April 12, 2019

チッピングのボール軌道コントロール

私の「ピッチングとチッピングの距離調節・簡略版」(tips_195.html)はとても役立っていますが、たまにショートしたりオーヴァーしたりします。それはボールが高く上がり過ぎたり、予定より低く出過ぎ時に起ります。高く上がれば当然飛距離は短くなり、低く出ればてランが増えることになります。

なぜ、ボールを上げてしまうのか?右足に体重を掛け、あたかも左足上がりのライのように打ってしまうからです。衆知のように、このライは自然にロフトを増やしてしまうので、いくら低いフォローを出そうと努めても、ロフトの増加によってボールは高く上がるしかありません(特に私が愛用する60°ウェッジで)。砲台グリーンの近くにボールがある時、ピンが半分しか見えないようならば、私の60°ウェッジでは傾斜の角度によって距離を5〜10ヤード多く見積もらないとピン傍に寄せられません。それほど、ロフトの増加は飛距離に影響します。

しかし、上のこの原理を応用すれば、チッピングのボール軌道をコントロール出来ます。

 

・両足の中間体重
これがスタンダードな打ち方で、ボール軌道は高くも低くもなく飛びます。

・左足体重【写真上】
これだと、やや打ち下ろす感じで打たれるので、ボールは低く出てランが増えます。受けているグリーンで、着地後ボールが急停止しては困る状況に最適。

・右足体重【写真下】
下っているグリーンでオーヴァーすると恐い場面では、多少高い軌道で着地後急停止させたいもの。そういう時は迷わず右足体重。


この体重の掛け方による軌道コントロールは、距離調節法としても役立ちます。僅かにランを増やしたいとか、減らしたいというためにも使えるわけです。

 

(April 12, 2019)


アライメント確認法 [aiming]

長くゴルフをしていると、アドレスした時、どんな風にターゲットが見えるべきかが身に付きます。

普通、われわれはボールの後ろからターゲットを見、普通ボールの前方(私の場合は後方)の地面に中間目標を見つけ、ボールの横に廻り込んだ後、頭をターゲットラインに沿って廻し(頭を起すのは不可)、ターゲットを確認します。この時、ターゲットは想定よりやや(ターゲットラインのおよそ15〜20°ぐらい)右に見え、このまま打つとターゲットの左に打ってしまいそうに思えます。しかし、長年の経験で、われわれはそれが正しい角度であることを知っています。

よく使われる説明法として、鉄道のレールの比喩があります。右側のレールはボール位置とターゲット(ピンあるいは着地予定地点)を結んでおり、左側のレールはスタンスライン(左右の爪先を結ぶ線)の延長で、これはターゲットの左を指していなければなりません。つまり、われわれの目はターゲットの左を見るべきなのであって、ピンを見てはいけないのです。ピンを見るから左へ打ってしまいそうに錯覚するわけです。

私の場合、5番アイアンでアドレスすると、ボールと両爪先を結ぶラインは52センチ離れています。3番ウッドだと72センチ。大雑把に云って、ターゲットの1メートル左に揃っているわけで、アドレス後にターゲットを確認するとしたら、ターゲットの左1メートルを見るべきなのです。そうでなくターゲットそのものを見てしまうから、ターゲットが凄く右に見えてしまう。

ある日、一人で練習ラウンドをしていた時、No. 15での二打目でアライメントをチェックしてみました。下りの残り135ヤード。先ず、いつものようにボールの横に立ってみました。首をターゲットラインに沿って廻してターゲットを見ます。何と、周辺視野の左肩の先はピンの30ヤードも左を指しています。

バッグからクラブを二本取り出し、一本をボールとピンを結ぶように置き(=ターゲットライン)、もう一本をアドレスしたスタンスラインに揃えて置きました。それらは問題なく平行に並びました。アドレスを解除し、ボールの背後からピン方向を見てみると、視覚化した二本のレールは右がピン、左がピンの左を指しています。周辺視野で見たような大幅に左ではありません。つまり周辺視野で見る肩のラインの延長線は無視すべきであることが判ります。クラブを片付けてから打ったボールは、まっしぐらにピンに向かいましたが、あまりにも快打過ぎてピンを15ヤードもオーヴァーしてしまいました。アライメントに不安がなかったため、理想的なショットが実現したせいだと思われます。

(April 12, 2019)

アイアン・フェースのどこで打っているかを調べる [spots]

毎年11月にアイアン・フェースのどこでボールを打っているか確認していますが、今回ちょっと気になったので五ヶ月経ったばかりですがチェックしてみました。スウィングが悪くてピンに寄らないのか、アドレスする際のフェースの合わせ方がいけないのか、その確認です。アイアンはピンを狙う道具ですから、必ずスウィートスポットで打つことが求められます。僅か1センチでもスウィートスポットを外して打てば、100ヤード先では5〜6メートルも右か左に逸れることがあり得ます。

写真は、いずれも左から5番、6番、7番、8番、9番、ピッチング・ウェッジの順です。光線の具合でクラブの色が違って見えますが、どれも同じクラブです。

このチェックには練習ボールは必要ありません。クラブフェースに水虫スプレー(粉末タイプ)を噴霧し、マットから突き出ているゴムティーを数回打てばいいのです。五回ほどゴムティーを打って、自分が最も多く打つ地点を調べます。トゥ寄り1センチで打つことが多ければ、フェースの中心から1センチだけヒール側に下げたところに印を付け、そこでボールにアドレスすれば、ちゃんとスウィートスポットで打てるという寸法です。

今回、大きな変動はありませんでしたが、5番を以前よりトゥ寄りで、6番をフェースのほぼ中央で、ピッチング・ウェッジをややヒール寄りでアドレスしなければいけないことが判りました。実はこれら三本のクラブに疑いをかけていたので、早めにチェックしたのでした。よく寄るような気がしないクラブというのがありますが、それは実はこのようなことが原因だったということもある筈です。

なぜ、このようにボールを打つ部分が変動するのか?長い間使っているとどうしてもライ角が変化しますから、ヘッドのソールを地面と平行に下ろした場合、ボールと接触するフェースの位置も僅かに変化するのだと思います。最も理想的なのは、修理業者に頼んでライ角を直して貰うことです。私も何度かそうしたのですが、私が頼める修理屋は素人に毛の生えたような人で、ネックを折ってしまうことを恐れ、業界標準(出荷時)のライ角に戻すだけで、私個人のスウィング傾向に合わせるということまではしてくれません。折角頼んでも服を仕立ててくれるんではなく既製服にされる感じ。これでは意味がないので、上のような調整をしているわけです。


(April 12, 2019)



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