May 01, 2023

左脳派と右脳派のパッティング

 

これはインストラクターMike Shannon(マイク・シャノン)のtip。

'Golf Magazine: The Best Putting Instruction Book Ever!'
edited by David DeNunzio (Time Home Entertainment Inc., 2010)

Mike Shannonはゴルファーを個性によって二つのタイプに別け、それぞれはグリーンの読み方と対処法が異なると指摘します。

a) 左脳派
几帳面で分析的にものごとを判断・行動するタイプ。いつもラウンドの一時間とか30分前にコースに到着し、練習場で決まった数のボールを打つような性格。

左脳派はパットのラインを直線として考える。左に切れるラインであればカップの右手前40センチを目標にストレートなラインとして打ち、カップまでの残りの曲がりはグリーンの勾配に委ねる。【PGAツァーの85%がこのタイプである】

b) 右脳派
フィーリングでものごとを判断・行動するタイプ。よく云えば自由・融通無碍で何ものにも囚われることはなく、悪く云えばズボラな性格^^。

 

右脳派は切れるラインをカップまでトータルに読み、カップに向かってストロークする。

・左脳派のストローク手順

ボール後方に立ち、ボールが切れるであろう頂点を視覚化し、その頂点を中間目標として定める。 その中間目標にボールに描いた直線を合わせ、アドレス体勢に入る。この《狙ってからアドレス》という手順は非常に重要である。パターフェースが正しく中間目標を向いているかどうか、数回目を往復させて確認する。必要であれば中間目標を見つめながら素振りをする。
ストロークする前に、パターフェースが中間目標を向いているか最終確認をし、ストロークする。

・右脳派のストローク手順

ボール後方に立ち、カップまでのボールの転がりを視覚化し、カップのどの部分(左・右、手前・奥など)をボールの入り口とするか決定する。
アドレス体勢をとり、カップへの入り口を見ながら素振りし、両足・両肩の向きを微調整する。 最後にボールに目を戻してストロークする。

(May 01, 2023)

たった三週間の筋トレで飛距離増? [exercise]

No.13(184ヤード)パー3は打ち上げの難しいホール。パーオンさせられたのは3年前ぐらいのことで、最近はドライヴァーでもグリーン手前10ヤード付近がベストという有様でした。飛距離減の原因はCOVID-19が怖くてジム通いを止めてしまったせいです。

四月下旬のある日のラウンド、そのNo.13で20ヤードもグリーン・オーヴァーしてしまいました。呆れました。グリーンに届くことすら期待していなかったのに、オーヴァーしちゃうとは!10ヤードショートしていた時期からすれば30ヤード増!判っています、その理由は筋トレを再開したことにあります。

既にCOVID-19に感染し快癒した以上、ジム通いを敬遠する理由はなくなりました。で、四月上旬からジム通いを再開。以前は週三回通っていたのですが、二回でも三回でもシコシコやろうと決心していました。筋トレの効果は三ヶ月ぐらい経たないと出ないだろうと踏んでいたのですが、それが三週間もしないのにパワーに繋がったのです。驚くやら嬉しいやら。

これがまぐれではないことは、実はNo.2とNo.9(どちらもパー4)のティー・ショットの飛距離が20ヤードほど伸びていたことで説明出来ます。私はそれらがまぐれであって、固い地面で撥ねてランが多かったのだろうと考えていたのでした。そうではなく、筋トレの賜物だったのです。ちなみに、No.14、No.15、No. 17でも最近珍しく遠くへ飛びました。その後のラウンドでも飛距離増は顕著です。

私はゴルフのために二つの運動を重点にしていました。一つは飛距離増のために上腕三頭筋(triceps)の運動(上図)、もう一つは身体を安定させるために脚の運動。

このサイトでが紹介したいくつかの記事(「その他の索引」→「障害対策と鍛錬」参照)を再読してみました。すると、上腕三頭筋だけでなく上腕二頭筋(biceps)も鍛えるべきであることが解りました。上腕二頭筋は力瘤を作る筋肉で、上腕三頭筋はそれを振りほどいて伸ばす筋肉。バランスを保つため両方鍛えるべきだそうです。

また、ゴルフスウィングには胸筋と広背筋(lats)の鍛錬も不可欠だそうです(左のヴィデオ参照)。で、これらも交えることにしました。

ちなみに、私のジム滞在時間は30分前後です。ボディビルダーになろうというわけではなく、単に飛距離を伸ばしたいだけですから使用する機器も少ないのです。ジムの受付嬢の目には「あれっ?もう帰るの?」という感じでしょう^^。私の場合、ジム利用料は健康保険会社が払ってくれるので「元をとらなきゃ」などと長居する必要はないせいもあります。

