January 10, 2024

ヒットダウンの研究・その3

 

[hitting down]

YoutubeでインストラクターPaul Wilson(ポール・ウィルスン)が述べるヒットダウンのコツは、左肘を真っ直ぐ伸ばすことだそうです。「チキン・ウィングなんかではディヴォットを取れるわけがない。ゆったりとスウィングし、左肘を伸ばしたインパクトをすればディヴォットを取れる」と説いています。
【参考:https://www.youtube.com/watch?v=_ji_zykZlY8】

私は左腕を伸ばすいい方法を知っています。東京の志茂さんがずっと以前にお寄せ下さった「義父の秘伝」(tips_43.html)なるtipsの一つに「インパクトで胸を張れ」というのがあり、ダウンスウィングで胸を張ると自然に左腕が伸びるのです。飛距離も増します。いいことづくめ。

裏庭は芝生なのですが、そこここに雑草が混じっています。地面に這いつくばるボール大の雑草をゴルフ・スウィングで抉(えぐ)り取るのは、私の自慢の練習法の一つです。今回はこれをヒットダウンの練習に使ってみました。

この練習では一つの雑草をボール前方10センチのディヴォット跡予定地とします。
・雑草にアドレスし、そこが胸骨の真下になるようスタンスを調整します。
・クラブを10センチ後方に動かし、身体は動かさずにアドレスします。
・雑草を凝視しながらスウィング。見事雑草が抉れたらお慰み。

これがそう簡単ではありません。何度やっても雑草の後ろ10センチを打つことの連続。「いけね!手打ちをしてる!」地面ばかり見てると手打ちになってしまうのです。下半身主導のダウンスウィングを思い出し、「それと胸を張るんだったな」こう決意した後、スウィングは見違えるようになり、雑草が弾き飛ばされるようになりました。

ただし、この練習は雑草という打つ目標があるので、実戦に使える方法ではありません。フェアウェイに横たわるボールの10センチ前方に常に目標となる雑草があるという幸運は望めませんから、是が非でもボール前10センチの何もないところを打つことに習熟しなくてはなりません。

(January 10, 2024)

バックスピンとは何か?

 

Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)が初心者向けに書いた本にはヒットダウン(ディセンディング・ブロー)をしろとは書いてありません。しかし、巻末に置かれたクラブの軌道と球筋の一覧表にはちゃんと書かれています。

[downblow]

'The Basic Golf Swing'
by Robert T. (Bobby) Jones (Doubleday & Company, Inc., 1969)

「グリーンに乗せる段になるとショットの範囲を調整することが重要になる。このためには三つの選択肢がある。1) 使用クラブの選択、2) スウィングを強くするか弱くするかの選択、そして3) バックスピンの採用…の三つである。

バックスピンはディセンディング・ブロー(下降する打撃)によって生み出される。クラブフェースの角度(ロフト)がボールの下半分と接触することによって、その力の一部はボールを前進させる推進力となり、残りの力はスピンに使われる。スピンはクラブフェースのグルーヴ(溝)とボールの表面とが噛み合って生み出されるので、接触は夾雑物(泥やゴミ)のないクリーンなものでなければならない。ボールが打たれた後、ディヴォットが取られる。

【編註】われわれトーシロが考えるバックスピンとは、グリーン奥に着地したボールがころころとピン方向へと戻って来るスピンに限定されていると云っていいでしょう。そういうのばかりではなく、ボールを狙った方向に正確に飛ばすためにもバックスピンが必要なのです。ピンハイに乗せるためにはディセンディング・ブローでボールを打つ必要があるわけです。

クラブとボールがほぼ水平の軌道で接触した場合、バックスピンは全くかからない。ティーアップされたボールのように上昇軌道のスウィングで打たれると、打たれた力はボールの上半分に加わるのでスピン効果は得られない」

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グリーンを狙うショットではバックスピンが必須ということが解ります。そして、そのためにはヒットダウンすることが不可欠であるということも。

われわれのゴルフを飛躍的に改善するには、この部分の研究・練習が必要だと思われます。

【参考】「なぜディヴォットが取れないのか?」(tips_131.html)

(January 10, 2024)

スウィング弧の最低点を見極めよ

 

David Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)は「スウィング弧の最低点は胸骨(みぞおちの上にある骨)の下である」と断言しましたが、実際にはアドレスやダウンスウィング時の体重の掛け方にも左右される筈です。

以下の記事の筆者Julius Boros(ジュリアス・ボロス、1920〜1994)は会計士でしたが30歳でツァー・プロとなり、全米オープンに二度、PGA選手権に一度を含めツァーで全25勝を挙げた人。

'Swing Easy, Hit Hard'
by Julius Boros (Harper & Row, 1965)

「スウィング弧の最低点を突き止めるには、同一地点で何度も練習スウィングを行い、どこでディヴォットを取っているかを調べる。これは、あなたのクラブヘッドがどこで地面と接触しているかを教えてくれ、そこがスウィング弧の最低点である。

いくつかの異なる地点で異なるクラブを用いて各クラブによる変化を調べる。クラブヘッドが地面と接触したポイントと両足との位置関係を覚えておけば、後に修正を行う際に役立つ。

もしスウィング弧の最低点がかなりスタンスの後方であれば、あなたは過度に右足に体重をかけており、逆にスウィング弧の最低点がスタンス前方であれば、体重を過度に左足にかけている。

バランスの中心はスウィング弧の軸を前方から後方へと変える。もしあなたがスウィングをコントロール出来るようになったら、ショットを高くするか低くするか必要性に応じてスウィング弧を変えることが出来る。

 

数センチほどスウィング弧の長さを長くするか短くするかでボールの飛距離を変えることが可能だ。バックスウィングを十分にすることが肝要(オーヴァースウィングは駄目だが)」

(January 10, 2024)



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