March 21, 2019

[right_angle] ストロークする右手の角度・パート2

この記事を当サイトの'Tips Archives'(Tips貯蔵庫)に収める際には、間違いなく「金メダル」の部に入れます。それほど重要な技です。

現在の私のストローク方は右の写真のように、左手は真っ直ぐ伸ばしパター・シャフトと一線にしています。これだと左手首は絶対に折れず、ストレートな軌道でストロークする限り、抜群の方向性が保たれます。私はこれをFLW(Flat Left Wrist=フラットな左手首)と呼び、金科玉条として来ました。しかし、右手のことを深く考えなかったのは浅墓でした。

《ストロークの最中、右手甲側の角度(右の写真の赤線)も変えてはいけない》のです。

私のストローク法は、原則的にバックストロークの幅で距離を調整します。コックした手首でボールを弾(はじ)くのではありません。弾くのは、弾く強さの目安がないため距離のコントロールが困難で、一回毎にショートしたりオーヴァーしたりします。弾くのではなく、バックストロークの幅で距離感を出すのが最も無難な方法です。

距離が長くなると、嫌でも強く打たないと届かないため、自然に右手が甲側に折れ、弾く動作も加わります。しかし、これはとても長い距離であって、私の場合、10メートル以内でボールを弾くのは厳禁です。

右手首の角度を変えないということは、パターを低く長く、ラインに沿って後方へ下げることを意味します。こうすると、右手首は終始リラックスしたままの状態を保ち続けます。しかし、角度を変えてしまうと(=甲側へ折ってしまうと)右手首は緊張し、縮められたバネのように、早く手首を伸ばしたくて待ち切れない状態となります。インパクトで伸ばされる右手首の反動によって、「バチン!」とボールを弾くことになってしまいます。また、手首が折れるにつれ、パターヘッドが地面から持ち上がるため、ダウンブロー気味のインパクトでボールを芝の中に埋め込んでしまう危険も生まれます。手首の緊張は絶対に避けなくてはなりません。

右手首の角度を変えないコツは、ストロークの間じゅう右手を意識しないことです。左手だけを意識し、全工程を左手だけで行うつもりになれば、右手首が折れる心配は無くなります。このコツに気づいた次のホール、偶然の賜物だとは思いますが15メートルを越えるロング・パットに成功しました。10メートル以上なのですが、右手首の角度を変えまいとした努力が報われたようです。

右手首の角度を変えず、左手主導でストロークすると、身体のどこにも緊張を生じないため、軽くスムーズなストロークが可能になり、方向だけでなく距離のコントロールも良くなります。

まだ最少パット総数の新記録は出ておりませんが、この《右手首の角度を変えないストローク》によって、1メートル前後の距離には凄い自信がついています。

繰り返しますが、弾く動作での距離のコントロールは非常に難しい。右手首は折らないこと。それが安全なストローク・メソッドだと考えます。

【参照】「ストロークする右手の角度」(03/02)

 


(March 21, 2019)

倦怠性ダフり対策

二回のラウンドで続けてダフりを頻出させました。最初は何かの間違いだろうと、軽く考えていたのですが、こうもダフると真剣に考えなきゃいけないと思い始めました。何せ、ボール三個分も後ろの地面をほじくってたりするものですから(;へ;)。

通常のスウィングはバックスウィングで右足に体重を乗せ、ダウンスウィング開始の切っ掛けとしてトップで体重を左に移します。しかし、何かの理由で、左への体重移動がいつものようにいかなかったのです。

ラウンド中の応急手当として、右足を固定して(左側に押し込んで)スウェイを防止しようとしました。しかし、これはリヴァース・ピヴォットとなって左サイドに寄りかかる窮屈なスウィングになるだけで、何も改善されませんでした。

[Heat Pad]

体重を移動しても駄目、移動しなくても駄目。途方に暮れました。そこで気づいたことがあります。このところ何故か左脚の脹ら脛がくたびれ気味で鈍い痛みを感じているのですが、「なんのこれしき。ラウンドしてる内に治るわい」と思っていました。全然治らなかったのです(これを書いている現在も、実はまだ左脚がだるい。どうやら、軽い筋肉痛のようです)。私の身体の左サイドは脚も腕も、何から何まで右サイドより1センチほど短い。ですから、大袈裟に云えば常時左足下がりのライに立っている感じで、左足に体重がかかる。それが左脚の疲労の原因だったのではないかと思います。【病気とは思いたくない】

解決策を求めて、私のお得意の練習法「草を抉(えぐ)る」(tips_168.html)を実行してみました。たちどころに問題が解決出来ました。左足に体重をかけたままスウィングすると、見事に雑草が抉れるのです。左足体重といっても、リヴァース・ピヴォットで左に反っくり返るようなバックスウィングではなく、前に折られた左膝に体重をかける感じ。しかも肩を充分に廻します。

しかし、そういう対症療法ではなく、出来れば左脚の筋肉痛自体を治したいと思い、湯船に長く浸かったり、首や肩を痛めた時に用いる写真のようなものを電子レンジで熱し、左脚の脹ら脛を温めました。翌日、まだ全快ではなかったものの、痛み・だるさは軽くなっていました。その日、二度ほどダフりましたので根絶とは行きませんでしたが、総体的に左程ひどいゴルフにはならずに済みました。

そのまた次のラウンド、二回のダフりさえも嫌なので筋肉痛用の薬を服んで出掛けました。やはりだるいような鈍痛は感じましたが、スウィングするとき気になるほどではありませんでした。

【おことわり】画像はhttps://cfcdn.zulily.com/にリンクして表示させて頂いています。

(March 21, 2019)



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