June 13, 2018

やはり「秘訣」は秘訣

 

[Fred]

最近、アイアンが錆び付き(比喩です)、シャープなショットが出なくなりました。パー・オン出来ない。しかし、私にはたちどころに原因が判りました。手打ちです。

で、ここ数ラウンド、「正確無比なショットの秘訣」(tips_185.html)に記した《下半身主導で、右肘がズボンの右ポケットを越えないスウィング》(右図)に専念しました。そして先日、六つのグリーンにパーオン出来ました。

「パーオン率がゴルフを決める」(tips_89.html)で、USGAのハンディキャップ委員会のメンバーであったLou Riccio(ルウ・リッキオ)は「90を切るには三つのグリーンにパーオンさせなくてはならない。80を切るには八つのグリーンにパーオンさせなくてはならない。70を切るには13のグリーンにパーオンさせなくてはならない」と書いています。

私としては、さらに《右肘がズボンの右ポケットを越えないスウィング》に集中し、出来れば10前後のホールでパー・オンさせたいと願っています。

しかし、ゴルフが難しいのは、秘訣を完全に忘却したり、知っていても使うことを忘れてしまうことだと感じます。これぞまさに《宝の持ち腐れ》。勿体ない話です。


(June 13, 2018)

嫌な方向へのスピンを拒絶する

No.3(231ヤード)パー4、ピンがグリーン左側にある時に二打目を寄せると、往々にしてボールは左へ切れ、グリーンの外へこぼれてしまいます。グリーン正面の外にしゃがんでよくよくグリーンを見ると、グリーン左サイドから左方向へ下っているのでした。長年月プレイしているのに気づかなかった(間抜け)。

先週のラウンドで、私のティーショットは左右に二つ並んでいるガード・バンカーの間の花道の手前に飛びました。残り40ヤード。乾燥し、ランが多くなっているのを勘案し、35ヤードと見積もりました。ボールがピンに近づいてから左へこぼれるのを拒否するため、僅かにフェースをオープンにしました。ボールをしっかと見つめながら打ったのですが、若干トップ気味となり、低く出たボールはピンを1メートルオーヴァーして停止。オープンにしてあったフェースのせいで真っ直ぐ転がり、外へこぼれるのを避けることが出来ました。うまくパットして、バーディ。

同じ日のNo.6(395ヤード)パー5。素晴らしいドライヴと3番ウッドのお蔭で(自画自賛)、ピンまで残り55ヤード。このグリーンはピンのかなり左を狙って打っても、着地後ボールはころころと右へ切れ、多くの場合崖下40ヤードに落ちちゃうという地獄のグリーン。で、この日、スライス・スピンを断固拒否するため僅かにフェースをクローズにして打ってみました。狙い所はいつもと同じピンの左。ボールはちゃんと予定した地点に着地しましたが、それでもなお右へ転がります。チーム仲間の「あああーっ!」と悲愴な叫び声。そのまま奈落に転げ落ちるボールを嫌という程見ているからです。ところが、ボールはピンを通過後1.5メートルのところで停止。仲間は、ラッキーだったねという顔で私を見ましたが、実はラッキーなどではなく、クローズ・フェースで打った作戦が功を奏したので、要は頭の使いようだったのです\(^o^)/。

残念ながらパットに失敗し、バーディは得られませんでした。しかし、この日試みたこの小さな一歩は今後のための偉大な一歩だったと思います。行きたくない方向は、ほんの僅かフェースを開閉するだけで拒絶出来るのです。これを活用しない手はありません。(オープンにし過ぎると距離がガタっと落ちますので、ほんの少し開くだけにすべきです)

 

(June 13, 2018)

さよなら、ホームラン

 

「さよならホームラン」ではありません。見出しの二語間の読点に御注目。「ホームランよ、さらば」の意です。

'Shallow it out in the sand'
by editors of 'Golf Magazine' ( 'Golf Magazine,' July 2018)

「あなたが記録的なホームラン・ヒッターなら、砂を沢山取ってダフるのが恐さに上半身を攻撃的にボールの前方へとスライドさせ、それがあなたのスウィング弧を前に移動させて、砂よりも先にボールを打ってしまうからだ。

