July 10, 2026
●二つのプレーン・上級篇 Part 3【2プレーン篇】
'Plane Truth for Golfers: Master Class'
by Jim Hardy with John Andrisani (McGraw-Hill, 2008, $18.95)
以下は上掲書の"Fact versus feel"(事実 対 フィーリング)という解説の要点を抜き出したものです。ここに触れられていないことは、当サイトの「二つのプレーン」(tips_90.html#planess_1)を参照して下さい。
▶2プレーン・スウィング(写真の右側)
・スタンス
基本的に狭め。両踵の内側は両肩の幅よりも狭くする(2プレーンのスウィングは両腕主体である)。ピッチングウェッジのフル・スウィングでも両踵の内側は10インチ(約25センチ)を超えない。
・ポスチャー
ほとんど屈まない。前傾角度は10~20°で、それ以上屈んではならない。
両手はズボンのファスナーの左側で構え、ややクラブヘッドに先行する(ターゲット側に位置する)。
右肩を左より下げる。
正面から見た場合、逆Kのアドレスになる【左の写真】。左腕とクラブシャフトは一線に揃う。
上の諸点を実行すると、体重は自然にやや左足にかかる。踵よりも爪先に多く体重をかける。
左爪先は開かず、スクウェアなまま。
体重は、やや右足にかける。【2プレーン・スウィングは腕の上下運動主体なので、右足体重はスウィングに望ましい幅をもたらす】
・ボール位置
1プレーンと同じく左踵かその内側の前方。ボールと身体との距離は狭め。
以上の諸点を実行すると、頭が30センチも後方になるような気がするだろうが、実際には5~7.5センチぐらい後方でしかない。また、右肩が低いのでバックスウィングで地面を引きずるような感覚や、バランスを失うような恐れを抱くかも知れないが、実際にはそれほどシヴィアな変化ではない、鏡を見るか、友人に見て貰うとよい。
・グリップ
ウィーク・グリップがベター。
・スウィング
【バックスウィング】
腰を可能な限りフル回転させる(腰の回転を制限してはならない)。左肩を90°廻す。肩と腰は同じプレーン(角度)で回転する。
バックスウィングで体重は右足に多くかかり、上体はさらにボール後方となる。
頭がやや後方に動いても構わない(ただし、5センチ以上動かさないこと)。
背骨は低くしないこと。
バックスウィングのトップで左踵が右に傾くか、地面から浮くかするかも知れないが、問題ない。
2プレーンのスウィングは、遊園地の観覧車のように縦に回転する。
2プレーンのスウィングのイメージは、身体を回転させながら両腕で空手チョップを振り下ろすというものだ。
【ダウンスウィング】
ダウンの最初の動きは、左腰の左(ターゲット方向)への水平移動である。その数瞬後に腰は反時計の動きを開始し、それに連れて肩も左に回転する。
インパクトにかけて背骨の角度は不変(後方に傾斜したまま)か、やや上がるか、ターゲットと逆方向に動く(頭を動かさないせいである)。
頭は後方に留めたまま、腰をターゲット方向に突進させる。しかし、この”Stay behind the ball"”(頭をボール後方に留めろ)の姿勢はやり過ぎると背中を痛める恐れがあるので注意。
以上の調整でフックが出るようなら、「おめでとう!」2プレーンの完成間近ということだ。そのミスは次のどちらかで直る。1) 肩の回転を早めにする、2) ダウンスウィングで右手親指の圧を増す」【完】
【おことわり】Jim Hardy当人による二つのプレーンの比較画像はhttps://mblogthumb-phinf.pstatic.net/に、Geoff Ogilvy.(ジェフ・オグルビィ)による連続写真はhttps://www.danielrgray.com/にリンクして掲載させて頂いています。
(July 10, 2026)
●Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)のゴルフ練習について
1930年に過去現在を通じて唯一人年間グランドスラムを達成した名人Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ、1902~1971)の警告。
''Bobby Jones on Golf'
by Bobby Jones (Broadway Books, 1966, $18.95)
「私は正しいゴルフ・スウィングを学ぼうとする人を止めるつもりはないのだが、練習しないよりもする方が害がある場合もあるのだ。
何時間も練習場のティーから、次から次へとボールを打つのは忍耐力のテストのようなものだが、同時に時間の無駄でもある。運動であるのは間違いないが、鍬で畑を耕すことも運動であると呼ぶのに類している。そこには喜びもないし、そんな労働をすると、くたびれ果てた心身と豆の出来た両手をぶら下げて帰宅するのがオチだ。
練習は興味深く面白いものでなくてはならない。同じ場所から同じショットを何度も何度も繰り返すなんて単調以外の何ものでもない。
私はかつて練習したことがなかった。なぜなら、私がやっていることに集中し続けられる場所がなかったからだ。最初の六個ぐらいのボールは慎重かつ思慮深く打てるものの、その後は次から次へという感じでボールを打ち、汗をかき、うんざりしてしまう。
報われる練習の鍵となるものは、何のための練習か一定の想念を持ち続けることだ。例えばアイアンに問題点があるとかスウィングのどこかを修正したいなどがないなら、練習場に出かけるべきではない。そして、もし問題点や修正ポイントが解決したなら、すぐ練習をやめるべきだ。でないと、すぐまた問題点や欠点が見つかったりするからだ。ほかに何もすることがないという理由で練習するのは最悪のことだ。
私にとってドライヴァーの練習はとても難しい。なぜなら、実際のラウンドと同じようにしたくても狙うべきターゲットが無いからだ。平らなティー・グラウンドから平凡なフェアウェイに向かって打つなんて面白くもなんともないし、疲れるだけである。私はこのような練習に時間を費やすことはほとんどない。もし簡単に解決出来ない問題点を見つけたら、いくつかのショットを混ぜて退屈を紛らす。表現を替えると、1ダースぐらいのボールを打って問題が解決しなければ、ドライヴァーをうっちゃって3番ウッドかアイアンの練習をし、再び頑固な問題に戻って取り組むということだ。
私はある一つの普通のティーや練習場のティーからアイアンの練習をするのは、意味がないというよりもっと悪いと考える。アイアンというものはグリーンを狙って打つべきものであって、だからこそグリーンとターゲットとしての旗がなくてはならない。大勢がプレイしているコース内で一人の男が通常のグリーンに向かってボールを何個も打っていたら、それは厄介者以外の何ものでもないし、グリーンキーパーの敵となってしまうだろう。管理者に練習場の中にターゲットを作ってくれと頼む手はあるのだが。
アイアンの練習では毎回距離と攻撃角度を変えることが望ましい。同じ場所に留まって打つと変わらぬ景色に退屈するのもさることながら、同じショットを機械的に打つことに上達したことを、あたかも自分の技量が上達したと勘違いしたりしかねない。それは真の技量ではないのに。
久しくラウンドしていない時、技に磨きをかけるためという練習もあろう。そのためには全てのクラブと4ないし5個のボール、そしてキャディと共に9ホール廻るのが最良の手段だ。満足出来ないショットをしたら、もう一個のボールを打つ。どこでも好きなところから打てる。この方法なら六回の通常のラウンドよりも多彩なショットが修得出来るだろう。
練習は興味深い方式で行われなくてはならない。確固たる目的を持って練習場へ赴くべきであって、その目的が達せられなければ留まるが、達成されたらすぐさま帰宅し、筋肉と頭を休めるべきだ。問題が解决してなおもスウィングを弄くり廻しても何も得られない」
【おことわり】画像はhttps://bunny-wp-pullzone-cjamrcljf0.b-cdn.net/にリンクして表示させて頂いています。
(July 10, 2026)
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