August 10, 2026

スタンスの角度が、ドローかフェードを決める

 

1930年に過去現在を通じて唯一人年間グランドスラムを達成した名人Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ、1902~1971)の卓見。

[stance]

'Bobby Jones on Golf'
by Bobby Jones (Broadway Books, 1966, $18.95)

「両足の位置次第で何が変わるかを知っておくことはいいことだ。多くの場合、フックやスライスの傾向はスタンスの僅かな調整で修正可能である。もしゴルファーがかなり進歩したら、ポスチャーを変えることによって自由にドローやフェードを打てるようになる。

クローズド・スタンスはフック・スタンスとも呼ばれており、オープン・スタンスはフェードやスライスを生む。理由は明白である。クローズド・スタンスを考えてみると、ゴルファーは右足をターゲット・ラインから1インチ(約2.5センチ)遠ざける。これは二つのことを達成する:1) 自由な捻転で円を描くようなフラットなスウィングの促進、2) インパクト・エリアで左サイドのかなりの抵抗のお膳立て。この方法でのアドレスは、ボールをインサイド・アウトに打つことを助長するので、ゴルファーがこの操作を過剰に実行すると、彼はボールをクラブフェースの上で捉えるように感じ、左方向へとスウィングする。

逆にオープン・スタンスはパワーのための位置ではなく、どちらかと云えばコントロールするためである。右足は前に出されるので、ゴルファーにとってはボールの真上に立っているように感じられ、バックスウィングで腰と肩の捻転がやや困難になる。この位置ではフラットなスウィングは出来ないので、アップライトなスウィングをするしかなくなる。このオープン・スタンスはフックよりはスライスを生みがちになり、アイアン・ショットでは多くの場合やや左から右へのショットとなる。このオープンな位置では、ゴルファーはターゲットに向かって立つ。アドレス時点でさえ彼の左腰は両手が動く軌道よりも後方に動き、同時に右サイドが前に出ているので円を描き掃くようなスウィングを出来なくする。これら二つの要素がボールをカット打ちさせることになる」

【おことわり】画像はhttps://golfdigest.sports.sndimg.com/にリンクして表示させて頂いています。

(August 10, 2026)

Byron Nelson(バイロン・ネルスン)の一般ゴルファーへの忠告

 

[Byron]

“モダン・ゴルフの祖”Byron Nelson(バイロン・ネルスン、1912~2006)は、1945年にPGAツァー11連勝、年間計18勝を挙げるというとてつもない記録を樹立した後、「念願だった牧場購入資金が貯まったから」…と突如競技生活から引退し、世界を驚かせました。以下はある雑誌記事で紹介された彼の言葉。

’Nelson at His Peak'
by Arthur Mann (Collier's, 1945)

「Byron Nelson(バイロン・ネルスン)は云う、『一般ゴルファーが自己分析を行う時、目一杯謙虚であれば、彼はスコアを減らすだけでなく、多分長生きも出来るはずだ。普通ゴルフ気狂いは内向的性格であり、鏡に向かっている女性のように絶えず研究熱心なのだが、明確な自分の限界を認識しようとしない。彼は怒り狂う人や、ゲームが心理学的石臼のように人を押しつぶす様(さま)を目にしている。また、医師たちの多くは、ゴルフがリラックス出来るスポーツどころか全く逆であることに気づいている。それはゴルフが悪いのではなく、一般ゴルファーが自分の限界よりも上手くなれると思ってしまうからにほかならない。

基礎が出来ていれば(そんなことはザラにはないのだが)、癖と自尊心が初心者を強固にする。彼はクラブ・セットを自分で購入するか贈り物として受け取る。そのクラブたるや彼の体格にとっては重過ぎたり軽過ぎたりする。彼はよく知りもしないコースに行って、距離もレイアウトも知らないで、ミス・ショットを連発する。ついにゴルフの難しさが身にしみて分かった時、彼はやっとレッスン・プロの指導を受ける決意をする。レッスン・プロはゴルファーの欠点がもはや習慣となっていて修正不可能なので、ゴルフ道具は全部燃やすべきだと云いたくなる。しかし、プロとしてそうも云えないので、彼は出来る限り誠実に対処する。彼は踵を上げることや手首をコックすること、足の動き、体重移動などを助言する。それらは疑いもなくいい示唆なのだが、天井全体が雨漏りしているのに二、三枚の屋根葺き板をあてがうのに似ている。その屋根は、本当は全体を作り変えねばならないのに。

