May 01, 2025

●フリンジからのパット

これはTom Watson（トム・ワトスン）のtip。

'100 Classic Golf Tips'
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2007, $24.95)

「草の長いフリンジからパットする時は、しっかり打たなくてはならない。しかし、どれだけしっかり打てばいいのか？これは$64,000に値する質問である。

大方のアマチュアは充分ハードに打たない。必要と考えた筈のパワーさえ篭めない。

ふつうのパッティング・ストロークをしつつ、ボールに向かって加速せよ。ボールが周辺視野から消え去るまで頭を動かしてはならない」

グリーンエッジにボールがある場合、10ヤード以上なら私はウェッジを使います。長い芝の抵抗をコントロール出来ないし、大幅ショートを恐れるからです。

しかし、10ヤード以内だとウェッジで寄せるのも難しいのでパターにするわけですが、どれだけ強く打てばいいのか分からず途方に暮れます。日頃、こういうショットを練習していない罰です。

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ある日、いくつかのホールのグリーンエッジからパットしてみました。ボールが草の上に浅く座っている場合にはさほど強く打たなくてもいいことが分かりました。難物はボールが草の間に沈んでいる場合です。先ずボールをかち上げなければならず、その力加減とカップまで届かせる力加減の計算は非常に難しい。この場合、パターでは無理だと思いました。

（May 01, 2025）

●フライヤー・ライからのショット

LPGAツァーで48勝を挙げ、三つのメイジャーに優勝し、ゴルフ名誉の殿堂入りしているNancy Lopez（ナンスィ・ロペス）のtip。

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「ラフには様々なライがある。最高に用心すべきライの一つは”フライヤー・ライ”である。

ボールはラフに座っていて、その後部に数本の草が伸びている。インパクトで、草がクラブフェースのグルーヴ（溝）とのクリーンなコンタクトを妨げ、その結果、ボールはスピン効果ゼロで飛び出す。ボールはいつもより遠くに飛び、なおかつランも多い。

この場面で最も重要な調整は、通常その距離に必要とするクラブより短いものを選ぶことだ。次に、飛距離とランを許してくれる近めのターゲットを狙う。例えば、あなたがフェアウェイ中央から打ってグリーン中央がターゲットだとすれば、フロント・エッジを狙う。運がよければボールはピン傍に届いてくれるだろう」

（May 01, 2025）

●裸地から打つ際の基本

LPGAツァーほかで41勝（うちメイジャー優勝六回）し、ゴルフ名誉の殿堂入りしたプロBetsy King（ベッツィ・キング、1955～）のtip。

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「裸地からのショットは、ボールを先に打たないと簡単にミス・ヒットとなってしまう。

裸地ではハードに打ってはならない。ハードに打つとバランスを失いがちになるからだ。少し長めのクラブを選べば、ハードに打たなくて済む。

頭を不動にする（下げるのではない）。もし、スウィングの間に頭を上下させると、それはミス・ヒットに繋がってしまう」

（May 01, 2025）

●砂に埋まったバンカー・ショット

LPGAツァーほかで34勝し、ゴルフ名誉の殿堂入りを果たしたAmy Alcott（エイミィ・オルコット、1956～）のtip。

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「時々ボールが砂に埋まってしまうことがある。これは良質のソフトな砂のコースでよくあることだ。

先ず、クラブフェースをクローズにする。その理由は、これは砂を掘るショットであり、砂の中でクラブヘッドを滑らすショットではないからだ。

次に、このショットはクラブヘッドを鋭く下降させながら打ちたいので、ボールがスタンス後方（右足の前方）になるように立つ。

急角度で素早くコックしたバックスウィングをする。ダウンスイングも急角度にボールに向かい、砂に空手チョップの一撃を与えてフォロースルー。

普通のバンカー・ショットはボールの下の砂を薄く切り取るのだが、このショットではボールを上げるために鋭く掘り下げねばならない」

（May 01, 2025）