January 03, 2018

ゴルフ金言集 Part 26

 

以下の名言集は当サイトが独自に収集・翻訳したものです。無断転載・引用を禁じます。

'The Gigantic Book of Golf Quotations'
edited by Jim Apfelbaum (Skyhorse Publishing, 2007, $24.95)

「偉大なチャンピオンは桁外れの誇りを持っている。ずば抜けた人々は世界に自分を見せつけ、自分がいかに凄いかを証明したがる」
Nancy Lopez(ナンシィ・ロペス、写真)

「幸福とはパターを手にして長い距離を歩くことだ」
Wayne Grady(ウェイン・グレイディ、オーストラリアのプロ・ゴルファー)

「ゴルフは以下のものの妥協の産物である。すなわち、エゴが唆(そそのか)すこと、経験が示唆すること、そしてあなたの精神力がさせること」
Bruce Crampton(ブルース・クランプトン、オーストラリアのプロ・ゴルファー)

「ゴルフはスポーツのエスペラントである。世界中のゴルファーが同じ言語を話し(そのほとんどはナンセンスで印刷出来ない類いのものだが)、同じ失敗に耐え、パットに関する絶対の秘密を発見し、同じ実体のない喜びを共有する」
Henry Longhurst(ヘンリィ・ロングハースト、英国のゴルフ・ライター)

「ゴルフは、本質的に屋外で遂行されるマゾヒズムである」
Paul O'Neil (ポール・オニール、プロ野球選手)

 

「ゴルフは恋愛のようなものだ。真剣に考えなければ楽しくないし、それは心の痛みを伴う。苦しんではいけないが、ひょっとしたら…という可能性と戯れるべきである」
Louise Suggs(ルイーズ・サグズ、LPGA設立者の一人)

「あなたは潔い敗者だ。勝者と握手しながら、それが彼の喉頚(のどくび)だったら…と願わないなら」
Hal Chadwick(ハル・チャドウィック)

「私は勝つことを、敗北とそれを嫌悪することから学んだ」
Tom Watson(トム・ワトスン)

「あなたがゆっくり打とうが、ソフトに、あるいはハードに打とうが、誰もがテンポを必要とする。テンポはゴルフ・スウィングの全ての要素を一緒にくっつける糊である」
Nick Faldo(ニック・ファルド、写真)

「お粗末なショットで頭に来てはいけない。怒り狂ってはならない。真のスクランブラー(急場を見事にしのぐ人)は厚顔である。彼らは常に泣き言を云う輩を叩きのめす」
Paul Runyan(ポール・ラニャン)

「このゲームで何よりも先ず必要なものは、平静な心の状態にあることだ」
Harry Vardon(ハリィ・ヴァードン、英国)

「誰も14本のクラブを必要としない。本数を減らしてもスコアには何の影響もないだろう。Francis Ouimet(フランシス・ウイメット)は七本のセットで1913年のU.S.オープンに優勝したのだ」
Frank Hannigan(フランク・ハニガン、元USGA上級ディレクター)

 

(January 03, 2018)

ゴルフ笑言集 Part 7

 

「1番アイアンはほぼプレイ不能である。それをバッグに入れているのは本棚にドストイエフスキー全集を並べているのと同じだ。いつの日か試そうという朧げな心覚えである。その日まで、それはあなたの友人たちに強い印象を与える役目をする」
Tom Scott(トム・スコット、英国のゴルフ・ライター)

「私のスウィングは、Yシャツのアイロン掛けのようなものだ。片側をスムーズにして引っくり返すと、反対側が皺だらけになっている。そっちにアイロンを掛けて引っくり返すと、反対側がまたまた皺くちゃになっている」
Tom Watson(トム・ワトスン)

「三週間ゴルフを休んで、その後永久にやめれば?」
Sam Snead(サム・スニード)【註:原文"Lay off for three weeks and then quit for good." どうせ永久にやめるのに先ず三週間休めというナンセンスが可笑しい。これは誰でも知っている冗句です。果たしてSam Sneadのオリジナルかどうかは定かでありません】

[Bob Hope]

「ゴルフは子育てに似ている。次は絶対うまくやろうと思い続ける」
Roy McKie(ロイ・マッキィ、イラストレーター)

