January 19, 2021

ベスト・ボール

 

日本では個人のストローク・プレイが一般的で、他の形態のゲームはあまり知られていないと思います。私がプレイする市営ゴルフ場にはいくつかのグループがあり、それぞれ独立して異なるゲームを楽しんでいます。

[seniors]

私が属するシニア・グループは週に三回(月・水・金)「ベスト・ボール」というゲームをし、月末の金曜にだけ「スクランブル」をします。スクランブルは、チームの誰かの最も良い位置に飛んだボールを選び、四人全員がそこから打ち、次にまた最も寄ったボールをまた四人全員で打つ…というゲームです。ですから、スクランブルには個人のスコアというものは存在せず、チームのスコアが残るだけです。うまく行けば10アンダー(あるいは12アンダー)などというスコアが出ても不思議ではありません。これは上手い人、下手っぴを寄せ集めたチームが参加するチャリティ・トーナメントの定番の方式となっています。

「ベスト・ボール」は、チームの四人がそれぞれストローク・プレイを行い、各ホールにおける四人の中のベストのスコアを記録して行きます。No.1で誰か一人がバーディを達成すれば、チームは1アンダー。No.2で四人ともボギーを出せば差し引きイーヴン・パーがチームのスコア…になるという具合に進行します。

シニアの多くはチーム・プレイにしか関心がなく、個人的スコアを記録する人はほぼいません(僅か数人のみ)。80を切るような実力がないので、あるホールでのまぐれのパーやバーディに期待しているだけなのです。ですから、チームの誰かがパーやバーディを得れば、グリーンにある自分のボールを拾い上げてさっさと次のホールへ行ってしまいます。私は最後まで残ってホールアウトします。こうしないと、自分のスコアは記録出来ませんし、パット総数も数えられないからです。

シニアたちはどちらかと云えばスクランブルを好んでいます。ティー・ショットが飛ばなくなった人は飛ぶ人のティー・ショットにおんぶ出来るし、自分の下手くそな寄せやパットもさほど目立たずに済むからです。私は反対で、スクランブルは好きではありません。スクランブルには自分個人のスコアというものがないからです。私は常に「80を切る(7オーヴァー以下で廻る)」という目標を追求しているので、豪華賞品が出るトーナメントでもない限りスクランブルに参加したいとは思いません。

しかし、スクランブル好きの連中が土曜日に集まってスクランブルをプレイするようになり、週日をしのぐ人数が集まったりするそうです。私は行かないので分かりませんが(^^;;。

チームの決め方にも触れておきます。必ず毎日同じメンバーが集まるわけでもなく、人数もその日毎に異なるので、チームといってもその日限りのチームです。六人集まればスリーサムが二組、八人ならフォーサムが二組、九人ならスリーサムが三組、十人ならファイヴサムが二組という具合。七人ならスリーサム一組とフォーサム一組です。

幹事(大抵はグループの会長、彼がいなければ上級者の誰か)が、その日の顔触れの中からチーム・キャプテンに相応しいゴルファーを選びます。チームが二組なら二人のキャプテン、三組なら三人。全員が自分の名前を書いたボールを集合場所の地面に転がしてあるので、幹事がキャプテンのボールを抜き出し、他の大勢のボールと別けます。

幹事がキャプテンの順番を決め、それによってチーム・メンバーを選びます。ある幹事の場合は過去の勝敗に関係なくキャプテンの順を決め、別の幹事はキャプテンたちの最近の実力・戦績によって、前回負けた人を優先させます。そういう順番でキャプテンがチーム・メンバー1人を選びます。【七人の場合はスリーサムのキャプテンを優先させます】キャプテンは選んだメンバーのボールを自分のボールの傍に並べます。次のキャプテンが彼のチームの最初のメンバー1人を選び、そのボールを自分のボールの脇に並べます。これを繰り返して、チームが構成されます。

私がキャプテンの時はゴルファーの腕前と最近好調であるかどうかでメンバーを選びますが、他のキャプテンには自分との相性や一緒に廻って楽しいかどうかでメンバーを選んだりする人もいます。

以上のように、チーム・メンバーが毎回変わるので、馴れ合いでインチキすることもなく、フェアなゲームが保たれています。

(January 19, 2021)

ゴルフのレイオフ

 

昨年12月30日を最後にずっとゴルフを休んでいました。スランプだったので、天候が良くてもシニアのゲームに参加しませんでした。スランプの原因はいくつかあり、その一つは私が好調だったため慢心していたこともあると思います。多少の疲れもあったでしょう。あれやこれやで、私は自分のゴルフに幻滅しました。こういう時の最良の方法は、休養し、心と身体が「ゴルフしたくてたまらない!」という状態になるまで待つことです。

丁度15日間休んだ後、ついに「ゴルフしたい!」という気になったので、9ホールだけ練習しに行きました。前後に人がいないので、納得出来ない時は同じ場所からいくつもボールを打ったりしました。バーディが一つあったものの、ダブルボギーが三つもありました(;へ;)。

市営のゴルフ場ですから市から予算管理されており、グリーンズキーパーが望んでいたオーヴァーシード資金が下りたのは11月でした。彼らはすぐグリーンに種を蒔きました。それが今育って伸びて来ていますが、まだ刈るには早いようで、乳児の頭のようにぽしょぽしょになっています。普通にパット出来る状態ではありません。

その翌日、この日は18ホール廻ってみました。パット総数が31と振るわなかったのは上の理由によるものです。また、いくつかの許せない馬鹿げたミスを犯しました。トップ、テンプラなど。これではまだシニアのゲームへの復帰は時期尚早だと思いました。ところが、数えてみるとスコアは7オーヴァーでした。信じられませんでした。アウトの不出来を、一つのバーディと多くのパーでしのいだインの出来がカヴァーしてくれたのでした。

しかし、バーディ一つではシニアのゲームのキャプテンとしては力不足です。もう一回練習ラウンドをし、それ如何で復帰するかどうか考えようと思いました。

甘かった。数日後の練習ラウンドは最低でした。しばらく練習ラウンドを重ねなくてはなりません。

(January 19, 2021)

ショート・パットほど失敗しやすい理由

 

[seniors]

距離が短いとラインが読みやすく、ストロークもシンプルでよい。それゆえ自信を持ってパット出来る代わり、結果の成功見たさのあまり、ボールを見送ってしまいがち。目が動けば頭も動き、肩もオープンになり易い。折角の楽なバーディ・チャンスもふいになってしまう。←自分の失敗からの反省です(^^;;。

距離が近いほど「ボールの残像を見よ」(tips_171.html)を実行すべきです。「頭を動かさなければ絶対に入る」と確信すべきです。

もう一つ「経験者は語る」があります。読みではカップの右あるいは右内側などと結論づけたのに、プルしてカップの下側に転がしてしまうことがあります。これは目の隅にカップが見えているため、インパクトの瞬間に衝動的にカップ目掛けて打ってしまうせいです。これを防止するには、カップ側の目を閉じ、周辺視野からカップを消し去るという方法があります。私の利き目は右目であり、おまけに右利きですから、左目を閉じても何ら問題はありません。


(January 19, 2021)



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