October 22, 2018

フォワード・プレスでFLW

 

FLW(Flat Left Wrist、フラットな左手首)はパットに成功するために必須の秘訣です。間違っても、左手首を凹ませたり凸状にしたりしてはいけません。アドレスした状態のままでインパクトを迎えるべきです。今回のは、手首の微かな動きでFLWを貫徹させるtip。

私はフォワード・プレスというものをしたことがありませんでした。フル・スウィングでもパットでも。パット名人Dave Stockton(デイヴ・ストックトン)によれば、普通のパターはロフトがあり過ぎるので、それを1〜2°に減らすためにフォワード・プレスが必要だ…とのこと。しかし、私のパターはロフトが「あり過ぎる」というほどではなかったし、愛用した一つなどは0°だったので、その必要がなかったのです。

ある日練習をしていて、パターフェースのロフトのためではなく、左手首を真っ直ぐにするためのフォワード・プレスをしたらどうか?と思いました。試してみると、左手首を伸ばす動きはパターフェースにほとんど影響を与えず、独立して出来ることが判りました。

右のヴィデオを御覧下さい。Rory McIIrloy(ロリィ・マカロイ、北アイルランド)がDave Stocktonの指導を受けた後、パッティングに成功し始めた時期の映像だそうです。彼のもパターフェースのロフトを減らすためというより、左手首を真っ直ぐにするためだけのフォワード・プレスに見えます。

実際にラウンドで試してみました。「左手首を伸ばすだけの微かなフォワード・プレス」とは云っても、パターフェースも僅かに伏せ目になります。しかし、たった1°ぐらいのものです。前半は慣れないことを始めたためリラックス出来ませんでしたが、後半はターゲット(カップあるいは中間目標)に真っ直ぐ転がるボールによって12パットに収められました。

 

「FLWのためのフォワード・プレス」、お勧めします。

(October 22, 2018)

魔の午前5時

睡眠不足はゴルフの大敵です。頭がボーッとしていては、どこに打つべきか、どこに着地させるか、カップのどこを狙うか…などの緻密な計算が出来ません。不注意による馬鹿げたミスを犯す危険も生じます。6番アイアンの代わりに9番を引っこ抜くとか(経験済み)。

私は、ラウンドする日の起床予定時刻を7時半としているため、前夜は午後10時、遅くとも10時半までには就寝するようにしています。9時以降の飲み食いはしません。

しかし、困ることがあります。歳のせいで、夜中におしっこに起きねばならないことです。9時以降何も飲んでいないのに、尿意で目覚めてしまうのです。それも一度ならまだいいのですが、二度起きることもあります。

その目覚めが午前3時以前なら結構。まだ睡眠の欲求がありますので、問題なく眠りに就けます。困るのは、午前5時前後に目覚めることです。何故なら、10時から数えて計七時間ほど熟睡しているため、睡眠欲求がほぼ満たされており、再度眠りに就くのが困難になるのです。今日のラウンドはこうしよう、ああしよう…などという想念が湧き出て、眠れなくなる。必死に眠ろうと集中すると、なおさら眠れなくなります。100から99、98、97…と逆に数えると眠れるというtipがありますが、これを五回繰り返しても眠れません。羊を数えても駄目。

こういう時、「ちょっとコンピュータをチェックしよう。メールが届いているかも知れない」などという誘惑が忍び寄ることがありますが、これは最悪。メールに返事を書き出したりすると、いつの間にか6時になっていたりします。頭脳を使った結果、完全に覚醒してしまっており、もはや眠りに就くなど不可能。実は、何度かそのまま5時起床してゴルフしたことがあるのですが、いずれの場合も惨憺たる結果でした。私の体質だと、七時間の睡眠では足りず、八時間寝ないといいゴルフが出来ません。ですから、午前5時のコンピュータは御法度です。

 

では、どうやって睡眠に復帰しているか?眠ろうと努力するのをやめるのです。どうせ努力しても眠るのは困難なのだから、あっさり諦める。ただし、こう考えるのです、「眠らなくてもいい、7時半まで目をつむっていよう。目を休めるだけでもゴルフの役に立つ筈だ」と。ゴルフについて考えるのをやめ、ただ目をつむることに集中する。あら不思議。いつの間にか眠ってしまい、ふっと目覚めると7時過ぎだったりします。自然に目覚めたので、睡眠は充分です。これが私の「魔の午前5時」対策。

(October 22, 2018)

リハビリ・ラウンド

まだ腰痛の後遺症は残っており、痛みはないものの、腰の上部に常に何か不安感があります。「腰痛を患っているので、私をキャプテンにしないでくれ」と幹事に頼んだのですが、聞き入れられませんでした。おかげで、私がキャプテンにされたチームは、8オーヴァーという惨めなスコアで敗退。

キャプテンというのは18ホールの多くをパーで廻り、少なくとも二つ、多くて三つのバーディを得るような腕前でなくてはなりません。しかし、現在の私がキャプテンにされてしまうと、必ず三人の犠牲者を出すことになります。

仕方なく、腰痛の後遺症が消えるまで一人でラウンドすることにしました。最初の日のNo.1、12メートルの右から左の下りのラインを読み切ってパー。No.3でも2メートルのパットを沈めてパー。アウトは11パット、インは13パットで、6オーヴァーでした(バーディは二つ)。

しかし、まだ私の腰は完治せず、次も一人でラウンド。またも二つのバーディを得たものの、内容は芳しいものではありませんでした。一人で廻ると、チームに対する責任もないので、色々実験やら無謀な試みをするせいです。それでも7オーヴァーだったのは驚きでした(パット総数は29)。

上の実績から「バイオリズムの不調期でもそこそこ廻れるのではないか?」と楽観した私は、一度シニア・グループのゲームに復帰したのですが、またもやキャプテンにされ、7オーヴァーで三人の犠牲者を出してしまいました。

やはり不調期にはキャプテンを勤めるべきではないと思い、またリハビリ・ラウンドを再開。その日のアウトは17パットの9オーヴァーで、「あ、今日は駄目だわい」と思いました。ところがインに入って12パットの1アンダーで、全体は8オーヴァーでした。目標(7オーヴァーあるいはそれ以下)は達成出来ませんでしたが、最悪ではなかったし、ハーフの1(ワン)アンダーは初めての快挙。不調期でこれなら好調期はどうなるのか?という期待を抱かせてくれました。

(October 22, 2018)



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