February 10, 2019

もう一つの新ルール

 

サウジ国際トーナメントでSergio Garcia(セルジオ・ガルシア、39歳)が失格になったそうです。彼は腹立ち紛れに五つのグリーンに損傷を与えたとして、新しく追加された「規則1.2a」の「ゲーム精神を損なう行為」あるいは「エチケット違反」によって、トーナメント三日目に排除されました。実際には上のルールの「不必要にコースを傷つけてはならない」に該当したのだと思われます。

[Garcia]

そのグリーンを破壊している映像は見つからないのですが、その一日前にバンカーを“滅多打ち”している映像はあります。聞くところによれば、前にプレイしたグループが砂をちゃんと均(なら)さなかったのに腹を立てたとか。

【参照:Twitter】https://twitter.com/GeoffShac/status/1092259661758160896

実は先日、Mike Reekie(マイク・リーキィ)とマッチ・プレイをした日のNo.18、私の二打目は砂風呂に入浴してしまいました。このバンカーから約20ヤードのショットには、ギャップ・ウェッジをフルに握ればぴったりの距離に寄せられるのが分っているので、リラックスした気分でショットを遂行。…出ません。高い顎にぶつかって、ころころと戻って来てしまいました。マッチ・プレイには既にNo.14でもう勝っているのだから、これもご愛嬌…と二回目のバンカー・ショット。これも全く同じ結果。不思議です。練習ではぴたぴたとピン傍に寄せていたのに。目一杯コックもしていましたし、ガニ股で不動の下半身を構築していたのに。

三回目のバンカー・ショット。またも顎に阻まれて出ません。(顎に近過ぎたためギャップ・ウェッジのロフトが少なく、またダウン・スウィングのパワーも不足していたのが原因のようです)結局、このバンカーで六打費やしました。六打目はピン傍でした。

私はこの時「新ルール」について知らなかったのですが、Sergio Garciaのようにキレずに最後まで冷静にプレイしました。二打目でバンカー入り、八打目でオンし、ワン・パットの9を叩きましたが、トータル・スコアは40でした。マッチ・プレイでしたが、私は全てのホールを(OKされても)パット・アウトし、スコアを数えていたのです。前半は計40でしたので、No.18が9でなくパーの4であればトータル1オーヴァー、ボギーでも2オーヴァーだったところです(タラレバ)。残念無念。

(February 10, 2019)

ハーフ・パープレイ(again) [Gump]

上の記事の三日後、前半は凡庸なプレイに終始したのですが、後半2バーディ、2ボギーのパープレイ、パット総数は11でプレイ出来ました。実はNo.16まで2アンダーだったので、初のハーフ・アンダーパーが出来るかも…という野望を抱いていました。ただし、有頂天にはならないように、必死にその野望を押し殺しておりました。結局No.17、18とボギーにしてしまい、野望は潰(ついえ)えました。でも、ハーフとはいえパープレイ出来たのは久し振りに嬉しいことでした。

11パットは「裏技礼賛」(02/03)に書いたことの延長線上での話で、引き続き効験あらたかということです。

小説・映画の主人公フォレスト・ガンプの台詞:「ママがいつも云ってた、『人生は箱入りのチョコレートみたいなもんで、次がどんなのか見当もつかないものよ』って」

これはゴルフにも通じる言葉です。もしボギー,ボギー、ダボ…と続いたとしても、その後バーディ、バーディ、イーグル…という幸運が巡って来るかも知れないのです。ラウンドを投げたりしてはいけません。じっと我慢の子で、逆転の機会を待つべきです。

【おことわり】画像はhttps://i.pinimg.com/にリンクして表示させて頂いています。


(February 10, 2019)

ロブ・ウェッジの工夫 [sticker]

「ピッチングとチッピングの距離調節・簡略版」(tips_195.html)には、毎ラウンド助けられています。バックスウィングの高さを明確な(曖昧でない)二種類に限定し、クラブを握る長さだけで調節するというシンプルなアイデアの功績です。

距離を目測し、グリーンの状態(よく転がるか遅いか)によって若干調節した長さ(やや長くしたり、短くしたり)でクラブを握り、お決まりのスウィングをすればいいだけなので、超簡単。五つ星(☆☆☆☆☆)に値する工夫となっています(自画自賛)。

「えーっと、この距離だと?」と毎回クラブを持つ位置を考えなくても済むように、写真のようなシールをシャフトに貼りました。シールの文字の色とハンドルに描かれた丸の色が対応していますので、一瞬でどこを握ればよいか分ります。左側の数字の列がクラブ・シャフトを膝上で地面と水平にするバックスウィング、右側の列が左腕を地面と水平にするバックスウィング。この二通りで15〜55ヤードを打ち分けられます。これ以上簡単なピッチング、チッピングの方法があるでしょうか?あったら教えて欲しいくらいのもです。

このようにメモや心覚えをシャフトに貼り付ける方法は、インストラクターDave Pelz(デイヴ・ペルツ)が推奨しているもので、ルール違反ではありません。活用すべきです。


(February 10, 2019)



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