August 20, 2026
●メンタル・ゲームへの処方箋
Patrick Cohn(パトリック・コーン)博士は、'Going Low'をはじめ何冊もの著書があるスポーツ心理学者。
'Going Low'
by Patrick Cohn, Ph.D. (Contemporary Books, 2001, $22.95)
「Q1: 絶好調のラウンドをしていた時、同伴競技者から『なんでそう好調なの?』と聞かれた。自分でも『なんでだろう?』と思って考え始めた途端、絶好調は消えてしまった。こういう場合、どうしたらいいの?
A1: ラウンドの最後までZone(ゾーン、最高の境地)に留まるのはとても難しいことだ。絶好調だと気づくだけでも、Zoneと縁切りになってしまったりする。好調の理由を分析することは、ゴルフすることから心を遊離させてしまう。
同伴競技者の言葉はあなたのリズムを乱し、Zoneから引き摺り出す策略だったかも知れない。それが意図的か無意識かにかかわらず、それに影響されてはならない。他人の褒め言葉には単に『ありがとう』と云うだけでやり過ごし、ひたすらゴルフすることに専念する。スコアも忘れて、次のショットに集中すべきだ。
Q2: アウトは38で廻れたのに、インで45ということがしょっちゅう。インをいいスコアで廻れる方法ってある?
A2: あなたのように快適領域から抜け出られないゴルファーは多い。
1) 何回かインから廻ってみるといいかも知れない。
2) もし、ゴルフ場が許してくれるならNo.6からラウンドを始めてみる。ラウンドが異なるものに見えて来るだろう。
3) スコアをつけるのは同伴競技者に頼んで、スコアのことは忘れる。こうすれば、インの成績悪化から逃れられる可能性がある。
Q3: 私が好調の時、スロー・プレイでリズムを壊されるとうんざりする。どうしたら好調の勢いを維持出来るか?
A3:
1) ショットとショットの間の時間を調節し、スロー・ラウンドのペースに合わせる。ゆっくり歩く、ヤーデージ計測に時間をかける、次のショットをどう打つかじっくり考える、パットする際あらゆる方向からラインをチェックする等々。
2) ショットとショットの間を有効に使う。同伴競技者と興味深いテーマで雑談をする、本や新聞を持参して読む等々。
スロー・プレイの悪影響を受けるのではなく、適切に対処し、ゴルフを楽しむべきである」
【参考】
・「快適領域からの脱却」(tips_16.html)
・「快適領域をシフトする」(tips_47.html)
・「快適領域への回帰を拒否せよ」(tips_132.html)
・「快適領域を出(いで)よ」(tips_182.html)
【おことわり】画像はhttps://www.adamyounggolf.com/とhttps://andaluciagolf.com/にリンクして表示させて頂いています。
(August 20, 2026)
●バックスウィングの正しい順序
930年に過去現在を通じて唯一人年間グランドスラムを達成した名人Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ、1902~1971)の明察。
'Bobby Jones on Golf'
by Bobby Jones (Broadway Books, 1966, $18.95)
「私は、ターゲットラインからかなり離れて、出来れば身体の周りで、クラブを後退させるのを好む。なぜなら、こういうスウィングは正しく遂行されれば、正確さを損なうことなくかなりのパワーを得ることが出来るからだ。上級ゴルファーとサラリーマン・ゴルファーとの衝撃的とも云える違いは、腰と身体の使い方であり、後者はアップライトの弧で真上にクラブを引き、腰と身体を正しく使おうなどとしない。そういうスウィングは腕だけで行われ、腰と身体という重要なパワー源を無視ししてしまう。
身体の回転の結果である中程度にフラットなスウィングは私の好むもので、これは手と手首による操作ではない。多くのゴルファーが突如として左手首を内側に捻る運動でバックスウィングを始め、脚の周りで鋭く鞭を打つような動きで、急速にクラブフェースをオープンにしてしまう。これは真っ直ぐ引くスウィング同様、腕を身体から遠ざける点で同罪である。
クラブを引く最初の動きは、身体の左サイドが生む力の結果でなければならない。実際の離陸は左足に始まって身体の動きをスタートさせる。手と腕が間もなくそれを追いかけるが、バックスウィングの正しい順序は先ず身体に始まり、腕が続き、最後がクラブヘッドである。スウィングを続けるのは開始するよりも容易だが、上の順序は腰の回転に始まっていることが長所であり、バックスウィングの間に腰は正しい捻転を確実にするため長い道のりを歩む。
