May 23, 2019

バンカーで考えるべきこと

 

Madelene Sagstrom(マデリーン・サグストロム)はスウェーデン生まれのLPGAツァー・プレイヤー。彼女は2017年のサンド・セーヴ率60.24%で、バンカーからの寄せワンを50回達成しました。

[Sagstrom]

'A bunker swing you can rely on'
by Madelene Sagstrom ('Golf Digest,' July 2018)

「誰もが『グリーンサイド・バンカーではワイドなスタンス、両足を砂に潜らせ、ボールを打つ前に砂を打て』というインストラクションを聞いていると思う。私にとって良いバンカー・ショットの鍵はリズムとスピードの兼ね合いを見つけることだ。

砂を打ち抜くためにはクラブヘッド・スピードが必要だが、スピードを上げるとリズムを壊してしまう。アマチュアはスピードを上げるためにハードに、しかも早く打とうとする。こんなことをすると、クラブヘッドを砂に打ち込んでしまってチョロするのがお約束となる。私にとって役立つ考え方は、《両手よりも先にクラブがボールに到達する》というものだ。【註】この考え方はオーヴァー・スウィングをしたりコントロール不能になることを防いでくれる。これがムラのないバンカー・ショットをする第一歩だ。

【編註】スプラッシュ型ではフェースはスクウェアで、フェースも身体もターゲットを狙いますが、ハンドファーストではなく、ハンドルを臍の下辺りまで戻して構えるのです。これが重要なロフトの温存に役立ちます。

次に、バンカー・ショットをした後、ほじった砂のサイズを調べて欲しい。そのサイズは常に一定であるべきである。親指と人差し指を一杯に伸ばした幅だ。実際に私が抉る砂のサイズはもっと大きいけれど、そのサイズに焦点を合わせると、インパクト・ゾーンを凝縮出来る。

ボールをカット打ちして、グリーンにソフトに着地させるには、クラブフェースがインパクトの瞬間までオープンでなければならず、オープンであればクラブが砂でつっかえることもない。

多くのアマチュアもクラブフェースをオープンにすべきであることは知っている。しかし、彼らはテクアウェイの瞬間にそれを忘れてしまう。オープンにクラブを引けば、それがオープンフェースで戻って来る率は高い。

オープンフェースによる練習法に次のようなものがある。フェースで僅かに砂を掬い、その砂をフェースに乗せたままバックスィングする。バックスウィングのトップで肩越しにフェースの砂を投げ出す。もし、トップに達する以前に砂をバラ撒いてしまえば、クラブフェースはクローズになっていることが判る」

【参考】
・「バンカー・ショットの盲点」(Tips_183.html)
・「スプラッシュ型バンカー・ショットのコツ」(Tips_183.html)

【おことわり】画像はhttps://media.golfdigest.com/にリンクして表示させていただいています。

(May 23, 2019)

照る日、曇る日

5月15日にシニア・のベスト・ボールのゲームに参加しました。この日は、何をやっても駄目でした。乗らない、寄らない、入らない…の「三ない」。それどころか、ダフり、ホームラン、チョロなど、ありとあらゆるミスを犯しました。きまりが悪くて家に帰りたいところでしたが、チーム・プレイなのでそうも行きません。パーを取れる人間が一人でも多い方が有利なので。そういうわけで、絶望的な数時間を過ごしました。

[frustration]

しかし、好スコアは期待出来ないとしても、あまりさぼっていると勘を失ってしまいますので、つなぎの練習ラウンドをしに出掛けました。午後なので27℃を越えるかんかん照りですが、そのせいであまりゴルファーも見掛けません。チラホラ程度。

帰宅して、印刷しておいたバイオリズムを見て合点が行きました。5月15日〜17日まで、私の身体波と感情波は最低なのでした。バイオリズムによって乱調になるのは、本来は頂点と底辺の中間の部分である…と聞いていたのですが、やはり最低は最低のようです。

このウェブサイト(http://cavypage.net/cgi/abio/bio.cgi)の説明だと、私の5月15日は「ポカ予防日: 判断・記憶にミスを起しやすく、思考力が不安定。今日はギャンブルなんてやめよう」となっていました。確かに判断ミスを多発させた日でした。この期間、ゴルフなんかしてはいけなかったのでしょう。

私は幸運だったと思います。この不調は運命なのであり、あと一週間待てば好調が巡って来ると希望が持てるからです。バイオリズムのことを知らなければ、「何とか、この絶不調を克服しなくては!」と連日ゴルフ場に通って猛練習するところです。そんな悪戦苦闘しなくても、実は、あと一週間寝て待ってれば不調は終わるのだとリラックス出来るのですから最高です。


【おことわり】画像はhttps://media.golfdigest.com/にリンクして表示させて頂いています。

(May 23, 2019)

神様の冗談

上のような事情で、二回ほどシニアのゲームを欠場しました。私はランクからすると上の下ですが、それなりの働きを期待されますし、不甲斐ないプレイでチーム仲間をがっかりさせたくないし…。僅かな賭け金ですが、負けると判っていてドブに捨てるのも惜しいし…。

しかし、好スコアは期待出来ないとしても、あまりさぼっていると勘を失ってしまいますので、つなぎの練習ラウンドをしに出掛けました。午後なので27℃を越えるかんかん照りですが、そのせいであまりゴルファーも見掛けません。チラホラ程度。

前半は予想通り(?)ひどい出来でした。ダブル・ボギー三つ、トリプル・ボギー一つで8オーヴァー。この無惨な出来は覚悟の上なので、別にくさりませんでした。

後半はパー、パー、ボギー、ボギーとまあ平穏で、次にバーディが来ました。しかし、その後はボギー、パーで、「あと二ホールしかないし、思った通りろくでもないラウンドだな」と意気が上がりませんでした。

No.17(171ヤード、パー4)は、だーっと下って150ヤード付近からきつい登りになるやや難しいホール。私の二打目は残り120ヤードですが、旗の天辺も見えない打ち上げなので、この距離だと私はいつも6番アイアンです。普通のボールを打つつもりでしたが、ややトップして低めのボールになってしまいました。

行って見るとグリーンにも手前にもボールは見えません。「トップしたから、オーヴァーしちゃったか!」とグリーンの周囲を一周しましたが、見当たらない。「念のため」と私はカップを覗きに行きました。私のゴルフ人生でこういうことをして空っぽのカップを見ながら「チップインしてるかも…と考えるなんて、お前もお目出度い奴だなあ」と、何度苦い思いをしたことか。

ところが、今回は別でした。私のボールはカップの底にちんまりとうずくまっていました。イーグル!もちろん、これは"good miss"と呼ばれるもので、ラッキー以外の何ものでもありません。このハーフ、1オーヴァーで廻れましたが、これはゴルフの神様がくれた冗談だと思っています。七打向上したので、日本でなら立派なブービー賞候補です(^^;;。

(May 23, 2019)



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