November 10, 2022

Bobby Jones(ボビィ・ジョ-ンズ)のスタンス

 

'Bobby Jones on The Basic Golf Swing'
by Robert Tyre (Bobby) Jones, illustrated by Anthony Ravielli (Doubleday, 1969)

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「身体が左右に回転出来る足の幅ですっくと立ち、次いで両腕が自然に垂れ下がるほど僅かに屈む。両手は自由に身体の前を横切ることが出来る状態。

両足は約30センチ離して立ち【註】、ボールは左踵の前、両手はボールよりもターゲット側に置く(ハンド・ファースト)。
【編註:これはアイアンの場合。写真はドライヴァーを構えたアドレスですが、スタンスは肩幅より狭く、胸の幅です。私の肩幅は約41センチ、胸の幅は約35センチですが、Bobby Jonesのスタンスはかなり狭いです。彼は別の本で「歩幅に開けば、左右どちらへの捻転もバランスを崩さずに行える」と書いています。そして彼の映画でのドライヴァーのボール位置は左爪先の前と明言しています】

右爪先も左爪先もやや外側に開く。こうすると、胴は左右どちらへも自由に回転することが可能になる。

体重は両足に均等にかける。

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あなたの利き目が左なら、それはスウィングの大きな助けとなる。頭を少し右に廻し、顎を引く。これは小さなことかも知れないが、この頭の状態はバックスウィングでの肩と腕の動きに邪魔ものを排除出来るので有利である」【註】

【編註:'Bobby Jones on Golf'(1966)という本では、彼は「私は利き目でボールを見るということが重要だとは思わない」と書いていました】

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私は左右どちらの爪先も開いていませんでした。これまで「両爪先を開く」と説いたプロやインストラクターがいなかったからです。Tiger Woods(タイガー・ウッズ)の写真を見ると、左爪先はほんの僅か開いていますが、右爪先は真っ直ぐです。右爪先を開くとスウェイし易いというtipがあり、私はそれを信じています。「左爪先を開くとダウンスウィング~フォロースルーが容易になる」ということは知っていましたが、あまり重視していませんでした。最近、身体が固くなったせいかあまり格好良くないフィニッシュをする傾向が出て来ました。左爪先を開くと腰の逆転とフォロースルーが楽になります。やはり先人の智慧はありがたい。

【参考】「Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)の ボール位置」(tips_201.html)


(November 10, 2022)

ドライヴァーでは肩幅のスタンスを限度とせよ

 

これは女性インストラクターKellie Stenzel(ケリィ・ステンツェル)のtip。

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「原則としてあなたのスタンスは肩幅を超えてはいけない。肩幅を超えるスタンスは捻転する能力を阻害し、多くの場合身体をスウェイか水平移動させる原因となる。

捻転ではなく水平移動してしまうと、上半身と下半身の間の抵抗(ねじれ)を減らしてしまうため、パワーは生まれない。

ムラのないアドレスを練習せよ:アイアンを打つ時にはあなたの両踵の間隔を腰の幅にし、ドライヴァーとフェアウェイ・ウッドでは肩の幅にする」

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やってみると分かりますが、あまりにも広げ過ぎると確かに腰も肩も捻転が制限されてしまいます。腰・肩を充分廻せる範囲内で広げるべきです。

【参考】
・「正しいスタンス」(tips_114.html)
・「正しいスタンス幅の決め方・決定版」(tips_141.html)
・「骨盤の幅でスタンスをとれ」(tips_139.html)
・「Butch Harmon(ブッチ・ハーモン)の スタンス幅の重要性」(tips_189.html)

(November 10, 2022)

アドレス時、バランスのとれた体重配分をすべし

 

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これはPGAツァーで連戦連勝を重ねたByron Nelson(バイロン・ネルスン)のJack Nicklaus(ジャック・ニクラス)への賛辞。

'100 Classic Golf Tips'
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2007, $24.95)

「Jack Nicklausの体重配分は完璧なまでに素晴らしい。彼は両足に平均に体重を乗せている(僅かに左足に寄っているかも知れないが)。

彼は体重を拇指球(親指の付け根の膨らんだ部分)と踵の間に均等に配分しており、身体の前方や後方に寄りかかったりしない。

この素晴らしい体重配分は、膝の微かな屈折と共に、最高のクラブヘッド・スピード達成に必要なスウィング中の自由な足と脚の動作を可能にしている」


(November 10, 2022)



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