December 16, 2018

スウィートスポットでパットすべし

 

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ドライヴァーやアイアンをスウィートスポットで打たねばならないのは周知の事実ですが、パットで方向ミスを犯してもその程度が小さいので、あまり真剣に考えられていないような気がします。かく申す私にしてからが、昨年から今年にかけて、やっと右図のようなストレートな軌道でストロークする練習法を開発したぐらいですから。【参照「完璧なストロークの探究」(tips_193.html)】

「スウィート・スポットでパットせよ」(tips_137.html)で、元検眼医で各種スポーツにおける眼の能力を発展させる方面の第一人者となり、現在はPGAツァー・プロにパッティングを指導しているDr. Craig L. Farnsworth(クレイグ・L・ファーンズワース博士)は次のように云っています。

ボールを常にラインに乗せるにはスウィート・スポットで打つことだ。ボールをパターのトゥ近くで打てば、自動的に捩じれてフェースがオープンになるし、ヒール近くで打てばクローズになり易い。こういう中心から外れた接触は、ボールに伝えるエネルギーの量に影響するので、強さや方向のコントロールにムラを生じがちだ。

10フィート(約3メートル)のパットの成功の一部はスウィート・スポットによると云って過言ではない。あるゴルフ用品デザイナーのデータによれば、25フィート(約7.6メートル)のパットをPGAツァー・プレイヤーがスウィート・スポットを外したとしても1/4インチ(約6ミリ)のズレに過ぎないが、ハンデ0〜5のゴルファーたちだと1/2インチ(約1.3センチ)もズレるそうだ。この場合のズレは最大40%のエネルギーのロスとなり、大巾ショートを意味する」

私の場合、上図のようにストロークし、しかも「ボールの残像を見よ」(tips_171.html)を併用すれば、短いパットの成功率は極めて高いと云えます。どちらもスウィート・スポットでストロークするために捻り出した工夫です。ま、成功と云っても、確実なのは1メートル以内ですけど。しかし、ラインの読みさえ良ければ3メートルが入ることもあります。私の寄せワン率が向上しているのは、チッピングが七割、パッティングが三割という感じだろうと思っています。

【参考】「手首と手を伸ばしてストロークせよ」(tips_191.html)

(December 16, 2018)

ターゲット・ラインの拡大

 

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マスターズとPGA選手権を含むツァー17勝を挙げたJackie Burke, Jr(ジャッキィ・バーク二世)は、「ペンキ塗りの刷毛の幅のラインを視覚化せよ」と云いました。まあ、刷毛の幅はちょっと太過ぎると思いますが、確かにボールに描いた細い線で狙うと、つい精密に狙おうという気になって時間もかかるしストロークも神経質になります。

で、このほど線を太くしてみました(図の右)。このボールでの最初のラウンドはパット総数25でした。もっとも、チップイン(まぐれ)を一個含んでいますので、ちょっと通常との比較が難しいですが。

このボールを使った次のラウンド、アウト13、イン13で、パット総数26に収められ、7オーヴァーでした。これ、結構使えます。


(December 16, 2018)

フェードの研究

 

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コースが閑散としていたある日、No. 4(パー3) 140ヤードでフェードの練習をしてみました。これまでストレートに打っていた時は、21°ハイブリッドでした。フェードを試すようになったら21°では大幅に不足するので3番ウッドにしました。たった140ヤードに3番ウッドというのは信じられないかも知れませんが、私はこの距離の場合に大振りもしないし、パワーも使わないのでこれで適切なのです。

何発か打ったうちのボールが、真っ直ぐ飛んでピンを直撃し、ピンの向こう1メートルに落下しました。嬉しい結果オーライですが、フェードでなくストレートだったので満足は出来ませんでした。

アウトサイド・インが不足なのだと考え、肩とスタンスラインを大袈裟なほどオープンにしてみました。頭を左に廻すと、左肩は左の背後にある大木を指している感じで、感覚としてはターゲット・ラインに対し45°もオープンにしているように思えます。その構えで打つと、ボールは左前方の木にぶつかってしまいます。「どうしてだ?」私は写真のようにティー・グラウンドにクラブを置いてみました。右のクラブはターゲット・ラインで、左はスタンス・ライン。こうして見ると、スタンス・ラインは10°オープン程度に過ぎません。45°なんて誇大妄想でした。周辺視野によって、背後の大木が見えたに過ぎないようです。

フェードは、オープンにしたスタンス・ラインに沿ってアウトサイド・インにスウィングします。私はストレートに打つ場合と同じように、ティー・グラウンドの左にボールを置いて打っていました。すると、スタンス・ラインが左を向いていればボールは左へ出て、左の林にぶつかって当然だったのでした。

で、私はティー・グラウンドの右側から打つことにしました。

次のラウンド、No. 4では2.5メートルに、No.12(パー3)では1.5メートルにオンさせることが出来ました。

【追記】昨日、No. 7(160ヤード)で2.5メートルに1オン、No. 12(105ヤード)で、3メートルに1オンさせることが出来ました。(December 17, 2018)


(December 16, 2018、追記 December 18, 2018)

再びバイオリズム

 

お笑いめさるな。誰が何と云おうと、私はバイオリズムを信じています。だって、事実私のゴルフはバイオリズム通りに運んでいるのですから。

11月に私には二度の好調期がありました。その最初の好調期で私は2オーヴァーで廻ることが出来、次の好調期で6オーヴァーを一回、7オーヴァーを二回達成出来ました。その中間はめろめろというわけではありませんでしたが、8オーヴァー、9オーヴァーなど、よくあるスコアに過ぎませんでした。

PGAプロがバイオリズムを信じているという話は聞きません。例え信じていたとしても、彼らは「バイオリズムが不調期だから、今度の全米オープンには出ない」というわけにはいかないでしょう。彼らにとって、メイジャー・トーナメントは最重要であって、十位以内に入るだけでも意味があるのですから。

この『日記』を読んで下さる方も、「バイオリズムが不調期だから、今度のコンペは出ないことにしよう」とはいかないでしょう。社長杯コンペとかクラブ・チャンピオンは年に一回でしょうから逃すわけにいきません。

しかし、仲良し三人組でのラウンドなどであれば、秘かにhttp://cavypage.net/cgi/abio/bio.cgiなどで調べ、御自分の好調期に日取りを設定することをお薦めします。結果は大して変わらなかった…ということになるかも知れませんが、それでも絶不調は免れるかも知れません。

私のカミさんに云わせると、「それって縁起担ぎと同じじゃない?」だそうですが、私の場合結果は明瞭に違うのです。間もなく私の次の好調期がやって来ます。どうなるか楽しみです。

(December 16, 2018)



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