April 20, 2026

インパクト・ゾーンで腕を伸ばせ

 

'100 Classic Golf Tips'
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2007, $24.95)

「ダウンスウィングで最大限のパワーを生むには、インパクトからフィニッシュまでの全過程でターゲットに向けて右サイドの全てのパワーを解放しなければならない。

それは拳闘選手がパンチを放つのに酷似している。ボクサーが一撃を与える時、彼は力強く前方に体重をかけ、右手を伸ばして肩を相手に向ける。

ゴルフ・スウィングも同様にノックアウト・パンチでフィニッシュすべきだ。右サイドのパワーを解き放ちながらボールを打て。ショットの全過程で身体を回転させ、右肩がフォロースルーでターゲットを指すようにせよ

[icon3]

[Moe]

ゴルフの極意はボールの真ん中をクラブのスウィート・スポットで打つことだと思います。左手・左腕を伸ばしてアドレスしたのなら、インパクトも伸ばした左手・左腕でボールを打たなくてはいけません。腕を縮めたらクラブフェースのスウィート・スポットではなくヒールで打つことになり、飛距離を損してしまいます。

カナダの異才Moe Norman(モゥ・ノーマン)は、バックスウィングでは右肘を曲げますが、左手・左腕はアドレスからインパクトまで伸ばし続けてスウィングします。彼の打球は”パイプライン”と呼ばれたほど真っ直ぐ飛びました。驚くべきことに、何発打ってもティーは地面に刺さったままです。非常に正確にボールを打っている証拠です。

(April 20, 2026)

アイアンでは低く真っ直ぐなテイクアウェイ

 

LPGAツァーで55勝し、その他のトーナメントを含めて計58勝しゴルフ名誉の殿堂入りしているBetsy Rawls(ベッツィ・ロウルズ、1928~2023)のtip。

[Betsy]

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「アイアンでは手首を曲げず(コックせず)、低く真っ直ぐ伸ばしてテイクアウェイすべし。

ウッドでそうであるように、腰と肩(腕と手を含む)全部一緒にバックスウィングを始め、手首は折らず、クラブヘッドはボールから真直ぐ、しかも地面すれすれに遠ざかる。

特にアイアンでよくありがちな傾向だが、クラブヘッドを手首の動きで持ち上げるのはよくないことだ」

[icon]

低い軌道でテイクアウェイしたら、ダウンスウィングも低く掃くような軌道になるのが自然です(鏡像効果)。「アイアンはダウンブローでディヴォットを取る」と云われますが、地面すれすれに低くテイクアウェイしておいて、いきなり下降軌道のダウンスウィングをするのは不自然です。

ボール位置をスタンス後方にすれば、掃くようなスウィングでも下降軌道でボールを打つことが出来ます。ボールをスタンス前方に置けばやや打ち上げる軌道になります。スウィングは変えずにボール位置で打ち方を変えられるわけです。

そのためには、数回の素振りでどこで地面を打つかチェックしないといけません。三度素振りして、二度地面を打った地点がスタンス中央より後ろであれば、そこをボール位置にする。さらに後方をボール位置にすればダウンブローに打てるし、その前方であれば打ち上げ気味になります。

最近のある日、No.1(320ヤード)でのティー・ショットが飛ばなかったので3番ウッドで二打目を打ったのですが、素晴らしい軌道で飛んでオンしてしまい、呆れてしまいました。このホール、2オンなんて滅多にない難ホールなのです。この時のボール位置は素振りで地面を打った地点にしました。3番ウッドのロフト通りの軌道で飛んだようです。

(April 20, 2026)

Masters以前・以後のトーナメントを見ての疑問の数々

 

・なぜプロたちはパットの前に必ずパター・フェースを手で拭うのか?

調べるといくつかの理由がヒットしました。

1.(当然ですが)夾雑物を取り除く。

朝早くのラウンドだと素振りでフェース表面に朝露がつく可能性があるし、刈ったばかりの芝の小片がくっつく恐れもある。砂利がフェースにくっついているかも知れない。これらはサイズは小さくてもボールの方向を狂わせるに充分な要素となり得る。

2. メンタル・ルーティーン

グリーンの読みを完了し、素振りでストロークの幅も予習した。「全てオーケー!」となって最後の仕上げにパター・フェースを手で拭う。この一連の動作が心を落ち着かせてくれる。

3. おまじない

プロの中には、この動作をパットの成功につながる呼び水と考える者もいる。

 

[icon2]

掲載ヴィデオのプロは、一回のパットで四度もパター・フェースを手で拭っています。素振りなんか一回もしていないというのに…。

・なぜ最近のプロの多くは髭を伸ばしているのか?

ある英語のゴルフ・サイトでは「個性を出すため」と説明していますが、こう誰も彼も髭を生やしていると個性的とは云えません。

[beard]

それに鏡を見てほしいものです。中には髭の似合うプロもいないではないが、全然似合わないプロもいます。ゴルファーというより山賊としか見えない男もいます。写真左は鍾馗で「疫病を防ぐ鬼神」です。ゴルフには力や運動能力だけでなく頭脳と知性も必要ですが、こういう連中は到底知的には見えません。

年配のプロには髭が似合う場合もありますが、年若いプロの顎髭は滑稽でしかない場合もあります。若い東洋人でちょび髭を生やしている奴など、阿呆らしく見えます。

「毎朝髭を剃らなくていいから」という説明もありますが、しかし、そういう彼らも(長髪でない限り)トーナメント開催前に必ず床屋へ行って襟足を刈っています。TVに映る場合に襟足がボサボサだと感じが悪いからでしょう。床屋へ行く時間があるなら髭を剃る時間もある筈じゃありませんか。

私が呆れたこと。アメリカ人の元牧師の知り合いは、普段は目立ちたがらない男だったのにゴルフ・プロの真似をして髭を伸ばし始めたのです。髭を伸ばせばプロ並みの腕前になれるとでもいうように…。

こうも髭が流行ると、逆に髭を伸ばしていないプロが清潔で品よく見えるから不思議です^^。

・なぜ最近のプロたちは股引きのように細いズボンを履くのか?

[beard]

これは「伸縮自在の材質によってスリムでも型崩れしないズボンが出来るようになった」、「スポーツマンとして一般ゴルファーのズボンとは異なるものを身につけたいから」などと云われていますが、18ホールのラウンドだとやはり膝は抜けるし、「スポーツマンが細いズボンを履く理由って何?」と思わされます。

私に云わせれば、PGAプロはほとんど江戸時代の大工か左官屋です。彼らもぴっちりした股引きを身に着けていましたが、大工も左官屋もスポーツマンではありません。

・なぜアマチュアがTitleistやPINGなどロゴのついた帽子をかぶっていいのか?

アマチュア規定に違反しないのかと心配しました。Google検索するとAIによる回答では「メーカーからお金を貰っていればアマチュア規定違反に該当するが、金銭の授受がなければ個人の好みでかぶっているだけなので、問題にならない」そうです。

しかし、プロがかぶれば宣伝になるわけですから、アマチュアがかぶっても宣伝は宣伝ですよね。アマチュアはロゴなしの帽子か、トーナメントのロゴ(Mastersなど)がついた帽子をかぶるべきだと思います。

現在はアマチュア(大方は大学生)でも卒業後はプロになりたい筈なので、「プロになったら契約に来て!」とTitleistやPINGなどのメーカーにラヴ・レターを送っているということでしょうか?

(April 20, 2026)


[Anim

 Copyright © 1998−2026   Eiji Takano    高野英二
[Mail]
 Address: Eiji Takano, 421 Willow Ridge Drive #26, Meridian, MS 39301, U.S.A.