「ボウリングがゴルフに勝っている点の一つは、ボウリングでボールを失くすことは滅多にないってことだ」
Don Carter(ドン・カーター、プロ・ボウラー)

「ゴルファーがバーディを射止めた時、走り廻って歓声を挙げるのなら、ボギーを出した時にはグリーン上に突っ伏して泣きじゃくるのが正しいと思うがね」
J.C. Snead(J.C.スニード)

「おむつをチェックしろ。それが濡れていたらカジュアル・ウォーターの救済が得られる」
Bob Murphy(ボブ・マーフィ、彼の同伴競技者のボールがベビーカーに入った時に)

「どうしてあたしに聞くんです?あんたはもう二回もあたしに聞いて、あたしの意見を無視したじゃないですか。自分でクラブを選びなさいよ」
Dow Finsterwald(ダウ・フィンスターウォルド)のキャディ(1960年のU.S.オープンにて)

「サー、あっしのお勧めは4時5分の汽車に乗ることでさあ」
Harry Vardon(ハリィ・ヴァードン)のキャディ(Vardonの「ここからどうしたらいい?」という質問に答えて)

「ゴルフはアメリカの二千万の成人男性によってプレイされており、彼らの奥さんたちは夫たちがゴルフ場で楽しんでいると思い込んでいる」
Jim Bishop(ジム・ビショップ、アメリカのジャーナリスト)【編註:奥さんたちは夫が泣いたり怒ったり罵ったりしているとは知らない】

「金をいくら持ってるかって?それを知ってたら、大して持ってないということにならないかね?」
Joe Jemsek(ジョー・ジェムセック、大恐慌時代にキャディからゴルフ場オーナーとなった成金)

「Titleist(タイトリスト)は、私に彼らのボールを使わないでくれと多額の契約金をオファーして来た」
Bob Hope(ボブ・ホープ、右図)【編註:下手っぴに使われると逆宣伝になるから…という冗談】

(January 03, 2018)

ミスから学べ

 

インストラクターDr. T.J. Tomasi(T.J.トマシ博士)の『ゴルフの基本』講座の一つ。「ミスを犯したら、それをいつまでも反芻していないで、すぐ忘れるべきである」と説くインストラクターやスポーツ心理学者が多いのですが、Dr. T.J. Tomasiは「ミスをすぐ忘れてはいけない」と主張します。

'It's Good for Your Game'
by Dr. T.J. Tomasi (Andrew McMeel Publishing, 2003, $12.95)

「インストラクターの中には、まずいショットについて語るのを避ける人々がいる。彼らは、生徒たちがもしミスについて意識的に考えると、それに影響されて彼らがお粗末なプレイをするだろうと信じているからだ。ミスについてくよくよしない方がいいことに疑問の余地はない。しかし、あなたの脳はあなたが身体に遂行させたいことと、遂行させたくないことの峻別を効果的に行う。だから、スウィングの何かを正しく行うことを学ぶためには、何が悪いものか、そしてその反対についても知っておくことが助けとなり得る。

バックスウィングでの正しい体重移動を学ぶことを例に挙げよう。多くのゴルファーにとって、1) 肩をターゲットから遠ざけて回転させること、2) 体重を後方の股関節に移すこと…の二つの動作を組み合わせるのはなかなか難しいようだ。最も一般的な落とし穴は体重を移すことなく上体を回転させることだ。これだとプレイヤーは、バックスウィングのトップで体重を左側に残して立ち往生してしまう。その結果は、ダウンスウィングで体重が左から右に移り易い(望ましい体重移動の正反対である)。

新しい正しい体重移動を学ぶには、間違った体重移動をしながら『ノー!これは間違い』と自分に語りかける。次いで正しい体重移動をしながら『イエス!これが正しい』と自分に云う。こういう風に自分に語りかけると、あるアクションに聴覚による付箋をつけることが出来る。何かがいけないぞと自分に語りかけると、そのアクションに『使用不可』のレッテルを貼り付けられるのだ。反対に、何かがいいことだと自分に宣言すれば、それは繰り返す価値があるというレッテルを貼ったことになる。

 

だから、この次あるエラーを特定したら、すぐ忘れ去ってはいけない。間違った動作を、正しい動作を身に深く染み込ませる道具として使い、その後で忘れるのがよい」

(January 03, 2018)



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