そのビョーキの治療法は、砂に二本のティーを2インチ(約5センチ)離して深く刺し(頭が見える程度)、左側のティーにボールを乗せる。右のティーを抉るようにしてクラブヘッドを砂に突入させ、さらに左のティーをも掘り起こす。

この浅い角度ならボール以前に砂を打つことが出来る。覚えておくべきこと:ボールは砂の座布団に乗せて弾き飛ばすのだ…ということを。

本番ではクローズ目のスタンスで、体重を後方の足により多く掛ける。これが浅いスウィングに繋がり、より多くの砂を取るための勇気を与えてくれる」

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「Brooks Koepka(ブルックス・ケプカ)のバンカー・ショット」(06/03)で紹介した、彼の《高めのトップ、低いフィニッシュ》を試してみましたが、私には向いていませんでした。頭が単純なせいか、往復運動を異なる高さで実行するのが困難なのです。

上のこのtipを浅めのバックスウィング、低いフィニッシュで行う方がずっと楽です。

ドライヴァーを打つ時は、低く広い弧のテイクアウェイ、狭い弧のダウンスウィングをしていて、異なる弧の往復運動に何の疑問も持たず、困難も感じていません。単に慣れの問題でしょうか…。

この記事で勉強になったのは、1) ホームランの原因の一つは上体を前方にスライドさせてしまうこと、そして2) 後方体重にすることが浅いバンカー・ショットのコツである…という二点です。

 

(June 13, 2018)

Tiger(タイガー)流スティンガーで攻めよ

 

スティンガーは低く出て曲がらず、そのレーザー光線のような正確さでTiger Woods(タイガー・ウッズ)やMichelle Wie(ミシェル・ウィ)が愛好するショット。インストラクターMike Lopuszynski(マイク・ロパスィンスキ)が解説するスティンガーの要領。

[Tiger]

'Golf Magazine's Play Like a Pro'
edited by David DeNunzio (Time Home Entertainment In., 2013、$29.95)

「スティンガーはロング・アイアンのどれかで低く飛ばすショットだ。もっとも、Tiger Woodsの場合はピッチング・ウェッジからドライヴァーまでどれでもありだが。これは風の中のショットや、フェアウェイが狭く正確さ第一で多少距離を犠牲にしてもいい場合に、役立つショットである。

1) ボール位置はスタンスのやや後方。あなたのシャツのボタンがボールの前方(ターゲット側)になるように。

2) クラブを1インチ(約2.5センチ)短く持つ。これによってボールに近く立て、ヒットダウンするのが容易になる。

3) 肩までのバックスウィング、肩までのフィニッシュをする。スウィングが短いほどボール軌道は低くなる。

4) 両手をクラブヘッドに先行させる。70%のスウィングをすること。ハードにスウィングするとロフトが増えてしまう。

5) 手首を凸型にしたインパクトをすること。これがロフトを減らし、距離を増す。

6) 3/4のフォロースルーをする。フル・フィニッシュは高い軌道になってしまう。だから、フィニッシュは短くせよ」

【参考】
・「Tiger Woods(タイガー・ウッズ)のNewスティンガー」(tips_143.html)
・「スティンガーの留意点」(tips_105.html)
・「スティンガーの習得」(tips_107.html)
・「スティンガーの秘訣」(tips_135.html)

【おことわり】画像はhttp://media.golfdigest.com/にリンクして表示させて頂いています。

(June 13, 2018)

Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)の 両足をつけてテンポを構築せよ

 

Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)が'Golf Digest'誌に四年間連載したアメコミ風カラー・イラスト満載のインストラクション'Jack Nicklaus' Lesson Tee'(ジャック・ニクラスのレッスン・ティー)の総集編より。

'Jack Nicklaus' Lesson Tee'
by Jack Nicklaus with Ken Bowden (Golf Digest/Tennis Inc., 1977)

「正しい足の動きを構築する最高の練習法は、両足をくっつけてボールを打つことだ。私が常に説いている『くるぶし』を回転させる動作に集中しながら。

5番アイアンを用い、スムーズな3/4スウィングをし、絶対にどちらの踵も上げないこと。数時間の練習で、スウィング全体はもちろん、あなたのテンポが良くなることに驚くことだろう」

(June 13, 2018)



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