クラブ(あるいは練習用の重いクラブ)を左手一本で振る運動もすることにしました。これは家で行います。ジムで棒を振り回すわけにはいかないので^^。

 

【参考】
・「体型別フィットネス運動で飛ばす」(tips_186.html)
・「左サイドの筋肉を鍛えよ」(tips_146.html)

【Triceps運動の画像はhttps://qph.cf2.quoracdn.net/にリンクして表示させて頂いています】

(May 01, 2023)

ショートゲーム不調の克服

 

最近、飛ばない・寄らない・入らない…という絶不調の時期を迎えていました。そのうち、「飛ばない」はジム通いを再開して以後いい飛距離が得られるようになってので除外。しかし、「寄らない」と「入らない」は筋トレとは無縁なので、相変わらず初心者のようなミスが続いていました。

[stance]

・パッティング

先ず、ライトハンド・ローのグリップは肩がオープンになることに気づいたので、レフトハンド・ローに戻しました。そして様々にグリップを変えてみたのですが、どうしても不調から抜け出せません。何か根本的に間違っているのです。その一つはスタンスかも知れない…と考えました。

個人個人の掌の向きはスタンスの幅で変わるということを学んだことがありましたが(tips_126.html)、それをすっかり忘れていました。写真はインストラクターのDr. David Wright(デヴィッド・ライト博士)です。私も博士と同じ傾向で、狭いスタンスだと写真左(A)のようにどちらの掌も真後ろ(身体の方)を向きます。【指に挟んだカードがどこを向いているかに注目】こんな向きでストレートにストロークしようというのは至難の業です。少しずつスタンスを広げて行くと、じわじわと掌が向きを変えていきます。両踵間をかなり広げると、写真右(B)のように左右の掌は向かい合います。【カードが正面を向く】この状態が正確なストロークを遂行出来るスタンスだそうです。私の場合、このスタンス幅(両踵間)は約33センチです。

以前はこのスタンス幅でパットし、好調でした。このスタンス幅に戻すべきだと思いました。

私は右脚がほんの僅か長いせいで普通に立つと両肩がオープンになってしまいます。で、両肩をスクウェアにするために、ストローク前に左膝を内側に押し込むことにしています(こうすると肩の向きは自動的にスクウェアになります)。ところが、折角上の幅広スタンスを採用しても、左膝を内側に押し込むと左掌がやや伏せ目になってしまいます。それを避けるには左爪先を大きく開いてから(オープンにしてから)左膝を内側に押すしかありません。

長らくご無沙汰だったスタンスなのですぐにはいい結果は得られませんでしたが、ある日のラウンドの後半(イン)で計13パットで済みました。

さらに自分のパッティングが好調だった頃の「日記」を読み直し、右足体重のストロークが効果的だったことを思い出しました。その後のラウンドではワイド・スタンスに加え右足体重でパットし、7メートルのバーディ・パットの成功を含め総数28パット(インだけだと12パット)という成果を収めることが出来ました。

・チッピング

チッピングでまるで初心者のようにダフり、トップ、ホームランを放つだけでなく、最悪はシャンクさえする始末。ホームランも痛いですが、前進せず斜め横に飛ぶシャンクは根絶したいミスです。一人でラウンドした際、あるホールのグリーン周りで三回連続シャンクしてしまったほどですorz。

当サイトでチッピング・シャンクの原因と対策を調べました。
1) 身体を動かさず、左手先行のスウィングをすること。
2) 身体が沈み込むせい。両肩の高さを保て。
3) フェースを早期にクローズにするせい。
4) 爪先体重になるせい。踵体重にすればよい。
5) 手首を弓なりにしてチップする。

私の場合、1〜3は当てはまらないと思いました。4と5に注意し、しかも左腕を伸ばすスウィングを心掛けてラウンドしたところ、シャンクはゼロになりました。

数日後のチームゲームでは寄せワンを六個記録し、私個人のトータル・スコアは5オーヴァーでした。ここ数ヶ月80を切れないスランプに見舞われていましたので、久々の快挙となりました。これにて「飛ばない・寄らない・入らない」とは絶縁したいと願っています。

 

【参考】
・「正しいスタンス幅の決め方」(tips_126.html)
・「正しいスタンス幅の決め方・決定版」(tips_141.html)
・「右足体重のパッティング」(tips_187.html)
・「チップ・ショットのドジを防ぐ」(tips_66.html)

(May 01, 2023)



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