March 01, 2025
●ダウンスウィングで右肘の動きに注意せよ
Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)による、ダウンスウィングでの右肘の動かし方。
'100 Classic Golf Tips'
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2007, $24.95)
「大方の良いゴルフ・スイングでは、右腕は僅かに曲げられインパクトで右肘が地面を指す(身体の外を指すのではない)。そうでない場合、身体の右サイドがスウィングをハイジャックし、常に悲惨な結果をもたらす。
しかし、インパクト・ゾーンを過ぎたら右腕は真っ直ぐターゲットに向かって伸ばされる。これは、私にとってはボウリングやソフトボールの下手投げの動きにそっくりに思える。それは払うような動きであり、同時に飛んで行くボールを追いかけて右手で掴もうとするような感じでもある」
ニクラスはトップで右肘を身体から離して身体の背後に向かって上げます("flying right elbow"と呼ばれるユニークなもの)。その彼もインパクト・ゾーンにかけては右肘を地面に向けるのだということが分かります。
(March 01, 2025)
Tiger Woods(タイガー・ウッズ)の正しいスウィング・プレーン。
'100 Classic Golf Tips'
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2007, $24.95)
「子供の頃から、私は他の多くのゴルファーと同じようによくないスウィング・プレーンという悩みがあった。
バックスウィングのトップではオン・プレーンなのだが、ダウンスウィングでインサイドなプレーンに落下させていたのだ。これは、インパクト・ゾーンで両手を返してクラブフェースをスクウェアに戻してしのぐことを強制した。もしタイミングが完璧でないと(完璧なんて稀だった)、ボールは右か左のどっちかに飛んで行った。
現在はバックスウィングのトップでクラブを落下させるのではなく、右の前腕を下方にそして身体の右脇へと回転させることに集中している。
これはクラブを身体の前に、そしてクラブシャフトを正しいプレーンに保つ助けとなり、タイミングは大きな問題ではなくなった。ボールをより正確に打ち、距離を効果的にコントロール出来るようになったのだ」
多分、タイガーのクラブの落下の幅が大き過ぎたのでしょう。普通のスウィングでは、トップで先ず右肘を背中の後ろに落下させ、低めのプレーンにすることが推奨されています。この動作が手打ち(アウトサイド・イン)を防ぐ重要な要素です。
【参考】「ダウンの開始で右肘を引き下ろせ」(tips_203.html)
(March 01, 2025)
最近のある日、ワン・ラウンドで二つのバーディを得ることが出来ました。 齢のせいか、近年の自動車事故や昨年の卒中の後遺症か、以前ほどボールが飛ばなくなり、GPSヤーデージ・ファインダーでピンまでの距離は判っても、ではどのクラブを選ぶべきか迷うようになってしまいました。ピンまで近ければ各クラブによるボールの飛行を視覚化して「これでは届かない、これでも届かない。となるとこれか…」と選定可能です。しかし、遠い場合は当てずっぽうでクラブ選択しなくてはなりません。 ・No. 4(134ヤード)パー3 このグリーンは狭く小さい砲台で、滅多に乗せられません。短い距離ですが、つい先頃まで私は21°ハイブリッドで打っていたほどですから、馬鹿に出来ないのです。 内心(最近、飛距離が落ちているから3番ウッドにしよう)と考えました。むかし考えたこのホールの攻め方は、やや大げさにインサイドに引くバックスウィング、ピンに向かって左肩を突き出すダウンスウィングというものでした。その作戦を思い出しながら、ボールが真っ直ぐグリーン中央に向かう様(さま)を視覚化しました。 力まず、ゆっくり(しかし、ビシリと)3番ウッドを振ると、ボールはグリーン中央ではなくピンの右に向かいました。(右でも乗れば御の字)と思っていたら、ボールにドローが掛かってどんどんピンの方向へ向かい、着地してピンの左へ転がりました。チームの面々が褒めそやしてくれましたが、ティー・グラウンドからではピンとボールの距離はよく判りません。(このグリーンの癖はよく知っている。必ずパットを沈めよう!)と決意しました。 みんなでグリーンに向かうと、私のボールは「インサイド・ザ・レザー」の距離で文句なくギミー(OK)でした。パットしないでバーディが得られました。 ・No. 8(262ヤード)パー4 私の二打目は残り130ヤード。以前なら考えもしないで7番アイアンを抜くところですが、私の視覚化では7番だと手前のガード・バンカーに入りそうでした。ピンは奥行きのあるグリーンの奥の方なので6番ではうまく行っても単に乗るだけに思えました。(5番で打つしかないな)と思いながら、ボールがピンに向かう様(さま)を視覚化しつつ素振り。大して期待もせずに打ったのですが、ボールはピンの左下2メートルぐらいにつきました。チームの一人が寄せでチップインさせたので「バーディ?」と聞くと「パーだ。バンカーでチョロったんで」とのこと。そうなると、是が非でも私が頑張らねばなりません。このグリーンの癖も熟知していますから、左から右へのブレイクで、狙いはカップの左横5センチと読みました。転がるボールの軌道を視覚化しつつ素振り。打たれたボールはするするとカップに向かいポトンと落ちました。 (March 01, 2025)
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