August 15, 2020

方向性を良くする秘訣

 

[takeaway]

最近パー3(スリー)でワンオンしなくなってしまったので、過去に書いた『日記』を読み直そうとしました。確か「パー3に乗せる法」と題して書いた記事があった筈でしたが見当たりません。私のコンピュータ内で検索すると、ありました!「パー3に乗せる法・解決篇」となっていて昨年12月の日記に書いたものです。どうやら、Archivesに採録し損なったようです。今回、ちゃんとアップロードし直しましたので、お読みになりたい方は tips_197.html の末尾に近い方の記事を御覧下さい。

私は色々なコツを発見をする名人なのですが、情けないことに次から次へ発見をするもので、古いものをどんどん忘れ去ってしまう名人(?)でもあります。しかし、この「パー3に乗せる法」も“解決篇”と銘打っただけあって、とても役立つtipです。

[follow through]

当時の私の発見は《正しいコック、正しいトップは、両手が右脚の脛から上を通過する軌道で得られる》というものでした。これは私がSwinGyde(スウィンガイド)という練習器具を使って発見したことです(体型によっては若干異なるかも知れませんので、軌道は各自研究して下さい)。パー3でこのスウィングをしたら、距離はともかく方向性は抜群になったのです。正しいトップが得られるせいでしょう。

ある日のラウンド開始前、パー3だけでなくハイブリッドやアイアンによるアプローチ・ショットの全てに、この手法を使ってみようと決意しました。四つのパー3のうち、二つにワン・オンし、どちらもパーを得ました。他のアプローチ・ショットでも「これはいい!」と思える手応えがありました。狙った方角に真っ直ぐ、しかも以前に増して飛距離が伸びるようです。

私は上述のテイクアウェイ軌道によるバックスウィングをした後、身体が正面を向くインパクトを心掛けています。普通は身体の左サイドが盛大にターンし、左肩がターゲットの遥か左を向くところですが、やや窮屈ながら左肩がターゲットを指すインパクトになるよう努めます(右図)。スウィング軌道とインパクト、これら二つのアクションをペアとして行うのがコツだと考えます。

次のラウンド、上の方式によりNo.4(パー3)では、2.5メートルほどピン手前にワン・オン。No.12(パー3)では「ホール・イン・ワンか!」と思われたほどピンに向かって真っ直ぐ飛びました。冗談に「あんたらの好きなビールは?」と祝い酒の注文をとったほどです。行って見ると、ボールはピンの1.5メートルほど向こうに止まっており、みんなにビールを奢るまでには至りませんでした^^。しかし、難なくバーディ・パットを沈めることが出来ました。


(August 15, 2020)

見上げてごらん、コースの空を

 

[cloud]

最近、私はラウンド中、何度か空を見上げます。雲一つない紺碧の青空だったり、青空に真っ白な積乱雲が浮かんでいたり、不吉な黒雲が迫っていることもあります。

どんな空模様であろうが、私は「ああ、今日も元気にゴルフが出来て幸せだ。この数時間、何があっても充分に楽しむのだ」と、自分に云い聞かせます。例え、ダブル・ボギーを出していようが、巡り合わせで不愉快な男とラウンドしていようが、ベストボールのゲームに敗色濃くなっていようが、身体の故障や家庭の事情でプレイ出来ない人に較べれば、自分は何て幸せなんだろうと実感出来ます。

不思議に、空を見上げた後は悟ったような達観出来たような心持ちになり、欲や不満や見栄などが消え去って、自然流のプレイが出来ます。これ、どんなメンタルtipより気分を落ち着かせてくれます。お薦めです。


(August 15, 2020)

馬鹿げたミスを減らす苦肉の策

何ラウンドか連続で馬鹿げたミスを犯してスコアを台無しにしていました。シャンク、チッピングをダフってショート。最悪はパターを地面につっかえさせて大幅ショート(;へ;)。

[mistake]

それらが何故起こるかの原因は解っています。
・シャンク 意気込み過ぎて手首を強ばらせると起こる。手首を柔らかくしておけば起こらない。
・ダフり 右膝を支柱のようにして踏ん張って、体重を右膝の上(か内側)に留めれば起こらない。
・パターで地面を引っ掻く 左腕を十二分に伸ばしてアドレスすれば(それ以上伸びないので)つっかえることはない。

では、原因が解っていて何故これらが生じるのか?解っていて起こすから”stupid mistakes”(馬鹿げたミス、愚かなミス)と呼ばれるのです。これらが起こる原因は、うっかりしたという不注意以外の何ものでもありません。不注意によるものなので、ぽかミスと呼ぶことも出来ます。

私が属するシニア・グループのベストボール・ゲームのチーム・キャプテンは、出来ればほぼ全てのホールでパー、出来れば三つや四つのバーディを得ることが期待されています。チームの牽引車なので、馬鹿げたミスなど犯している暇は無いのです。私のように、ワン・ラウンドで複数の馬鹿げたミスを犯すと、チームは勝利から見放され、今後私がキャプテンとなった場合チーム・メンバーは、スタート前から絶望的になってしまうことでしょう。

ある日、こう考えました。馬鹿げたミスが続くようなら、もうゲームに参加せず二週間ほど自主トレに励み、ぽかミスが出なくなったら復帰しよう…と。胸に秘めているだけでは、色んな口実を設けて決意を翻すかも知れないので、主だった連中に私の決意を伝えました。

次のラウンド、No.1(パー 4)でグリーンを狙う5番アイアンによるショットは、左の崖を避けるべくフェードをかけたのですが(それはうまく行った)予想以上に固いグリーンで跳ねてしまい、やはり左の崖下へ。これは上手く打てたショットなので、馬鹿げたミスではありません。不運だっただけ。ボギー。

No.2(パー4)。ティー・ショットは良く飛び、残り90ヤードの打ち上げ。ボールはグリーンに乗ったものの、右に転がってエッジへ。これも馬鹿げたミスではありませんが、またもやボギー。

No.3(パー4)はウェッジによる寄せさえうまく行けばバーディが得られるホール。チップは期待より1メートルほどオーヴァーして2メートルのパットになりましたが、これを沈めてバーディ。

No.5(パー4)。私の二打目はトップして、これこそ馬鹿げたミスでバンカーに入るところでしたが、何と低く転がったためバンカーを転げ出てピン傍へ。結果オーライでバーディ。

No.11(パー4)でもバーディ。

結局パット総数は31で褒められない結果でしたが、馬鹿げたミスを起こさなかったお蔭で6オーヴァーで廻れました。我がチームは勝てなかったものの、私は3バーディでキャプテンの役目は充分果たしました。自主トレは延期しました^^。

その後12回のゲームに参加していますが、十勝二敗の好成績です。まだ時々馬鹿げたミスを出すこともありますが、なんとかキャプテンとしての面目は保っています。

【参考】
・「愚かなミス」全集(tips_01.html)
・「馬鹿げたミスを防ぐ」(tips_174.html)

(August 15, 2020)



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