上手いゴルファーも下手っぴも、プロ・ゴルファーのように現実を直視すべきだ。正直に忍耐強く練習し、自分の欠点を無視せず、自分の身体で出来ることを探し出し、それによって可能な自分のゴルフを作り上げる。もし、ゴルファーのベスト・ドライヴが225ヤードであるなら、300ヤード飛ばそうなどと考えないことだ。だが、大方のゴルファーはパー5で 300ヤード飛ばし、2オンさせてイーグルを得て、それを勤め先で一週間自慢しようとする。結局のところ、そんな分不相応な望みによってボールは森の中へ消えてしまい、スコアは8となって無惨な午後を過ごすことになるのだが…』

こう語るByron Nelson(バイロン・ネルスン)は生まれついてのゴルファーではない。彼はテキサス州のあるゴルフ場の元キャディで、15年も自分の欠点を直すべく汗水垂らして大変な苦労をしたのである」

【参考】
・「モダン・ゴルフを生んだ妻」(tips-168.html)
・「Byron Nelson(バイロン・ネルスン)の 現実的ゴルファーであれ」(tips_172.html)
・「Byron Nelson(バイロン・ネルスン)の勝利の秘訣」(tips_186.html)

(August 10, 2026)

飛距離増への苦闘

 

Youtubeを調べると掃いて捨てるほど「飛距離が〇〇ヤード伸びる!」なんてヴィデオが溢れt返っています(日本語版も英語版もどちらも)。英語版では20分ぐらい自分の宣伝を喋るだけで、肝心の飛ばす方法については触れないなんてのまである始末(早送りしたので話は聞いてませんが)。

ドラコンプロと称する松原美侑プロの「私が飛ぶようになった練習法教えます」(https://www.youtube.com/watch?v=KBjPRNS4KYw)というヴィデオは参考になりました。彼女は平均飛距離240~250ヤード、最長は310ヤードだそうです。

・アドレス時から力んでいると肩が上がる。その肩をストンと落としてアドレスすること。
・ダウンスウィングで手が腰の高さになるまでは、力を入れるべきではない。
・ダウンスウィングで手が腰の高さを越えてからフィニッシュまで力を入れる。
・シニアはしっかり体重移動すること。
・最初はドライヴァーで100~120ヤード飛ばすつもりの練習をする。
・ボールのロゴを右横にして、そのロゴを打つ意識を持てば突っ込む(スライドする)スウィングを回避出来る。
・グリップエンドをお臍につけて振る練習をすればクラブと身体が同期する感覚が掴める。
インパクトから先(フィニッシュまで)で最高速になるスウィングをせよ。
・クラブのしなりを使うため両手の親指と人差し指に力を入れずに(小指・薬指・中指だけで)グリップする。

 

このヴィデオで学んだ最大のポイントは、「多くの人がインパクトをゴールにしてスウィングする。それだと肝心のインパクトでパワーが落ちてしまう。そうではなく、インパクトを過ぎたフォロースルーの時点でクラブヘッドが最速になるようにスウィングすべきだ」という部分でした。恥ずかしながら、私もインパクトをゴールにしていたクチでした。

大きなフィニッシュを作るべく、クラブを背中に回し両肘で抱えてバックスウィング⇄フォローと左右に捻転する運動を始めました。よく「バックスウィングのトップでは背中をターゲットに向けよ」と云われるのですが、呆れたことに私の背中はターゲットを向いていませんでした。身体が固いので背中をターゲットに向けられないのです。それを左踵を上げて何とか廻す。そして、胸をターゲットに向けたフィニッシュ。これも私がやっていないことでした【これまで私のゴールはフォローではなくインパクトだったので当然】。

まだまだ苦闘は続きます。

(August 10, 2026)


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