April 10, 2026

右足体重でストローク

 

世間の常識と異なるストレート・ストロークの裏技を発見しました。

例によって、床にスチール・シャフトのクラブを寝せて「完璧なストロークの探究」(tips_193.html)による練習をしていました。フォローまでパターヘッドをスクウェアに維持出来るのはほぼ70%ぐらいでした。100%は高望みとしても、90%近くでなくては満足出来ません。

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そこで気がついたのですが、地面と平行にストロークしようとしても、こちらの腕・手の長さが伸びることはないので、否応なくパターヘッドは緩く弧を描いてインサイド→インパクト→インサイドの軌道になってしまいます。これではストレート・ストロークとは云えません。最後の「インサイド」への向きを回避するには、インパクトの後、パターを上方に挙げるしかないと思われました。

しかし、意図的にパターヘッドを上げようとするのは問題があります。上昇軌道を始める位置によって、ボールとの接触場所と面積が異なり、微妙にボールへの強さが変化してしまいます(トップする危険もある)。

色々試しているうちに、右足体重にすると労せずしてパターヘッドをスクウェアなまま保つことが出来ることに気づきました。ツァー・プロの多くはボールとの正確なコンタクトを求めて左足体重にする人が多い。【註】しかし、私が左足体重にすると、インパクト以後パターフェースが左を向き易いのに、右足体重にするとそうはならないことを発見したのです。

【註】ショート・ゲーム専門インストラクターDave Pelz(デイヴ・ペルツ)は「世界のパット名人の多く(55~60%)はターゲット側の足【右利きなら左足】に体重をかけている」と述べていますし、パッティング専門インストラクターDr. Craig L. Farnsworth(クレイグ・L・ファーンズワース博士)も「スウェイを防ぐためにも、腰をターゲット側に突き出して左足体重にするのが望ましい」と書いています。TVのトーナメント中継を見ていても、両足均等か左足体重のプロが圧倒的に多い。

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私の場合、「右足体重」でストロークすると、それまで70%が限界だったパターフェースのスクウェア率が80%近くに跳ね上がりました。常識破りのパッティング・スタイルですが、私には合っているようです。ボールの真ん中をパターヘッドの真ん中で打つには、体重が前傾しても駄目、後傾しても駄目です。私は安定した土台を得るため、これまでもどちらかというと踵体重で左右平均に立っていました。今回の発見により、右足は拇指球(左図)に体重を掛けるように変更しました。

室内での練習だけで即断は出来ませんので、実際のグリーンで試してみました。先ずカップの四方2メートルの距離に一個ずつボールを置いてパット。全部難なく入ってしまったので驚きました。長い距離は読みとストローク法が正しくても、地面の凸凹に左右されるので何とも云えませんが、以前よりかなり正確に打てるという印象でした。後は本番でどういう結果が出るか待つしかありません。

ところで「完璧なストロークの探究」の練習法ですが、色んなグリップやポスチャーを試す初期の段階では、パターフェースの向きの正確さを知る意味で往復運動を間断なくリピートしますが、それが本番で役に立つかどうかを知るには、一回毎にアドレスを仕切り直しして、ポスチャーと体重を再構築し、真剣に試す必要があります。本番のパットは往復運動ではないので、そういう練習では見られなかった欠陥が露呈するかも知れません。

さらに、室内であっても2メートルとか5メートルとか、自分がどれだけの距離のパットをするつもりなのか、目標を定めて素振りの段階から始めるとベターです。そして、本番さながらに一発勝負としてストロークします(無いのはボールだけ)。以上の全てを漏れなく遂行しておけば、本番でもスムーズにいいストロークが出来る筈です。

その後ずっと、《右足体重ストローク》を試しています。凄く長いパットが入ったり、中距離のパットをカップのど真ん中へぶち込むという快挙がいくつも訪れていますが、パット総数は31、29、28、29…という感じで全然自慢出来ません。私は過去にパット総数25をいくつも達成していますので、28という数字ではこの裏技が本当に効果的かどうか判然としないのです。諦めずもうしばらく続けてみようと思っています。

(April 10, 2026)

右に左に簡単にボールを打ち分ける方法

 

LPGAツァーほかで計30勝しゴルフ名誉の殿堂入りを果たしたLorena Ochoa(ロレーナ・オチョア)のtip。

[Lorena]

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「・フェード

フェードを打つ際、アドレスで私は二つの調整をするだけで、通常のスウィングをする。

先ず第一に、ボールをスタートさせたいと思うターゲットの左を狙う。第二に、ボールを着地させたいところを指すようにクラブフェースをオープンに構える。

・ドロー

これは上のフェードと反対の調整をする。

先ず、ボールをスタートさせたい右方向に身体の向きを揃える。次に、ボールを着地させたいところを指すようにクラブフェースをクローズにする。

どちらの場合もグリップやスウィングを変えたりしないし、ハードに打ったりイーズィにスウィングしたりもしない。私は上のような調整をするだけで、通常のスィングによって異なるボール軌道を生むことを確信している」

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普通は、フェードを打つ時は両手を高く構え、アウトサイド・インのスウィングをする…などと細かい調整が説かれるのですが(ドローは逆)、ロレーナ・オチョアの場合は身体の向きとフェースをオープンにするだけというシンプルなスタイルです。これは覚えやすく、いろいろ考える必要がないので助かります。

(April 10, 2026)

チッピングのボール軌道をコントロールする

 

これまでも私のチッピングは「ピッチングとチッピングの距離調節」(tips_195.html)の方法で、方向はともかく距離だけは正確でした。最近、さらに方向性も良くする術(すべ)があることに気づきました。

私のチップ・ショットは、時々何故か高く上がったり、低く転がったり、予測出来ない軌道になることがありました。私の打ち方が一定しておらず、結構いい加減であったということも出来ます。最近のある日、20ヤードぐらいの易しいチップを高く上げてしまい、大幅にショートしました。打ち上げる角度のインパクトになって、ロフトが増し、ボールは高く上がり、その分距離が減ってしまったのです。

私がすべきだったのは、ウェッジを地面で滑らすように動かし、アドレスした時のウェッジのロフトを保つことでした。地面に沿って平行移動させれば、ボール軌道は過度に高くも過度に低くもなりません。想定した範囲の軌道で上がり、想定範囲内のランがある筈です。

そう気づいて以後、私はウェッジを(上げないで)低く滑らす打ち方を追求することにしました。練習してみると、地面と平行にクラブを動かすこの方法は方向性にも優れていることに気づかされて、驚きました。考えると、これはパット名人Dave Stockton(デイヴ・ストックトン)が「【パットで】ボールを打った後、低く動かしたパターをそのままトンと地面に置く」と云っていた理論に通じます。センチ単位の方向性が求められるパットでパターを低く動かすことが重要だとしたら、方向性を追求するチッピングもクラブを低く動かすべきなのです。

 

(April 10, 2026)


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