへのフィーリングも向上する。

いいタッチを増大させるために、ターゲットとライを変更するように。

[streching]

・30分ヴァージョン

こんなにウォームアップ時間をとれる人はそう多くないだろうが、これだけあればパフォーマンスに凄い差をつけることが出来る。

・クラブを手に、先ずストレッチングから始める。
a) クラブを背に当て、膝をゆったりさせて身体を左右に回転させる。【上の最初の写真】
b) クラブを両手で高く掲げて上体を左右に曲げる。
c) 上体を前に折り、膝は曲げずにクラブを持った両手を爪先に近づける。
d) クラブを持った両手を背中側で高く上げる。

・スウィングのリズムを整えながらチッピングする。スムーズなリズムとボールとのソリッドなコンタクトに焦点を当てながら。

・打ちっ放しで沢山ボールを打ちたいという誘惑に抗すること。練習時間は肉体的には厳しくなく、メンタルに集中したものにすべきだ。質の高いショットを打って、よいリズムを構築し自信を増幅させる。

・いくつかピッチショットを打ってから、ボール10個ぐらいミドル・アイアンを練習し、その後ドライヴァーに移る。70~80%のパワーで打つ。リズム、バランスとスウィートスポットでソリッドに打っているかどうかに注目する。どのショットも、本番同様真剣に打つ。

・次に穏やかなチップショットを練習し、その後パットの練習をする。練習グリーンの異なるターゲットへ打ちながらストロークの強さの感覚を磨く。最後に、ごく近い距離のいくつかのボールをカップインさせて自信を強化する。

以上で、No.1ティーに向かう準備が完了した」


(October 20, 2026)

●「安田流」ゴルフ・スウィングのポイント

 

[Mr. Yasuda]

インストラクター安田泰道プロは『家で30秒。ドライバーが勝手に走り出す飛距離アップドリル』(https://youtu.be/y9OjYA516Mo?si=PajHaDkvZJ30bJpe)というYoutubeヴィデオで、「直立した姿勢で身体を廻すのは簡単、しかし前傾した姿勢で身体を廻すのは簡単ではない。バックスウィングでは左肩を下げ、ダウンスウィングで右肩を下げる。前傾させた背骨を軸として水平に廻すことがポイント」と云っています。私の屋内でのクラブを背に廻した回転運動は、これまで前傾させていませんでした。今後は前傾させて実行します。

『力がなくてもゆっくり振って260yd飛ばす方法』(https://youtu.be/7QK_lEdj198?si=VLjF2yvUL8R_2nK3)では、 「グリップはぎゅっと握ってはいけない。ゆるゆるの手で、指で引っ掛けるだけでよい」と云われています。これは驚き。飛ばすには終始クラブをぎゅっと握っているべきなんだろうと思い込んでいました。

『飛ばしたければグリップは握るな?』(https://youtu.be/m2ro3jCE83I?si=nJEK1nK619QU7-RM)では、「グリップは構えた時も振り上げる時もギュッと握ってはいけない。トップでハンドルが右掌から離れて空間が開いてもOK。切り返し後、クラブを落下させてからその開いた掌をギュッと握り直すことでヘッドが加速する」これは「目から鱗(うろこ)」でした。グリップに隙間が空いていてもいい…なんて初耳でした。

安田プロは「手首コックの正しい使い方」(https://www.youtube.com/watch?v=1FxFfaghQgY)で、正しいテイクアウェイとコックの仕方を教えてくれます。「バックスウィングでクラブを右手人差し指側に乗せてコックするのが正しい。親指側にコックするとカットしてスライス、小指側に折ると引っ掛けてしまう」これまで意識していませんでしたが、人差し指側に乗せるとこれはBobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)のトップと同じ角度でした。なあんだ、これなら既にやっています。

『飛距離を伸ばすためのバックスイングのコツ』(https://youtu.be/04yi0Gb63ME?si=ORekfQ6lX9MA8ThW)では、「スウィング弧を大きくするのはクラブヘッドを走らせるための手段なので、軸(背骨)を横に動かしてまでスウィング弧を大きくしてもヘッドは走らないので無意味。ヘッドと身体を常に逆方向に動かす引っ張り合いが飛距離を生む」と解説されています。素晴らしい。

『【9割が逆効果】力を抜くだけで飛距離が伸びるスイング』(https://youtu.be/7pa04zEKWLA?si=pGWojK1-HHEQcf6B)では、「多くのゴルファーが切り返しの瞬間に力んでしまう。そうではなく、切り返しでは脱力してクラブを真下に落下させるべきである。落下させるとヘッドが勝手に正しい方向にスウィングしてくれる。このエネルギーを使わない手はない。そのクラブの動きに、自分が合わせればよい。自分でクラブを操作するのではなく、重力を使って功率よく振る」…とのこと。スウィングでもパットでも、重力との二人三脚は私が昔から主張していることですので、我が意を得たりという感じです。ただし、「云うは易く、行うは難し」ですが。