ゴルフ・スウィングを完全にクラブヘッドの動きだと考えるのは簡単だが、バックスウィングの開始を両手でクラブヘッドを持ち上げる動きは多かれ少なかれ苦しいものとなる。この動きがどうであれ、重要な回転の動きを否定する結果となる。
クラブとボールの実際の接触時間は瞬間的なものだ。クラブヘッドを出来るだけターゲットラインに沿って後退させ前進させる動きは極めて少なく、必要なことの全ては適切にラインに揃えインパクトの瞬間に正しい方向に動かすことでしかない」
(August 20, 2026)
●刻むのではなく、一定の距離を保て
Ken Venturi's Stroke Savers'
by Ken Venturi with Don Wade (Contenporary Books, 1995, $14.95)
著者Ken Venturi(ケン・ヴェンチュリ、1931~2013)は1964年のU.S.オープンをはじめPGAツァーで14勝、後年はCBS-TVのメインの解説者を長く勤めました。
この本で彼は通常の"lay up"(刻む)ではなく"lay back"(後方に留める)という考え方を勧めます。なぜなら、「刻む」という場合、小川や池などの障害物ギリギリに打つという姿勢になりがちですが、そういう時は「出来るだけ飛ばす」というシャカリキのスウィングではなくイーズィに軽く打つので、通常より飛距離が増し、恐れている小川や池にボールが飛び込んでしまうことになりかねません。だから刻むという姿勢はよくないというわけです。
われわれはまた「出来るだけグリーンの近くへ運ぼう」と欲張りがちですが、こういう戦法はグリーンまで様々な距離を残すことになり、その結果ショートアイアンやウェッジの1/2スウィングや1/4スウィングを余儀なくされたりします。
ケン・ヴェンチュリは「アマチュアは一般的に1/2スウィングや1/4スウィングが不得意なのだから、フル・スウィングの距離を残すべきである」と主張します。例えば9番アイアンやピッチング・ウェッジのフル・スウィングです。われわれは1/2スウィングや1/4スウィングの練習をあまりしていませんが、フル・スウィングの練習はしょっちゅうしています。だから、その距離が残るように"lay back"(後方に留める)すれば不安なくピンを狙えるというわけです。
わざと9番アイアンのフル・スウィングの距離を残すというのは、出来るだけグリーン近くへ寄せるよりも勇気が要ります。「なんだ。あれだけしか寄せられないのか」と同伴競技者に思われると癪なので…。傍目にはこちらが意図的に距離を残したとは思えないでしょうからね。しかし、次のフル・スウィングで目が覚めるようなピン傍へのショットを放てばいいのです。「終わりよければ全てよし」です。
【おことわり】画像はhttps://lh3.googleusercontent.com/とhttps://encrypted-tbn0.gstatic.com/にリンクして表示させて頂いています。
(August 20, 2026)
●私の自宅トレーニング
1) ダンベルを水平に突き出しながらスクワット
a) スクワット:脚を鍛えるため
b) ダンベルを水平に突き出す:腕の筋肉を鍛えるため
これは肘を伸ばす時に使う上腕三頭筋を鍛えるもので、単にダンベルを上げ下げするよりもタフな運動です。1セット20回。
これを一日おきに実施しています。中日は筋肉を休め、細胞を増殖させる日です。まだ始めたばかりなので飛距離は伸びていません。
2) 背中に水平に当てたクラブを両腕で抱えて、左右に捻転する
a) バックスウィングではターゲットに完全に背中を向ける。スウェイしないように、後ろの壁に黒いビニールテープを貼って、頭でそれを隠し続ける。
b) ダウンスウィングでは、右肩をターゲットに向ける。(これは私には難しいのですが、努力する)
1セット50回。
この運動で背中をターゲットに向けるようになって、ショットの正確度が増しました。これまでの私のスウィングがいかに中途半端なものであったかが露呈されたわけです(お恥ずかしや)。
【おことわり】最初の画像はhttps://www.trainerize.me/にリンクして表示させて頂いています。
(August 20, 2026)
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