January 20, 2025
●プレショット・ルーティーンの心得
Annika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム)の、打球前に集中しエラーを防ぐtip。 '100 Classic Golf Tips' 「どのクラブでどういうショットをするかという際、考え過ぎないように。ライとターゲットと、その途中にトラブルが待っているかどうかなどを点検するのだが、ものごとは単純にすべきだ。 いったん決断したら、遂行に必要なことに集中し、迷ったりしないこと。 もし不安が生じたり、スウィングが早くなったりする恐れが出て来たら、もう一つ長いクラブを選んでスムーズにスウィングすべきだ」 ![]() |
私自身の経験でも、「ここからは5番アイアンでぴったりの筈だ」という状況だと、5番アイアンをパワフルに打たないといけないという気になり、ついつい急いで目一杯のパワーでスウィングしようとしがちです。このように急いだスウィングは手打ちになったり、ボールから目を離した馬鹿げたショットとなったりして悲惨な結果になりがち。
「このクラブを目一杯打ったらオーヴァーしちゃう」という長めのクラブを選べば、力むのはナンセンスですからクラブを短く持ったり3/4スウィングをすることになり、穏やかないいスウィングが期待出来ます。
ヴィデオのLydia Ko(リディア・コゥ)も、多くの場合クラブを短く持って打っています。練習量もラウンド数も多いプロにしてこうですから、ラウンド数の少ないわれわれは彼女を見習うべきでしょう。
(January 20, 2025)
●ボール軌道のコントロール
インストラクターMike McGetrick(マイク・マゲトリック)による、ボールの高低を打ち分ける方法。
'100 Classic Golf Tips'
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2007, $24.95)
「大方のゴルファーはあるクラブで自分がどれだけ飛ばせるかを知っている。しかし、彼らにボール軌道の高さを変えて打ってみろと注文したら、彼らも首を捻ることだろう。
150ヤードのショットを低く打ちたい場合、私はもっと長いクラブ(私の場合7番アイアン)で、ボールを通常よりも1インチ(約2.5 センチ)スタンス後方にする。コントロールし易いように、クラブを少し短く持つ。そして、かなり低めのフィニッシュをする。これがクラブの"effective loft"(ダイナミック・ロフト=クラブに備わった物理的ロフトではなく、インパクト時のフェースの角度が生み出すロフト)を減らし、低めのショットとなる。
より高めの軌道にするには、ボールを通常よりスタンス前方にし、高めのフィニッシュをする。あなたが目にする私の最高に高いフィニッシュは、ターゲット側での3/4フィニッシュである。私は普通7番アイアンで165ヤード打つのだが、この高い軌道のショットだと155ヤードに減る。これは追い風の場合や中間クラブが必要な場合に役立つ」
(January 20, 2025)
●高く上がるピッチ・ショットの打ち方
スペインの名手Jose Maria Olazabal(ホセ・マリア・オラサバル)のピッチング・テクニック。
'100 Classic Golf Tips' 「高く上げたいショットをする時の鍵は、正しいアドレスである。高い軌道を生むスウィングの形を作り出すために最善の努力をしなくてはならない。 私の体重は左右均等(ごく僅かに左寄りかも知れない)。スタンスはオープン、ボール位置は左踵の前方で、両手はボールよりもターゲット側で構える。 多くのアマチュアは、ボールをスタンス後方(右足の方)に置くためこのショットを困難にしてしまう」 ![]() 上のヴィデオを背後から撮ったものを見ると(https://www.youtube.com/watch?v=fME7o6FHrb4)、確かにボールは高く上がっています。そして、全てピン傍に寄っています。 |
どのクラブを使っているのか説明されていませんが、ボールの高さから見てロブ・ウェッジかサンド・ウェッジではないでしょうか。そのカツっという軽い音は、地面との接触を最小限にした効率的なショットのようです。
(January 20, 2025)
![]() |
Copyright © 1998−2025 Eiji Takano 高野英二 |