August 15, 2019

[Hur] 何が何でも勝たねばならぬ

 

LPGAのScottish Open(スコティッシュ・オープン)最終日(8/10)は雨。トーナメント・リーダーのM.J. Hur(M.J.ハー、韓国)のレイン・ギアの背中を見てびっくりしました。"WIN AT ALL COSTS"(何が何でも勝つ)と書かれていたのです。

雨でびしょ濡れのラウンドというのに、彼女は正確無比なプレイをして、背中の宣言通り見事優勝してしまいました。普通、スポーツ心理学者たちは「勝つ」という自分の自由にならないことを目的にするのではなく、その日の目標スコアの達成など自分に可能なことを目的にせよと説きます。「勝とう!」としゃかりきになると、他人のプレイが気になったり、絶えず無謀なプレイをしたりして、結局自滅したりするものです。

雨という天候が彼女に幸いしたのかも知れません。無理をするより、堅実にぴたぴた寄せるゴルフで他に差をつけるのが得策という状況だったからです。


(Aug 15, 2019)

びしょ濡れグリーンでのパッティング

 

29℃前後の日が続き、市営ゴルフ場のグリーンズ・キーパーたちもグリーンへの頻繁な散水を余儀なくされています。それはいいのですが、夜明け前や夕方に散水してくれればいいのに、丁度われわれシニア・グループがプレイする頃に大々的に散水するので困ってしまいます。苦情を云ったら、グリーンズ・キーパーがこう云いました。「われわれももっと早く散水したいんだが、市が認めてくれないんだ」 定時以前の労働だと余分の手当を支給しなければならない…ということのようです。

というわけで、われわれはスプリンクラーの放水から逃げ惑いながらプレイすることが多くなりました。ひどい日には、相当注意しても三回位ずぶ濡れになったりします。

ある日のシニア・グループのゲームのNo. 8(パー4)、私の二打目はピンの下2メートルにつきました。ところが、二つのスプリンクラーが放水中で、カップの周りは水浸し。パットしようとすると、ボールを芝の上でなく水の上を転がす感じ。その日の朝、私はたまたま6メートルぐらいのパットを練習していましたので、その強さで打ちました。ボールは真っ直ぐ滑走してポトンとカップイン。奇跡的バーディ。

数日後、又もやNo. 8。今度は私の二打目はピンの左横1.5メートルにつきました。そして、又もやスプリンクラーによる豪雨で私のラインは床上浸水。二名のチームメイトが濡れたグリーンを打ち切れず敗退。三人目がしっかり打ちましたが、ややプッシュしてボール一個分カップの下へ(パー)。私は前回のパット成功の自信がありましたし、もうパーは要らないので私の使命はバーディのみ。

前回の経験から、私は約三倍の強さで打たなければいけないと悟っていました。カップの左端を狙ってバシーッ!と打ったボールは、又もやカップイン、バーディ!。

 

奇しくも、バンカーで打つ強さも普通の三倍なんです。びしょ濡れグリーンでの強さも三倍。これは覚え易いです。


(Aug 15, 2019)

素振りの御利益

 

最近、アイアン・ショットで見事にピン傍に寄せたことが何度かあります。それらに共通するのは、打つ前の準備でした。素振りをし、その時のスウィング弧の最低点(クラブヘッドが地面と接触した位置)をボール位置にしたのです。

[rough]

私のアイアン・ショットのボール位置は原則としてスタンス中央です。普段は迷わず、素振りもせずにヒットします。しかし、トップが続いた後のあるホールでは、三回ほど素振りをしてみました。驚いたことに、その全てでスタンス中央より後ろがスウィング弧の最低点だったのです。その時は素直にその地点をボール位置として5番アイアンを打ち、グリーン中央への惚れ惚れするような結果を得ました。

別の日のあるホール。今度は意識的にその時点でのスウィング弧の最低点を知るつもりで三回ほど素振りしてみました。クラブヘッドが草を薙ぎ払った地点は、またもやスタンス中央より後方でした。そこをボール位置として定めて放った8番アイアンは、見事にピンの下方1.5メートルへ。

かと云って、常にスタンス後方がスウィング弧の最低点というわけでもないのです。多くはスタンス中央です。

アイアンでは正確な位置でインパクトを迎える必要があります。《ボール位置は一定》というのが常識ですが、プロでもシングルでもないわれわれのスウィング弧の最低点は、日毎・時間毎に変わってしまい、一定してないようです。地面の傾斜によっても変わります。ですから、その時の素振りの結果で流動的にボール位置を決める方が安全ということになります。

素振りによってボール位置を定める効果は、ウェッジによるチップ・ショットでも発揮されます。グリーンが近くなると、往々にして地面は左足上がりのライになります(グリーン・オーヴァーすると左足下がり)。こういう傾斜地ではスウィング弧の最低点が変わり易い。その地点を見定めることが、クラブとボールの理想的な接触を得るベストの方法と云えるようです。

 

【おことわり】画像はhttps://www.golfchannel.comにリンクして表示させて頂いています。

(August 15, 2019)



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