December 20, 2022

Bobby Jones(ボビィ・ジョ-ンズ)のダウンスウィング

 

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'Bobby Jones on The Basic Golf Swing'
by Robert Tyre (Bobby) Jones, illustrated by Anthony Ravielli (Doubleday, 1969)

「トップから右手で打ちに行こうとするとスウィングをぶち壊しにする。コックをあまりにも早期に振り解(ほど)くと低いフックか正真正銘のシャンクとなる。

トップで右手が主導権を握ったのでは、インサイドからボールに向かう途は断たれてしまう。これは強打しようとする多くのゴルファーに見られる悪しき傾向である。

これに対する処方は、先ず第一にバックスウィングの間じゅう完全に右腕をリラックスさせておくこと。第二に、どんなに強打しようと思っていてもダウンスウィングを中庸の速度で始める(急がない)ことだ。

腰がアドレス位置に戻ろうとする急速な逆転は上体をワン・ピースで引っ張る。この動きは手打ちの恐れを最小限にし、手の活動を封じ、コックを完全に最後まで温存する。

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手首がコックを維持しながら右肘が胸郭(身体の右脇)に位置してさえいれば、腰の逆転によって勢いがつきスウィング・スピードも効果的に増強される。

インパクト直前まで右肘は身体の右サイドにくっつき、右腕はリラックスしたままである。

腰の逆転が進むにつれ、左腕は胸の前で真っ直ぐに伸ばされる。

ダウンスウィングで左腕が地面と平行になる頃、両膝が開き半ばスクァットの体勢となる。【編註:Sam Snead(サム・スニード)のスクァット体勢が有名】 この時点を過ぎるとインパクトのパワフルな突撃を前に左脚が伸びる。それにつれ右脚も伸びる」 【Snead's squatを見る】

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上のBobby Jonesの写真をよっくご覧ください。左上の図のように右前腕とクラブシャフトが重なっていますね。彼は'How to Break 90'という短編映画の中で「この状態を通過しないスウィングで打たれたボールが真っ直ぐターゲットに向かうなどということはない」と断言しています。

私は「ダウンスウィングの研究」(tips_185.html)という記事にRory Mcilroy(ロリィ・マカロイ)、Lydia Ko(リディア・コゥ、写真)、松山英樹ら10人のプロの写真を掲載しました。全てのプロがインパクト直前、このBobby Jonesと同じように右前腕にクラブシャフトが重なる瞬間を共有しています。この体勢を通過することが正確なショットを放つ秘訣に違いありません。そしてこれは、下半身(腰と左膝)にリードされて、手・腕が追随する動きをした結果なのです。

どうやってそれを達成するか?私の発見では《右肘が右ポケットを越えないようにスウィングする》ことです。この方法は無理なく下半身(左腰・左膝)を先行させ、Bobby Jonesが力説していることを達成出来ます。【参照】「正確無比なショットの秘訣」(tips_185.html)

【参考】
・「Bobby Jones(ボビィ・ジョーンズ)の 正しいタイミング」(tips_201.html)
・「ダウンスウィングの研究」(tips_185.html)


(December 20, 2022)

ダウンでは右肘で右腰を擦(こす)れ

 

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これはLPGAツァー・プロでありインストラクターでもあったPeggy Kirk Bell(ペギィ・カーク・ベル)のtip。

'100 Classic Golf Tips'【LPGA version】
edited by Christopher Obetz (Universe Publishing, 2008, $24.95)

「インパクト・ゾーンで右肘が右腰を擦るようなスウィングをせよ。これはクラブを正しい軌道(インサイドからターゲットライン)へと向かわせ、クラブヘッド・スピードとパワーを生む正しい連続動作をセットする」

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Sam Snead(サム・スニード)の証言によると、Ben Hogan(ベン・ホーガン、写真)は「セーターの右裾がすぐ綻びてしまって困る」と愚痴っていたそうです。Ben Hoganは文字通り右肘で右裾を擦(こす)って、セーターを痛めつけていたわけです。世に謳われた彼のショットの正確さの秘密の一つはこれだったのでしょう。

トップでダウンスウィング開始の瞬間に右胸郭に向かって引き下ろされた右肘は、そのままセーターの右裾を擦るべきなのです。

【画像はhttps://i.pinimg.com/にリンクして表示させて頂いています】

(December 20, 2022)

直近の中間目標を使え

 

スポーツ心理学者Dr. Joe Parent(ジョー・ペアレント博士)執筆のメンタルtips集より。

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'Golf: The Art of the Mental Game'
by Dr. Joseph Parent (Universe, 2009, $24.95)

「中間目標はアドレス時にゴルファーのアライメントを助けるものだ。彼らはボールのターゲット・ライン上数10センチ前方に何か目印となるものを見つけて狙いを定める。

フェアウェイでは落ち葉とかクローバーとか、何かそこにあるものを見つけねばならない。だが、ティー・グラウンドではティーマーカーの間であれば自分の好きなところにティーアップ出来る。

一旦どのあたりでティー・アップするか決めたら、ディヴォット跡、枯れた芝草、あるいは折れたティーなどを見つけ、その真後ろでターゲットラインとなるところにティーアップする。

どこにティーアップするかはあなたの自由なのだから、地面に転がっている中間目標を使わないのは損である」

【画像はhttps://westbrookvillagegolf.com/にリンクして表示させて頂いています】

(December 20, 2022)



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