November 01, 2025

ドライヴァーはUの字でスウィング

 

[Annika]

プロとしてツァー97勝(うちメイジャー10勝)してゴルフ名誉の殿堂入りしているLPGAプロAnnika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム)のtip。

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「ボールはティーの上に乗っているのだから、ドライヴァーのインパクトは掃くような動きであるべきだ。アルファベットのUの文字を視覚化せよ。急角度に上下するVではない。Vはウェッジのスウィングだ。

ドライヴァーも他のクラブと同じスピードでスウィングせよ。私の場合、全力を10とすれば6ないし7のスピードである。

アマチュアはボールをティーアップする時、あまりにも低く、スタンス後方にする傾向がある。そしてそれをヒットダウンする。

ボールがクラブフェースの上に半分出ているようにティーアップし、ボール位置が左脚内側の前方になるようにする。この状態で、ターゲット方向に体重移動しながら両腕を伸ばす」

(November 01, 2025)

[tees] 長いティーを復活させる

 

普段は6.8センチのティーでティー・ショットしてたのですが、やはり距離が出ないと面白くないので8.2センチのティーを使ってみることにしました。

以前、8.2センチのティーを使っていた頃は、短身痩躯の日本人(私)が大柄なアメリカ人と同じような飛距離を出していたのですが、1ラウンドで1~2回の天ぷらを出すのが恥ずかしくなったので6.8センチに戻していたのです。

しかし、バックスウィングで左踵を上げ、ダウンで左踵を下ろすというクラシック・スウィングをする限り、スウェイはしないので天ぷらも出ないだろうと踏みました。

過去の日記を読むと、6.8センチのティーの時はドライヴァー・ヘッドを27センチ後方でアドレス、8.2センチのティーの時はヘッドを28センチ後方でアドレス…となっていました。ティーは1.4センチ高くなるわけですが、ヘッド位置は大して変わらないわけです。

打ちっ放し練習場で打ってみました。快哉を叫ぶほど距離が伸びた様子はありません。試みに長めに30センチ後方でアドレスして打ってみましたが、盛大なプルを多発。スウィング弧の最低点を過ぎたところにボールがあることになり、クラブフェースが左向きになったところでボールを打つから当然です。これで飛距離が伸びるのなら右を狙って打つのですが、距離は大して変わらないようでした。

[flying]

8.2センチのティー使用でラウンドしてみました。「ドライヴァーでは”Uの字”スウィング」と云われるのですが、私が8.2センチのティーを使って打つ場合、”Uの字”よりもっとフラットに、" ‿ "のようなほぼ地面と平行なスウィングをするとより飛ぶことが判りました。ボール軌道がやや低くなるのでランが増えるのです。この秘訣を発見した後、No. 9(230ヤード)パー4の急な上りのグリーン手前50ヤード地点まで飛ばすことが出来ましたし、これまた上りのNo. 16(200)パー4ではグリーン手前30ヤードまで飛ばせました。うしし。

私の場合、真のボールの後方27センチでアドレスし、さらにそこから30~40センチ後方にテイクアウェイし一瞬休止の後バックスウィングを開始する…という「先行捻転」と称する手法を用いていますから、つい”Uの字”スウィングをしがちなのですが、そうではなく意識的に" ‿‿‿‿‿‿‿‿‿ "のようにフラットなスウィングをすべきなのでした。

重要なことを一つ忘れていたのに気づきました。《インパクトで胸を張れ》です。これも飛距離を増す秘訣の一つです。インパクトで胸を張ると、うまくいけばさらに15ヤードは飛距離が伸びます(毎回うまくはいかないとしても)。

「続・長いティーで飛ばす」(tips_74.html)
「間違いなく飛距離増(続・脱力のゴルフ」(tips_211.html)
「仮説・飛距離増の謎の解明」(tips_211.html)

(November 01, 2025)

切り返しで必要な我慢

 

LPGAツァーほかで計30勝しゴルフ名誉の殿堂入りを果たしたLorena Ochoa(ロレーナ・オチョア)のtip。

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「私がコーチから説教されたことの一つは、切り返しでの我慢である。

彼はしばしば、私のバックスウィングの前や、ある時はスウィングのトップで声をかけて来て、私の集中力をテストした。

私が忍耐強い時、私のバックスウィングはトップでとてもスローな休止をした。クラブを振り下ろす慌ただしさはなく、体重をターゲット方向に移して下半身主導のダウンスウィングをする時間の余裕を与えてくれる。

私の切り返しは長い一つの動きに感じられる。それはゆっくりのバックスウィング、早いダウンスウィングとか、早いバックスウィング、急速なダウンスウィングなどといくつかの部分に分けられるものではない。クラブは持ち上げられた時と同じ速度で振り下ろされる」

 

(November 01, 2025)



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