June 10, 2025

「二つのプレーン」再訪

 

インストラクターJim Hardy(ジム・ハーディ)の'One plane vs. Two plane'(1プレーン対2プレーン)という本は2005年に出版され、当サイトでも同年に概要を紹介しました。その7年後に出版された本に新しい情報が含まれていたので付け加えようと思います。

[2 planes]

'The Best Driving Instruction Book ever!'
edited by David Denunzio (Time Home Entertainment Inc. 2012, $32.95)

その情報とは二つのプレーンそれぞれに該当するプロたちの名前で、以前より増え、若手が含まれています’。自分がモデルとしている(しようとしている)プロと自分のプレーンの型が一致しているかどうかチェックしてみて下さい。(引退した超有名ではないプロ名は省きました。*印は私がヴィデオや写真を調べて追加した人々です)

・1プレーン【トップで両肩を結ぶ線と左腕が揃っている】

*Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)
Ben Hogan(ベン・ホーガン)
*Moe Norman(モゥ・ノーマン、カナダ)
Sam Snead(サム・スニード)
Ernie Els(アーニィ・エルス、南ア)
*Steve Stricker(スティーヴ・ストリッカー)
*Phil Mickelson(フィル・ミケルスン)
*Zach Johnson(ザック・ジョンスン)
*Sergio Garcia(セルジオ・ガルシア、スペイン)
RickyFowler(リッキィ・ファウラー)
Anthony Kim(アンソニィ・キム)
Rory McElroy(ロリィ・マカロイ、イギリス)
*Matt Kuchar(マット・クゥチャー)
*Bryson DeChambeau(ブライスン・デシャンボー)
*Colin Morikawa(コリン・モリカワ)
*Lydia Ko(リディア・コゥ、ニュージーランド)
*Nelly Korda(ネリィ・コーダ)
*Charley Hull(チャーリィ・ハル、イギリス)
*Lilia Vu(リリア・ヴ)
*渋野日向子

・2プレーン【トップで左腕が両肩を結ぶ線より上になる】

Jack Nicklaus(ジャック・二クラス)
Tom Watson(トム・ワトスン)
Davis Love III(デイヴィス・ラヴ三世)
*Tiger Woods(タイガー・ウッズ)
*Adam Scott(アダム・スコット、オーストラリア)
*Justin Rose(ジャスティン・ローズ、イギリス)
*Dustin Johnson(ダスティン・ジョンスン)
*Jason Day(ジェイスン・デイ、オーストラリア)
*Keegan Bradley(キーガン・ブラッドリィ)
*Jordan Spieth(ジョーダン・スピース)
*Justin Thomas(ジャスティン・トーマス)
*Scotty Scheffler(スコティ・シェフラー)
*松山英樹
*Tommy Fleetwood(トミィ・フリートウッド、イギリス)
*Xander Schauffele(ザンダー・ショフリ)
*Jin Young Ko(ジン・ヤン・コゥ、韓国)
*Brook Henderson(ブルック・ヘンダースン、カナダ)
*Atthaya Thitikul(アタヤ・ティティクル、タイ)
*Maya Stark(マヤ・スターク、スウェーデン)
*古江彩佳
*山下美夢有
*竹田麗央
*西郷真央

【参考】「二つのプレーン」(tips_90.html)

(June 10, 2025)

1プレーンのトップの作り方

 

[1 Plane]

私は体型的にも1プレーンなのですが、さらに完璧に1プレーンのスウィングをするよう努力しています。ショットに非常に正確だったBobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)の方式を真似ているからです。1プレーンのトップは次の手順で確立します。

図1のように伸ばした手でクラブを身体の前で垂直に立てる。

図2のようにクラブを右45°に傾斜させる。

図3のように左肩をボールの位置まで回転させてトップを作る。両手は右肩の高さになっているはずです。

これが1プレーンのバックスウィングのトップです。

【参照】「Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)式トップの作り方【詳説】」(tips_207.html)


(June 10, 2025)

2プレーンのトップの作り方

本来はゴルファーの体型と柔軟性・強靭さなどでプレーンは自然に決まるものです。1プレーンと2プレーンについては「二つのプレーン」(tips_90.html)をお読み下さい。ここでは、インストラクターPeter Kostis(ピーター・コスティス)の2プレーンのトップの作り方を紹介します。

[2 Plane]

'Play Like a Pro'
edited by David Denuzio (Time Home Entertainment, 2013, $29.95)

「Tiger Woods(タイガー・ウッズ)でさえ正しいプレーンを見つけるのに手こずったものだ。彼は2プレーンだが、その正しいトップの作り方は次のようなものだ。

・クラブA(赤色)を右手で持って右肩の上に担ぐ(シャフトが地面と平行になるように)。

・クラブB(緑色)を持った左手をクラブAのシャフトの上に乗せる。

最終的に以下のようになる。
・左肩が顎の下になる。
・右肩は左肩より高くなる。
・両手を可能な限り頭より上に挙げる。
・左腕は真っ直ぐ。
・クラブBのシャフトも左腕の延長線で真っ直ぐとなる。
・クラブフェースは左手首に平行となる。
・右肘は折られる。

これが2プレーンの正しいトップだ。実際にスウィングする時、このチェックポイントに合わせること」

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Jack Nicklaus(ジャック・二クラス)は右肘を高く上げるので、この方式通りではありません。

(June 10, 2025)



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