July 01, 2024

ワンバウンドしてピタッと停まるピッチング

 

ヒットダウンが出来るようになったら、こういうショットも可能になります。インストラクターJim Murphy(ジム・マーフィ)のtip。

[Nelly]

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「グリーンまで30ヤードのフェアウェイの理想的なライにボールがあるとする。ピンが手前に切られていると、普通のピッチ・ショットではボールはピンを通過してしまう。

ボールをすぐに停止させるには速いクラブヘッド・スピードと、インパクトでクラブヘッドによってボールを地面に閉じ込める必要がある。大概のアマチュアはフルスウィングでこのショットをするのに困難を感じる。しかし、これから述べるスタンスを採用すれば自動的にこのショットが可能になる。

1) サンドウェッジを手にし、フェースを数度オープンにする。これは急速なスウィングなので余分のロフトを加えないと飛び過ぎてしまうからだ。

2) ボール位置を左足の前にし、全体重を左足に掛ける。これはボールをクラブヘッドで地面に閉じ込めることを容易にする。体重を左足に掛け続ける右足は親指で立つ。腰の高さのバックスウィングをするが、左足体重を忘れないように。

3) ダウンスウィングでは、身体の左サイドが腕とクラブをボール方向に引っ張る感じ。これはボールをクリーンに打つショットではない。ボールめがけて加速し、多少ディヴォットを取る。

4) インパクトに向かって加速し続け、フォロースルーはターゲットの左に振り抜く。このショットにおけるあなたの使命は、ボールをクラブヘッドと地面との間に閉じ込めることなので、両手が腰の高さの低いフィニッシュでよい。クラブヘッドと胸がターゲットの左を向いていれば正しいフィニッシュである。

・エクストラのスピンを得るには、インパクトの際にボールをクラブヘッドと地面の間に閉じ込めなければならない。

・親指で立つ右足は左足体重を助け、正しいヒットダウンを実現する。

・ボールは幾分の高さの弧を描くが、もし高く上がったらあなたはボールを地面に閉じ込めておらず、スピンは得られない。

・正しく打てばボールはワンバウンドで停まるのだから、攻撃的な着地点を選んでイーズィ・バーディを射止めるように」

【おことわり】画像はhttps://golf.com/にリンクして表示させて頂いています。

(July 01, 2024)

失敗しないチップショットの打ち方

 

小手先ではなく身体全体を使って打てばダフリやトップを防げる…という、インストラクターBrad Brewer(ブラッド・ブリュアー)が推奨する練習法。

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「手をオープン、クローズさせるのではなく、この練習によって身体でクラブをリリースするフィーリングを身に着けよう。

・ステップ1

ウェッジのシャフトの半分ほどのところを握り、ハンドル(握る部分)を左腰に当てながらアドレス体勢をとる。

・ステップ2

右前腕を廻しながら、クラブのトゥを上げるように動かす。ハンドルは下方に動く。シャフトがターゲット・ラインと平行になったら停止。

・ステップ3

インパクト・ゾーンへと身体を廻すが、両手を返すのではなく手と腕・胸を全部一緒に動かす。もしハンドルが左腰を打ったら、それはあなたが手を使い過ぎている証拠だ。ハンドルが身体に接触しなければ、身体でクラブをリリースすることに成功している」

 

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私の自戒ですが、ボールと地面の接点を凝視しながらチップしないとトップしたりダフったりします。また、リズミカルにスウィングすること、地面と平行に振り抜くこと…も重要です。

(July 01, 2024)

チッピングのコツはリズム

 

ここ数日20ヤード、10ヤードのチッピング練習に専念しています。私の”取り柄”はショート・ゲームしかないというのに、最近トップしたりダフったりして惨めな思いをしていたからです。

私のチッピング・メソッドは10~30ヤードまではクラブを地面と平行のトップで、距離はクラブを5ヤード刻みで持つことで調節します。【参照】 「ピッチングとチッピングの距離調節」簡略版(tips_195.html)

しかし、どう打つかは二つに分かれます。
a) バックスウィングから直ちにダウンスウィングに移る
b) バックスウィングのトップで一呼吸おいてダウンスウィングに移る

上の二種類を何度も練習してみました。(b)は駄目です。リズムが構築出来ません。(a)も急速だったり遅過ぎては駄目です。「イーチ、ニー」というリズムが最適です。

そして、解ったのは手・腕でスウィングするのではなく身体全体でボールを打つのだということです。10ヤードでも30ヤードでも下半身を動かしてスウィングしなければならない。これはフル・スウィングでもチッピングでも同じだということが判りました。

 

そして、クラブヘッドを低くしたフォロースルー。カチ上げたのではボールが上がって距離が減ってしまう。トップするとホームランですが、低いフォローだとマズった場合でも1パット圏内に寄ってくれます。

(July 01, 2024)

脳塞栓

 

一般的には「脳卒中」と云われていますが、発症した部位と症状によって六つに細分化されるそうです。私は脳塞栓(のうそくせん)を患ってしまいました。

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事情があってあるカンカン照りの日(気温およそ35℃)の午後、ゴルフに行きました。ラウンド中には水分を摂らず、ラウンド後に水を一息飲んだだけでした。後から考えると、脱水症状に見舞われていたようです。帰宅してシャワーを浴び、新しい下着を身に着けズボンを履こうとしました。何度やっても足をズボンに通せず、「何なんだ一体?」と思った時、にわかに立っていられなくなり、仰向けに床に崩折れました。起き上がろうにも左腕と左脚が麻痺し、起き上がることが出来ません。たまたま手近にあったスマホでカミさんに電話しましたが、郊外に出かけていた彼女が来てくれたのは倒れてから一時間後でした。彼女が私を車まで運ぶことは出来ないと云うので救急車を呼んで救急病院へ。

脳卒中の一つである「脳梗塞」と云われるものには二種類あり、私の場合、突然襲って来た半身の運動麻痺であることと、さらにその原因が末梢血管内に出来た脂肪・血液の塊が血管を詰まらせたので「脳塞栓」と呼ぶそうです。

救急医療室でTNK(Tenecteplase、テネクテプラーぜ)と呼ばれる「血管の詰まりを溶解する点滴」を受けました。この効き目は驚異的で、”死んでいた”左腕と左脚が数時間後には少し動かせるようになりました。翌日はICU(集中治療室)に移され、TNKの点滴を継続しつつCTスキャンやMRIを初めとする様々な検査を受けました。

左腕も動かせるようになり、ゆっくりなら歩けるようになった三日目には帰宅出来そうだったのですが、CTスキャンによって脳の右側にいくつかの出血が発見されたので、翌日もう一度CTスキャンを受けて出血が拡大しているかどうかが調べられました。その結果は良好で、やっと四日目に解放されました。

歩くことは出来るのですが、左サイド(左手・左脚・左足)が弱く、これではゴルフ・スウィング出来ません。今後のリハビリとトレーニング次第です。もし、努力してもゴルフが出来ないということになれば、この『日記』の更新は終了します。

皆さんも、くれぐれも脱水症状にはお気をつけ下さい。

(July 01, 2024)



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