『クラブが自然落下する左手の振り方』(https://youtu.be/2XxTpuAWetI?si=uYO6M4Qvlhe0dfvH)においては、「切り返しでトップで作った角度をキープしたまま手元を(返したりせず)右太腿に向かってスッと自然に落下させる。そこからは、身体の回転でクラブを振って行く」と説かれています。

『自然落下のスイングを習得すれば力がなくても250yd軽く飛ぶ』(https://youtu.be/ZBwDJFcv4Ns?si=uZBigW2kf26L3JuP)では、「自然落下を終えるまでをバックスウィングだと考える。自然落下させた終点がトップ、そこから力を入れて瞬発力で一気に振り抜く」と説かれています。これはかなり難しいので、素振りで自然落下をマスターすべきだそうです。

『ドライバーの飛ばしのコツ』(https://youtu.be/KQNDKTs71kQ?si=HqJeGgbi4U65XkHd)では、「切り返しでお尻を後方に突き出す。腕を振るのはその後。顎を下に向け続けること」と説かれています。「お尻を後方に突き出す」はSam Snead(サム・スニード)が有名にしたスクヮットです。

『60歳の男性でも230yd飛ぶ理由』(https://youtu.be/a6q8v2S-uU4?si=hptukfZVOCGOjbBu)では、「インパクトでリリースする(コックをほどく)のではなく、クラブヘッドが左足を遥かに通り過ぎたところでリリースする」と云われています。この手順を最初は素振り、次いでショート・アイアンでボールを打ち、それが出来るようになったら最後にドライヴァーで打つのがいいそうです。

【おことわり】画像はhttps://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/にリンクして表示させて頂いています。

(October 20, 2026)

●自然落下スウィング・トライアル

 

「自然落下」というのはインストラクター安田泰道プロの理論の一つ。トップからコックを維持したままの両手を(力を入れることなく)腰の高さまで落とし、その後下半身のリードで力を篭めてインパクト~フォローへと向かう…という手法です。

[dropping]

Youtubeで調べると安田プロだけでなく、色んなヴィデオが自然落下を推奨しています(右図)。これも「逆しなり」のように日本人の発見なのでしょうか?

試しましたが、自然落下スウィングに慣れて来たラウンド終盤に至っても飛距離は増しませんでした。私がこうした難しいことに挑戦しているのは、ひとえに飛距離を増したいからなので、たとえ方向性が悪くとも飛距離が増えないのでは全く意味がありません。

ラウンド終了後、打ちっ放しでドライヴァーの自然落下スウィングを練習しました。しばらくはラウンド時と同じような距離でしたが、最後の方ではやや飛距離が増えたような気がしました(顕著ではない)。

家の中で重い練習用クラブを振りました。本物のクラブより数倍重いので、自然落下させるには最適です。これを短時間ですが毎日続けました。

数日後のラウンド、数ホールでいつもより距離が伸びました。目を見張るほどではないのですが、まあ役に立ったとは云えましょう。

その次のラウンド。重いクラブによる練習を熱心にやらなかったので、さしたる成果はなし。インストラクターDave Pelz(デイヴ・ペルツ)は「新しい技を身につけるには数千回の練習が必要である」と云っています。私はまだ数百回すらも練習していないので、身についてないのです。甘く見ちゃいけませんね。

自然落下させるための新しい策を考えました。トップで一瞬動きを停止させるのです。ヘッドの重みと重力の作用で自然にヘッドが落ちる動きを待ち、そのまま腰の高さまで落とす。そこから下半身主導で振り抜く。

Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)とJack Nicklaus(ジャック・ニクラス)は、口を揃えて「バックスイングの途中でダウンスウィングが始まる」と云っています。しかし、Johnny Miller(ジョニィ・ミラー)は「私はスウィングのトップで1秒か2秒静止し、それからダウンスウィングに移った。この間(ま)によってどんなタフな状況下でもテンポが崩壊することはないと自信を持って云える」素人の私にはバックスウィング完了前にダウンスウィングを始めることなど到底出来ないので、トップで一瞬停止するのは問題ないと思われました。

その後のラウンド。トップでの一旦停止は飛距離を増す一助にはならないことが判明。やはり勢いを欠いてしまうようです。

苦闘は続くよどこまでも…。

(October 20, 2026)


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