July 20, 2026
●ゴルフ・スウィングの大きな過ち
1930年に過去現在を通じて唯一人年間グランドスラムを達成した名人Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ、1902~1971)の洞察。
'Bobby Jones on Golf'
by Bobby Jones (Broadway Books, 1966, $18.95)
「スウィングのトップから右手を使って打ちに行くことは、他の過ちよりも多くのショットを台無しにする。ダウンスウィングの正しいリズムを逸脱したり、時期尚早にコックをほどいてしまうことによって、チーピンだのシャンクだのありとあらゆるミスが出現する。トップで右手が主導権を握ると、ターゲット・ラインの内側(インサイド)からボールに接近する途は絶たれてしまうのだが、ハードに打とうと力むゴルファーは誰もがこの病気に罹(かか)ってしまう。
この病気を予防するには二つの心構えが必要だ。1) バックスウィングの間じゅう、右腕を可能な限り完全にリラックスさせておくこと、2) どんなにハードに打つつもりでも、ダウンスウィングを中庸の速度で行うこと。以上、この処方には何ら複雑なことは含まれていないのだが、どんなゴルファーにとっても注目すべき効果があることは実証されると確信している。
右腕をリラックスさせることは、バックスウィングでボールからクラブを急激に持ち上げることを防ぎ、それがスウィングのアップライトなプレーンになることをも防いでくれる。【註:Bobby Jonesは1プレーンのゴルファーだったため、2プレーンになることを忌避したわけです】それはまた、身体の左サイドにクラブをスクウェアに保ちながらクラブを後方に上げる役目も負わせる。同じように重要なのだが、右腕がリラックスしていると右肘は身体の側面から持ち上がらない。【註:Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)は右肘を身体から離して盛大に持ち上げていましたが…】右肘は上体が自然に身体から離すまで(緊張することなく)折られたまま留まっている。
かように、正しい打撃位置に到達するまで右腕をリラックスさせていることは重要なのだ。それはクラブを持ち上げるのではなく「振る」のであるということを確実にし、腰をフル・ターンで巻き上げることを助け、インサイドからダウンスウィングするのを可能にするトップへと後退させる。リラックスした右腕は、左手によるスウィングのコントロールを許す(当然そうあるべきだ)。
常に心しておくべきことは、ダウンスウィングの開始はのったりと始めるのが不可欠であり、これがスウィングの重要な局面でスウィングの歯車を噛み合わせる手段なのだ。普通、トップに達しダウンスウィングの準備が整うと、全力でボールをぶっ叩こうという気になるものだが、この時点であまりにも早期に右手を使おうとすることは様々なトラブルの原因となってしまう。ゴルファーがコックをほどくことなく単に右肘を身体の側面に落下させようとだけ考え、しかもそれをのったりした速度で行えば、正しくダウンスウィングが開始され、効果的に加速されたインパクトが迎えられる。これがターゲットラインに沿った、あるいはインサイド・アウトのスウィングを可能にするものだ」
上のBobby Jonesの一章を読んで、一つのアイデアを得ました。
私はパッティング・ストロークの手法として、《バックストロークのトップに達したら、直ちに打とうとせず、重力がパターヘッドをボール方向に戻す動きを感じ取り、重力と二人三脚でストロークする》という考え方を思いついたことがあります。
人間がパターヘッドを操縦しようとするより、大自然(重力)に任せる方がヘッドがスクウェアになりターゲットに真っ直ぐ転がってくれるだろうという狙いからでした。
スウィングでも同じではないか?トップに達しても打ち気に逸らず、腰をターゲットに向かって突き出す。それを切っ掛けに左踵を地面に戻し、重力がクラブを引き下ろす戻りのタイミングを待つ。これだと右腕は強張らない。同時にグリップ・エンドを引き下ろす。ヘッドではなく、グリップ・エンドを引き下ろせばコックの角度は保たれたままになる筈。これがBobby Jonesの教えを実現する方法のように思えました。
(July 20, 2026)
●バックスウィングとダウンスウィングの速度を変えるな
’The Golf Instruction Manual'
by Steve Newell (Dorling Kindersley Book, 2001, $25.00)
「Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)はこの上ないゴルファーだった。アマチュアでありながら1920~1930年代にかけて世界のゴルフ界に君臨し、30歳になる前に七つのメイジャーに優勝したのだ。彼はまたゴルフ・インストラクションの第一人者でもあり、当時のプレイのあり方に影響を与えた。
彼の好んだ助言の一つは、今日の多くの偉大なゴルファーたちにも依然として適切であるとして採用されている。それは、ダウンスウィングを始める速度はバックスウィングと同じ速度であるべきだ、というものだ。これはダウンスウィングを急速に行おうという衝動を予防してくれる。そういう衝動はゴルフ・ショットを台無しにするもので、急ぎさえしなければ手・腕・クラブ・身体が協働作業をする充分な時間を得られる。
これはシンプルな想念だが、とても衝撃的なものだ。これはBobby Jonesが指導者として天才であった証(あかし)である」
(July 20, 2026)
●初心者への回帰
齢をとると子どもに返ると云われますが、齢をとるとゴルフは初心者に戻ってしまうようです。
最近ラウンド数が減っていることもあり、初心者的ミスが目立つようになりました。反省のためにそれらをメモしておいて、次のラウンドへの自戒としようと思います。
・ボールから目を離すな
これは初心者的ミスの最たるものです。時々ボールから目を離してしまい、大幅に距離を損したり、最悪シャンク出したりしてしまいます。
これはクラブに期待出来る最長の飛距離を求めようとする場合に起こります。目一杯の力で打とうとするので、野球のバッティングのように腕の力に頼ってしまう。野球なら飛んで来るボールから目を離すことは出来ませんが、ゴルフボールは地面に座っているので、つい目を離してしまうのです。これは諸悪の根源です。
・チップはカッチリと打て
10メートル、15メートルのチップはボールを掃くように打ってしまいがちなのですが、これだと大幅にショートしてしまいます。カツンと打たないとクラブのロフト通りにボールが上がらず、弱々しく転がるだけに終わってしまいます。ピン傍に寄せるには、どうあってもやや下降気味に打ってボールを上げる必要があります。
私は早朝にラウンドすることが多いので、花道やグリーンエッジはまだ朝露で湿っています。そこをパターで転がす時、「濡れているから強く打たないと食われてショートするぞ」と分かっているのですが、つい目で見た距離感で打ってしまい易い。距離によって、乾いている時の二倍~三倍ぐらいの強さでストロークしないといけないのに。
・強さを変えず、振り子のようにパットせよ
私のパッティング・メソッドは振り子式なのですが、パターの軌道だけは振り子ではあるものの、ストロークの途中で発作的に強さを変えてしまうことが時たま起こります。振り子の速度は一定でなければならないのに、急に早くしたり遅くしたりしてしまうわけです。
早くするとオーヴァーし、遅くすると大幅にショートし、いずれの場合も3パットの危険に直面してしまいます。あくまでも振り子になり切って、一定の速度でストロークしなければいけません。
次のラウンド、上の自戒のそれぞれを一回ずつミスしてしまったものの、長いパットが入ったり、チップインもあったりで、やはりメモしておいた効果はありました。
ドライヴァーでてんぷらがいくつか出ましたが、これはフラット目の”Uの字”のスウィングをしたら無くなりました。
(July 20, 2026)
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